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タイトル:Daily Drama Express 2004/04/28 光とともに・・・ (3)  2004/05/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/04/28 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 光とともに・・・〜自閉症児を抱えて〜
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 東幸子 (篠原涼子)
 里緒秀美(小林聡美)
 東雅人 (山口達也)
 桜俊也 (武田真治)
 相良薫 (鈴木杏樹)
 藪下めぐ美(井川遥)
 東光  (斎藤隆成)
脚  本 水橋文美江

あらすじ あらすじ 『ママにはまだわからない事ばかりです。ママはあなた
の事がもっと知りたい。
あなたの心にもっともっと近づきたい。そしてあなたの心をみんなに
伝えたい。』

 光(斎藤隆成)がいなくなった。
里緒(小林聡美)が慌てて探し回る。校門等は閉まっており、校内にい
るのは間違いない様子。
校長の矢吹(渡辺いっけい)は校内放送で呼びかけ、桜(武田真治)は
1年1組の子供達にも聞くが、ふざけた答えしか返ってこない。
そんな中、萌(大城紀代)は光を見た事を言い出だせずにいた。

 里緒と桜が倉庫の物音を聞きつける。中では光がひっかかったフラ
フープを取ろうと必死になっているが、ひっぱった拍子に棚が倒れて
きてしまった。
 倉庫を開けた里緒と桜が目にしたのは、棚の下敷きになり腕から大
量に血を流す光の姿だった。その手にはフラフープがしっかり握られ
ていた。

 東家に貴子(高橋惠子)が訪ねて来た。「少しは治ったかしら?光の
自閉症」
幸子(篠原涼子)が返答に困っている所に、光のケガを知らせる電話が
鳴った。

 知らせは雅人(山口達也)の所にもいき、雅人は病院へ向かう。
同僚らが「障害があるんだって?」「かわいそう」などと話している。

 病院では光がパニックを起こしていて、なかなか治療が出来ずにい
た。
仕方なく里緒と幸子が無理に押さえつけて治療してもらう事に。
「なんて我儘な子だ」「手に負えませんね」「よほど甘やかされて育
ったんだろう」
病室から出て行った医者と看護婦の会話を聞き、あまりの無知さに堪
りかねた里緒が後を追いかけていって自閉症について説明する。
「医者なのに自閉症ご存知ないんですか?」
医者たちは罰が悪そうにしている。

 そこへ雅人が現れ、医者と看護婦に「子供がご迷惑をおかけしたよ
うですみません。子供が自閉症ですみません」と頭を下げた。
医者達は「大変ですね」「かわいそうに」と言い残し立ち去った。

 泣きつかれて眠る光。学校はしばらく休むがケガはたいしたことな
い様子。

 一部始終を見ていた貴子が、光が自閉症になったのは親のせいじゃ
ないんですね?と里緒に確認する。
「なら、どうして子供が自閉症ですみませんなんて謝らなければなら
ないんですか?私には理解できないわ。」
そう言って貴子は病室を出る。
追いかけた雅人に貴子は紙袋を手渡して帰って行った。

「私は…30すぎて結婚していない…出来ずにいる独身女性です。」里
緒が幸子に話し出す。
「恋人もいなくて好きな人もいなくて誕生日には一人でケーキを買っ
て一人でろうそくを消して祝い続け、
今度の誕生日にはろうそくは全部で34本、ケーキの上は火事になりそ
うなくらいろうそくでいっぱいで。
そんな、ケーキだかろうそくだか何だかわけのわからないバースデー
ケーキを前にしなければならない私のような独身女性をどう思います
か?」
「は?…言えません」幸子は返答に困る。
「言って下さい」
「言えません、そんな」
「言って下さい」
「…かわいそうです。」
里緒がにっこり微笑んで続きを話す。
「…そう。かわいそうだなーって目で見られることが最近は多々あり
ます。でも私は独身ですみませんと謝ることはしたくありません。
人にはそれぞれの人生があります。自閉症ですみませんと謝ることは
ありません。それを言いたかったんです。」
幸子は「はい。」と大きく頷いた。
「34本かあ…」「その話はおしまい!」

