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タイトル:Daily Drama Express 2004/06/07 愛し君へ (8)  2004/07/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/06/07 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 愛し君へ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 友川四季(菅野美穂)
 安曇俊介(藤木直人)
 麻倉亜衣(伊東美咲)
 折原新吾(玉木宏)
 友川満雄(森山未來)
 安曇良枝(八千草薫)
 友川鉄雄(泉谷しげる)
 降谷圭輔(時任三郎)
脚  本 坂元裕二

あらすじ  第8回 父の日のプレゼント

 友川四季(菅野美穂)は麻倉亜衣(伊東美咲)に、病棟の子供達は
明るいでしょ、と言う。
 亜衣は、安曇俊介(藤木直人)が失明しても、四季が医者を続ける
か、問う。

 友川鉄雄(泉谷しげる)が降谷圭輔(時任三郎)に、ベーチェット
病について聞く。
 降谷は、病変が眼に及べば、失明することもある、と言う。

 「それでどうなんだい」と聞く鉄雄に、小児病棟に俊介が来ている、
と降谷。

 俊介は四季に、仕事を入れて欲しいと真壁敦生(入江雅人)に頼ん
でいるが、なかなかそういう話がない、と言う。
 でも、今は子供達の写真を撮っていて楽しい、と俊介。

 そこに鉄雄が現れ、みんな浅倉佳奈(松雄瑠璃)の見舞いに来たも
のと思い、鉄雄もそれに合わせる。
 降谷は、俊介が子供達に外国の話をしてくれていると言う。

 鉄雄はついでのように、俊介を飲みに誘う。

 鉄雄と俊介は、飲み屋で他愛もない話をしていたが、途中で俊介は、
自分が失明するであろう事。失意で長崎に帰っていた時、四季が励ま
してくれたこと。失明する、その日まで自分は頑張りたい、と告げる。

 鉄雄は急に、配達を忘れていたと言って、飲み屋を出て行く。

 そして鉄雄は降谷に会うと、「どうして黙っていたんだよ。先生だ
から、娘を預けたんじゃないか。録でもない男なら、ぶん殴ってたと
ころだ」と、降谷の胸ぐらをつかんで、詰め寄る。
 「四季さんは、真剣ですよ」と降谷は言うが、「オレが絶対止めて
やる!」と鉄雄は息巻いて去っていく。

 俊介が帰宅すると、陰からずっと見つめている女性。


 四季は、子供達がみんな父親の絵を描いているのを不思議に思う。
 看護師が四季に、「もうすぐ、父の日ですよ」と教えてくれる。

 四季は閉店時間ギリギリに紳士用品店に駆け込み、Yシャツを見る。


 父の日。
 みんなが心配しても、鉄雄がいない。

 このところ、鉄雄の酒量が増えている。
 倒れているのではないか!?

 真壁は、俊介にあやめ祭りの写真を依頼。日程に余裕があるから、
大丈夫、と。
 この仕事を取ってくるのも大変だろう、という俊介に、真壁は、俊
介を指名しての仕事だと言う。と

 両手に食材を抱えて帰ってきた鉄雄は、仏壇からノートを取り出す
と、突然、料理を作ると言い出す。食卓の上には、すでに料理がある
のに。

 なんとそのノートは、四季達の母親が生前に書いたレシピ。
 鉄雄は、2人の子を妻に恥ずかしくなく育てられたか?と言う。

 友川満雄(森山未來)は、母親はちゃんとこの家にいると言う。

 料理ができあがる。
 三人で食べ始める。
 「これが、母ちゃんの味か」と満雄。
 何も言わない鉄雄と四季。

 鉄雄は四季に、俊介との結婚は、母に恥ずかしくないのか?医者と
患者ではなくて、夫婦として、一生添い遂げられるのか?誰がなんと
言っても、オレはこの結婚に反対だと言う。
 満雄が、俊介と四季は、よく考えた末の結論だ。あとは関係ないと
四季を援護するが、鉄雄は「黙れ!」と満雄を突き飛ばす。


