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タイトル:Daily Drama Express 2004/03/17 ある日、突然、嵐のように・・・ (最終回)  2004/03/29


===================================================== 発行部数  14 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/03/17 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル それは、突然、嵐のように・・・
局  名 TBS系
放映日時 水曜22時
キャスト 小川こずえ(江角マキコ)
 深沢拓馬(山下智久)
 小川日出男(柳葉敏郎)
 上島ゆきえ(木村多江)
 石倉喜代子(加藤貴子)
 臼井加奈(山田優)
 牧野佐保(綾瀬はるか)
 中村光三(竜雷太)
脚  本 金子ありさ

あらすじ  小川こずえ(江角マキコ)が深沢拓馬(山下智久)の部屋に飛び
込み、手から血を流して苦しむ拓馬を救う。

 会社でパソコンを前にした小川日出男(柳葉敏郎)は、こずえとの
ペアウォッチを乱暴に外す。

 拓馬のそばで看病しながら寝てしまっていたこずえは、朝日に目を
覚まし、外へ出る。

 帰宅したこずえは、母・中村はなえ(白川由美)に、わけを話す。
 「彼、1人で苦しんでた。行ってあげなきゃ、と思ったの」とこず
え。
 「でも日出男さん、このままじゃ」とはなえ。
 「もう一度、話してみる」とこずえ。

 喫茶店で待つこずえの前に、日出男が現れる。
 「ずっと迷ってた。何から話そうか。どう謝ろうか。それとも普通
に話そうか、と。でも、正直に話す。わたし、器用でなくて、急に冷
たくできなくて。苦しんでる彼のこと、放っておけなくて。彼のこと、
何とも思ってないと言ったらウソになる。でも、わたしたち、何もな
かった。わたしには日出男さんがいたから、踏み越えることは、でき
なかった」とこずえ。
 「今朝早く、由梨子に会った。例の転職話、断った。いくらこうな
ったからって、今乗るのはどうだろうかと。そしたらあいつ、『だか
ら、だめなのよ』って。オレは正しく振る舞いすぎるって。考えてみ
れば、あの時、2人で行くはずのスキー場に、突然お前が姿を現した
時も、何かあるって。正直に言えば良かったって。お前に嫉妬してい
るって。お前のメール見た時、ちゃんと向かい合って、言えば良かっ
た。夫として。そうすればお前ももっと本音が言えたはずだろうし、
夫婦としてもやり直せただろう。女としてのお前を、宙ぶらりんな状
態にしてしまった。だから今、オレは夫としてではなくて、男として
お前に何をしてやれるだろうか、と。それで考えた」と日出男は言う
と、内懐から離婚届を取り出し、「女としてどう生きたいか、精一杯
考えてくれ。別れよう」と言う。


 早川香織(宮地真緒)が拓馬にお茶を渡し、「呼んでくれればいい
のに。そんな苦しい時、小川さんじゃなくて」と言う。
 「ごめん、つい癖で」と拓馬。

 帰宅したこずえははなえに、日出男に別れようと言われたと、言う。
 それを聞いた父・中村光三(竜雷太)は、「当たり前だ。お前には
なんの心配もないと思っていた。しっかりした長女で、進学も就職も
結婚も。日出男君もお前を大切にしてきた。それを裏切って」と怒る。
 「わたし、仕事あるから」とこずえ。
 「何だ!こんな時に仕事だなんて。出て行け!今すぐ、この家を出
て行け!!」と光三はますます怒る。

 こずえが1人部屋に入ると、拓馬から昨日迷惑を掛けてしまったこ
とを詫びる電話がかかってくる。「旦那さんともめたら、と思うと」
と。
 「いいの。心配しないで」とこずえ。
 「しゃれになってなかったりして」と拓馬。
 「元気そうじゃない。それじゃ」とこずえは電話を切る。

