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タイトル:Daily Drama Express 2004/03/03 それは、突然、嵐のように・・・ (8)  2004/03/10


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/03/03 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル それは、突然、嵐のように・・・
局  名 TBS系
放映日時 水曜22時
キャスト 小川こずえ(江角マキコ)
 深沢拓馬(山下智久)
 小川日出男(柳葉敏郎)
 上島ゆきえ(木村多江)
 石倉喜代子(加藤貴子)
 臼井加奈(山田優)
 牧野佐保(綾瀬はるか)
 中村光三(竜雷太)
脚  本 金子ありさ

あらすじ  小川日出男(柳葉敏郎)が公園に着き、由梨子(渡辺典子)を捜
していると、携帯が鳴る。
 「由梨子、どこ!?」と日出男。
 「近くのコーヒーショップ」と由梨子。

 日出男はコーヒーショップに入るがいない。
 また、携帯電話が鳴る。
 「どこ!?いい加減にしろよ。こっちは心配して来てんだぞ!」と
日出男。
 「トイレ」と由梨子。

 由梨子が現れる。
 「もっとロマンティックな出会いにしたかったけど、外、寒くて」
と由梨子。

 1人ダブルベッドに腰掛けた小川こずえ(江角マキコ)は、腕の、
あのペアウォッチをチラチラと見る。

 「結婚、どうした?」と日出男。
 「小川君、このところ悩んでいるみたいで。こずえと上手くいって
るのかなって.....自分の結婚より、気になって」と由梨子。
 「オレ達は上手く行っている」と日出男。
 「ごめん、ごめん。小川君、ついからかう癖、抜けなくて。電話一
本で駆けつけてくれるなんて、親友ね」と由梨子。

 由梨子の用件は、ビジネスだった。
 USの中堅の証券会社のパンフレットを差し出し、これから日本法
人ができるので、中途採用がこれから始まる。日出男は株に詳しいか
ら、どうかと.....と由梨子。

 帰宅した日出男は、後輩の伊藤が、案件がまとめられなくて、呼び
出されたと言い訳する。
 「もう、突然いなくなるから、心配になっちゃって」とこずえ。

 −− 由梨子さん、たった何時間かが、何日かに思えました。もし
かしたら、日出男さん、誰かに会いに行っているのかもって。もしか
して、それは、自分がそうしているからかも。これからは夫婦一緒に、
日出男さんと夢を追いかけようかな。
 とこずえはメールを打つ。

 早川香織(宮地真緒)は、深沢拓馬(山下智久)の体に寄り添うと、
送るという拓馬を断る。

 由梨子はホテルの一室で、こずえからのメールを開く。


 吉沢和美(濱田マリ)編集長が、試写会のチケットが数枚あるとい
う。
 みんな欲しいと手を挙げるが、見た後、レビューを書いて欲しいと
言われ、わけのわからない映画であることもあり、次々と断る。
 こずえが試写会に行くと手を挙げる。できたら、レビューも書かせ
て欲しいと。

 映画レビュー担当の石倉喜代子(加藤貴子)は、聞こえよがしに、
片手間の主婦なのに、自分の地位を脅かして、と言うが、喜代子自身
は、締め切りを落としている連載がまだ2本もあり、手一杯。

 由梨子の持ってきた話は、日出男にとって魅力的だった。
 だが、こずえに話すのは、決まってからだという。心配掛けたくな
いから、と。

 和美は、こずえに、ライターとしての復帰を狙ってのことなら、無
理だと言う。
 こずえは、せっかくいるなら、少しでもお役に立ちたいだけだとい
う。

 拓馬はこずえに、「今日、高校を卒業しました」とメールを送る。
 そして楠本藤一郎(井上順)オーナーに報告すると、「今日から立
派な大人だ」と楠本。
 「って言うか、オレ、ブーだよ。超ヒマ」と拓馬。
 「その分、バンバン稼いで貰いますよ」と楠本。

