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タイトル:Daily Drama Express 2004/03/15 プライド (10)  2004/03/21


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/03/15 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル プライド
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 里中ハル(木村拓哉)
 村瀬亜樹(竹内結子)
 堀田大和(坂口憲二)
 池上友則(市川染五郎)
 兵頭雄一郎(佐藤浩市)
 安西容子(石田ゆり子)
 相澤百合(中越典子)
 島村真琴(佐藤隆太)
脚  本 野島伸司

あらすじ  安西容子(石田ゆり子)が里中ハル(木村拓哉)に面会して、み
んなも村瀬亜樹(竹内結子)も心配していると言う。
 『亜樹』の名に、ハルは顔を上げるが、すぐに、「もういいんです。
オレ、練習も上の空だし、こんなになっちまったし。失ってしまった
んですよ」とハル。
 「それは取り戻せないの?」と容子。
 「遅すぎたんですよ。オレ、プライド、無くしちまったんですよ」
とハル。
 「まだ、あなたを信じている人もいるの」と容子は言うと、堀田大
和(坂口憲二)から預かってきたハルへの手紙を取り出し、大和は
1ヶ月後の最終戦には間に合わせると、リハビリを始めた、と言う。

 監獄に戻ったハルは、大和の手紙を読む。
 大和は高校生の頃の思い出を綴っている。
 高校生の時、ホッケー部を退部になったハルと大和は、池にはった
氷にスケート靴を履いた途端、熱くなって、夜中までクレージーな特
訓をしていた。
 そこに偶然通りかかった安西健吾(時任三郎)に2人とも拾われた。
 でも、偶然なのだろうか?もしかしたら、強い気持ち同士が惹かれ
合ったのではないか。
 『メイビー』とも書かれていた。
 強い気持ちでまた、立てることを信じている。だからハルもあきら
めるな、と手紙は結ばれている。

 「オレも単純だよな」とつぶやくと、ハルは筋トレを始める。


 池上友則(市川染五郎)がみんなに、カツを入れる。
 大和もハルもいない飛車角落ちの我がチーム。でも、みっともない
姿でも、勝つ。後残り3試合。消化試合だとしても、全力でぶつかる、
と言う。

 かっこいい、と言う島村真琴(佐藤隆太)に、「オレに惚れるなよ。
チーム内の恋愛は禁止。メイビー」と友則。
 「ハルさんが移っている.....」と真琴。


 亜樹が兵頭雄一郎(佐藤浩市)コーチに呼ばれる。
 兵頭の依頼は、亜樹に夏川啓介(谷原章介)の告訴を取り下げさせ
て欲しいということだった。
 「これは業務命令ではなく、わたしの個人的な依頼です」と兵頭は
頭を下げる。
 「オレには、約束がある。あいつをこれで終わらせるわけにはいか
ない」と兵頭。

 亜樹は言われなくてもそうすもりだった。今は啓介が興奮している
が、そのうち落ち着いたら、と亜樹。

 園田冴子(滝沢沙織)マネージャーがびっくりする。兵頭がハルの
ために頭を下げるなんて、と。
 兵頭は、冴子に弁護士につないでくれるように指示。


 ハルは夜になっても筋トレを続けている。
 同房の若者が、「体、壊すぞ」と言うが、ハルは、「何でもいい。
一度でもテメエの限界、見つめたことあるのかよ」と言う。
 若者がハルの首を絞めようとするが、ハルはそれを軽く外すと、筋
トレを続ける。


 亜樹は啓介に、告訴を取り下げてくれるよう頼む。同じ会社だから、
と。
 その亜樹に、啓介は詭弁だと言う。
 亜樹はハルには、ホッケーしかない。だからもう一度リンクに戻し
てあげたい、というのが本心で、恋愛感情はない、と言う。
 だが、啓介は信じない。ハルが出所した途端、亜樹と手に手を取り
合って、喜び合っては、自分はピエロになってしまう。そんなのはゴ
メンだ、と。
 亜樹は、自分を信じて、と啓介を見つめる。


