メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2004/02/25 それは、突然、嵐のように・・・ (7)  2004/03/03


===================================================== 発行部数   12 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/02/25 (Wed) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 水曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル それは、突然、嵐のように・・・
局  名 TBS系
放映日時 水曜22時
キャスト 小川こずえ(江角マキコ)
 深沢拓馬(山下智久)
 小川日出男(柳葉敏郎)
 上島ゆきえ(木村多江)
 石倉喜代子(加藤貴子)
 臼井加奈(山田優)
 牧野佐保(綾瀬はるか)
 中村光三(竜雷太)
脚  本 金子ありさ

あらすじ  牧野佐保(綾瀬はるか)は肩を落として立ち去る。

 「キスしたくなっちゃうね。離れたくなくなっちゃう」と小川こず
え(江角マキコ)。
 「いいよ、離さなくて。離さないから来てよ」と深沢拓馬(山下智
久)。
 「花って、温めすぎるとダメなんだ。逆に寒いところにある方が長
持ちする」とこずえ。
 「何の話?」と拓馬。
 「多分簡単。あなたとこのままキスするのは簡単。でも、ダメにな
っちゃう。今まで大事にしてくれた夫だったり、あなたにとっては彼
女だったり。踏みにじってこうしていたら、温かいけどダメになっち
ゃう」とこずえ。
 「逆だったら?あなたは今の男と先に出会って、でも物足りなくて、
こうして会ったら?オレがあなたの正解だったら?」と拓馬。
 「18,19,20,21,22,23,24,25,26.....」
とこずえ。
 「何?」と拓馬。
 「あっという間だよ。これからの1年1年貴重だよ。わたしが18
の時、進学し、19の時、大失恋したの。髪型から服から、香水まで、
みんな彼好みにしたのに、ある日、『好きな人ができた』と言われて。
あのころは、携帯もなかったから、スパッと終わり。20で『もう大
人になるんだ』って寂しくて、21で就職活動。22で入社。25で
あの人と出会って、27で結婚して、専業主婦になり、今.....一年
一年、楽しいこともたくさんあって、いい思い出。だからあなたも、
かけがえのない、一生ものの青春を過ごして」とこずえ。
 「何かオレ、説得され掛けているし。まだまだ甘いな」と拓馬。
 「だから子供なんだよ」とこずえ。
 「その子供に、グラッと来たの、誰?」と拓馬。
 「余裕だねぇ.....」とこずえ。
 「オレ、本当は余裕無い。こずえさんの言うこと、全然納得してな
いんだ。でも、がっかりされたくない。18,19,20.....いつ
のオレもこずえさんにがっかりされたくない」と拓馬。

 そういうと拓馬はこずえの荷物とショールを持ってると、「行って
下さい。こずえ様がなにも言わずに」と渡す。
 「オレはここでこうしているから」と言うと、拓馬はこずえに背を
向ける。

 こずえは何も言わずにスクールを出ると、天を仰ぐ。
 その頃、教室の中では、拓馬が天を仰いでいた。

 外へ出たこずえは、振り返らず、大股で歩いていく。

 −− 由梨子さん、あれからわたしは、自分に3箇条作りました。
誰が見ていなくても、なるべくいつもきれいに。家族との時間を大切
に。そして、特に日出男さんとの生活を大切に。
 と書きながら、こずえは手帳の間に挟んだ2千円札を見る。


 こずえは、自分のバイト代で買ったパン焼き器で、みんなのために
パンを焼く。小川日出男(柳葉敏郎)はお店の手伝いをしている。

 杉浦克己(小橋賢児)は、動物学的にみて、男女が4年一緒にいる
と、飽きる。だから、男が浮気するのは当然、という珍説を披露する。
 それから職場内で交わされる不倫についての話に、ドキドキするこ
ずえ。


 結婚しました。由梨子。
 というメールが、日出男に届く。


 早川香織(宮地真緒)は、路上で不良とつるんでいる佐保を見かけ
る。

 拓馬の部屋に上がり込んだ香織は、「佐保ちゃん、最近来てないね
.....まだ、あの人のこと、考えているの?わたしにできることなら
言って」と言う。
 拓馬は布団をはねのけ、「復活の時!」と言う。

 −− 大丈夫。わたしは昔から、潔さには自信があります。彼のこ
となら、きれいさっぱり。
 とこずえの由梨子へのメール。

 街でこずえを見かけた拓馬は、追い掛ける。

 −− 忘れます。忘れるから安心して下さい.....由梨子さん。

 拓馬はダンススクールに顔を出し、生徒の相手をする。

 帰宅したこずえは由梨子からの、『結婚します』というメールを見
る。

 今日も日出男は店を手伝っている。
 「花屋、楽しいですか?」と日出男。
 「これしかないよ、オレには。親父から譲り受けたのは22の時だ
から、それから36年。何よりも覚えていられるのがいいんだ」と、
父・中村光三(竜雷太)は、娘たちの節目を挙げる。そして、「どん
な日にどんな顔か覚えている」と付け加える。
 「お父さんにとって、天職なんですね、花屋は」と日出男。
 「これで腰にさえ来なければね」と光三。


 拓馬は携帯電話の電話帳で、こずえの登録を見る。


 こずえが泣いている?
 「泣いてない!」とこずえは強調。由梨子が結婚したから泣いた。
由梨子はこずえの大学の先輩。ニューヨークのホテルのコンシェルジ
ェで、愛車はBMW。週2回メイドさんが来て、ハウスクリーニング、
等々。

