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タイトル:Daily Drama Express 2004/03/05 奥様は魔女 (8)  2004/03/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/03/05 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 奥様は魔女
局  名 TBS系
放映日時 木曜21時
キャスト 松井ありさ(米倉涼子)
 松井譲二(原田泰造)
 佐々木倉子(冨士眞奈美)
 佐々木周三(マギー司郎)
 野茂詩織(石川亜沙美)
 長谷川洋美(青木さやか)
 ダリア(夏木マリ)
 鈴木一夫(竹中直人)
脚  本 後藤法子

あらすじ 「あーあーあー」朝、ベットの上で目覚まし時計を掴んで時間を確
かめたありさ(米倉涼子)は、寝坊をしたことに気がついて、焦って
階下へ降りて行く。

ゆっくりコーヒーを飲んでいた譲二(原田泰造)の前に、頭ぼさぼさ
でパジャマを着たまま「こんな格好でごめんねー」とひたすら謝る。
「ありさはそのままで綺麗だから」譲二はありさを安心させるように
やさしく言う。

「へーーーへへへへってー歯が浮きまくってどこかに飛んでいってし
まいそうな勢いだよ。頭の悪さが目にまで来てしまったんじゃないか
ぁい。何かやましいことがあって嘘ついているんだぁ」突然空中に現
れて浮遊するダリア(夏木マリ)にありさは「ダーリンは嘘をつきま
せん」

「お母さん今日も神秘的ですね」お世辞を言って、会社へ行くために
玄関へ向かう。見送りに玄関まで来たありさに譲二は「素敵なブロー
チをみつけたんだ。今日買って来るから楽しみにしててね」とありさ
を喜ばす。


『奥様の名前はありさ。だんな様の名前は譲二。ごく普通の恋をした
二人はごく普通の結婚をし、ただ一つ違っていたのは奥様は魔女だっ
たのです』


「あ・や・し・い。絶対に怪しい。誕生日でもないのにプレゼントな
んて、人間は誰でも建前と本音で生きているんだ」そう断言するダリ
アに「ダーリンは違います」とありさは抵抗するが、「好きなだけ本
音を喋ってもらおうかね」とダリアは消える。消えたダリアを追って
鏡をみたありさは自分の姿をみてビックリ「あーーーひどい顔、どう
しよう。ダーリン本当に悪くなっちゃったかも?」


NOMOフーズへ打合せにやって来た、鈴木部長(竹中直人)、譲二、
長谷川(青木さやか)の3人は詩織部長(石川亜沙美)がやって来る
のをずっと待っていた。「イライライライラするなぁいつまで待たせ
るんだよ」鈴木部長が声に出していうと、秘書の木田(塩谷 瞬)が
「すいません会議が長引いてしまいまして申し訳ありません」と部屋
に謝りに入って来た。「もうしばらくかかります」と更にまたされる。

譲二が携帯を鞄から出そうとするが携帯を忘れて来たことに気がつく。
鞄の中にピンク色のリボンがかかったブローチの入った箱を目ざとく
みつけた長谷川は「奥さんにプレゼントっすか?」と見せてもらおう
とする。それを見つけた鈴木部長は「これはわたしがいただく。エミ
リに上げようと思う」と譲二が鞄から出した箱をとりあげる。鈴木部
長と長谷川が譲二にとられまいと箱を投げ合い、その間を譲二がとり
かえそうとする。

「我が願いを叶えたまえーー人間の醜い本音をつつみ隠さず語らせた
まえーー これであのブローチの半径1メートル以内に近付いたもの
は本音を喋るよ。たのしみ。ははははははははっはー」ダリアがブロ
ーチに魔法をかける。

