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タイトル:Daily Drama Express 2004/04/19 愛し君へ (1)  2004/05/07


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/04/19 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 愛し君へ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 友川四季(菅野美穂)
 安曇俊介(藤木直人)
 麻倉亜衣(伊東美咲)
 折原新吾(玉木宏)
 友川満雄(森山未來)
 安曇良枝(八千草薫)
 友川鉄雄(泉谷しげる)
 降谷圭輔(時任三郎)
脚  本 坂元裕二

あらすじ  友川四季(菅野美穂)は、トイレで喪服に着替える。

 −−墜落直前の飛行機に乗っている人から電話がありました。数分
後に死を迎えようとしている人にとあなたはどんな言葉をかけてあげ
られますか?
 −−わたしにはその答えが見付けられません。何て言えばいいんで
しょ。

 四季達三人は、真夏の長崎のオランダ坂を上る。
 そして、安曇家に到着。
 故・安曇利也(岡田義徳)にお焼香する。

 利也は、母親・良枝(八千草薫)や友人にも病気について知らせず、
東京で1人、亡くなったのだった。

 兄・安曇俊介(藤木直人)は、弟・利也の葬式にもいない。
 俊介はヌード写真などを撮っている放蕩息子で、申請中の評判が悪
い。

 四季は亡くなる前の利也を、駒沢公園の近くで見かけたが、急いで
いたため、声を掛けなかったことを悔やむ。
 もし声を掛けていたら、相談に乗れたのかな?と。

 海岸で1人物思いにふける四季を写真に撮る男。俊介だった。
 利也との関係を親友と答える四季に、男と女の間に親友はあり得な
いと俊介。そして、どうして利也は東京で1人で死んだのか?と聞く。
 「お葬式、始まりますよ」と四季。

 灯籠流し。
 1人離れたところにいる俊介が気になって、四季は俊介に声を掛け
る。
 「もうすぐ、利也君の灯籠流しますよ」と。
 「カツ丼、食いに行かない?」と俊介。
 「どうしてあなたとカツ丼食べに行かなければならないんですか!」
と四季。
 「距離、置きすぎじゃない?」と俊介。
 「利也君から聞いていたお兄さんと違います!」

 花火が上がる。

 俊介は唐突に、墜落寸前の飛行機からかかってきた電話の話をする。
 何も言えない四季。
 「そうして、電話は切れた」と俊介。
 「なんて言えばいいんですか?」と四季。
 俊介は答えずに去っていく。

 四季は利也の子供の頃のおもちゃの中から笛を形見分けに貰う。

 帰宅した俊介に、「とうとう二人きりになってしまったわね」と良
枝。
 「そうだね」と俊介。
 「次はわたしね」と良枝。
 「そんなこと」と慌てる俊介。
 「わたしを最後に残す気?早くこの子に会って、お説教しなきゃね。
最後ぐらい、わがまま言いなさい。人に心配掛けなさいって」と良枝。
 「そういう風にできているんだよ。まじめに生きている奴から.....
母さん、東京出てこいよ。うちの近くにいいマンション見付けてやる
から」と俊介。


 東京に戻った四季達三人は、利也を偲びながら、バスケットをする。


 春、東京。

 四季達三人とも、それぞれ仕事に精を出している。みんなすでに
26歳。

 四季は研修医で、先週から小児科を担当している。先輩の降谷圭輔
(時任三郎)は、四季の担当する病室を説明。一番明るい子が、実は
急性骨髄性白血病で、余命わずか。本人もそれを知っているという。
それが小児病棟というもの。

 四季が一緒に飲んでいた、利也のお葬式にも一緒に行った折原新吾
(玉木宏)と麻倉亜衣(伊東美咲)を連れて帰宅すると、父・友川鉄
雄(泉谷しげる)と弟・友川満雄(森山未來)がバトル中。
 バトルを終えた鉄雄は、四季が新吾と結婚すると思いこんでいて、
四季は慌てる。

 四季が医者になって頑張っているのは、亡くなった母親の忘れ物を
探すため。母親の人生は途中で終わってしまった。


 ある日、勤務を終えて帰ろうとした四季は、病院で俊介とすれ違い、
お互いハッとする。
 俊介は四季を、カツ丼食べに行こう、と誘う。
 「何かって言うと、カツ丼ね。今、お腹一杯だから」と四季。

 そこに、注射がイヤで逃げてきた入院している子供。
 子供は、クイズの答えがわかったら、注射を受けてもいいと言う。
 でも、四季はクイズに答えられない。
 俊介が子供に耳打ちし、そのクイズの答えは合っていたらしい。子
供はおとなしく注射を受ける。

 答えが知りたい四季は、俊介とバーに行く。
 そこで俊介は、クイズの答えを教えると、欲しいものがあるとアル
バムを取り出す。
 そこにはヌード写真があると早とちりした四季は、そんなのでは、
お兄さんが大好きだった利也がかわいそう、とバーを出て行く。
 俊介の首筋に、いくつかのイボ.....