 拓馬の部屋に加瀬啓介(勝地涼)が入ってくる。

 こずえは、離婚届を前にして、頭を抱えている。

 加瀬の用件は、加瀬がイギリスで指導を仰いでいる人に、目標をし
ているダンサーが拓馬だと言ったら、人にそう思わせるということは、
拓馬には、指導者としての才能があるのでは、と言っていたというこ
とだった。


 拓馬はダンス教室オーナー・楠本藤一郎(井上順)に、ダンススク
ールもダンスも辞めると言う。きたんとした社会人として生きたいか
ら、と。
 楠本は、拓馬は才能を失うつらさを知っている。だから、拓馬は指
導者に向いていると言う。
 だが拓馬は、自分が一緒にいたい人を迎えに行きたいという。
 それを聞いて楠本は、ハッとする。


 杉浦克己(小橋賢児)が仕事に燃えている。慰藉料と養育費をガン
ガン稼がなければならないから、と。
 でも、臼井加奈(山田優)にもいけない、と言う。自分たちの関係
をコソコソしたものにしたくないから、と。

 こずえのインタビュー記事を吉沢和美(濱田マリ)編集長がチェッ
クし、「合格」と言う。
 石倉喜代子(加藤貴子)も、「よくできています。悔しいけど。今
度こそ、許さない、家庭に逃げ込んだら。これからも、ああでもない、
こうでもないって、にぎやかに働きましょう」と言う。


 こずえはアパートを探す。
 そんなこずえを、牧野佐保(綾瀬はるか)が見ている。

 こずえはあのペアウォッチを外して、箱にしまうと、手荷物の中に
入れる。
 そして、居間にいる、はなえと妹の上島ゆきえ(木村多江)に、
「ごめんなさい。この年になって、心配を掛けて」と挨拶する。
 店で光三に声を掛け、「わたし、出ていくから。その代わり、ゆき
えと前のダンナとの復縁許して。この家には、ゆきえたちしかいない
んだから」と挨拶。

 心配して引き留めるはなえとゆきえに、「まだ全然考えてない。で
も、まずはわたし自身が考えなきゃ。日出男さん、どんなに辛かった
か。自分で悩んで、結論を出せって。怒るんでもなく、責めるんでも
なく、この家、あんなに愛してくれた日出男さんが。どれだけ辛かっ
たか。それに応えるには、まずわたしが働いて、自立しなければ」と
こずえ。
 そしてこずえは、こずえのことを「大好き」と言ってくれる菜の花
とも別れる。

 「こずえ、もし何かしくじって、どうしょうもないって時は、メシ
ぐらいは食わせてやるから、遠慮無く帰ってこい」と光三は涙を浮か
べながらこずえの背中に言う。
 「ためね、父さん。結局そんなに甘いんだから」とこずえは明るく
言うと、去っていく。


 拓馬は香織に、こずえが年上でも結婚していても、どうしても好き。
だからこずえを受け入れられるように、準備しておきたい。そのため
に、就職活動する。ダンスは辞めると言う。
 香織は、拓馬を理解する。拓馬にはつらいだろう。今までは、一緒
に選手として戦っていた人たちと、指導者になるための練習をするな
んて。それがこずえに対する気持ちと別の拓馬の本当の気持ちでしょ、
と言う。

