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タイトル:Daily Drama Express 2004/04/08 プライド (9)  2004/03/14


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/03/08 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル プライド
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 里中ハル(木村拓哉)
 村瀬亜樹(竹内結子)
 堀田大和(坂口憲二)
 池上友則(市川染五郎)
 兵頭雄一郎(佐藤浩市)
 安西容子(石田ゆり子)
 相澤百合(中越典子)
 島村真琴(佐藤隆太)
脚  本 野島伸司

あらすじ  堀田大和(坂口憲二)の手術は成功。でも、まだ目覚めない。里
中ハル(木村拓哉)は1人大和の病室に残る。

 手術は成功したものの、大和は首を強打しており、しばらくリハビ
リすれば歩けるようになるだろうが、ホッケー選手には戻れないだろ
う。
 「どんな言葉で伝えればいいんだよ.....」とハルは頭を抱える。


 朝、村瀬亜樹(竹内結子)はアパートの前に止まっているハルの車
を見て、大和の部屋を訪ねる。
 そこにはハルだけがいて、大和の身の回りのものを取りに来ていた。
 亜樹は、石川知佳(MEGUMI)からのメールで大和のことを知った。
午後には、相澤百合(中越典子)も誘ってお見舞いに行く、と言う。
 「そうしてやってくれ」とハルは言うと、夏川啓介(谷原章介)に
認めてしまったから、抵当に誤魔化しておいてくれ、と言う。

 ハル、池上友則(市川染五郎)、島村真琴(佐藤隆太)、園田冴子
(滝沢沙織)マネージャーが大和のお見舞いに行くが、友則は気を利
かせて、ハルと大和2人きりにしてやろうと、真琴と冴子を連れて、
病室を出る。

 百合は、どうせ大和は、グリーンモンスター(グリモン)のセンタ
ーフォワード・山本玲志(山下徹大)に、「オレの女に手を出すな」
と言いに言ったか、百合の悪口でも言って、天罰が下ったのだ、と冷
たい。
 亜樹はそんなこと言うなんて、友達じゃない、と言い、百合も絶交
は望むところ、と言い返す。

 大和はハルに、ホッケーを始めた訳を聞く。
 ハルは背中を向けるのがイヤだった、と答える。そして、安西健吾
(時任三郎)が、「オレ達は名もない選手だ」と言っていたという。
 「オレも名も無き選手ですか.....途中で消えちまうけど」と大和。
大和は、もうアイスマンには戻れないと悟っている。多少の怪我なら、
お袋が呼ばれることもなかっただろうし、麻酔が切れても脚の感覚が
無いから、と。
 そして、「ハルさん.....ありがとう」と不自由な手を差し出す。
 ハルがその手を握り返すと、「ハルさん、あなたがいたから、オレ
はここまでやれたんです。これからは、一里中ファンにならせて頂き
ます」と大和。
 ハルは出てきた涙を隠して、大和の病室を出る。
 廊下では、お花とお見舞いの品を持った、亜樹と知佳が泣いていた。

 大和もベッドの上で泣いていた。

 練習が終わった時、真琴がもっと練習したいからハルに付き合って
欲しいと頼む。

 亜樹が大和の病室にはいると、そこには、安西容子(石田ゆり子)
親子だけがいる。大和は母親に付き添われて検査中。
 出直して来るという亜樹に、容子は名前を聞く。
 容子は亜樹の名を聞くと、ハルから、『古き良き時代の女』と聞い
ているという。そのほかにも、ハルからいろいろい聞いているし、ハ
ルは亜樹と付き合ってから、丸くなったという。
 「わたしたちはゲームですから」と亜樹。
 
 「人生はゲームよね」と容子。
 「そういう考え方もありますよね」と亜樹。
 亜樹はハルが、啓介に自分たちのことを話してしまったという。で
も、亜樹自身も告白しようとしていたという。
 「そういうこと、赦してくれる人なのね」と容子。
 「いえ」と亜樹。
 「彼とも別れちゃってどうするの?里中君のこと、好きじゃない
の?」と容子。
 「ダメなんです。ハリウッド映画なんです。待ってくれる女の子じ
ゃなきゃ、ダメなんです。『四季の歌』ってあるでしょ。『春を愛す
る人』って。清らかじゃなければ、ダメなんですよ」と亜樹。

 真琴はゴールが上手く守れず、まだまだ練習を続けたいという。
 ハルはもうそこまでと言って、サッサと上がる。
 倒れる真琴に、みんな駆け寄る。

 ハルは友則に、神様がいるか聞く。そして、いたら恨む、と言う。
 なんでオレの大切な人ばかり去っていくんだろう、と。母親、安西
コーチ、大和、そして亜樹.....
 友則は、ハルが素っ気ないからか、氷の下の女神様の嫉妬では?と。
そして女神様を見たら、写真をメールして、と頼む。
 「Maybe.....」とハル。


 啓介は亜樹に、「ボクは約束通り帰ってきた。結婚してくれるよね」
と言うと、指輪を差し出す。
 「コーヒー淹れるわね」と言う亜樹の言葉がうわずっている。
 「わたし、あなたと結婚する資格ないの」と亜樹。
 「彼に聞いたよ。その後思ったよ。もっとボクが君のこと信じれば
よかったって。あいつ、ウソばかり言って」と啓介。
 だが亜樹は否定しない。

