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タイトル:Daily Drama Express 2004/05/13 離婚弁護士 (5)  2004/06/01


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/05/13 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 離婚弁護士
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 間宮貴子(天海祐希)
 本多大介(玉山鉄二)
 吉田香織(ミムラ)
 柳田俊文(佐々木蔵之介)
 村井奈津子(久我陽子)
 山岡哲治(陣内孝則)
 井上紀三郎(津川雅彦)
脚  本 田渕久美子

あらすじ  第五話 対決!ストーカー

 夜、女性が暗い歩道橋を歩いている。
 歩行に合わせて、バッグに付けた鈴が音を鳴らしている。

 女性の後ろから、忍び寄る男の足音。

 無人のブランコが不気味に揺れる。
 女性には、すべての景色が怖く見える。

 そして、歩道橋を渡りきって、突然、目の前に現れた黒い服の人物
が、ロープを構える.....

 「キャー!」と女性は叫ぶ。

 その黒服の人物は、間宮貴子(天海祐希)。

 「ごめんなさい、男の人にみえちゃって」と女性。
 「男!?どっちにショック受ければいいのよ」と貴子はつぶやく。

 電話ボックスにたたずむ不気味な男.....

 その女性・黒澤千里(りょう)が帰宅し、すぐにベランダの洗濯物
を片づける。

 千里はカーテンを閉めて、ドレッサーの前に腰掛け、一息ついてい
ると、電話のベルが鳴る。
 千里が出ないでいると、留守電に吹き込まれるメッセージ。
 「今、お帰り?飲み会、行かなかったんだ.....」と。

 そして、玄関のドアが、ガチャガチャといじられる。

 千里がドアの覗き穴から覗くと、あの男が、携帯でメッセージを吹
き込みながら、ドアノブをガチャガチャとしている。


 山岡哲治(陣内孝則)が知り合いの雑誌の編集者に頼まれて、と、
貴子に雑誌『Woman』の女性弁護士特集のインタビューを受けてくれ
るよう、頼む。

 貴子は、インタビューは苦手だと断る。
 山岡は、弁護士は倫理規定で、広告も制限されるから、取材はいい
宣伝の機会。『Woman』は、女性起業家もよく読んでいるから、もし
かしたら、渉外弁護士の依頼も来るかもしれない.....とのせる。


 柳田俊文(佐々木蔵之介)が、いつものボサーとしたノーネクタイ
で出勤して、びっくり。
 事務所の中が華やかに飾られ、吉田香織(ミムラ)も髪をカールし
ている。

 でも、肝心の貴子がまだ来ていない!?

 やっと現れた貴子は、髪もセットし、化粧も濃い。

 貴子はカメラに目線を合わせ、専門は、企業法務で、特にM&Aと
ファイナンス、と熱く語る。


 だが、後日貴子はできあがった雑誌を手に、「編集長出して!」と
クレームの電話をかける。
 雑誌の写真の貴子は目を伏せていて、ボッーとした様子。
 キャプションは、『何でもやります、庶民の味方』となっている。

 柳田と本多もその雑誌を見て、「激安スーパーじゃないんだから」
と笑う。
 しかも、貴子の専門は、ストーカーや離婚となっている。
 貴子の抗議の電話は、途中で切られる。

 そこに香織が、ストーカー被害で困っているという千里を案内する。
 「マスコミの力って、偉大ですよね」と喜ぶ香織。

 貴子は千里を前に、「わたしは、ストーカー専門の弁護士ではあり
ません。今回は受付が通してしまいましたので、お話をお伺いします
が」と言う。

 千里は、前の会社の同僚から、ストーカー被害を受けているという。
 今、夫と別居中で、そのことで相談に乗って貰っていて、いい人だ
と思っていたのに、後をつけたり、行動を監視している風であったり
したので、距離を置いたら、ますますひどくなったと千里。