 俊介は病気の進行を止めるため、毎日両目に注射をしなければなら
ない状態。
 「構いません」と答える俊介。

 明るい顔で入ってくる入院患者の少年・川根史也(桑原成吾)。
 降谷が四季と立原善治(竹井洋介)を呼ぶ。
 降谷は、史也はもってあと1ヶ月。史也の担当を立原に代える、と
言う。

 佳奈は、病室の子供達に、俊介が目が見えなくなることを言い、み
んな、びっくりする。

 担当替えに異議を唱える四季に、降谷は、四季は俊介のことで不安
定。小笠原行彦(矢島健一)の話によると、いつ俊介が失明してもお
かしくない。そうなったら生活は一変する。場合によっては、四季は
医者を辞めなければならないかもしれない....

 四季が病室に入ると、子供達の様子が違う。
 俊介が入ってくると、子供達が固まる。

 だが、俊介が珍しい楽器を取り出して吹いてみせると、空気が和み、
笑い顔が浮かぶ。

 俊介は四季に、これから仕事に行くが、最近、視力の落ちる時間が
増えている。
 このまま失明してしまうかもしれないと思うと、靴を揃えて脱いだ
か、とか、貯金がいくら残っているかとか、気になると言う。失明し
たら、すぐには仕事が見つからないだろうから、と。
 「今度発作が起きたら、電話して下さいね。靴揃えに行きますから」
と、明るく送り出す四季。

 俊介を待っていたのは、高泉諒子(黒谷友香)。

 俊介と諒子は喫茶店に入る。
 今はまだ見える、と俊介。
 「なんのために来たか、知ってる?」と諒子。
 無言の俊介。
 「結婚の報告」と諒子。
 「どんな人?」俊介。
 「カメラマンよ。長崎出身の。別れてからの方が、あなたのこと、
よく考えるの。あなたのこと、支えられるのは、わたしだけだわ」と
諒子。
 「今、好きな子がいる」と俊介。

 医者を辞める選択をするかもしれない.....という降谷の言葉を考
えていた四季は、折原新吾(玉木宏)に会う。
 新吾は必死に努力してなった医者を捨てるのか、聞く。捨てて欲し
くない、と。
 四季はその時が来たら、どうにかなるかも、と言う。

 諒子は、その子に俊介を支えられるのか?それだけのお金がある
の?24時間、自分なら俊介を見ていられるのに、と詰め寄る。

 俊介は真壁から、その仕事が高泉晴臣(西岡徳馬)に回して貰った
ものだと聞き出す。
 真壁は、今の俊介の条件では、そんなことでもないと仕事はないと
言う。そして、もう辞めることはできないぞ、と言う。


 四季は、電話台の上にそっと置いた鉄雄への父の日のプレゼントが、
そのままになっているのを見る。と

 四季が明るく、「行ってきます」と言うと、配達先を調べる鉄雄。
 「今日は早く帰ってくるから」と四季。
 「そうか」と鉄雄。

 四季が出勤していった後、台帳を見にくそうに眼を細める鉄雄。

 佳奈が退院。新吾が迎えに来ている。
 亜衣は、新吾に、四季も迷っている。俊介の眼が治って、みんなに
祝福されることを願っている、と言う。

 そして亜衣は、新吾が佳奈を産む時には反対した、と言う。
 「オレだけ悪者かよ」と新吾。
 「うれしかったよ。だって、好きの反対は嫌いじゃなくて、無関心
だと言うじゃない。それが今はすっかり無関心。少しは、見て」と亜
衣。

 佳奈が、もう少し入院していたかった、と言う。俊介にみんなでプ
レゼントする予定だから、と。

 入院中の女児・早田秋穂(山田夏海)が、四季の手を引っ張る。
 四季が部屋に入ると、みんな、「さくら(独唱)」を歌っている。
俊介へのプレゼントだった。
 史也の発案で、歌なら失明しても聞こえるだろう、と。
 そして四季に俊介が喜んでいるか聞く。
 頷く四季に、みんな、ピアノを弾いて貰って、練習する。