 里緒、矢吹、桜、川見(市川 実日子)が東家へ謝罪に訪れた。
桜が、川見の話では光は友達がフラフープで遊ぶ様子ををじっと見て
いた、だからフラフープに触りたかったんだろうと思う…と状況を説
明する。
幸子は光は学校が嫌で教室から逃げ出したのではなく、目的があって
倉庫に入っていったのだという事を知り「良かった」と喜ぶ。
「ケガをした事は確かにショックですけど…光がお友達やフラフープ
に興味を持ったという事がわかって私には嬉しいんです。」
里緒も光の興味が教室の中から外に向かっていっている事を感じてい
た。
それは光の世界が少しずつ広がっているということ。

 雅人が、今回のことで光が学校が嫌になるのでは?と懸念すると
「その時はその時。また最初からやり直せばいいんだから」と幸子は
力強く話した。

「光はほんの一瞬目を離した隙にいなくなってしまいます。手を振り
払っていなくなる事もあって、そういう時は本当に早くて。
誰が見てたってどうしようもない時もあるんです。でもどうかわかっ
てやって下さい。
光の事をもっとよく知ってください。これからも光の事をよろしくお
願いします。」
幸子は先生達に頭を下げた。

 東家からの帰り道。責任を追及されなくて良かった、という川見に
対し、桜は頭を下げられて堪らない…責められた方がまだ良かったと
話す。
矢吹が「強いねぇ、母親ってのは」と感心していると、一人黙って前
を歩いていた里緒が
「強くならざるを得ないんじゃないですか?」と振り返る。そして
「責任を追及されなかったからといって私達に責任がないわけじゃあ
りません。問題は光君ではなく、私達の方にあると言う事をお忘れな
く」
と檄を飛ばして去って行った。

 里緒の後姿を見つめる桜に、矢吹が囁く。
「彼女にだけは惚れないように。」
「惚れませんってば!」

 昼間、貴子が渡した紙袋には、光への入学祝いなのだろう、新幹線
柄の文房具類が入っており、鉛筆には1本1本名前が書いてあった。
 雅人が「異動になるかもしれない。」と話し出す。
戸惑う幸子に雅人は、異動になれば今までよりも時間ができて、その
分光と関わる事ができると笑顔で話す。
「俺も光のこともっと知らなきゃなぁ。光の世界をもっと広げてあげ
たい。」
そして「今まで任せきりにしてごめんな。これからは一緒に乗り越え
よう」という雅人の言葉。
笑顔で頷く幸子の目は涙で潤んでいた。

 里緒があさがお教室に向かうと萌が教室を覗いていた。
声をかけると萌は「フラフープ…」と言いかけた後「何でもありませ
ん」と走り去ってしまった。

 今後の対応策について、職員会議が開かれた。
倉庫に鍵をかける時、中に誰もいないか声をかけるだけでは光に伝わ
らないので必ず目で確認して下さいと里緒が注意を促し、
さらに、他の子供たちにも光の事をわかってもらう必要性を訴えた。
そうすれば、もっと早く居場所もわかり、救出できたかもしれないか
らだ。

 川見が「あさがお教室に鍵をつけては?」と言い出した。
光の興味が外に向いてきているという事はその分危険が増すという事
だから、と。
里緒は本気で言っているのかと半ば呆れながら
「だから自分達教師はもちろんのこと光君を子供達も一緒に…学校全
体で気にかけて下さいとそう言ってるんです。」と反論。
すると今度は
「他の子供達にそういうこと教えるのはどうなんでしょうか?」
と桜が手を挙げる。自分もまだ光の事を完全に理解できているとは言
えない状態なのに、
それを子供たちにわからせるのは難しいのではないか。だから鍵をつ
けるのも一つの案として考えてもいいのではないか…と。

 桜を廊下で待つ里緒。
「あさがお教室は動物園の檻ですか?光君は動物園の動物ですか?光
君は人間ですよ。」
桜は光がケガをした事が本当にショックだったと話し
「両親に対して申し訳ないし、またあんな風なことが起きたらと思う
と本当にこわくて」と心情を打ち明けた。
里緒は「とにかく他の子供たちに対して、わからないからと光君を蚊
帳の外に置くようなことはしないでください。
ケガをした事の説明をきちんとすべきです。」と告げ、去り際に「弱
虫」と言い残していった。

 その会話を陰で聞いていた矢吹は何かを決意した様子。急に校内の
畑を耕し始めた。

 萌はピアノのレッスンにも身が入らない。「学校で何かあったの?」
と薫(鈴木杏樹)。
「光くんがケガしたの」と答える萌に薫は「そんなこと関係ないでし
ょう?」と言い放ち
パパを喜ばせるためにもがんばって練習するんじゃなかったのかと話
す。
「しっかりしないとパパに嫌われちゃうんだから…。」

