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タイトル:Daily Drama Express 2004/06/01 アットホーム・ダッド (8)  2004/06/30


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/06/01 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル アットホーム・ダッド
局  名 フジテレビ
放映日時 火曜22時
キャスト 山村和之(阿部寛)
 杉尾優介(宮迫博之)
 山村美紀(篠原涼子)
 杉尾笙子(中島知子)
 大沢健児(永井大)
 岩崎真理江(川島なお美)
 倉本冴子(滝沢沙織)
 上田聡 (中村繁之)
脚  本 尾崎将也

あらすじ 朝食のとき、和之(阿部 寛)の顔色を伺いながら美紀(篠原涼子)
は夕べのことを確認する。「ねぇ?ほんとにいいの?」「仕事続ける
ことだろ?何度も聞かなくてもいい」和之はぶっきらぼうに応え、そ
れを横で聞いていた理絵(安藤咲良)は、「理絵もお願いしていい?
理絵お受験したい」と言い出す。

 突然のことに二人はびっくり。近くの小学校で充分、遊ぶ暇が無く
なるよ。そうは言っても理絵は、翼くんも詩織ちゃんも皆お受験する
もん。と。


「だんなO.K.したんだ」笙子(中島知子)とバス停に向かいなが
ら美紀は話す。だけど、和之の言い方が「とりあえず良いって言っと
け」っていう感じ、誘ってくれる会社はあるけど、給料安いのは嫌っ
て、前のままに戻れるわけじゃないのに、どうするんだろう。それに
ひきかえ笙子は「うちは最近平和だぁ」。

「亮太バス遅れるぞ」優介(宮迫博之)が玄関先で亮太(吉川史樹)
を呼ぶと、亮太は幼稚園の制服のズボンのチャックを開けたまま。驚
く優介がみると、チャックが壊れている・・昨日から壊れているのを
亮太は言わないので玄関先で慌てて直す。


 スーパーで本日のスイーツの買い出しをしながら、和之がお受験の
ことを優介に聞く。亮太が自分からお受験なんて言うわけない。と優
介が応えると、お受験させておけば、この先近所の奥さんに使われる
ことはない。と和之は言う。スーパーで今日のスイーツの買い出しを
していると、優介の携帯に真理江(川島なお美)から電話がかかる。
「ナッツ追加」の連絡に、「おたくエリートなのにこうなってるじゃ
ん」と嬉しそうに優介はいう。


「むらさきいものモンブランの完成です」真理江の家で今日のスイー
ツが完成する。むらさきいもや、ナッツの栄養素を話しだす。他の主
婦は翼くんのお受験突破のためにいいじゃない。と持ち上げる。ケー
キを食べ、和之も優介も上手いという。

 真理江にお受験しなきゃだめですかね〜と聞いてみる。「公立でも
いいと思うけど、私立にはしっかりとした伝統と教育方針があるじゃ
ない、だけどお金かかるけど」他の主婦は、お金の面でダメだわ〜と
口々に言う。和之の様子をみた真理江は「意欲と余裕があるのなら、
理絵ちゃんお利口だし、活発だし」と誉める。「亮太くんは…」面接
は親もチェックされるし、父親が主導権を握っていることがわかれば
・・でも奥さん進歩的な方だし。和之はきっぱり「そんなことありま
せん」


 美紀が電話を終わると編集長(中村繁之)が近寄って来た。「有名
な建築家の連載を担当してほしい」どうしてわたしに?いぶかしがる
美紀に、「実は堅物で有名だから、君に癒してもらおうと思って」ど
ういう意味?「そういう意味」隣の席の同僚にも「どういう意味?」
と聞くが「そういう意味」。


「できたー」どうしたの?そんなことするなんて、健児が冴子さんの
家で料理を作って運ぶ。「いつ主夫やるはめになるかわからないし」
と嬉しそうに健児が出した料理は、インスタントラーメンに卵がのっ
ているだけ・・「どこが料理なの?どちらかというと後ろむきなんじ
ゃないの?」
 健児が食べ出すと机の上には紙が、見ると園児の名前が数人。お受
験する子のリストで、まとめておかないと、お受験する子が仲間はず
れになったりしたらかわいそうでしょ。「他の子がやっていると浮き
足立ったりしてる親がいるんだもん」


