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タイトル:Daily Drama Express 2004/05/14 ホームドラマ! (5)  2004/06/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/05/14 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル ホームドラマ!
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 井坂将吾(堂本剛)
 秋庭智彦(ユースケ・サンタマリア)
 原口仁美(酒井若菜)
 長峰翔子(井上真央)
 中西光太(西洋亮)
 青山宏樹(泉澤祐希)
 新見まゆみ(紺野まひる)
 遠山映子(いしだあゆみ)
 河野清一郎(田村高廣)
脚  本 岡田惠和

あらすじ 「私妊娠してた…彼との子。」と仁美が告白する。
「え?仁美ちゃん??」と将吾が言うと、焦ったように
「あ。ごめんなさい。ちょっとあの、パニックになっちゃったってい
うか。
だからちょっと言っちゃったんだけど。ほんとごめんなさい。」と仁
美は言う。

宏樹たちの部屋では、宏樹が光太に「ねぇ、妊娠って赤ちゃんが産ま
れるってことでしょ?
何でみんなあんな難しそうな顔してるの?」
と光太にきくと、布団をかぶりながら光太が「まぁ宏樹くんにはまだ
難しいよ…」と言う。
「何だよ〜」と言いながら、光太の布団をめくるとエロ本を読んでい
る光太の姿が。
「あ〜〜エッチな本読んでるーーー!!」と言われ、焦る光太だった。

一方大人たちは、「仁美ちゃん大丈夫かなぁ…」と将吾が心配そうに
言う。
映子は「彼女が自分の口から言うって言ってるんだからそれまで待ち
ましょう。」
そう言うが、心配になった将吾は自分が寝る前に仁美にドア越しで話
しかける。
「仁美ちゃん?大丈夫?」と聞くと、「大丈夫です。」
と答えが返ってきたので安心した将吾は「それじゃぁおやすみね。」
と言い、眠りについた。

そして次の朝、初めての8人での食事だ。
あゆみと智彦は初めてのこんな大人数での食事なので少し驚いている
様子。
食事中に智彦が「お金の事はどうなってるんだ?」と聞くと、
将吾が「今、1人5万円で、子供達の分は預かってる分があるんで。
それをくずしてやってます。」

仁美は、彼のお墓参りに行った。子供の事を相談にしにいくために。
しかし、向こう側に見えるのは、彼の妻と子供。
妻と子供を見た途端、仁美は来た道を戻った。
仁美は子供の事が気になって、職探しにも手がつかないようだ。

あゆみの部屋にあゆみの荷物を入れる際、宏樹が何かあゆみに言いた
げな目をしている。
「どうしたの?」と聞くと、「何でもない。」と答えた。
不思議がるあゆみ。

どうやら、今日の将吾家の晩御飯は焼肉らしい。
肉好きの光太は肉が運ばれた途端すぐ肉を焼こうとする。相当食べた
いらしい。
ふとそこで将吾が仁美が居ない事に気付く。
「あれ、仁美ちゃんは…?」
すると映子が「さっき出かけるって言って出てったよ」と言った。
「仁美ちゃん帰ってくるまで待ってる?」と映子が言うと、
光太は「もう食べましょうよ!」と駄々っ子のように言う。
清一郎がプレートのコンセントを、さそうとするとブレーカーが落ち
た。停電してしまったようだ。
結局、そのまま焼肉を仁美なしで食べることにした。
一向に仁美が帰ってくる気配はない。
将吾はダンボールに積めてあった荷物の整理をしていた。
涙をグッと堪える将吾がいた。

