メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2004/05/31 愛し君へ (7)  2004/06/19


===================================================== 発行部数   14 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/05/31 (Mon) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 月曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 愛し君へ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 友川四季(菅野美穂)
 安曇俊介(藤木直人)
 麻倉亜衣(伊東美咲)
 折原新吾(玉木宏)
 友川満雄(森山未來)
 安曇良枝(八千草薫)
 友川鉄雄(泉谷しげる)
 降谷圭輔(時任三郎)
脚  本 坂元裕二

あらすじ  第7回 愛とは後悔しない事

 友川鉄雄(泉谷しげる)は、友川四季(菅野美穂)を無視する。
 麻倉亜衣(伊東美咲)が四季に、男の人と会ってたのは薄々気付い
ているみたい。本当の今年ったら、寝込んじゃうかもしれない、と囁
く。

 四季がなんと言っても鉄雄は無視。

 友川満雄(森山未來)も朝食を食べずに家を出る。
 折原新吾(玉木宏)の、「その人が失明すると知ったら.....」と
言う言葉が引っかかっているのだ。


 安曇俊介(藤木直人)は検査にも通い、小児科にも顔を出す。

 降谷圭輔(時任三郎)は、ベーチェット病に強い神奈川県の病院に
四季も一緒に行こう、と言う。
 四季は降谷に、まだ鉄雄には俊介のことを言っていないといい、こ
のままではいけないだろう、と降谷。

 俊介はスタジオにも行き、小さな仕事でもいいから、撮りたい、と
頼む。

 四季が帰宅するとごちそうが並んでいるが、鉄雄と新吾は、四季に
食べさせない、と意地悪をする。
 亜衣の一喝で、新吾はおとなしく、四季の食器を用意する。

 −− 父親の涙を見たことがありますか?

 俊介が帰宅すると、満雄が待っていて、いきなり、「ごめんなさい」
と頭を下げる。
 驚く俊介に、「姉貴と別れて下さい。父ちゃんに知られる前に」と
満雄。

 −− 母が死んだ日、父は私たちに涙をみせないようにって、トイ
レに隠れて泣いた。

 コロッケに、鉄雄も四季も醤油を掛ける。
 亜衣と新吾は、「ソースでしょ!」とびっくり。
 喧嘩していても、親子は親子。

 −− トイレのタンクが空になっても、何度も何度も水を流しなが
ら、父は泣いた。
お父さん、わたしはまだ、あなたの涙を見たことが
ありません。

 俊介は満雄を家に上げ、「パスタぐらい、作ろうか?」と言う。

 満雄は唐草模様の布を広げる。
 まだ幼い時、母親が亡くなった。
 四季と満雄の弁当は、鉄雄が早起きして作っていた。

 でも、満雄はその弁当包みの柄が嫌いで、ある日、捨てた。
 だが、それを四季に知られて、滅茶苦茶怒られた。折角鉄雄が早起
きして作っているものを、と。
 四季と鉄雄は、喧嘩していても親子。だから、2人を悲しませたく
ない、と満雄。
 そして、また頭を下げると、満雄は出ていく。

 亜衣は、俊介のことで鉄雄と四季がぶつかったら、石頭同士で大変
なことになる、と心配する。

 鉄雄は新吾に、新吾がボサボサしているからだと、八つ当たり。
 どんな汚い手を使っても、四季を奪え!と言う一方、四季に手を出
したら許さない、と正反対のことを言う、鉄雄。

 そこに四季が来て、鉄雄と新吾は慌てて誤魔化す。
 長崎のことを聞かれた四季は、「いいところだったよ」と答え、鉄
雄は「そんなことじゃなくて、あれはあれしたのか?」と聞くが、具
体的なことは何も口にできず、四季にはわからない。


 四季と俊介は、神奈川県の病院を訪ねる。
 そこで途中失明の国光武郎(モロ師岡)の話を聞く。
 国光は失明して困ったことは、歯ブラシに歯磨き粉を載せることぐ
らい。
 でも、それもじきに解決した。

 もっとも最初はまわりの人が何をしているかわからなくて不安だっ
たが、要はまわりの人を信じられるかどうか、ということ。
 でも、それは晴眼者でも同じではないか、と国光。