 警察に相談したのか?との貴子の問いに、このくらいでは対処でき
ない、と言われた、と千里。

 思いこみ、ということもあるし.....といなそうとする貴子に対し
て、井上紀三郎(津川雅彦)が、「今はストーカー規制法もあります
し、内容証明を送ってみてはどうでしょうか?これ以上つきまとうと、
法的手段に訴えるという」と、助け船を出す。

 貴子は慌てて話を引き取り、「そうですね。相手もサラリーマンで
すし」と続ける。
 まずは、その男・岩尾誠二(デビット伊東)と会って話を聞いて、
それで収まらなければ、民事保全法もありますし、と貴子。
 そして、貴子が連絡先が書いてあります、と名刺を渡すと、千里は
嬉しそうに帰っていく。

 それから事務所には、離婚の相談が12件、ストーカー被害に、事
務所の取材依頼、とあり、香織は嬉しそう。

 貴子が内容証明を持って、岩尾に喫茶店で会うと、岩尾はきっちり
すり切り一杯の砂糖をコーヒーに入れると、自分が千里にしたことは、
親切だという。
 「ストーカーと言えなくもないでしょ」と強気の貴子に、
 「あなた、雑誌『Woman』に出ていた先生ですね。こっちは調べれ
ばなんとでもわかるんですよ、住所も.....」と岩尾。
 「これは脅迫ですね。まだ、続けますか?」と貴子。


 千里が礼を言う。
 あれから、電話もメールも来なくなった.....と。

 香織は、先日の事務所の取材で載った雑誌の自分の写真が美しく撮
れているから、と切り抜く。香織自身の写真を切り抜くために、貴子
の写真の額部分にはさみを入れて.....

 千里から褒められた貴子は、ストーカーの本をさっと隠す。

 今度は千里から、離婚の依頼をされる。貴子はストーカーとは別件
なので、また着手金が発生すると説明すると、千里は払うという。

 千里は、夫は結婚5年目ぐらいから、会社に泊まるとウソを付いて、
女と外泊するようになった。
 先日、カードの利用明細を見たら、出張だと言っていた日、女と西
伊豆の高級旅館に泊まっていたことがわかった。
 そのことを夫に問いつめたら、アパートを出て行ってしまって、以
来、音沙汰ナシだった。
 千里からも連絡はない。

 慰藉料はとれますか?との千里の問いに、夫が家を出てしまってい
る。これは、非を認めたと言うことだから、比較的容易に取れるだろ
う、と貴子。

 離婚を前提に進めますか?との貴子の問いに、とにかく前回のよう
に、ガツンと内容証明を送りつけて欲しい。どうせ、1人では何もで
きない女と、夫はバカにしているに決まっているから、と千里。

 千里は、田舎から東京に出てきてすぐ結婚してしまったため、こう
いうことを相談できる人がいない、と言う。

 香織が電話を受ける。
 今度の依頼は、ドラマの法律監修。
 『報道2004』という看板番組に紹介してくれるというので引き
受けた。
 ドラマのディレクターは、やたらと調子がいい。

 貴子は千里に、千里の夫に会いに行ったら、浮気相手と一緒に住ん
でいる。離婚して、彼女と結婚したいらしいとわかったと報告。
 それを聞いた千里はショックを受けている。

 テレビに出ると浮かれている貴子に山岡が、有名になると、嫌がら
せを受けることがあるので、気をつけるように言うが、貴子は大丈夫、
と気にしていない。

 千里が写真を見て、夫のことを思い出していると、チャイムが鳴る。
 郵便局員で、内容証明だという。


 貴子は千里に、この内容証明は、夫の方も弁護士を立てて、離婚に
向けて話し合いたい、というもの。
 だから、千里も離婚するのか、関係の修復を希望するのか、決めて
欲しい、と言う。

 そこに、『報道2004』のディレクターからの電話。
 貴子は急いで千里に依頼者ノートを渡すと、ここに結婚から今まで
のこと、そして千里の気持ちをまとめてほしい、と言うと、あとはデ
ィレクターとの電話に没頭する。

 依頼者ノートを見て、千里は貴子は自分を見放したのか、と言うが、
井上は、これは貴子が誰にでもやってもらっていると説明する。


 自分の手帳にタイムテーブルを書き込んでいる貴子。
 渉外弁護士の時の癖で、と、ビッシリと予定が入っている。
 そんな貴子に井上は、もっと千里の話を聞いてあげて欲しい、と言
う。
 貴子は、離婚する、しないは本人が決めること、と割り切ろうとす
るが、井上はああいうタイプは、もう少し話を聞いてあげないと、と
言う。

 貴子の携帯に、1分置きに公衆電話からの不在着信が、計20件入
っていた.....