 日出男は、由梨子からメールを貰っても、興味なさそうに、ずっと
新聞を読んでいる。なんと日出男の銀行が、公的資金注入を申請した
というのだ。


 拓馬は佐保に、心配していると電話。留守電だったので、留守電に
吹き込む。
 部屋には香織が座っていた。肺の有名な先生を探していて、ドイツ
にいるから、旅行がてら、行きたい。お金なら心配しなくていいから、
と香織。
 拓馬は、もう自分の体のことはいい、と言う。
 その時急に、「バカじゃない?そうやっていれば、いつか振り向い
てくれると?利用されているだけじゃん」と言う声。佐保だった。


 日出男とこずえはお好み焼き屋さんで向かい合っている。日出男は
リストラ推進役にならずに済むらしい、と言う。
 その店に拓馬と香織が入ってくる。4人はそれぞれ軽く会釈。
 でも満席で、4人は相席で食べることになる。

 日出男がお好み焼きを焼く。日出男と香織は面識があるらしい。
 拓馬はこずえに、「初めまして」と言う。

 拓馬は、納豆お好み焼きをすると言い出す。こずえと香りは反対!
日出男は面白いと賛成。
 「ご夫婦でこの店、よくいらっしゃるんですか?」と香織。
 「たまたま」とこずえ。
 「夫婦で、オレの仕事のミーティング。花屋になろうかな、と」と
日出男。
 「リストラの話、断るの?」とこずえ。
 「お父さんの許可、貰わないと。このまま残れば、そこそこ安定し
た収入もあるだろう。家族が増えるかも知れないし。でも、オレは笑
えなくなる。それで家族って言えるのかな。ごから家族がいつでも帰
れる家、お父さんのように。オレはそれができれば充分で、それがで
きればと会わせ.....あ、ごめんなさい、内々の話で」と日出男。

 お好み焼きが焼け、みんなに取り分ける。まず日出男が食べて、
「うまい!」と言う。「でしょ」と拓馬。その時、こずえと拓馬は、
しばらく顔を見合っていた。

 日出男が四人分払う。

 帰り道、道ばたで咲いている花を見て、日出男は必死に花の名前を
覚えようとする。わからない名前は、こずえが教える。
 そんな2人を拓馬と香織が見ている。
 「あの、上手くいくといいですね、全部。全部といかなくても、な
るべく全部。お二人のこれからが上手くいくよう、祈っています」と
香織。
 「あなた方も、これから一年一年、すてきな季節を過ごして下さい」
とこずえ。

 二組の男女は、それぞれ別れて歩き出す。

 拓馬の部屋に戻った香織は、「小川さんに話す。これも、こういう
ことがあるって、覚えておいて」とパンフレットを拓馬の方に押す。
 だが、香織が落とした名札を拓馬が拾うと、ファミレスの香織の名
札。

 なんと香織は、拓馬が香織の父親のお金で払うと嫌がるから、自分
で稼ごうとした。でも、まだ、全然貯まっていない。いい社会勉強に
なっている、と香織は言う。
 「変な女」と言って、拓馬は香織のバッグに名札を入れると、昔か
らダンススクールの外から拓馬をじっと見ていた香織を覚えていると
言う。
 「ごめんな、その気持ちに応えられなくて。あの人に言われたんだ。
これから充実した時間を過ごしなさいって。香織となら、そういう時
間、過ごせると思う」と拓馬。
 香織は拓馬に抱きつく。

 帰宅したこずえは、日出男にお茶を入れて、一緒に花屋をやろう!
と言う。
 「お父さんもきっとわかってくれると思う。わたしたちが一生懸命
やれば」とこずえ。
 「今度話してみよう」と日出男。
 「そうだね」とこずえ。

 日出男の携帯が鳴る。由梨子からだった。
 「今、あの公園にいるの。お願い、来て。やっぱり結婚なんてでき
ない。会いたいの、来て。何時になっても、わたし、待っているから」
と由梨子。

 日出男は少し考えるが、携帯をサイドボードに載せると、ベッドの
上に戻る。
 だが、やがて起きあがると、ジャンパーを羽織って、外に出る。

 そんな日出男を、心配そうにこずえが見る。


寸  評  ついに由梨子が日本に戻ってきました。まだ、姿は見せていませ
んが、声は出てきました。
 次回はいよいよ、日出男と会うシーンになるのでしょうか?
 ホームページで、由梨子役の女優さんは、ハテナになっていました。
 それが今まで姿も声も現さなかったので、いい加減、由梨子は登場
しないのではないかと思っていました。

 また、こずえも辛いかも知れないけれども、香織も辛いですよね。
香織の気持ち、わかる気がします。佐保のように、ストレートに言え
る性格ではないし。しかも、こずえに惹かれている拓馬を認めざるを
得ない性格.....

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 「トリビアのいずみ」がゴールデンタイムに移ってしまって、深夜番組がつ
まらない、としばらく思っていましたが、『お厚いのがお好き』にはまってい
ます。簡単に紹介すると、哲学書を30分で、身近な事例に当てはめて開発す
る、というものです。
 見終わると、ひとしきり、わかった気分になります。(まだ、それに触発さ
れて読む、というところには、至っていませんが)
 言ってしまえばふざけていますが、NHK教育などとは違って、難解なもの
を簡単にしてしまおうという精神や良し、というところです。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。