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タイトル:Daily Drama Express 2004/01/29 エースをねらえ! (3)  2004/02/08


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/01/29 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル エースをねらえ!
局  名 テレビ朝日系
放映日時 木曜21時
キャスト 岡ひろみ(上戸彩)
 藤堂貴之(吉沢悠)
 竜崎麗香(松本莉緒)
 緑川蘭子(酒井彩名)
 尾崎勇(石垣佑麿)
 千葉鷹志(柏原収史)
 音羽京子(金子さやか)
 愛川牧(森田彩華)
 宗方仁(内野聖陽)
脚  本 瀧川晃代
 高山直也
 金杉弘子

あらすじ  お蝶夫人・竜崎麗香(松本莉緒)は、岡ひろみ(上戸彩)をにら
み、「さぞ、満足でしょうね、宗方コーチ。でも、ポイントを許すの
は、この1点だけですわ。いくわよ、ひろみ」と心の中で言う。

 それからのお蝶夫人のボールはますます鋭い。

 ひろみは翻弄されながらも、「このままじゃいやだ。いくら相手が
お蝶夫人でも、負け方があるわ」との思いでコートを走る。

 だが、それからのひろみは、ポイントを取れないまま、負ける。

 「このわたしが、こんな子相手に本気になるなんて。さっきのあの
子の顔。後味の悪い試合だわ」とお蝶夫人は思う。

 ひろみは愛川牧(森田彩華)に、「わたし、負けちゃったんだよね」
と言う。牧は、「お蝶夫人相手に、エース、とったんだよ。すごいこ
とじゃん」と言う。


 お蝶夫人は、自宅で激しくピアノをかき鳴らす。

 お蝶夫人が階下に降りると、父親の所に宗方仁(内野聖陽)コーチ
が訪ねてきていた。
 宗方は、ひろみはゆくゆくは、世界に通用する選手になるだろう、
と言う。父親は、「君が見付けたダイヤの原石。どう輝くか、お手並
み拝見といこう」と言う。

 父親はお蝶夫人に、ひろみについて聞くが、お蝶夫人は、素人同然
の子だからわからない、と答える。
 父親は今まで何人も、技術と精神力のバランスを崩して潰れた選手
を見てきた。それがどんなに悲惨なことか、ということを言うと、
「今夜は冷えるから、暖かくして寝なさい」と言う。


 お蝶夫人は、部活の準備をするひみを呼ぶが、ひろみが話しかけて
も無言で歩いていく。
 そして、まわりに誰もいなくなると、ひろみがテニスを始めた理由
を聞く。
 「お蝶夫人に憧れて」とひろみが答えると、「わたしか、テニス、
どちらか選びなさい。よろしくて」と言い、去っていく。

 ひろみは1人、自分のテニスが下手すぎて、テニスをやめろと言っ
ているのだと思う。


 ひろみがお蝶夫人を自宅に訪ねる。お蝶夫人はピアノを弾いていた。
 雨が降ってきたが、メイドは、お蝶夫人は寝てしまったから会えな
いと告げる。だが、館からはピアノの音が聞こえてくる。
 「ひろみ、これがあなたのためなのよ。あなたには、わたくしと同
じ苦しみをあじあわせたくない」とお蝶夫人はつぶやく。


 登校したひろみは、牧にテニスやめると言う。
 そして宗方に、「テニス部やめます」と言う。
 だが、宗方の返事は、「好きにしろ」

 ひろみは、友人たちとボーリングに興じる。

 お蝶夫人は、ひとりサーブを打っていた。

 友達とブラブラ歩くひろみをハイヤーから見かけたお蝶夫人は、
「それでいいのよ、ひろみ」とつぶやく。

 藤堂貴之(吉沢悠)がひろみの件で宗方に詰め寄る。
 だが、「やる気のない奴には、何を言っても無駄だ。つまらんこと
でやめてしまう奴は、放っとけ」と宗方。


 加賀のお蘭・緑川蘭子(酒井彩名)が西高を訪ねてくる。

 ひろみは友達と遊びに行こうとしていたが、大勢の生徒たちが「メ
インコートですごいことがあるらしいぞ」と走っている。
 ひろみもメインコートに行く。

 そこでは、お蝶夫人対お蘭の死闘が行われていた。
 加賀東高の男子生徒が不祥事を起こしたため、女子テニス部も出場
停止になった。そのために単身乗り込んできて、これは事実上の決勝
戦。

 2人は接戦。
 そして、お蘭がチャンス!とボールを狙ったら、躓いて倒れ、肩を
外す。
 騒ぎに駆け付けた宗方は、お蘭に応急手当をすると、体を抱えて保
健室に連れて行く。

 帰ろうとするひろみに藤堂が声を掛け、「すごい試合だったね。ま
だコートが恋しくならないかい?」と言うと、去っていった。

 お蘭の手当をした宗方は、「無茶なことをするな。もっと自分を大
切にしろ」と言う。お蘭は宗方の胸にすがりつくと、「悔しい。わた
し勝てたのに」と言う。
 そこにお蝶夫人が通りかかり、「聞き捨てならないわね」と言う。
 お蘭は、「あのセット、取れたのに」と言い、2人は言い争う。
 宗方は2人を引き離し、「お前の実力は、オレがわかっている。早
く医者に診せろ」とお蘭を促す。


 夜、ひろみはベッドを抜け出すと、コートへ走り、落ちていたボー
ルを拾うと、「何てバカなことをしたんだろ。今頃になって、こんな
にテニスが好きだって、わかるなんて」とつぶやく。
 そして、持っていたラケットで打つと、「腰のひねりが甘い。それ
にもっと手首を使え!もう一度やってみろ」という声。
 宗方だった。