 貴子が『ザ・ワイドII』に出て、渉外弁護士について説明しようと
する。だが、司会者(デーブ・スペクター)からふられたテーマは、
『ストーカーについて』。

 テレビに映る貴子の口を、ハンカチで拭く岩尾。

 次は、『報道2004』のプロデューサーに紹介する、と『ザ・ワ
イドII』のディレクター。

 スタジオを出た貴子の携帯に、また、多数の不在着信。

 テレビ局に、また、千里が現れる。
 依頼者ノートを書いていたら、いろいろ考えてしまって.....と。

 夜道を自宅に向かいながら貴子は、千里に行く先を教えたことを本
多に、電話で怒る。
 疲れているのに、延々、愚痴を聞かされた、と。

 電話を切って、自宅マンションに入ると、なんと、貴子の郵便受け
が開けられ、中の郵便物が全部開封されて、床にまき散らされていた。

 千里は、夫に直接電話する。
 夫は、弁護士から直接話すことを止められていると渋る。

 千里は貴子の事務所へ来ると、涙ながらに、夫の浮気相手が妊娠し
ていると言っていた、と言う。

 貴子は、夫が代理人を立てた場合、直接接触すると、不利になるこ
とがあると言う。

 貴子がルールを説明すると、千里は、貴子にすぐに夫の話を聞いて
欲しいと訴える。
 「いつ?今日?」と迫る千里に、とにかく待って欲しい、と貴子。

 貴子がメールボックスを開くと、未読メールが98通。
 「昨日のカレーは、おいしかった?」などと入っている。

 本多がメールを調べるが、インターネットカフェから送られている
から、身元を調べるのは無理、と言う。
 他に何かあるかと聞かれて、貴子は郵便物と、不在着信の件は、言
えなかった。

 香織が、事務所の掲示板に貼った貴子の写真の両眼に、オレンジの
ピンがささっているのに気付く。
 その時、貴子の机の上の電話が鳴り、貴子がおそるおそる出ると、
遂に『報道2004』からのオファー。
 貴子は、『報道2004』のプロデューサーと打ち合わせに行く。
 20分、渉外弁護士について語る枠が与えられる。

 打ち合わせの直後、貴子の携帯メールに、「報道2004。忙しい
ね」とのメールが届く。

 貴子は岩尾に、今度は自分をストーキングしているのか、と問いつ
める。
 そして、これ以上続けるなら、法的手段を講じる、と言う。

 貴子は訪ねてきた千里に、夫に会ってきたら、夫の方は、離婚の意
思が固い、と言う。
 千里は、無効が裏切ったのに、離婚なんておかしい、と息巻く。
 貴子は、それは千里が離婚するのかしないのか決める。それしか貴
子には言えない、と言う。

 その時、報道2004のプロデューサーからの電話。
 貴子がその電話に出ると、千里は、貴子は夫の味方か?と詰めより、
井上が、そんなことはない、と必死でなだめる。と

 貴子は山岡とダイニングバーで飲み、遂に、報道2004に、渉外
弁護士として出られることを嬉しそうに話す。
 山岡は喜びながらも、有名人を狙ったストーカーが多い。女の独り
暮らしは物騒だから、と心配する。

 だが、貴子は、家にはジョージがいるから大丈夫、と帰っていく。
 残された山岡は、彼氏がいるのか、とショックを受ける。

 貴子は帰宅すると、自分としたことが、迂闊な.....とため息をつ
き、ジョージにつぶやく。
 ジョージは映画俳優で、ポストカードになっているのを飾っていた
のだ。