 啓介は激昂する。
 亜樹の唇が、体がハルに奪われたのか、と。
 そして亜樹を突き飛ばす。

 突き飛ばされた亜樹がうなっている。
 啓介が亜樹の顔を見ると、血が出ている。
 啓介は無理矢理亜樹を抱きかかえると、自分は亜樹のために頑張っ
た。でも、待たせてしまったのが悪いんだ。だから、2人であの幸せ
な頃に戻ろう、と。
 亜樹はただ泣いている。


 ハルが食堂に入ると亜樹が帽子をかぶって食事をしている。
 どうして帽子をかぶっているのか聞くハルに、髪の毛がボサボサだ
から、と亜樹。
 「会社は?」とハル。
 「体調悪くて」と亜樹。
 「その割にはすごいもん、食ってるな」とハル。
 「無理にでも食べないと治らないから」と亜樹。

 「どうしてこんなとこ、来るの?」と聞く亜樹に、大和の母親を迎
えに来たけど、早すぎて、とハル。そして、うまく誤魔化してくれた
か聞く。
 亜樹は誤魔化さずに話して、赦してくれたと言う。「誰にでも過ち
はあるから」と。
 『過ち』と言う言葉に、ハルは一瞬ムッとする。
 そして亜樹の帽子を取る。

 亜樹はまぶたを切っていた。
 「お皿洗っていて」と亜樹。
 「顔でお皿洗うんだ」とハル。
 「時々ね」と亜樹。

 ハルは怪我がきちんとくっつきそうなことを確認すると、帽子をか
ぶせる。

 亜樹は知佳とコインランドリーで、普通恋をすると、欠点を隠して
背伸びしようとする。でも、最初から欠点をさらけ出す人もいる。
 その欠点がいいなと思えると、かわいくなると亜樹。
 「それは恋じゃない」と知佳。

 ハルはリンクで1人、やたらとパックを打ちまくる。

 ハルは強引に啓介のオフィスに入ると、「君か」と出迎えようとし
た啓介をいきなり殴り倒す。

 友則と真琴が、大和にハルが逮捕されたことを伝える。
 相手は訴えているので、会社はハルを解雇するだろうし、ホッケー
協会も黙っていないだろう.....

 拘置所に兵頭雄一郎(佐藤浩市)と容子がハルに面会しに来る。
 「終わったな。そこまでの選手だったんだ。安西はそう思っていな
かったようだがな」と兵頭は言い、安西がハルのビデオを送ってきた。
安西は、先が長くないことを悟って、プライドの高い安西が、兵頭に
頭を下げた。安西は、ハルがチームの、そして日本の星だと思ってい
た。
 安西と兵頭が考えていたのは、NHA。ハルをマジソンスクエアガ
ーデンの真ん中に立たせることだった。この国のホッケーを変えるの
は、施設ではない。たった1人のスーパースターだ。
 確かにハルにはスピードがある。天性の足首の柔らかさもある。だ
が、それだけでは体格の勝る欧米の選手に勝てない。
 女1人のためにこんなことになるなんてクズだ。アイスマンは第一
にホッケーのことを考えなければならない。
 「お前のような奴のために、オレはノコノコ帰ってきたんじゃない。
お前のような奴のために、安西はプライドを無くして、命を落とした
んじゃない。お前みたいな奴に、堀田や他のメンバーが付いてきたん
じゃない」と兵頭。
 容子がなだめても、兵頭は怒ったまま帰る。

 百合が大和の病室の前にいると、中から物音。
 驚いて百合が飛び込むと、大和が床の上でもがいている。どうして
も行かなければ、と、動かない脚を自分で殴る。百合が止めてもおさ
まらない。

 容子が警察署から出てくると、雨の中、びしょ濡れで亜樹が立って
いる。
 傘を差し掛ける容子に、亜樹はただ、「ハルが泣いている.....」
とだけ繰り返す。

 ハルは本当に1人、泣いていた。頭の中では、兵頭の一語一語がリ
フレインしている.....


寸  評  予告に出ていた、ハルが逮捕されていたのは、こういうことだっ
たんですね。
 実際に起きたら、本当にハルは終わりだったでしょうが、そこはド
ラマのこと、きっとハルは復活し、そして、遂に氷の女神を見ること
になるのでは、と思っていますが、どうでしょうか。
 ただ気になるのは、亜樹の態度が、八方破れに見えることです。
2人の男に本気になってしまった自分が、自分で許せないのでしょう
か?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 最初、斜に構えていて、今までにもいろいろな女性と関係があったであろう
ハルよりも、啓介の方が結婚相手としていいのかと思っていましたが、啓介を
知ると、とんでもないですよね。
 アメリカに行ってしまったきり、2年間も音沙汰無し。カーッとすると暴力
をふるう。女性に暴力をふるうなんて最低なのに、おまけに顔を怪我させて。
 亜樹も結婚前に啓介がどういう人かわかって良かったかも、と思うのですが、
ドラマとしてはどういう展開になるのでしょう。

 ところで、予告編ですが、毎回、「どうしたんだろう?」あるいは、「どう
なるんだろう!?」と思わせるシーンが出てきますが、たいていそのシーンが
本編で登場するのは、最後の方ですよね。則ち、毎回、予告以上にドッキリな
シーンはない、ということなのでしょう。(鈴木)

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