 そんな様子を、そっと降谷は見る。


 俊介は、写真を撮り終えてすぐ、体調が悪くなる。
 片づけはしておくと言う西谷陽平(はなわ)に、タクシーを呼んで
貰う。

 鉄雄の体調が悪そうだが、鉄雄は大丈夫だと言う。

 降谷は四季に自分が研修医時代、ある女性の死に立ち会ったことが
ある、と話し始める。
 その女性を救えなかった自分は、医者を辞めようと思ったが、その
女性の夫から、医者を辞めるなら勝手にしろ。でも、娘が母親の年に
なるまで待って、娘が幸せなら医者を辞める必要はないだろう、と言
われる。

 そして、お母さんが天国に行ったと言う娘にその夫は、「お母さん
はお前の中にいる」と教える。
 その亡くなった女性が、四季の母親であることを明かした後、昨日
鉄雄と飲んだ時のことを話す。
 鉄雄は俊介はいい男だし、四季の幸せを素直に喜べない自分が悔し
い。もし、人生が二度あるなら、一度は人のために生きてもいい。も
う一度を自分のために生きられるから。
 でも、人生は一度きりしかない。年を取ってから四季が後悔するの
ではないか?それが悔しい、と鉄雄は言っていた。
 自分が、どれだけ、その時から成長できたかわからないけど、四季
の母親のことを謝りたい、と降谷は頭を下げる。
 そして、自分も四季には幸せになって欲しいと言う。

 店で鉄雄が倒れ、しきりに頭を振っている。

 俊介の電話が鳴り、俊介は手探りで出る。
 四季からで、もう3時間も見えない。とうとうその時が来たかもし
れないと訴える俊介だが、四季の方も、緊急事態のようだった。

 四季は飛んで帰る。
 そして、ふと、電話台に置きっぱなしの鉄雄へのプレゼントの包み
にしわが寄っていることに気付く。
 袖を通した形跡がある。

 亜衣が、鉄雄は着ているけど、意地を張って元に戻しておいた、と
言う。
 そして、鉄雄は熱があるので寝て貰っていると言う。

 四季は、鉄雄の様子を見て、「風邪かな?」と言う。

 亜衣は四季に、鉄雄が居間にある茶箱を見ていたよ、と言う。
 四季はその中を見る。
 そこには、小学生の頃の四季が描いた鉄雄の絵と、鉄雄についての
作文が入っていた。

 さの作文を読んだ四季は、鉄雄の寝顔に涙を流して、「ごめんね、
お父さん」と言う。

 俊介の部屋のチャイムが鳴り、俊介は手探りで出る。
 そして、「四季」と声を掛ける。
 でも、立っていたのは諒子で、諒子は無言で俊介に抱きつく。

 その頃、四季は鉄雄の看病をしていた。


寸  評  四季と俊介のお互いの気持ちが通じ合いましたが、でも、それは、
四季の幸せを願う人たちの気持ちに反してしまう.....
 優しい人たちが集まると、それはそれで悲劇が起きてしまう。

 最後、俊介は抱きついてきた諒子を受け止めていましたが、2人の
関係はどうなるのでしょう。
 鉄雄の四季を思う気持ちがひしひしと伝わってきます。

 それにそしても心配なのは、倒れた鉄雄です。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 深夜ドラマの「ヴァンパイアホスト」が先日、終わりました。
 毎回、ヒロインの女子高生(というには老けていますが)のコスプレが結構
面白かったです。
 ああいうのを見ると、女優さんっていいなと思っていまいます。
 人間、他人になってみたいって言うか、現実と違うことをしたいという気持
ちはあると思うのですね。コスプレって、手っ取り早く他人になれますよね。

 このドラマ、結構はまって見ていたのですが、放送時間が30分ずれて、見
損なってしまったのです。
 うーん、最終回が見られなかったのは辛い。ビデオを借りるか?
 まあ、渋谷の拳銃犯人が逮捕された特番のせいなので、世の中のためにはい
いことでしたが。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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