 雅人が光の腕を手当てしようとするが、雅人が手にしている消毒液
を見ただけで光は「あーーーっ!」と逃げ出してしまう。

 自閉症の本を読んで勉強しようとする雅人から、幸子は「自閉症の
特徴は人によって違うんだから。」と本を取り上げた。
「本の中に光の答えは載ってません。どうすればパニックを起こさず
消毒と包帯を取り替えることができるか、
光には光に合ったやり方を見つけなきゃ、ね?」

 雅人は光の好きな新幹線のおもちゃを頭に乗せたり、アルミホイル
を顔や体につけてみたりとあの手この手で近づくが、やはり光は消毒
液を見ただけで逃げてしまう。
幸子はそんな二人の姿に笑いながらも、一生懸命な雅人の姿に思わず
涙するのだった。

 結局、消毒と包帯替えができたのは、光が寝た後だった。

「やっぱりはじめての経験に対して受け入れるまでに時間がかかるん
だなぁ。」雅人がしみじみ呟く。

 光はかすり傷程度の時は絆創膏を貼っているらしい。
「前は嫌がったけど、今は平気、ケガした時は絆創膏はるもんだと思
ってるみたい。」と幸子。

 桜が1年1組の子供たちに光がケガをした経緯を説明する。子供達
は興味なさそうに聞いている。
里緒がフラフープを倉庫に片付けたのが誰かを聞くと、何人かが萌を
見た。里緒が萌に聞く。
「その時光君見なかった?それで気になってあさがお教室見に来てく
れたんじゃないのかなあ?」
「でも…関係ないから」と萌は呟く。
「ママが言ってました。光君は私達とは違うからそっとしておいた方
がいいって。あまり関わらない方がいいって。」
里緒と桜は顔を見合わせる。

 裕子(金沢碧)が本屋で貴子を見かけた。自閉症の本を探しているの
だが、なかなか言い出せずにいるらしい。
これから幸子の代わりに光を見ることになってた裕子は、ぜひ一緒に、
と貴子を誘う。
が、貴子は「結構です。」と結局本も買わずに行ってしまった。

 学校に呼び出された幸子は、萌が母親から「光君と関わらない方が
いい」と言われているらしいことや、他の子供たちも無関心であると
いう事実を聞かされた。
幸子は自分から子供達に話してみたいと訴える。

「主人が光のことについて一生懸命考えてくれたんです。ちょっとト
ンチンカンだったけど、それでも構わない、何も考えてもらえないこ
とが一番悲しいんです。
子供達にわかってもらうために私から話させて下さい、お願いしま
す。」

 幸子が子供達の前に立ち
「光はみんなと同じようにこの世に生まれてきました。」と話し出す。
「皆と同じようにお父さんやお母さんに愛されて皆と同じように元気
に育ちました。
皆とはちょっと違ったところがあるかもしれないけど、光は皆と同じ
ようにいろんな事を思ったりいろんな事を感じたりする心を持ってい
ます。」

 里緒が「ちょっと想像してみようか」と続ける。
「あの日光君はフラフープで遊んでいるお友達を見ていてあさがお教
室から出て行きました。」

 幸子が光の気持ちを代弁する。「いいなあフラフープ。面白そうだ
なあ、僕も遊びたいなあ。」

 里緒「光君はフラフープを探しに倉庫の中に入って行きました。そ
して倉庫のドアは閉められてしまいました。」

 幸子「どうしてドアを閉めるの?僕はここにいるよ、ここにいるの
に。」

 その時「私見てました。光君が倉庫の中に入っていくのを…。ごめ
んなさい。」肩を震わせながら萌が口を開いた。
里緒が萌の隣に行き「ありがとう、よく言ってくれたね。」と優しく
語りかける。
「萌ちゃんずっと気にしてたんでしょ?光君のことずっと考えててく
れたんだよね?」頷く萌。
「でもどうしていいか わからなくて」泣きながら話す萌に幸子も駆
け寄り
「そういう時は光に呼びかけてみて。短い言葉でゆっくりと」と話す。
里緒は、クラス皆に「あ、でも後ろからじゃなくて、前からね。後ろ
からだと自分が呼ばれたってことになかなか気づきません。
顔をそらしてしまうかもしれないけど、皆の言葉は光君に届いている
と思ってください。
光君にもみんなと同じ心があります。」と話した。