 和之はネットでお受験のことを調べる。理絵が遊んでいるのを呼び、
お受験のテストをやらせてみる。「仲間はずれはどれだ」「これ、だ
ってこれは野菜だもん」「じゃあこれは」「これ、だってこれは計り
だもん」和之の目が輝く。

「ただいまー」美紀が帰ってくると、「理絵ね、お受験するの」「え
っー」

 お受験止めるんじゃなかったの?と美紀が聞く。私立のほうが理絵
にはいい。最近は積め込み知識より子供の積極性を重視するんだよ、
ペーパーテストしないところもあるんだよ。ネットで調べたことをそ
のまま言う。入学金とかは別の話しで、俺が働くようになれば問題な
し。

 美紀と笙子が庭で話しをしていると、優介が輪切りのキウイを持っ
て現れる。全然興味なかったのに、突然お受験させるっていいだした。
「亮太どうかな?」優介がおずおず笙子に切り出す。面接でもじもじ
して何も言えないのがおちよ。「無理させるのはよくありません」ぴ
しゃりと言われてしまう。

 翌日、「なんで急にお受験なんですか?」優介が和之のところへや
ってくる。「今日はお受験の塾の話しを聞きに行くんですよ。」

 塾へ話しを伺いに来ると、優介もなぜかついてくる。父親が専業主
夫している家庭の前例を探してもらっていたところだった。塾長に残
念ながら前例はない。と言われてしまう。一通り話しが終わった頃、
真理江がやってくる。優介のいることに驚くがひっこみじあんで積極
性がないから良い学校に入れたら自信がつくんじゃないかと思って。
と理由を説明する。

 真理江は「杉尾さんも、お受験するんなら、面接シュミレーション
をこの塾でやっているからしてみませんか?」と誘う。お受験の面接
をするための面接練習。家庭が円満で、両親の意見が一致しているこ
とと、親子3人で受ける面接の練習。


「この度はよろしくお願い致します」堅物と言われている有名な建築
家と初顔合わせの日、早速美紀は「わたしね、働く女性嫌いなんです
よ」と言われてしまう。意地悪に美紀の知らないテーマの話しをはじ
め、「これから勉強して行きます」と応えてるが納得せず、編集長が
すかさずフォローをする。「頑張ります」と言えば「頑張るってこと
ば嫌いなんだよね〜」

 編集長に車で送ってもらうとき、「嫌われました」と美紀は落ち込
む。「ああいうキャラなんだよ、こんなことで担当変えていたら、編
集者なんていくらいても足らないよ。なんとかなるよ」
 美紀が車を降りてからも、「やっぱり・・」と言い出すが、「ここ
で踏ん張らないとこの先も続けていけないよ」と諭す。


 ベットで面接の本を和之が読んでいる。隣で美紀は「仕事で付き合
いにくい人いた?」「ああ、仕事だからある程度頑張るしかないよ。
土下座したこともあるし」美紀はその言葉に驚く。

 真理江は電話をする。しかし、受話器の向こうは“おかけになった
電話番号は電波の届かないところにあるか、電源が切られているため
かかりません・・”と続く。


 和之の家に優介が呼ばれる。キッチンの机をどかし、椅子を3つ並
べている。優介に紙を渡し、
 普段から家族で話し合い、子供のことを理解しているか。
 夫と考え方が一致しているか。
 など複数の質問が紙に羅列してある。
「面接官」をしてくれ。頼まれた優介は「うちもやってもらっていい
ですかね?」「じゃあ、そっちからやろう」