「どうかしました?」やっと会議が終わった詩織部長が部屋へ入って
来る。ブローチの箱は丁度鈴木部長の手に納まる。箱が光り、「いつ
までまたせるんだ!」鈴木部長は詩織部長にいきなり暴言をはく。慌
てて口に手をあてる。長谷川が「一週間寝ずに考えたんです」とすか
さずフォローするが、「別に長時間かけたからといって、いいアイデ
アが生まれるとは限らないだろ、社長の娘だからって部長になったん
だろ」鈴木部長は暴言をつづける。驚いて鈴木部長は口に手をあてて、
「どうしちゃったんだろう。ひとまずここは帰る」と箱を譲二に渡し
て帰ろうとする。また箱が光り、今度は譲二が「おまえはいつだって
そうだ。失敗すると人のせい、成功すると自分のおかげ」鈴木部長と
譲二は喧嘩を始める。止めようとした秘書の木田が箱に近付いたとき
にまた箱が光り、「うるさいんだよ。いいかげんにしてくれよ。だい
たいあんた達ろくに仕事も出来ないくせに」そう言って長谷川を指差
し「おまえはいつも酒臭いし」詩織部長が「失礼よ木田くん」と言っ
たところにまたも箱が光り「確かに、こんな相手じゃやる気もなくす
けど」

そのやりとりを水晶から覗いていたダリアは大喜び。

「本当に申し訳ございません。失礼致しました」廊下へ出て、鈴木部
長は深々と頭を下げる。部屋から出てからも、箱は光りつづけ、長谷
川は鈴木に向かって暴言を、譲二は鈴木に向かって暴言を吐く。


クライアントと喫茶店で打合せをする譲二は、CMを出しても売上が
伸びないというクライアントにデータをみせようと鞄を開けると箱が
光り、「無理だなー夏でも冬でも売れないよ、あんな商品今時さぁー」
と本音が出る。目が点になった譲二は資料を忘れたと口実を使い、
「また持ってきます」とクライアントを残して帰って行く。

「たまんないねーこりゃ」ダリアは水晶から覗いて楽しむ。


「ちょっとまってーわたしも乗りたい」譲二の忘れ物の携帯を届けに
ありさはエレベーターに乗ろうとする。しかし、ありさが乗ると定員
オーバーのブザーが鳴る。その時に場所を譲る老人がいたが、ありさ
が遠慮したところへ譲二から電話が鳴る。

トントン「失礼します」イラブ広告にありさは携帯を届けに入ると、
長谷川が気がつく。すると鈴木部長が「やっほーお父様お久しぶりで
す。」先ほどエレベーターを譲ってくれた老人に鈴木部長が挨拶をし
ている。長谷川に老人は青木製薬の元重役の高津さん(石井光三)で、
鈴木部長の奥さんのエミリ(室井滋)の父親と教えてもらう。ありさ
は「知ってるまっずい健康緑汁を出しているところじゃない?」まず
いと言ったありさの言葉に驚いた鈴木に「あれ飲み始めてからお化粧
ののりが良くなったの」と緑汁のファンだと素直に言う。気をよくし
た高津は「おめにかかれて光栄です」とありさに好印象。対照的に鈴
木部長のことをひどくけなす。

高津と鈴木部長の口論がおさまらないと感じたありさは、「お話中す
いませんが、仲人していただいたお礼もしていないので、うちにいら
っしゃいませんか?」と鈴木部長の夫婦と高津と長谷川を誘う。

「もしもし?ありさ携帯電話ありがとう助かったよ」ありさが助け舟
を出したことに鈴木部長がお礼を言っておいてくれと言われたことを
ありさに伝える。今日の夕飯の買い物を終えたところだと、応えたあ
りさの後ろに譲二が現れる。仕事が最悪で今日は帰ってきた。とあり
さとベンチに腰掛ける。

鞄からありさのために買ったブローチを取り出しプレゼントする。
「うれしーかわいい、ありがとうダーリン」ありさは箱を開けて大喜
び。
突然小さいメリーゴーランドが出現し、ダリアが乗って回っている。
「チンパンジーにしてはいい趣味してるじゃなーい。ありさ、今晩に
でも早速ブローチつけてみたら。わたしがつけてあげる。良く似合う
じゃないのさぁ」ダリアはありさの胸にブローチをつける。