 ひろみは素直に次々とサーブを打つ。

 コートはひろみが打ったボールだらけになる。
 「岡、どれだけ練習を休んだ」と宗方。
 「四日です」とひろみ。
 「そんなにサボったのか。その四日を取り戻すのは、大変だぞ。わ
かってるな」と宗方。
 「コーチ.....」と素直なひろみ。


 コートに駆けてきたひろみが、「お蝶夫人ー!」と呼ぶ。
 「それがあなたの出した結論なのね」とお蝶夫人。
 「はい」とひろみ。
 「そう.....」と冷たいお蝶夫人。

 宗方は団体戦まであと5日。頑張るよう言う。

 藤堂は、「テニスを一度好きになったら、もうコートを離れられな
い」と言う。
 「宗方コーチは、そんな彼女の気持ちをわかってたってことだな」
と尾崎勇(石垣佑麿)。

 ひろみは心の中で、「お蝶夫人を尊敬しています。でも、テニスを
続けます」とつぶやく。
 お蝶夫人は心の中で、「あなたもこの道を進むのね」と思う。
 それから宗方は、ひろみの特訓。


 団体戦決勝当日。
 お蝶夫人は宗方を呼び止め、先日偶然父親との会話を聞いてしまっ
たという。宗方は、「のびると思うから特訓した。力があると思うか
ら選手に起用した。自分に自信があるなら、他人は気にするな」と言
う。
 「随分、理解がおありになるのね。他校の生徒にも。、試合前に失
礼しました」とお蝶夫人。

 お蝶夫人は、当然のように勝つ。

 ひろみの相手は、スピンボールを得意とする日向。お蝶夫人はひろ
みを無視して帰る。
 尾崎がお蝶夫人に、「見ていかないのか」と声を掛けても、「疲れ
ましたので」とお蝶夫人。
 「彼女が怖いのか?かわいがっていたのに、すごい勢いで君に迫っ
てくる」と尾崎。
 お蝶夫人は答えずに帰る。

 ひろみは日向と互角に戦っている。
 試合開始から、もう二時間。しかもひろみはスピンボールに、コー
ト中を走り回らされている。あとはスタミナ勝負か。

 ふらふらなひろみに宗方は、「何のためにオレの特訓を受けてきた
んだ。お前の足は動く。そこにボールがある限り」と言う。

 ひろみは自分の足に言い聞かせる。−−そこにボールがある限り、
わたしの足は動く、と。

 帰ったと思われたお蝶夫人も、その試合を見ていた。

 途中、ひろみの顔にボールが当たり、ひろみの目がかすむ。それで
も必死にひろみはボールを追い、試合終了。

 倒れたひろみは、保健室で目を覚ます。
 試合がどうなったか聞くひろみに、牧がひろみが勝ったことを教え
る。
 そこに宗方が来て、「よくやった」と言う。

 ひろみはお蝶夫人に、「下手だけど、その分、練習頑張ります」と
言う。だが、お蝶夫人は、答えずハイヤーを出させる。

 ひろみの活躍を新聞部がホームページに載せ、ひろみは女子部員た
ちから文句を言われる。

 ひろみはホームページの削除を求めるが、西高新聞部の千葉鷹志
(柏原収史)は、「文句を言われないだけ、頑張る。そんなテニスプ
レーヤーだと思っていたよ」と言い、藤堂も同感だという。

 関東大会に向けてのダブルスの組を宗方が発表する。二組のうちの
一組は、お蝶夫人とひろみ。


寸  評  遂にひろみが一勝し、テニスプレーヤーとして進む道を選びまし
た。
 お蝶夫人との対戦もし、次は、お蝶夫人とダブルス、ということに
なりました。

 年末年始、アニメの「エースをねらえ!」が再放送されていました。
これを録画したのですが、なかなか見るヒマが無くて、ちょこちょこ
と見ていると、なぜか、ドラマと同じくらいの進行速度になってしま
いまして。両方を同じ週に見ていると、アニメとドラマの異同がよく
わかります。
 感想としては、アニメの方がストーリーがしっかりしていると思い
ました。ドラマは、どちらかというと、「名場面集」というイメージ
です。
 だから、アニメを見ていると、あの場面、同じだ!とか、なんであ
んな風に変えてしまったのだろう、というのに違和感があります。で
も、アニメを見ていないと、ストーリーがわからないかも、と思うこ
ともあります。
 例えば、ひろみが練習しなかった件、ドラマではお蝶夫人にどちら
を取るか迫られて、となっていますが、原作は、お蝶夫人が宗方に服
を破られ、また、宗方がひろみの特訓をしてばかりいるので、2年生
がそれを宗方が反省しないなら全員退部します、と言って出て行き、
ひろみと牧も最後に出て行く。そして、練習出来なかった、というも
のです。決して、ひろみ自身でサボったのではありません。だから、
部活に出ていない日も、ドラマのように遊び歩いてはいません。こう
いうところの変更に、納得出来ないのです。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 スポーツもののドラマを2本担当していますが、とても困ることがあります。
 これは、スポーツのルールや用語がわからないこと。アイスホッケーも困る
のですが、テニスも学校の体育の時間に2,3時間程度やっただけで、特に硬
式は触ったこともないので、困ります。それは、まだアイスホッケーならば、
「わからないのよね、やったことどころか、観戦したこともないから」と言え
るのですが、テニスでは、観戦どころか、やったことのある人が沢山います。
 登場人物達の会話を元に、書いていますが、果たして、正しいのやら?(鈴
木)

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