「光通信っての作ってみませんか?」と里緒が幸子に提案する。
光の障害について詳しく説明したお知らせを作ってはというのだ。
そして、里緒が子供向け、幸子が保護者向けを作ることになった。

 幸子は出来上がった【光通信】を薫やマンションの管理人、さらに
同級生の家等に配って歩く。
 めぐ美(井川遥)にも渡した。里緒が作った【ひかるつうしん】には
『光君とお友立ちになる方法…呼びかける時には短い言葉でゆっくり
はっきりと。
伝わらない時は絵や文字身振りを使って外国人に話しかけるように…』
と書いてある。
「へぇ〜外国人ねぇ。あたしはさ、琴美のこと宇宙人だと思ってるよ。
全然ワケわかんないから」とめぐ美。
「でもママって呼ぶんでしょ?」幸子が聞くと
「あ…そっ、そうそう」と言葉を詰まらせるめぐ美。幸子はめぐ美が
琴美の育児に悩んでいる事を悟った。

 檜冶(大倉孝二)が漫画を読んでいる傍らで、琴美(小林愛里香)は絵
を書いている。
帰ってきためぐ美が「あんた仕事は?」と問い詰めたことから夫婦は
口論になる。すると突然琴美が泣き出した。
「おしっこか?クレヨンはあるよな?…何で泣いてるんだよぉ」と戸
惑うめぐ美。

 裕子が貴子に【光通信】を渡す。
「光どうでした?暴れたりしました?」貴子は光通信に目を通しなが
ら、幸子の代わりに裕子が光を見た時の様子を聞く。
裕子の「光は私にとって初めての孫なんですよ。どんな子であろうと
可愛い孫には変わりありません。」
という言葉を、貴子は黙って聞いていた。

 雅人はどうすれば光がパニックを起こさず、薬と包帯を取り替える
ことができるか考えていて、軽いケガをした時は絆創膏を貼っている、
という幸子の言葉を思い出す。
 光に絆創膏を見せながら「けが治します。絆創膏はります。」そう
言って腕のケガの近くにそっと貼る。
「ばんそうこう…」光は理解したのか、嫌がることなく手当てを受け
た。
思わず涙ぐむ雅人は「か、花粉症…へへっ」と笑ってごまかす。

「光通信読むと自閉症って難しそうで…大変そうですね。」出勤する
雅人に薫が言う。雅人は
「大変です、大変ですけど結構楽しいかもって思ってます。」
と笑顔で答え会社へ向かっていった。その後姿を、薫は複雑な表情で
見送った。

 ランドセルをじっと見つめながら光が「がっこう…」と呟いた。

 光が登校すると連絡を受けた里緒は、自転車で迎えに行く途中
【ひかるつうしん】に見入る萌を見つける。
そこへ幸子と光が現れた。萌は最初ためらっていたが
“光はみんなと同じようにいろんな事を思ったりいろんな事を感じた
りする心を持っています。” という幸子の言葉を思い出しながら
「…ごめんね、光君。ひかるくん、おはよう」
と光に話しかけた。幸子は嬉しかった。

 そして里緒も遠くからその様子を見つめていた。

 あさがお教室の写真ボードに、新たに「ともだち」の欄が設けられ、
萌の写真が貼られた。
「次は誰でしょうね…」


寸  評  萌の写真が貼られた場面は本当にグッときました。「ともだち」
の所が写真でいっぱいになるといいですね。

 薫は決して光を嫌っているわけではなく、我が子をしっかり完璧に
育てなければというプレッシャーでいっぱいで余裕がないのでしょう。
「パパに嫌われちゃうんだから…」という言葉、嫌われるのは萌では
なく母親である薫…。
萌は未熟児で生まれたという事だったので、その時に夫から何か言わ
れたのでしょうか…?

執 筆 者 浅沼(himawari_dance@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 左耳がひどく痛むので病院に行ったところ「外耳炎」との事。どうやら耳掻
きのしすぎらしいです。
耳掻き好きでどうしても止められない私ですが、やはり血が出るまでやっては
いけないですね(笑)
さらに「お酒飲んだら、すごく痛くなったんですが…」と話して「当然ですっ
!」と叱られてしまいました。(浅沼)(浅沼)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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