するとそこへお向いの佐々木夫婦がやって来る。ダリアをじろじろみ
て「怪しいね」母だとありさは紹介し、譲二は「だって、人間じゃな
いから魔女ですから」と素直に言う。倉子(冨士眞奈美)が騒ぐとだ
んな(マギー司郎)は「えーい亭主が黙れって言ってるんだから黙
れ!無駄な化粧でお金を使わずに、たまには発泡酒じゃなくてビール
買って来なさいよ。鍋ばっかでごまかして、鍋は料理じゃない」とい
つもの不満を正直にぶちまける。怒った倉子は「無駄な化粧で悪うご
ざいましたね」と言ってだんなを置いて帰って行く。だんなは「違う
んだよ、違うんだよ」と追いかけて行く。


ありさの家に招待された鈴木部長は、高津の生き様を絶賛する。高津
も、緑汁を開発したきっかけや、現社長の青木に意見したことを皆に
聞かせる。エミリも父親を自慢する。鈴木部長は自分も下の者にもや
さしく接していると、譲二と長谷川に言うが、一瞬動きが止まった譲
二と長谷川は「部長の下で働けて最高です」とお世辞を言う。そこへ
タイミング良くありさが「メインデッシュのローストビーフです」と
運んで来る。料理をとろうとした長谷川に向かって、ありさのつけて
いたブローチが光る。
「最高の上司だって良くいうよブランコ禿げ。部下が皆我慢してやっ
てるのに気がつかないんだから」長谷川が言いながら目が点になる。
ありさと譲二がお酒に酔ったからだととりあえず言いつくろう。気を
取り直して、高津が緑汁のいいキャッチコピーを考えたと言い、「は
りきりパパもかわいこちゃんも皆元気にもりもり」一同シーン。
慌てて譲二がメモしようメモ、と紙に鉛筆でメモるが「こんなキャッ
チコピー今時とれないよ。“かわいこちゃん”なんて今時死語だよ死
語」「まったく松井の言うとおり、死語だよ死語、引退したから仕事
のことに口はさむなって言うの」鈴木部長の言葉に驚き、酔ったこと
にしてありさは水を飲ませようとする。しかし、鈴木部長は更に続け
て「軽井沢の別荘に帰って隠居生活送ってろっていうの」その言葉に
怒った高津は「こんな侮辱されたのは始めてだ!そもそも、こんな男
と結婚させるつもりはなかったのだ。わしのエゴをおしつけちゃいか
んと思ってエミリのためを思って許したのに」「パパー社長の息子と
縁談があったなんて、どうしてエミリに言ってくれなかったのよー、
そんなエゴなら大歓迎よーこんな鈴木に流されなくても良かったの
にー」
ブローチのせいで、皆の本音がぶちまけられ、皆怒って帰って行く。

「おかしい。こんなの絶対おかしい。ママーまたなんかやらかしたで
しょう?」「そのブローチに近付いた途端、隠していた本音をペーラ
ペラ、夫婦も会社も嘘と建前で持っているだけ。」「鈴木さん達もす
ぐに仲直りします」そういって、ありさはブローチを外す。「本当は
チンパンジーの本音を聞くのが怖いんじゃないの?」ダリアに言われ
るが「うちは魔法禁止なの。だから、魔法のものも禁止」

「全員無言で帰ちゃったよ、まずいよー」皆を送って戻って来た譲二
は頭をかかえる。しかし、今回の騒動はダリアのせいだとありさは説
明する。


翌朝、お茶を持ってきた長谷川は鈴木部長に夕べ言い過ぎたことを謝
る。「ブランコじじい忘れんぞ」夕べブランコ禿げと言われたことを
根にもつ。鈴木部長は譲二に、夕べあれからビジネスホテルに泊まっ
たという。そこへ、高津とエミリが離婚届を持ってやって来る。鈴木
部長は昨日は酔っていたと、非礼をわびるが、エミリは「別れましょ
う」

「まずいよ、エミコさんと高津さんが鈴木部長と一緒に離婚届持って
会議室にこもっちゃったよ」とありさに譲二は電話をする。会議室の
前で中の様子を伺う譲二は長谷川にお茶を出した途端に離婚届にお茶
をかけるように指示する。長谷川はいやいやお茶を用意する。他の社
員を外へ出す。