自分の部屋から出て、下に行きまだ仁美が帰っていないことに気付く。
そして、心配になった将吾は「俺、ちょっと外見てきます。」
そう言うと、俺も行くよ!と智彦も一緒に行くことに。
2人で外に出ようとした瞬間仁美が帰ってきた。
そして仁美は話し始めた。
「今日彼のお墓に行ってきました。何か彼と話がしたくて。
そしたら、彼の奥さんとお子さんも来てて。私逃げました。
んで、1日ずっと考えてたんですよね。自分のこと、この子(お腹の
中にいる赤ちゃん)のこと。
この子は、世間から祝福されないかもしれない。
自分勝手かもしれないけれど、彼がくれた命だと思ってる。
どうしても産みたいって気持ち消せなくて…。どう思いますか?」と
皆に意見を求める。
最初に口を開いたのは智彦。
「嫌な事言うかもしれないけど、真剣に考えた方がいいと思う。俺は
反対。
父親もいないわけだし、しかもその理由が…ね?(不倫だったから)
でも最終的に決めるのはあなた次第だから。」
そんな意見に将吾が口を挟もうとする。
そんな将吾に智彦は「つまんない事いいやがって?って思ってるんだ
ろ?
所詮正論はつまんないものなんだよ。」
あゆみは、「私は仁美さん次第だと思います。
そういう逆風っていうか、全然なんとも思わない人もいると思うんで
す。
でも、仁美さんはそういうタイプじゃないと思う。全然悪い意味じゃ
なくて。そこがちょっと心配。
だけど、最終的に決めるのは仁美さん次第だと思う。」
清一郎は「失礼だが、本当のご両親にはお話されたのかね?」
と聞くと、「あの事故以来、親子の縁を切るって言われました。世間
体を気にする人達なので。」
そこに、ずっと沈黙を守っていた映子が口を開く。
「私は…反対です。この中で母親やったことあるの私だけだもんね。
父親もいなかったし。
だから反対です。大変なことよ。母親だけで子供を育てるのは。
祝福されないって事はどれだけ辛いことか。すごい悲しいこと。
娘にそんな辛い思いをさせたくないから。うん。やめた方がいい!私
は反対。
ひどいことをいう、嫌なことをいうと思われても私は反対です!」と
強い口調で言った。
将吾が「あのさ、色々大変な事があるとかすごいわかるんだけども、
これほんとに俺の勝手な意見なんだけれど、あの事故でたくさんの命
がなくなって。
だから、この命大切にしたいと思うんだよね。
というか、だからこそ大切にしなければいけないんだと思う。
きっとみんなそう思ってるんじゃないのかな?違うのかな?」と将吾
が言った。

仁美が部屋に戻った。
清一郎は「私が思う事は、彼女がもし子供を産んだら、色々変わって
くるじゃないか。」
映子が「…家族ごっこじゃなくなる。」

家族みんなそれぞれ自分の部屋でバス事故の事を思い出していた。
世界で一番大切な人を亡くした傷は簡単には癒えるものではなかった。

将吾はさっき見ていたダンボールをまた見ていた。
そこには、赤ちゃん用の靴下が何足かあった。
綾のお腹の中にいた子供の為に買っていたものであった。

翌日、元気よく家を出て行く光太と宏樹の姿。
宏樹は外で花に水をあげていた清一郎をじっと見つめていた。
「どうしたんだ?」と聞くと首を振る宏樹だった。
そう、今日は宏樹の授業参観日である。
宏樹は結局光太にしか言えなかった。
「本当に言わなくていいの?」と念を押す光太。
だが宏樹は、「絶対言わないでよ!言ったら絶交だからね!!」とい
う。

その頃、宏樹達の部屋を掃除していた映子が、光太が読んでいたエロ
本。
そして紙飛行機になって捨てられていた授業参観のお知らせを発見す
る。
「大変ーーーーーーーーーーー!!」と絶叫して下に降りてくる映子。
授業参観の紙を見てやっぱり遠慮してるのかなぁ…と映子が言う。
清一郎が「そろそろ始まるんじゃないか…?」と。
将吾は「俺も子供の頃親に来てもらった事ねぇから、分かるんですよ
ね。
何か、来るわけないって分かってるのにドアが開くたびに振り返っち
ゃって。」
そんな話をしているうちに、時間は過ぎていく。
映子や清一郎が支度をし始める。
そんな姿を見て、私も!俺も!と結局皆で行くことになった。