 その後、降谷が解説する。
 国光は、失明前は家庭を顧みない仕事人間だったが、失明をきっか
けとして、息子に点字の本を読んでやるくらい、家庭を大切にするよ
うになった。

 そして降谷はたとえ話として、違う国に移住する場合と失明を比べ
る。
 違う国では、新しい言葉を覚えなければならないし、新しいルール
もあり、大変だ。
 でも、同時に未知の発見もある、と降谷。

 そして、「うちの病院の子供達の写真、撮ってやってくれません
か?」と降谷は言い、俊介は深く頭を下げる。

 四季と帰る途中、俊介は立ち止まり、「降谷先生の言う新しい世界
って、どんなかな。試してみたい。ここから東京まで、目を閉じて帰
って見たい」と言い出す。
 「はい」と四季。

 でも俊介は歩き出そうとして、踏切の警報機が鳴り出すと、すぐに
ビクッとして立ち止まる。
 「要は人を信じるられるかどうかです」という国光の言葉を思い出
す。

 四季は俊介の手を握り、「ゆっくり。一歩ずつ」と言うと、俊介を
気遣いながら歩く。

 四季が気遣いながら階段を下りるが、途中で人にぶつかられ、俊介
はよろめき、四季は急いで俊介を支えるが、鞄を落としてしまう。
 「今日はここまでにしましょう」と四季。
 「イヤ」と続ける俊介。

 江ノ電に乗ると、「窓の外に何が見える?」と俊介は聞く。四季が
説明する。
 「電車の外の景色なんて、最近は気にもしていなかったのに」と俊
介。
 「夕日、きれいですよ」と四季。

 何とか2人は俊介の家に帰り着く。
 「四季?」と俊介。
 「ここにいます。どうでしたか?新しい国の感想は?」と四季。
 目を開けた俊介は、「うん.....できるかな?でも、できることか
らやっていくしかないんだな」と言う。
 「ええ」と四季。

 「この間、うちに満雄君が来て。心配掛けているようだな。どうし
たらいいのかな?」と俊介は聞く。
 「今日1つ、わたしにできることを見付けました。あなたの手を握
ることです」と四季。

 俊介はそっと四季の手を握ると、キスをする。
 四季は俊介の肩にそっと頭を預ける。

 買い物帰りの新吾は、目をつぶって人にぶつかりながら歩く俊介を
見かける。
 でも、俊介が柱につかまっていたら、その店の主人が、邪魔だと言
う。

 俊介の眼は霞んでいた。
 立ち去ろうとして、俊介は看板にぶつかる。
 それを新吾が助ける。

 ああなる頻度は増えている、と俊介。
 「気を付けて下さい」と立ち上がる新吾に、「友川さんと今度、君
の店に食べに行きます」と俊介。
 「友川さんのこと、好きなんですか?」と新吾。
 「わかりません。自分のことも」と俊介。
 「あなたのこと、認められません。自分のこともわからないのに、
四季のこと、幸せにできるんですか?頑張って下さい」と新吾。

 四季が帰宅すると、鉄雄が飲みに行くところだった。
 四季は鉄雄に何か言おうといるが、言えたのは、「飲み過ぎないで
ね」だった。

 四季は出てきた満雄に、夕飯どうしようか聞き、満雄は俊介のとこ
ろに言ったという。
 そして満雄はお母さんはどういう人だったのか聞く。写真でしか見
たことがない。自分に優しい人になって欲しかったらしいが、四季を
不幸にする人は許さない。それがたとえかわいそうな人でも、と満雄。

 鉄雄が飲んでいた相手は降谷。
 そして、降谷にウソを付かれるとは思わなかった。どんな人と付き
合っているのか?と鉄雄は聞く。
 「好青年ですよ」と降谷。
 「結婚するかもしれないんですか?」と鉄雄は聞いておいて慌てて、
「言わなくていいです」と言う。
 でも、降谷は、「はい」と答えてしまう。

 鉄雄は、自分は泣き虫だ。でも、妻が亡くなった時、自分が泣いて
いては、子供達も辛いだろう、と堪えた。
 涙は、『その時』のためにとっておいている、と言う。

 俊介は、子供達の写真を撮って、一冊の写真集にしたいという。
 そして、このまま四季に甘えていていいのか聞き、鉄雄に会いたい、
と言う。そしてすべて話したい、と。
 その上で許されなければ、やめる、と俊介。四季を大切にしている
人たちを悲しませたくないから。