譲二から報告を聞いたありさは、意を決してブローチをつけ、赤い鞄
から箒を出してイラブ広告へ飛んで行く。

イラブ広告へ入って来たありさに譲二が気がつく。ブローチに気がつ
いた譲二は驚くが、「大丈夫大丈夫」とありさは何か秘策があるよう。

長谷川がお茶を出すのと一緒に会議室に入る。「産まれて来る子はわ
たしが育てます。」「おまえの腹から出て来た時点で俺がひきとるん
だ」話し合いの中、ありさはエミリに挨拶し、机の上に置かれた離婚
届を始めてみたように驚き、「お二人離婚されるんですか?本当にそ
れでいいんですか?」ありさはエミリに近付くと、ブローチが光る。
今まで強がっていたエミリは「嘘、そんなの別れたいわけじゃないの。
だってわたしみたいな女のわがまま聞いてくれる人他にいないでしょ
う?」ありさは続けて鈴木部長に歩み寄る、するとブローチが光り
「エミリーすまなかった。俺はエミリのこと心底愛しているんだ。本
当にすまん。子供が産まれたらエミリと3人で仲良く暮らそう。」
「娘は騙されてもわしの目は騙されんぞ」ありさは高津に近付く。ま
たブローチが光る。「わかっているんだ…か、感謝しているんだぞ。
そんなこと言うつもりじゃなかったんだ。わがままをよく聞いてくれ
た感謝しているよ。君は出来た男だ。仕事は出来んけど。娘をとられ
てしまうような気がしてさぁ。引退してから、軽井沢のリゾートマン
ションで気ままな一人暮らし。君の迷惑をかえりみず、たびたび東京
に出てきてなぁ、憎まれ口を言うてしまう。すまん」「わたしはお父
様にずっと嫌われていたと思っていました。」

長谷川が「良かった良かった」とお盆に乗ったお茶を置こうとしたと
きに、机の上に乗った離婚届をぬらしてしまう。


マンションへの帰り道、「大吟醸買って来たんだ、なんにも言わない
人だからたまにはね」お向いのマンションの佐々木に会う。譲二はあ
りさに、「ありさと一緒になれて本当に幸せ、ちょっと言わして。料
理を作ってくれるのはいいけど、全ての料理にマスタードかけるでし
ょ?あれやめて」「だってダーリン辛いの好きって」「それは人間が
円満に生きるための知恵」譲二は先にマンションへ逃げ帰って行く。

お向かいの佐々木家では、「たくさん召し上がれ、にんにくもいっぱ
いだよ」豪華な夕食をかこんでいる。

「面白くないあー面白くない」マンションの部屋でダリアが言ってい
る。譲二はダリアに向かい「本音を言っても壊れない関係もたくさん
あるけど、今日という今日は怒っているんですよ。言いたかないです
けど、いたずらには度が過ぎますよ。よそ様に迷惑かけるのはよやめ
て下さい。服装のセンスもよくない・・」なおも言い募ろうとする譲
二に、ありさは止めて、ブローチの魔法はさっき解除したことを言う。
ということは今の言葉は全て譲二の意志で言ったということに・・

「ごめんなさいごめんなさい」譲二は一生懸命謝る。「どうしよう殺
されるよ」「ダーリンは本音を言っただけ、気にしなくて大丈夫。今
度会ったときはお世辞の一つでも言ったら?嘘も方便」


『こんな二人に次回はハッピーなお知らせが、そうです。つばさちゃ
んがやって来るのです。…』(中村 正)


寸  評 皆が思っている本音を言ったらどうなるか?がテーマでした。ああ
いうブローチはダリアに試してみるのが一番楽しそうな気がします。

執 筆 者 田村(doramakakikaki@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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ボーリングをやってきました。夕飯を食べた後、もう一箇所のボーリング場を
見に行って来たら、若いと思われる子がたむろしていました。「柄が悪いねー」
と話しながら車に乗って去ろうとするとパトカーが。事件は何も起こっていな
いようだったので、定期的に見廻りをしてるんだと思われます。しかし、若い
子らは寒いのによく外で座ってるわと感心します。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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