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タイトル:Daily Drama Express 2004/02/18 それは、突然、嵐のように・・・ (6)  2004/02/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/02/18 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル それは、突然、嵐のように・・・
局  名 TBS系
放映日時 水曜22時
キャスト 小川こずえ(江角マキコ)
 深沢拓馬(山下智久)
 小川日出男(柳葉敏郎)
 上島ゆきえ(木村多江)
 石倉喜代子(加藤貴子)
 臼井加奈(山田優)
 牧野佐保(綾瀬はるか)
 中村光三(竜雷太)
脚  本 金子ありさ

あらすじ  「こずえさんが好きだ」と深沢拓馬(山下智久)。
 「待った。君の気持ちは」と小川こずえ(江角マキコ)。
 拓馬が続きを話そうとすると、ガチャン、という音。

 小川日出男(柳葉敏郎)は、店の中で落として割ってしまった植木
鉢の破片を片づける。

 拓馬は、「オレ、一杯一杯だ。この気持ち.....」と言うが、それ
をこずえは遮り、家の前では家の人に見られるから、と拓馬を墓地に
連れて行く。

 墓地に着いても、中学時代の肝試しの話をして、拓馬の告白を遮ろ
うとする。
 拓馬は空き缶を蹴飛ばし、自分の話を聞いて欲しいと言う。そして、
「オレのこと、どう思っているのか、聞かせて」と頼む。
 「いるんだ、夫。結婚してるんだ。家族と一緒に住んでいるんだ」
とこずえ。
 「夫ねぇ.....で、オレのこと、どう思っているか、聞かせて」と
拓馬。
 「君のこと、そんな風に思ったこと.....」とこずえ。
 「こずえさんだって、何か思っているはずだ」と拓馬。
 「じゃあ、言う。嫌いじゃないけど、好きでもない。それは若くて
かっこよかったから、一緒にいて嬉しかったけど、君がいてもいなく
ても、生活は変わらない」とこずえ。
 「オレの生活は変わる」と拓馬。
 「じゃあ、家族が待っているから」とこずえ。

 こずえは帰宅し、店の中で割れている植木鉢を見る。

 家族は、「お客さんかい?」と言うと、それ以上の詮索もせず、こ
ずえを迎える。

 拓馬はタバコに火をつけようとして、通りかかった女子高生にぶつ
かられ、タバコを落とす。
 「どこ見てんだよ、タコ!」と拓馬。
 「うっせんだよ、むかつく。戻って来いよ!」と女子高生。
 だが拓馬は女子高生を無視し、ライターを放り投げた。


 家族が朝起きると、洗濯物がずらりを干してある。台所には食事の
支度ができている。玄関では、盛大に靴磨き。
 下りてきた日出男が、「靴屋でも始めるのか?」と冗談を言う。
 「朝、目が覚めちゃって、頑張っちゃった」とこずえ。


 会社では、吉沢和美(濱田マリ)がドーンと落ち込んでいる。失恋
のため、と専らの噂。

 拓馬は台所でひたすらにんじんの皮を剥いている。
 牧野佐保(綾瀬はるか)が「カレー?」と聞くと、「ただ剥いてい
る」と拓馬。

 上島ゆきえ(木村多江)が、夫からの携帯メールの絵が動くのは、
絶対新しい女に教えて貰ったせいだ。浮気しているんだ、と騒ぐ。
 その時、植木鉢を持ち上げた父・中村光三(竜雷太)は、その拍子
に苦しそうな顔をして倒れる。

 拓馬がこずえに電話するが、着信拒否。

 −− 由梨子さん、これは恋愛感情なんですね。心の贅沢病。刺激
が欲しかっただけ。そう、自分に言い聞かせました。

 差帆が拓馬に、こずえの魅力は何かと詰問する。手紙がさっと書け
る頭の良さ?体?お金?と。あんなおばさんとじゃ、援交みたい。拓
馬がもったいない!と佐保。
 拓馬は、「あの人のこと、そんな風に言うな!次言ったらお前のこ
と、嫌いになる」と言う。

 佐保が飛び出そうとすると、早川香織(宮地真緒)が入ってくる。
 香織は拓馬が剥き散らかした野菜を見て、シチューを作るという。
 拓馬は、香織には、検査代、入院費用と、お金を使わせてしまって、
感謝している、と言う。
 「気にしないで。お父さんのカード使ったから」と香織。
 「オレが今、一緒にいたいのは、過去も何も知らないこずえさんな
んだ」と拓馬。
 「無理ないよ、拓馬がそう思うの。いろいろあったもん」と香織。

 −− 由梨子さん、前に確か学生時代から好きだった、忘れられな
い人がいるって言ってたけど、どうやってその恋を忘れることができ
たんですか?