光太は、中学校のマラソン大会中だったが、どうしても自分だけでも
授業参観に行ってやろうと言う気持ちで時計を持ったまま授業を抜け
出してしまった。

宏樹の小学校の教室に将吾達が入ると、丁度宏樹が当てられて、黒板
で問題を解いている所だった。
そんな所に光太も入ってきた。
Tシャツがビショ濡れの光太を見て、将吾はボソっと「ビショビショ
じゃん」と一言。

授業が終わり、校舎から出てきた宏樹。
階段みたいな段差に座っていた将吾たちに向かって
「今日はありがとうございました!」と頭を下げた。

その日の夜、仁美が将吾に、
「何かいつもありがとうね。」と言いに来た。
急にどうしたの?と将吾は聞いたが、なんとなくと仁美は言った。
そして、おやすみなさい!と言い、部屋に戻ろうとした。
そこで将吾が「あ。そこにあるカーテン仁美ちゃんの部屋のカーテン
だから。」
そういって、オレンジのカーテンを手渡した。

朝、ブランコの音が聞こえてくる。
その音で目が覚めた将吾は、気になって窓を開けてみる。
しかし、誰も乗っていなかった。
不思議に思った将吾は、下に行ってみる。
そこには、昨日の夜渡したオレンジのカーテン、その上には白い紙が
置いてあった。
それは仁美からの手紙であった。
それを読んだ将吾は「何だよ」と言い、家の外に出て行った。
手紙にはこう書いてあった。
━━━私は1人で生きていこうと思います。本当に本当にありがとう
ございました。お世話になりました。
とてもとても楽しくて、幸せな生活でした。この家のみんなが大好き
です。
みなさんお元気で。 原口仁美

線路沿いを歩いていった仁美。
それを後ろから走って追いかける将吾。
「仁美ちゃん!!」そんな将吾の声に仁美が振り返る。
「何なんだよこれ。」と将吾の声に
「私色々考えたの。やっぱり子供産みたいの!
本当はみんなの近くで産みたかった。でもみんなのお荷物になりたく
ないの!」
そんな仁美の答えに「お荷物でもいいじゃん。
ちょっとくらいのお荷物しょったってあの家潰れねぇよ。
映子さんとかも仁美ちゃんの気持ち聞きたいって言ってるんだから。
ていうか、俺らに気持ち伝えなくて誰に伝えるんだよ?」
そんな将吾を見て、仁美も戻る決意が固まったようだ。

そして家に帰った。
仁美が「心配ばかりかけてごめんなさい。いつも心配かけてばっかり
で本当にごめんなさい。
私、ここで子供産みたい。
映子さん、私、まだ自信はないですけど、映子さんみたいになりたい。
どんな時でも明るくて、心が大きくて、笑ってて」と涙を流しながら
言う。
そして続けて「そんな母親に私もなりたい。」
そんな仁美を見て「大変だぞ〜これから。」と映子が言う。
そして熱い抱擁を交わす2人だった。

「さぁーー朝ごはん食べようか!」と映子が言い、また今日も井坂家
の朝は始まっていく。


寸  評 5話もすごい泣きました…。特に仁美と映子との抱擁シーン。
授業参観のところも泣きましたし…泣き虫ですかね(笑)
でも本当に家族の温かみに触れられるいいドラマだと思います。
家族のあり方を考えさせられるドラマだと思います。
キャストも素晴らしいですし。ホームドラマ!最高です〜!

執 筆 者 堂本(xxkinkikidslovexx@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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「ORIGINAL COLOR」本当にいい曲ですね☆
エンディングでも泣きます。
でも、笑えるとこもたくさんあって、すごい調和の取れたいいドラマだと思い
ます。
すごい私情なんですけど、前TBSで同じ金曜22時に放送されていた
「夢のカリフォルニア」のビデオが、私の家の近くのレンタルビデオ屋さんで
全部貸し出し中で、私が行った時に丁度返却カウンターの棚にあったんですけ
ど、見てくれた人がいるんだな〜って考えるとすごい嬉しい気持ちになれた
1日でした。(堂本)

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発行元:ドラマ研究会
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