 相澤百合(中越典子)が大和の世話をしている。
 そこに亜樹がお見舞いに来て、グリーンモンスター(グリモン)の
センターフォワード・山本玲志(山下徹大)に知られたらどうするの?
と聞くが、百合は、お金持ちは財布も心も広いの、と平気。大和のよ
うな小銭入れとは違う、と。


 兵頭は容子に、明日ハルを迎えに行って欲しいと頼む。双方の弁護
士で示談が進んでいるから、と。
 示談にできたことを不思議がる容子に、亜樹の働きが功を奏したの
だろうと兵頭。
 容子は、恋人を裏切ったことになる亜樹が、不利益を被ることにな
るのでは。それに、その事情を知ったら、ハルも困るだろう、と真剣
に心配するが、兵頭は、ハルは喜んで出所する。何よりもリンクが優
先されるし、これで、たかが女のことで騒ぐなどしなくなるだろうし、
と言う。

 容子は怒る。
 「たかが女」と言った、その女で救われたのではないか。ハルは、
兵頭や安西とは違う、と。
 そして、まだデザートを食べていない息子の手を引いて、帰ってし
まう。


 1人で断つ練習をしていてバランスを失って倒れそうになった大和
を、サッと支えるハル。
 「立っているのを見るだけで、不思議だな」とハル。
 「医者は奇蹟だって言ったが、気迫だって、言い返してやった」と
大和。


 試合。
 ブルースコーピオンズ一同、大興奮で、全力でぶつかる。
 だが、ハルは参加せず、大和と観客席の最後列で見学。まだ、禊ぎ
が済んでいないから、と。そして、消化試合の相手とは全く気迫が違
うとハルは評価。

 友則が大興奮で相手選手を滅多打ち。そして、ペナルティーを課せ
られる。
 「みっともないですね」と玲志が観客席に入ってきて言う。
 そして大和を見て、「元気そうですね。安心しました」と続ける。
 「あんたには、面会謝絶だ」と興奮する大和。

 玲志は、先日の試合が1対0だから、惜しい試合だと思っているの
かもしれないが、それは勘違いだ、と言う。
 グリモンは、今期、すべての試合を1対0で勝ってきている。
 これには意味があって、オール オア ナッシング(All or 
Nothing)。グリモンにはすべてがあり、お前らはクズだ、と。
 そして、「すべての攻撃をオレ達に止められたこと、忘れたんです
か?」と玲志は続ける。
 「忘れてたのに、思い出しちまったよ」と大和。

 友則と真琴の攻撃で、ブルースコーピオンズは1点取り、勝つ。
 大和が観客席で立ち、それをリンクから見たブルースコーピオンズ
一同も大興奮。

 ハルが兵頭に礼を言う。
 「ゲームを見たか?」と兵頭。
 「あいつら、オレがいなくても立派にやってました」とハル。
 「お前の穴なんて、すぐに埋まる」と兵頭。
 「そうですね」とハルは素直に言い、NHLの話はまだ生きている
か聞く。
 兵頭は、女は忘れられても、NHLは忘れられないか、と確認する
と、NHLの選手になるのは容易ではない、とシステムを説明し、グ
リモンにハルの攻撃を封じさせたのは兵頭自身だという。
 玲志にハルのビデオとハルの癖を書いたメモを渡した。癖が見抜か
れれば、フェイントも掛けられない。
 「反則じゃないですか」と言うハルに、「トライアウトに参加させ
る条件はただ1つ、お前自身の手で、グリモンのディフェンスを破る
こと」と兵頭は言い、ハルは了承する。


 亜樹が知佳に、今日は用がある。そして知佳にも付いてきて欲しい、
と言う。

 フェースオフ。
 友則はグリモンに勝てば、あいつらは1対0で勝ってきたから、得
失点差で勝てるかもしれない、と言う。
 当然、ハルが戻ってくるだろうと思っているチーム一同に、ハルは
まだ、禊ぎが済んでいないので、戻れないと言う。
 「どうして欲しい」と聞く友則に、体育会系だから、みんなに迷惑
を掛けた分、一発ずつ思いっきり殴って欲しいという。
 まず、友則が殴る。