 優介の家にやってきて、優介・亮太・笙子が並んでいる。足をぶら
ぶらさせている、亮太を和之は注意する。優介には意地悪としか思え
ない質問を和之は出す。夫婦ばかりではなく、亮太に質問をするが、
亮太はもじもじしたまま応えない。すかさず理絵が「お絵描きと体操
をしました!」と手をあげて応える。「理絵はあと!」和之は叱る。


「僕危ないよ」立体駐車場でふらふらしているところを、警備員に注
意されている翼をみかけた健児は、駆け寄って行く。健児をみて警備
員は安心していると、真理江が翼を慌てて探している。健児が「こっ
ちです」と呼び、真理江は健児と警備員に謝る。


「子供にとって父親と母親はどういう存在であるべきだと思いますか」
優介が和之に質問する。和之はすらすらと模範回答の、「父親は外で
働き、母親は家を守り、それぞれの役割をしっかりもつことが大切だ
と思います。」美紀も同じ質問を問われ、何か言おうとするが「わた
しも主人と同じ意見です」と妻は夫と同じ意見が望ましいという模範
回答を・・

 夜、「俺と同じ意見って」嬉しそうに聞く和之に、「そうよ、わた
しが仕事続けたいと言ったらあなたは同意してくれた」同じ意見でし
ょ?「お受験で病気になっちゃう子もいるし」美紀の不安に、「俺は
理絵に無理させるつもりはないよ」

 プールで和之と優介がお受験のことを話していると、健児(永井 
大)がやってくる。昨日美紀に言われた、「お受験で病気になる子も
いるんだって」という話しを聞き、昨日の翼くんの様子で不安になっ
た健児は冴子(滝沢沙織)の幼稚園に電話する。


「来週連載の打ち合せをしたいと俺のところに電話があった」編集長
からこの間、嫌味を言われた建築家の連載にまだ乗り気ではない美紀
は来週は遠慮すると申し出る。


 翼に熱があったため、幼稚園を休ませた真理江は電話をしていた。
「じゃあ絶対に来てね翼のためなんだから」電話を切った後、真理江
は大喜び。「パパ面接来てくれるって」ちょうどそこにチャイムが鳴
る。

 冴子が健児の電話を受け、心配になってやってきたのだった。真理
江が喜んでお茶の支度にかかったため、こっそり冴子は翼に「お受験
大変じゃない」と聞くと、「大変じゃない」と元気そうな返事。


 冴子のアパートで「岩崎さんも翼くんもお受験のほうは意欲満々で
全然大丈夫じゃない。いいかげんなんだから」と怒る。

 美紀が夕飯を食べながら、何か思い悩んでいる。「べつにー」と言
いながらも、美紀の顔が気になる。「何もないならそんな顔するな」
と怒ると、「わたしが仕事続けるのが気にいらないんでしょ」と喧嘩
を始める。和之は外に煙草を吸ってくる。と出て行ってしまう。

 公園で煙草を吸っていると優介が出てくる「喧嘩してましたね?」

「うち、お受験辞めますよ。亮太のためじゃなくて、自分のために主
婦しようとしてたんじゃないですかね」ふいに和之は「あの、父親と
母親はどうあるべきか?の質問、模範回答じゃなくて、正直に答える
とどうなのかな?」優介は「じゃあ聞きます」と和之に聞く。
「夫婦は平等だと思います。父親だからどうとか、母親だからどうと
か、真剣に家族を愛せればそれでいいと思いますよ」「そういうのが
出てくるようになっただけでも、進歩じゃないですか。


 朝、着替えた和之と美紀と理絵は、扉を開け、部屋に入り、面接官
が「どうぞ」と言い、妻と子供が座ってから自分が着席する。と練習
していた。上手くできたから、行こっかと美紀が言うと「もう一回」
しつこく和之は練習をする。

 模擬面接試験会場

 和之たちがつくと真理江が今、杉尾さんたちだからと教えてくれた。
ほどなくして杉尾家の面々が出てくる。優介は和之を呼び、二人でこ
っそり話す。「昨日の問題出ました。父親と母親の役割」そして優介
は公園で和之が言った言葉を言ってしまった。と謝る。じゃあ自分に
同じ問題が出たらどうするんだ?同じことを言うのか??