 こずえが帰宅すると、妹の上島ゆきえ(木村多江)と父・中村光三
(竜雷太)がもめている。
 ゆきえが自分で受けた注文の花かごを作ろうとしたが、そんな花か
ごでは、店の名に傷が付くと、光三が許さないのだ。
 光三は自分の代で終わらせると言うが、こずえは、日出男とこの店
を継ごうとしていると、遂に言う。「だから、辞めるなんて言わない
で」と。

 そこに日出男が帰ってきて、光三は、「勝手に店を継ぐなんて、と
んでもない」と怒る。
 でも、母・中村はなえ(白川由美)は、光三が床掃除をしている時
というのは、嬉しい証拠だと教える。

 由梨子からこずえに電話があり、日本に帰ってきているという。こ
ずえは喜んで、「是非会いましょう」と答える。日出男はニコニコす
る。

 由梨子は、こずえからの拓馬とのことを書いたメールを読む。

 拓馬はやってきた香織に、冬なのにそうめんを出す。
 そして香織はしきりに拓馬に、ドイツで肺の有名な先生に診て貰う
よう勧める。

 「まだいるの?」と牧野佐保(綾瀬はるか)が入ってくる。

 杉浦克己(小橋賢児)が、浮気がばれて奥さんに殴られたと言って、
顔を腫らして来て、こずえに、浮気は絶対やめた方がいいと忠告。

 「こずえっていうおばさんとできている」と言う佐保に、「もう終
わっている。これからはこの人と生きていこうと思う」と拓馬は、香
織のことを指す。
 佐保は、香織はダンスをしている拓馬が好きなだけ。だから、拓馬
が香織に惹かれるのも、ダンスへの未練があるからだけ。肺気腫で、
もう、ダンスは踊れない!と散々当たり散らす。

 由梨子がこずえに会いに、会社に来る。

 夜、仲間6人で集まり、銀座で乾杯。
 みんな由梨子に、「結婚おめでとう」と言うが、由梨子は、「今、
考え中」と言う。
 今の彼と結婚するには、国籍の問題もあるし、結婚したら、ニュー
ヨークに永住だし、と。
 それに、転職の話も来ていると言う。その会社には、日出男も誘っ
ていると言ってしまう。
 日出男を誘っていることは、まだ言わない約束だったけれども、こ
のままいったら、きっと日出男は話せないだろうから、と。そして日
出男がその会社へ行くなら、自分も行くことにすると言う。

 隅田川河畔を歩きながら、日出男はこずえに謝り、先日の夜半に呼
び出されたのは、由梨子にで、その時、この話を聞いたという。花屋
の話をしたばかりだったから、話し辛かったし、昔.....と日出男。
 「日出男さんだったんだ。由梨子言ってた。忘れられない人、いた
って。その人と一度だけあって。でも、由梨子、別の人好きで、その
人もすぐ別の人と知り合って結婚したって」とこずえ。
 「それがお前だ。それから今日まで、やましいことは1つもない」
と日出男。
 「わたし.....大丈夫。日出男さんのこと、信じてる」とこずえ。

 2人が帰宅すると、ゆきえが光三を説得していたところだという。
 「もし本当にやる気なら、これを使いなさい」と光三は日出男に、
愛用のはさみを差し出す。

 日出男は光三に、証券会社の話があった時、心が揺れた。花屋にな
るというのにも惹かれたのだが、今までやってきたことをふまえての
証券会社もいい、と日出男。本当は決まってから話そうとしたが、み
んなを巻き込んでしまったから、と。
 こずえが、日出男が悩んでいると助け船。

 光三は、花屋をサラリーマン生活に嫌気が差しての逃げ場にして欲
しくなかった。だが、日出男は真剣に悩んでいる。だから、どんな結
論を出しても、応援すると言う。
 はなえも応援するという。