 大和が自分も迷惑を掛けたから、同じようにして欲しいと言いだし、
さすがに大和は病人だから、とみんなためらう。
 だが、百合が大和を殴る。みんなを見ていたら、興奮してしまった
と言って。


 亜樹、知佳、容子で会食。
 亜樹は啓介と結婚するという。
 容子は、結婚が告訴取り下げの条件なのね。そんなことで人生の一
大事を決めてしまっていいの?と聞くが、亜樹は自己犠牲ではない。
自分の両親が喧嘩ばかりしていたから、自分が結婚したら、穏やかな
家庭を気付きたいと思った。みっともないところもさらけ出して、自
分と結婚したいという啓介を見て、この人なら大丈夫と思ったという。

 容子は、ハルのことは忘れられる?と聞き、亜樹は無理に忘れるこ
とはない。そのうち、アルバムの中の1枚の写真のようにい思い出に
なるだろう。
 でも、他の写真と違って、ちょっと白く光るかもしれない。春の雪
解けの頃。

 話についていけない知佳は、目を白黒させている。

 ハルに付き添われて帰宅した大和。
 ハルは大和の車椅子のタイヤを拭いてあげながら、百合といい感じ
だという。
 大和は多分、怪我が治るまでのつき合いだろうと言い、亜樹とハル
は?とふる。
 ハルは、『亜樹』という名は禁句で、大和の忠告を聞いておけば良
かった。恋愛はゲームでは済まなくなって、のめり込んでしまうこと
がある。一時期、ホッケーより恋愛の方が大切になっていた時期があ
った。
 でも気付いた。オレに合う女はいない、とハルは言う。

 ハルが外に出ると、亜樹がいる。大和の部屋の灯りがついていたの
で、大和が帰ってきているのかと思って、寄ってみたという。
 そして亜樹はサッと自分の部屋に入ろうとして、カギを落としてし
まう。

 ハルがそのカギを拾って亜樹に渡す。
 亜樹はうわずった声で、結婚するという。
 ハルはおめでとうと言い、告訴取り下げの礼を啓介に言っておいて
くれ。そして、自分とのことで亜樹の人生を狂わせなくて良かった、
と言う。
 亜樹は、ハルに合う女性はいないと言うと、サッサと部屋に入り、
カギを掛けてしまう。

 ハルは車に戻り、しばしボーっとしている。



寸  評  亜樹は、殴られても啓介との結婚を決意したのですね。亜樹自身
は否定していますが、やはり亜樹の結婚は、ハルのため、としか思え
ません。

 ところでハルですが、物語としては、グリモンに勝って、NHLに
行って、氷の女神を見るのでしょうか?

 また、百合はお金持ちは財布も心も広いと言っていましたが、必ず
しもそうではなく、お金持ちになるために、どちらも狭くなった人も
多いと思います。彼女が付き合ってきたお金持ちは別?それとも、小
銭入れのひがみ?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 雑誌を読んでいたら、キムタクは子供にバイリンガルになるべく教育する方
針だとか。
 編集子自身は英語が苦手で苦労しているので、スラスラと話して、理解出来
たらどんなに楽だろう、と思います。そうすれば、休日にまで勉強に通って、
クタクタになることもないのに.....と。

 一方、英語ができるだけなら、別に英米人でいいじゃないか、という気もし
ます。日本文化、日本の慣習(ビジネスでも日常生活でも)に造形が深く、そ
して何より正しい日本語が正しく使えて、初めて、「英語の流ちょうな日本人」
というのが成り立つと思います。
 もちろん、英語に堪能なことは、これからの国際社会を生き抜くために大切
ですが、それ以上に、正しい日本語、立派な日本人であって欲しいと思います。
(鈴木)

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