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タイトル:Daily Drama Express 2004/03/02 ファイアーボーイズ (9)  2004/03/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/03/02 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ファイアーボーイズ 〜め組の大吾〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜21時
キャスト 朝比奈大吾(山田孝之)
 園田まひる(内山理名)
 近藤純(ミムラ)
 甘粕士郎(塚本高史)
 赤星みつる(葛山信吾)
 落合静香(小西真奈美)
 平茂(石黒賢)
 五味一(鹿賀丈史)
脚本  吉田智子

あらすじ 春が近づき、め組の面々は、それぞれの目標に向かって勉強に励ん
でいた。純(ミムラ)は救命士資格試験、赤星(葛山信吾)は昇進試
験、博士(温水洋一)は毒劇物取扱者の試験に挑戦するという。

そんな中、甘粕(塚本高史)が1ヵ月後のレスキュー試験を受けると
言い出す。訓練の見学に誘われ、初めは興味なさげに「俺は火消し一
筋だ」と言う大吾(山田孝之)だったが、甘粕に「受かる自信ねぇん
だろ」と言われてムキになり、「レスキューがどれほどのもんか見て
やるよ!」と言い返す。


今回受験資格の枠を広げ、新人でも受けられるようにしたのは、レス
キュー隊の隊長、神田(的場浩司)だった。「新人の中に相当な逸材
がいるんだろうね」と署の上役に言われ、神田は「経験を積み、腕に
自信のある人間でも1度で試験に受かるのは難しい。ましてや新人が
受かるはずありません」と答える。訝しむ上役に、「落ちるのも経験、
潜在能力のある奴を1年でも早く目覚めさせたいんです」と言う神田。
その視線の先には、甘粕と共にレスキュー隊の訓練を見学に来た、大
吾の姿があった。

ハードな訓練に圧倒されているのを甘粕に指摘され、大吾はつい「あ
んなもん楽勝だよ」と強がる。それを聞きつけた神田が「じゃあやっ
てみたらどうだ」と言い、大吾は隊員達の見ている前で、空中に渡さ
れたロープの渡過に挑戦させられる。途中までなんとか進む大吾だっ
たが、神田が大きい声を出すと、驚いてバランスを崩し、宙吊りにな
ってしまう。

落ち込む大吾に神田は「あの程度でビビって、それでレスキューを志
願するなんていい度胸だな」と言う。以前会った時に大きな口を叩い
ておいて、少しも成長していない、今まで何をやってたんだ、と厳し
い言葉を並べる神田。
「試験まであとたった1ヵ月、どうあがいても無理だな」と言われ、
大吾は「あと1ヵ月もある。レスキューなんか行く気ないけど、俺は
絶対受かってみせる!」と宣言する。その翌日から、大吾は甘粕とと
もにトレーニングを開始した。


大吾は植木(モロ師岡)に、学科に自信がないので教えて欲しい、と
頼む。
「やっと受ける気になったか」と植木が言うと、「俺らがレスキュー
隊に劣らないってこと証明してやりたいだけだから、合格してもレス
キューには行きません」と大吾は答える。「なんて動機だ」と呆れる
植木。

一方で植木は、五味(鹿賀丈史)に消防学校の教官になることを打診
され、思い悩んでいた。まだ火消し稼業に未練があるが、五味に「そ
ろそろ身体をいたわって奥さんを安心させてやれ」と言われていたの
だ。

そのことはおくびにも出さず、植木は大吾と甘粕に指導用の映像を見
せながら、バックドラフトやフラッシュオーバーなど、火の特性につ
いて丁寧に教える。


大吾が家でもトレーニングに励んでいると、静香(小西真奈美)が訪
ねてくる。ミキ(小出早織)から、大吾が周りにあおられてレスキュ
ー試験を受けると聞いて心配になったという。「負けず嫌いもいいけ
ど、安易に決めるようなことじゃない。そんなところがいつまでも子
供なの」と言われ、大吾は「先生には関係ないだろ、子供扱いすんな
よ」と反発する。


翌日、植木が消防学校の教官になるかもしれない、と純に聞き、大吾
はショックを受ける。平(石黒賢)は「俺もつらいが、植木さんもも
う歳だ」と言う。出場から戻った後、疲労に顔を歪め、それを皆にば
れないようにしている植木を見るのはつらい、そろそろ休ませてやり
たい、と。

大吾は、植木がつらくても何も言わないのは、め組にいたいからじゃ
ないか、と言い、平やまひる(内山理名)が制止するのも聞かず、植
木を説得しようとする。

そんな大吾に植木は「火消しにこだわるのは、俺のように時代につい
て行けない奴だけでいい。お前には人を助ける天性の才能がある。レ
スキューで技術を磨いて、その才能を生かしてみろ」と言う。そして、
人にはそれぞれ行く道がある、大吾のような坊主を育てるのも面白い
ような気がしてきた、と言うのだった。