 帰宅した四季は、明日俊介が鉄雄に会いに来るという。
 鉄雄はいろいろ考え、なんとなく悟る。


 四季は、俊介を伴って帰ってくる。
 ぎこちない鉄雄.....
 だが、俊介が釣りの話をふってから、話が盛り上がる。
 満雄と亜衣も気を利かせて、席を外す。

 鉄雄は仏壇に向かうと、自分は最初、妻の父親から門前払いを受け
ていて、認めて貰うために8年間通い続けた。そして、やっと認めて
貰えた。
 でも、今はそういう時代ではない、と、とっておきの日本酒を取り
出し、俊介に注ぐ。
 だが、俊介はこのお酒を飲む前に、自分がベーチェット病であるこ
とを告白する。
 そして、ベーチェット病の説明をしようとしたところに、亜衣と満
雄が、血相を変えて二階から下りてくる。

 亜衣の娘・浅倉佳奈(松雄瑠璃)を診た四季は、腹膜炎を起こして
いるかもしれないから、救急車で病院に連れて行かなければ、と言う。
 鉄雄は、車の方が早い、と言うが、みんな飲んでいて、運転できる
人がいない。

 俊介が佳奈を抱きかかえると、大通りまで駆けていって、タクシー
を拾い、病院へ行く。

 佳奈はまだ腹膜炎に至ってはいなかったが、4,5日入院すること
になる。
 悔やむ亜衣に、「子供の虫垂炎の進行は早いから、無理ないよ」と
四季は慰める。

 鉄雄の知らせで新吾も駆け付ける。
 四季は俊介と顔を見合わせて、「それどころじゃなくなっちゃった
ね」と言う。
 満雄が、「俊介さんがどうとか言ってるわけではない」と言うと、
「君のお父さん、好きだよ」と俊介。

 帰宅すると満雄は四季に、俊介はすごい人だ、と言う。
 四季も満雄の気持ちはわかっている、と答える。
 満雄は、鉄雄が何か言ったら、「ガツン、と一言言ってやるんだ」
と胸を張る。

 その頃鉄雄は、仏壇の前で酒を飲みながら、まだ俊介がどういう人
かよくわからないが、四季の花嫁姿を見たら、泣き虫の鉄雄に戻って
もいいよね。暴れて結婚式ぶちこわしてしまうかもしれないけど、と
語りかけていた。

 病院で新吾は四季に、人を支えるなんて簡単に言っちゃっていいの
か?自分はいつでも四季のこと、待っているから、と言うと、やって
くる俊介に気付いて去っていく。


 −− ある日、旅人は日照りの山を登り、寒い海を渡り、暖かな家
を見付けました。
一日目で、暖炉に火をかけて、二日目にシチューを作り、三
日目に仲間を作り、四日目に家をピカピカにして、五日目にすべてを
捨てて旅に出ました。
旅人には、まだたどり着くべき約束の場所があったから。


 鉄雄は本屋で俊介の載っている写真雑誌を買い、ついでに家庭の医
学で、ベーチェット病について読み、顔色を変える。


寸  評  最後に鉄雄がベーチェット病についての知識を得て、顔色を変え
ていました。
 やはり、大病に掛かっている人に、自分の娘を嫁に出せないですよ
ね。
 べき論と、自分の身内とはどうしても別になってしまいますね。
 さあ、鉄雄はどうするのでしょうか?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 先日、夏ドラマのアンケートを発送しました。
 フジテレビは、2匹目のドジョウというのか、成功したからシリーズ化、と
いうのか、また、『ウォーターボーイズ』を放送します。狙い通り、人気を博
することができるのでしょうか?
 また、編集子にとって懐かしいのは、『南君の恋人』。昔、月曜日8時から
放送しているのを見ていました。
 原作を読んだことがあるのは、『人間の証明』。これを読んでから、しばら
く、森村誠一を読み続けました。
 でも、『世界の中心で愛を叫ぶ』はまだ読んでいません。読めばはまる小説
でしょうか?

 いずれにしろ、楽しみです。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。