 四季は、俊介が訪ねてきたと看護師に言われるが、今忙しいと断っ
て貰う。看護師はあのアルバムを持ってくる。
 そこに写っていたのは子供達の写真。子供達はカメラマンを信頼し
ているのか、みんないい顔。
 そしてアルバムにあったメモには、「病棟の子供達が撮りたい。相
談に乗って欲しい」とあった。

 良枝が俊介を訪ねてくる。2,3泊泊まっていく、と言う。

 四季が俊介を呼び出す。
 「訂正します。利也君がかわいそうだと言ったこと。ここに利也君
がいました。彼、よくこんな風に笑っていました。親戚の人に聞いて
.....やっぱり兄弟だったんですね。それなのにどうして灯籠流しの
時」と四季。
 「利也と話していた」と俊介。

 俊介の差しだした携帯に、利也からの留守電が入っている。
 その電話の時、俊介は外国に行く直前で、その留守電を消せないで
いた。
 利也は、自分が病気のことを言う。もう一度、カツ丼が食べたいと
いう。
 父親が亡くなった時、兄弟バラバラに親戚に引き取られるのがイヤ
で、母親がその話を断ったとも知らず、家出した。
 だが、三日目にお巡りさんに捕まってしまい、その時食べたカツ丼
のおいしさが忘れられない、と利也は言っていた。

 だが、利也がそんな重病と思わなかった俊介は、そのまま海外へ行
き、帰国した時には、利也は口もきけず、もちろん、カツ丼も食べら
れない状態。
 そして最後に食べたのは、味のないおかゆ。
 結局自分は利也に何もしてやれなかった.....

 四季は形見の笛を吹く。
 自分も利也に何もできなかった。その思いを忘れないように、この
笛を貰った。
 人生、後にならなければ何がよかったのかなんて、わからない。だ
から毎日、精一杯生きようと思う。

 「でも、あいつは、生きられなかった」と俊介。
 「最後に彼に会った時、笑ってました。手術の日が決まったって。
死ぬなんて思っている人が、あんなに笑えるでしょうか?彼は最後ま
で、生きようとしていたんではないでしょうか。だから誰にも知らせ
なかった」と四季。
 「そうだね」と俊介。
 「あの.....もしよかったら、カツ丼、食べに行きませんか?」と
四季。
 俊介は微笑みながら、「ああ行こう」と答える。

 四季と俊介の前にカツ丼が運ばれ、食べ始める。
 2人の間が、少し縮まった.....

 途中、俊介の携帯にメールが入る。
 高泉諒子(黒谷友香)。4月21日19:43。
 ホテルグランドまで、迎えに来てくれる?

 それを読んだ俊介は四季に、「先帰る」と言って、店を出る。

 俊介は諒子を車に乗せる。
 「退屈なパーティーだった」と諒子。
 「仕方ないだろ。君はみんなを楽しませるために行くんだから」と
俊介。
 「みんなわたしが、俊介と婚約しているの知ってて、声、掛けてく
るんだから」と諒子。
 「仕方ないだろ。君の相手がカメラマンごときなんて。君のお父さ
んが写真好きでなかったら、ボクなんて」と俊介。

 だが、俊介は突然、目に強い光を感じて、車を止める。
 「もっと、夜景のきれいなところで、止めて欲しかったな」と諒子。
 俊介には諒子が霞んで見えるが、諒子は自分から、俊介にキスをす
る。

 降谷は、鉄雄に、四季は頑張っている。自分にできるつぐないは、
見守ることぐらいだが、と降谷は詫びる。

 俊介が帰宅すると、良枝が利也の荷物を見ていた。
 俊介は利也が入院の直前、長崎に帰ろうとしていたことを知る。長
崎行きの航空券。そして、良枝へのプレゼントのピンクのセーター。
 良枝はそのセーターを頬に押し当て、「お帰り、利也」と言う。


 利也は、そのセーターを着た良枝を羽田に見送る。
 「ごめんね、母さん。なんでオレが残ったんだろ」と俊介。
 良枝は荷物をそこに置くと、俊介の所に飛んでいき、頬をつねると、
「何を言うの!二度とそんなこと言うの、許さないからね」と叱る。

 四季は、あのなぞなぞの好きな入院患者の少年に、なぞなぞを出し
たり、この間のなぞなぞの答えを言ったりして、親しくしようとした
が、少年は気がなさそう。

 四季は病院で俊介を見掛け、追い掛けようとしたが、同僚から、
「背中に何か付いていますよ」と声を掛けられ、背中を探ると、あの
少年の『クイズの王様』のシール。
 でも、そのせいで、俊介を見失ってしまった。

 俊介は診察室で、黒目の下に、三日月のような白い部分ができてい
ると医者に言い、医者はそのことと診察結果から、ベーチェット病と
診断。
 最悪の場合、失明に至ることもあるという。

 四季は帰りがけの俊介を見かけたが、声を掛けられなかった.....


 わたしたちの人生には、約束が果たせないことがある。
 恋が実らないこともある。
 夢が叶わないことがある。

 あなたの好きな人が、明日亡くなるとしたら、何を食べさせてあげ
たいだろう。
 明日、恋が破れるとしたら、最後にどんな言葉を聞きたいだろう。
 明日、大好きな人の目が見えなくなるとしたら、その目に何を写し
てあげたいと思うだろう。


寸  評  月九にしては、珍しく暗い話の気がします。
 今回のクールは病気、失明、耳が不自由、というテーマが多いです
ね。

 最初、俊介はすごいイヤな奴、と思いましたが、途中から、結構い
い人になりましたよね。
 それに、諒子という恋人がいながら、四季の関係はどうするつもり
なのでしょう?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 最近、家のネットワークが不調で、困っています。
 世の中のネットワーク上をウィルスのトラフィックが飛び交っていて、やた
らと邪魔をしているのでしょうか?
 悪いことをしてみたい、という衝動に駆られる人は多いのでしょう。でも、
普通は、そんなことをしたら、社会でまっとうには生きていけなくなるから、
抑止力が働く。
 でも、犯人が自分だとばれなければ?あるいは、絶対にばれないと犯人が確
信したら?きっと抑止力が働かなくなるのでしょう。
 それが、多発するネット犯罪や、ウィルスのばらまきといういたずらという
か、犯罪の原因のように思えます。
 国ももっと力を入れて、人間のウィルス同様、ネット上のウィルスも駆除し
て欲しいと思います。(鈴木)

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