 佐保が拓馬に、気持ちを確かめてくるようにと、こずえの引っ越し
先を教える。

 こずえがアパートの部屋を掃除しているとドアにノック。ドアを開
けると拓馬が立っている。

 拓馬とこずえは土手を歩きながら話す。
 拓馬は自分のせいでこんなことをさせてしまって、と謝る。
 「これも一つのステップよ。続ければダンスになる」とこずえは、
あの時拓馬に教えられた言葉を言う。あの頃こずえは悩んでいて、拓
馬のその言葉に救われた、と。
 「運命のダンス教室ね」とこずえ。
 「救われたのは、オレの方。あの日からこずえさん、ずっと助けて
くれたから。倒れて入院した時も、まわりがうらやましくてつらかっ
た時も、どうしてもダンスをあきらめられなくて苦しかった時も、い
つも優しい言葉で励ましてくれた。オレ、こずえさんがいなかったら、
ダメだった。オレ、よかった、こずえさんに会えて。オレ、そう思う
と、居間まで18年間いいことも、悪いことも、病気になったことさ
え、よかったのかなって。だって、こずえさんに会えたから。誰かを
好きになることは、今まで全部のことに、ありがとうって、言えるこ
とかなって。初めてだよ、こんな気持ち。こずえさん、ずっと一緒に
いたい。人はオレらのこと、ああだこうだって言うかも知れないけど、
オレはそんなこと、全然関係ないから。こずえさんと、ずっと一緒に
いたい」と拓馬。
 「やっとわかった。何でって思ってた。あの日、2人出会ったこと。
何で今なの?もし、わたしも、18だったら、こんな苦しくなかった
って。でも、今で良かった。あなにそんな風に思って貰えるなら、今
のわたしでよかった。だとしたら、わたしがありがとうって、言いた
いのは、ずっとそばにいてくれた、お父さん、お母さん、ゆきえ、菜
の花、そして日出男さん。ずっといっしょに暮らしてきた家族、それ
はわたしの人生の一部で、きりすてることはできない。あなたより年
が上の分、ありがとうって伝えたい人、沢山いるんだ」とこずえ。
 「それがこずえさんの答え?一緒にいられないんだね」と拓馬。
 「大切だからよ、あなたのこと。まわりの人傷つけて、どんどん苦
しくなって、出会ったこと後悔するよりも、あなたに会えてよかった
って、ずっとずっと思っていたい。ずっとずっと思い続けたい」とこ
ずえ。
 拓馬は頷きながら、後ずさり、そして背を向けて去っていく。

 それを見送ったこずえも、背を向ける。

 「こずえさん、バイバイ。幸せにね」と拓馬。


 拓馬は涙をこらえて、ダンススクールに立っている。
 楠本が現れ、「オレはわかってた。何かあったら、きっと戻ってく
るって」と言う。
 「オレ、ダンス好きだから。オレには、ダンスしかないからって」
と拓馬。
 「だったら、ここにいろ。もう少し余裕ができたら、将来のことを
考えよう。何なら、お前を第二の楠本としてやってもいい」と楠本。
 「何だ、それ。しょぼい」と拓馬。
 「何を」と楠本。
 「いい、それ」と拓馬。


 こずえは、1人で必死に生きる。バリバリと仕事をする。
 フリーライターをしながら、喫茶店のウェイトレスのバイトも掛け
持ちしている。

 ゆきえも店を手伝っている。

 拓馬は佐保にダンスを教えている。

 こずえは配達に行った会社のロビーで、ステップを踏んでいる。
 そこに、花を配達に日出男が来るが、お互い気付かない。

 あの交差点の両側で、日出男とこずえが信号が青になるのを待って
いた。
 そして、青になり、両側から渡り始め、中央で、お互い気付く。そ
して、しばらく顔を見合わせる。無言のまま.....


寸  評  まとまっているのか、いないのか、中途半端な終わり方の気がし
ます。
 前回まで、時の流れがゆっくりとしていたのに、最終回で急展開。
 日出男はこずえの実家を出たのに、そのまま花屋のバイトのような
ことをしていて。
 こずえは、狭いアパートの一室を借りているだけで、ライターで忙
しそうなのに、バイトを掛け持ちするほど、生活、大変なのでしょう
か?

 拓馬とこずえは、新生活を始めるのかと思いましたが、こずえは、
拓馬を振ってしまいました。
 うーん、消化不良の気分です。
 小田和正の主題歌は良かったんですがねぇ。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。
 最後の寸評が辛口になってしまってすみません。
 最近、年下の男の子と.....という筋のドラマが多いですが、どうして、ハ
ッピーエンドにならないのでしょうかねぇ。脚本家にとって、年下の男の子と
の恋愛は道徳に反すること?それとも禁断の果実?
 ちょっと気になります。(鈴木)


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