 由梨子から、話したいことがあるから会いたいと電話が入る。こず
えがOKすると、12時にランチで、と決まる。

 約束の時間に遅れて、由梨子は息を切らせてやってきて、遅れたこ
とを詫びる。
 こずえの顔は険しい。

 ダンススクールの生徒たちは、拓馬のダンスの応援に張り切る。

 「覚悟している。いろいろ言いたいこと、あるんじゃない?」と由
梨子。
 「日出男さんからいろいろ聞きました」とこずえ。
 「昔のことも?」と由梨子。
 「はい」とこずえ。
 「今まで苦しかった。こずえのことは妹のように思っていて、でも
小川君のことも晴れない霧みたいに。だから、結婚する前に一度、会
いたいって。ちょうどその頃、会社の話聞いて.....」と由梨子。
 「ごめんなさい、いろいろなメールを送っちゃって」とこずえ。
 「深沢拓馬君だっけ。彼のことを思うこずえの気持ち、よくわかっ
た。何も知らない小川君のことを思うと、複雑な気持ちだったけど、
こずえをよく知っている友人としては、彼は解いてくれる。こずえは
正しいの。でも、固すぎるの。きっと彼もこずえの正しさを待ってい
たんだと思うの。もしかしたらお互いにほどけるかもしれない。それ
は罪じゃない。人を好きになることは、生きているってことだもの」
と由梨子。
 「妻は.....恋しちゃダメなんだよ」とこずえ。
 「そんなことない」と由梨子。
 「だって、自分のことで手一杯で、日出男さんが悩んでいるの、気
付かなかった。新しいこと、試したかったなんて。日出男さんはすべ
て話してくれた。でも、わたしは話せなかった。だから受け入れるの。
日出男さんがどんな選択をしても。だから、日出男さんの力になって
下さい」とこずえは頭を下げる。


 日出男が由梨子に電話する。明日会って返事をする、と。
 由梨子は、「NOなのね」と先回りする。でも、日出男は答えない。
 「わたしがイヤなのね。だったらわたし、やめる」と由梨子は言う
が、日出男はそうじゃない。こずえの実家の花屋を継ぐからだと言う。
 「待って。今からメール送るから、返事はそれ、読んでからにして」
と由梨子は早口で言う。

 こずえはまた、街で拓馬と出会う。横断歩道のこちらと向こうで向
かい合った2人は、お互い、渡れずに立ったまま.....

 日出男がメールボックスを開けるとこずえのメールが何通も届いて
いる。『久しぶりのトキメキ』、『クラブに行きました』等々の題が
並んでいる。

 こずえは、その横断歩道を渡らずに、左へ曲がる。

 日出男は、こずえが由梨子に宛てた、拓馬への気持ちを綴ったメー
ルを読む.....


寸  評  最初は、こずえと拓馬のプラトニックな愛−−こういうのも、不
倫?−−でした。でも、その罪の意識から逃れるために、こずえが親
友と信じている由梨子に宛てた告白のメールが、よもや、隠しておき
たい夫に、親友の手で転送されてしまうとは。
 由梨子は表面上、何でもない顔をしていましたが、内心は、日出男
をこずえに取られて悔しかったんでしょうね。よく、隣の芝生は青い
と言いますが、由梨子も最初は日出男をたいして思っていなくても、
こずえのものになってみると、急に欲しくなってしまったのでしょう
ね。
 でも、このメールの転送事件、今のネット社会では、そこかしこで
起こりそうですよね。振った時に、ラブレターとかを公開されたら、
恥ずかしい!

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 日付を書いていて、「この日はひな祭りだったんだな」と後から気付きまし
た。
 会社員となり、日々仕事に追われていると、すっかり季節感を無くします。
おまけに近頃は、新入社員も身近には見かけない職場で.....季節を感じるの
は、お花見に、納涼、忘年会に新年会、とすっかりどこかの親父並みの生活感
になってしまっていて、トホホ....です。
 まあ、ドラマを見ていると、しっかりと季節は巡っているのですがね。(鈴
木)

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発行元:ドラマ研究会
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