植木の言葉で大吾はレスキューになることを決心し、以来、甘粕と共
に更に厳しいトレーニングや勉強に励む。そんな2人を見て、植木は
五味に、教官の話を受ける、と告げる。

植木が所長室から出てくると、め組の一同が立ち上がり、植木を見つ
めていた。「何も言うな」と笑う植木。

そこへ出場指令が下った。資源再処理研究センターの地下集積所で火
災が発生したという。しかしめ組が現場に到着すると既に鎮火されて
おり、め組は残火処理を請け負うことに。

工場の地下をくまなく見回り、5時間後、ようやく残火処理が完了。
撤収作業をしながら大吾は教官になったら定時に終わるので家族サー
ビスができますね、と植木に言い、植木は「嫁さんとディナーにでも
行くか」と笑った。

その時、大吾は頭上から灰が落ちて来たことに気づく。火災現場は地
下だったが、炎の火種がダクトを通り、どこかへ移動した可能性があ
る、と植木。
大吾と植木は建物の中に確認しに戻る。

建物の中で、2人は炎に包まれた部屋に行き当たり、逃げ遅れて倒れ
ている男性を発見する。炎に囲まれ、要救助者を抱えてベランダに出
る2人。それを地上で見ていた平が、ハシゴ車を要請。まもなく博士
がハシゴ車を操作しながらベランダに近づいてきた。

しかし、要救助者と操作をする博士の他に、もう1人しかハシゴ車に
乗ることができないという。植木は自分はいいから先に行け、と大吾
を無理に乗せる。その背後ではベランダのガラス戸にヒビが入り出す。
それを大吾らに気づかれないよう確認した植木は、「やっぱり植木さ
んが先に…」と言う大吾に、「ベテランが残るのがこの世界のルール
だ」と言い、「火消しに恥かかせんな!」と怒鳴る。植木の思いを察
し、博士はゆっくりとハシゴ車を降ろし始めた。

離れて行く大吾に、植木は「頑張れよ、坊主…」と言って微笑む。そ
の時、植木の背後で爆発が起こった――。


――大吾が目を覚ますと、病院のベッドに寝ており、傍らには家族と
純がいた。「…博士は大丈夫よ、あの要救助者も…」と言う純。何が
起こったかを思い出し、「植木さんは…?」と大吾が尋ねると、家族
も純も目を伏せる。

「植木さん、元気なんだろ?なぁ、純ちゃん、答えろよ…!」と大吾
に問われ、何も言わずに涙を浮かべる純。大吾は点滴の針を外し、制
止する家族や純を振り切り、「冗談じゃねぇよ…!植木さんになんか
あったら、俺は自分を一生許せねぇ…!」とよろめきながら病室を飛
び出す。

大吾が植木の病室にたどり着くと、め組の面々が消防服姿のまま押し
黙って立っており、ベッドの傍らには植木の妻、そしてベッドの上に
は白い布をかけられた、物言わぬ植木が横たわっていた。

「何だよこれ、嘘だろ…」とつぶやき、大吾は「ふざけんなよ、こん
なのありかよ…!」と植木の身体にすがりついて号泣する。他の隊員
達も皆涙を流し、ただ立ち尽くしていた。


寸  評 命を落とすことになったのは、これまであまり目立っていなかった
植木でした。
初回登場時は釣り道具を抱えてウロウロする呑気なおじさん、といっ
た雰囲気だったのに、こんな終わり方をするとは…。

でも、ハシゴ車に3人しか乗れないために植木は残ることになりまし
たが、あの状況で、無理やりにでももう1人乗せることはできなかっ
たのかなぁ、と思います。

執筆者  まめを(mico314@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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最近あらすじを書くのがすっかり遅れ気味です。申し訳ありません。

バックドラフトと言えばユニバーサルスタジオですね(そう決めた)。私は大
阪在住なのでUSJが割と近くにあり、『バックドラフト』のアトラクション
も何度か経験しました。でもこのアトラクション、工場火災を間近で体験でき
る、というメインの部分は一番最後で、それまでは延々と映画撮影時のドキュ
メンタリーを見るというもの。何度も行っていると、「もうそれはええから!
知ってるから!とにかく早く火ィ見して!」なんて、聞きようによっては恐ろ
しいことを思ってしまいます。

でも個人的にはやっぱりUSJよりディズニーランド、いつか千葉(できれば
木更津)に住みたいわ☆などと常々考えているバカマメなのでした。
※『今日のわんこ』風に…(まめを)

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