 笙子は美紀に、亮太がちゃんと面接官の前で、妹が産まれることは
嬉しいと答えられたと喜んでいた。「最近わかったことだけど、うち
の子本番に強いタイプみたい」

「次、山村さーん」
 呼ばれて部屋に入ろうとするが、ドアノブが、家とは違い、勝手が
わからない。」とりあえず中に入るが、ドアを美紀が閉める結果にな
ってしまう。
 部屋の真ん中の椅子に近付くと、面接官が「どうぞ」という前にい
きなり和之は座ってしまう。美紀と理絵は呆然とする。

 面接開始
「お父様にお聞きします。子供がいじめられて、学校にいかないと言
い出したとします。どうしますか?」
 練習の中にはない質問で和之は驚き、まずは一般論を述べてしまう。
しどろもどろになり、
「お母様に同じ質問をします。」美紀は少し考えて「どうして学校に
行かないのか、何が嫌なのか聞いて、一緒に考えたいと思います。」
すかさず和之が「わたしも同じ意見です」

 会場から出て来て、「しょうがない頭が真っ白になって」と本番に
弱いところをみせる。笙子に面接の最後の総評で何言われた?と聞か
れると、「親が子供の足ひっぱってどうするんだ。と怒られた。でも
最後にいい家庭ですね。」と誉められたことに美紀は嬉しそう。

「次、岩崎さーん」
 真理江はだんなを待つが約束の時間に現れない。携帯に電話をする
も、繋がらない。動揺しながらも、真理江は「そんなはずないんです」
と翼の手をひいて帰って行く。

 真理江を追って、和之らと優介らがやってくる。和之は「岩崎さん
わかりますよ、逃げたい気持ち。お互い格好つけたって、正直なほう
が助け合えることあるし、まぁいいんじゃないですか?」真理江はし
ばらく考えた後、「主人には女がいるの。本当は全然家に帰って来て
ないの。別居状態。ずっと上手くいってるふりをしているだけ。毎月
お金だけは振り込まれて来るの。」真理江が淋しそうに言うと
 翼が「ママ、僕がいるよ」真理江は翼をぎゅっと抱き締める。


「嫌いで結構です。原稿さえ書いていただければ。」この前とはうっ
て変わった美紀の態度に編集長は驚く。頑固な建築家がトイレに出て
行ったとき、「あの先生、どっかうちのだんなに似てるんですよね〜」
すると建築家が帰ってくる。「トイレの場所がわからなければ、最初
から聞いてくださいよー。ご案内します」美紀はうまく、建築家と連
載を続けれそうな雰囲気にもって行く。

 バスのお迎えのあと、和之らは真理江にお受験を辞めることを伝え
る。真理江は残念がり他の主婦たちに、「だんなが海外出張で今回は
参加できなかったけど、本番のときは地球の裏側からでもかけつける
って」

「つよい」

 真理江たちと別れたあと、「理絵バレイ習うの〜」と踊ってみせる。
亮太も「僕もバレイ」と驚く優介にいきなり言う。
 和之は「お受験よりこっちがいいや」


寸  評 確かに、亮太くんはおゆうぎ会のときも本番の強さを発揮していま
した。面接でもしっかり応えることが出来るとは、親としてはすごく
嬉しいですね。
 第1話ぐらいに、優介が「だんなさん浮気してたりして・・」と言
っていたことが現実になりましたね。真理江の悲しみも良くわかりま
すし、夫婦って家族って・・幸せになることは幸せなんだ。とあたり
まえのことを感じました。

執 筆 者 田村(t_volr@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 遅くなりました。もうしわけございません。
 毎日会社へ車で行っているわたしとしては、最近のガソリンの値上がりに驚
くものがあります。そのうち安くなるんじゃないか?と甘い期待をしながらも、
同じ量入れて、1L10円近く違うの大きいと思います。いつまで続くのかわ
かりませんが、もうちょっと安くなってほしいと思います。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
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