 その時、FAXが入る。
 文面には、延々、『お帰りなさい、インチキ弁護士』と繰り返し、
書かれていた。

 携帯メールを受信すると、あの、両目にピンを刺された貴子の写真
の写真。

 インターフォンが鳴り、テレビで見ると、寿司の出前。

 携帯が鳴り、出ると、電車の通過音の後、無言で切れる。

 貴子は外へ飛び出すと、タクシーに飛び乗り、岩尾のアパートに乗
り込む。
 だが、そこでは岩尾は、女性の頭を膝の上に乗せて、テレビゲーム
をしていた。

 貴子が事務所へ行くと、人の気配がする。
 足音を忍ばせて覗くと、千里が、貴子の写真に『インチキ弁護士』
と書き込んだビラを大量に、事務所のドアに貼り、次々と両目にピン
を刺していた。

 貴子は千里を帰すと、井上に来て貰う。
 井上は6年前に妻を亡くしてから、いつでも暇。そして、妻が亡く
なってから、他愛のないことをしゃべりながら、お茶を飲むことが無
くなった、と言う。

 依頼人、特に離婚の相談に来た人は、精神的に不安で、とにかく自
分の話を聞いてほしがる、と井上。
 そして、上手くいかなければ、弁護士のせいにする。
 貴子は自分はきちんと業務をこなしている。あとは、依頼人で決め
なければならない、と言う。
 だが、井上は、貴子の言うことは正論だが、その正論が、人を傷つ
けることもあると言う。

 貴子が、自分も千里の力になりたいのだというと、井上は、その気
持ちを伝えることが大切なのだという。

 本多が千里に、貴子のタイムスケジュールを見せて、テレビに出る
などして貴子は忙しいのに、2晩徹夜してまで、千里のために大幅な
時間をさいている。


 貴子は、事務所に訪ねてきた千里と向き合う。
 貴子に『報道2004』のプロデューサーから電話があり、打ち合
わせもできないなら、番組に出せない、と言われる。

 貴子は電話線を抜くと、千里の話をとことん聞くという。その覚悟
がなければ、離婚裁判は扱えない。
 でも、それでもどうするのか決めるのは、千里自身だと言う。

 千里はびっしりと書き込まれた依頼者ノートを貴子に見せる。

 柳田が来て、中継車が来ていないと言う。
 柳田は、いつもの服装のように見えて、サスペンダーや靴下を黄色
で決めてきたのに、『報道2004』のインタビューは中止。

 貴子は千里と一緒に家裁へと向かう。
 千里は晴れ晴れとした顔で、結婚指輪を外す.....


寸  評  今回は、ちょっとサスペンス仕立てでしたね。
 でも、謎を深めるつもりはなかったのか、割とすぐに、貴子に嫌が
らせをしている犯人が千里だということはわかってしまいましたね。

 現実界でも、弁護士が依頼人から逆恨みをされて、嫌がらせをされ
ることってあるらしいですね。

 なお、貴子は『報道2004』より千里の話を聞く方を取りました
が、現実には、きちんとアポをとって、スケジュールに従って仕事を
していますから、両立するつもりならできたのに、あれは、ストーリ
ーを盛り上げるためか、それとも、トントン拍子に有名弁護士になっ
ては、離婚訴訟どころではないからでしょうね。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 「仔犬のワルツ」にはまっています。
 脚本自体は書いていないですが、野島伸司企画となっていて、野島色濃厚で
す。
 野島自身で書いている前回の「プライド」より、個人的には、ずっと気に入
っています。
 こういう、ドロドロでちょっとありえないキャラが一杯で、ミステリアスな
世界.....

 なんだかんだ言って、今クールのドラマ、いいものが多いです。
 もう、6月で、もうすぐ、どんどんドラマが終わっていってしまうのが、と
っても残念に思えます。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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(http://www.mailux.com/)
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