 こずえが会社で電話を取ると、ゆきえから光三が腰やっちゃったと
の連絡。

 光三は無理に配達に行こうとする。なぜならそうしないと、日出男
が気を利かせて手伝うと言うから、と。今、銀行で躓いたら、将来が
ない、と言う。
 帰ってきた日出男は、「別になりたいものがあるんです。それは、
この家族の一員。何かあったらいつでも呼び出して下さい。ゆうべこ
ずえが言ってくれたんです。『何でも言って』と。新鮮だったんです。
いつか夫婦って、狭い空間にいて、黙っていることに馴れてしまう。
家族も一緒ではないですか。今まで黙っていましたが、今日は言いま
す。もう、他人行儀な遠慮はやめて下さい。わたしを認めて下さい」
と一気に言う。
 「塚本さんだ。三丁目の。弟さんが入院したとかで、ちゃんと挨拶
してくれ、我が家の代表として」と光三。

 こずえが店の前で配達に行く日出男にマフラーを巻いていると、そ
の様子を香織が見ている。

 母・中村はなえ(白川由美)は、こずえに恋をしているのか聞く。
先日拓馬とすごく真剣な顔で話していたから、と。こずえは恋をして
いるというに対して、否定するが、「見えるの。見掛けはあんなだけ
ど、本当はすごく孤独で、暗黒の海でブルブル震えている。体もあん
まりよくないんだけど、もう会わないよ」と言う。
 「それは恋だね。こういう花はきれいで明るくなるけど、生きて行
くには、土が必要なの。土があれば、冬の寒さにも、夏の暑さにも耐
えられる。でも、土がなければ枯れちゃう。こずえちゃん、あんた妻
なんだよ。恋しちゃダメ」とはなえ。
 「大丈夫。心配掛けるようなことしないから」とこずえ。


 朝、こずえが日出男と家を出ると、前に香織が立っている。お互い
に軽く会釈する。そしてこずえは日出男に先に行ってくれるように言
う。
 香織はこずえと歩きながら、こずえが結婚していることにびっくり
した、と言う。
 こずえは拓馬にも結婚していると言ったという。
 香織は、拓馬が何で拒否されるかわからず、苦しんでいるという。
そして、拓馬がこずえを求めても、それで拓馬が前向きになってくれ
るのなら、と思ったけど、結婚しているなら、拓馬は渡せない、と言
う。
 拓馬を奪うつもりはない、とこずえ。
 なら、なんで拓馬に最初から結婚していることを言わなかったの
か?
 好かれたままでいたいという大人の狡さか。言い訳ならいくらでも
できる。聞かれなかったとか。でも今度こそ、ちゃんと会って話す、
とこずえ。

 こずえが拓馬に、「会って話したいことがあるの」と電話すると、
「その言葉、待ってました!」と拓馬はウキウキと出かける。
 でも途中で、先日の女子高生とその仲間の男子高校生とすれ違い、
乱暴される。

 こずえはダンススクールで拓馬を待つ。

 日出男は会社のパソコンのメールボックスの中の由梨子からのメー
ルを全部削除する。

 拓馬は、痛む体を引きずり、取られた財布を返せと、男子高校生に
つかみかかる。

 ダンススクールに拓馬が入ってくる。逆行の拓馬に、「遅いよ!」
とこずえ。
 拓馬が近づいてきて、こずえは拓馬の怪我に気付く。
 「会いたかったよ、こずえさん」と拓馬。
 「けんか?殴られたの!?」とこずえ。
 「途中、へんなのに捕まって。オレって案外、けんか弱いみたい。
でも、これだけはこずえさんにやっと返せるね。約束したでしょ、絶
対返すって」と拓馬は、くしゃくしゃになって財布にも入っていない
二千円札を見せる。

 「確かにオレ、ガキだけど、あなたへの気持ちはこういうことでし
か.....」と拓馬。
 「結婚しているの!言ったでしょ、結婚してるって」とこずえ。
 「だって、指輪してないじゃない。普通するよ、指輪」と拓馬。
 「指輪の代わり」とこずえはペアウォッチを見せる。「一生使える
し、2人の時を積み重ねようって.....だって、思ってなかったんだ
もん、こんな気持ちになるって。他の誰かに」とこずえ。

 拓馬はこずえの手を取ると、二千円札を握らせる。
 そしてこずえを抱き寄せる。
 こずえは静かに涙を流す。

 その時、ダンス教室のドアを開けた佐保が2人を見てしまい、ギュ
ッ、とこぶしを握る。


寸  評  うーん、やはりこずえは拓馬が好きなのでしょうか?というか、
好きなんでしょうね。でも、そのことにこずえ自身が気付いてしまっ
たのか.....
 好きかどうかって言うのは、結婚しているかどうかということでは
止められないものなのでしょうか?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 今、「乱歩R」をやっていますが、「怪人二十面相」と言って思い出すのは、
「丸ビル」。
 当時中学生の編集子は、「丸いビル」のことだと理解して、疑いませんでし
た。「丸い」から、いろいろ起こるんだと。
 「丸ビル」が、「丸の内ビルヂング」の略だと知ったのは大学生になって、
東京に行くようになってからです。その時の丸ビルは、窓毎にクーラーが取り
付けられた古いビルでした。入っているテナントは誇りには思っているでしょ
うが、暮らしにくかったでしょうね。

 新丸ビルは、下の階は元の面影を残したとのことですが、あのクーラーの印
象が強く残っていたので、元のビルと同じに思えません。
 大正時代の丸ビルを知っている人には懐かしいのかも知れませんね。(鈴木)

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