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タイトル:Daily Drama Express 2004/01/26 プライド (3)  2004/02/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/01/26 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル プライド
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 里中ハル(木村拓哉)
 村瀬亜樹(竹内結子)
 堀田大和(坂口憲二)
 池上友則(市川染五郎)
 兵頭雄一郎(佐藤浩市)
 安西容子(石田ゆり子)
 相澤百合(中越典子)
 島村真琴(佐藤隆太)
脚  本 野島伸司

あらすじ  兵頭雄一郎(佐藤浩市)は、今日も厳しい言葉を投げかける。彼
らにあって我々にないもの、と兵頭が言うと、里中ハル(木村拓哉)
は、「プライド」と茶化す。
 兵頭はチーム強化のため、新人と入れ替えると言って、島村真琴
(佐藤隆太)他3人に、退部届けを出すよう、言う。会社も了承済み
だと。
 みんなは、ハルに何か言って欲しいと言うが、ハルは、「オレも同
じ意見だもん」と答える。「冗談だろ」と言われても、「オレ、冗談
嫌いだもん」とハル。

 相澤百合(中越典子)は村瀬亜樹(竹内結子)に、ゲームのような
恋愛なんて、おかしい。氷のように冷たいんじゃ?と言う。そして、
亜樹は本気になりはじめているのでは?と。
 亜樹は、傷つきたくないからゲームにするのだろう、と理解を示す。

 堀田大和(坂口憲二)はハルに、高校の時から知っているから信じ
ています、と言う。
 ハルは大和が、百合とどうしているか聞き、大和はあれから会って
いないと答える。
 ハルは、金持ちのふりしているから会えないか。ホテル代なら貸し
てやるぞ、と言い、大和は、池上友則(市川染五郎)のようなこと言
うな!と怒る。
 ハルはチキン野郎!と大和に言い、オレなら好きな人のいろいろな
顔を見たい、と言う。
 大和は、ハルはゲームにして、真剣な恋をしていないチキン野郎だ、
と言い返す。

 そして、ハルが大和とアパートのドアを開けると、ちょうど亜樹が
帰宅したところ!
 三人はとりあえず挨拶する。

 ハル、大和、亜樹は、バー『フェイスオフ』に来る。
 最初亜樹は、ハルと共に大和を狡いと責めていたが、途中から、ハ
ルにはデリカシーがないけど、大和は百合を傷つけまいとしたん
だ.....と同情的になる。

 そこに友則が石川知佳(MEGUMI)と来て、知佳のおかげで、価値観
変わった、と言う。

 今度は、真琴他、チームメイトたちが来て、ハルに止めさせられる
他の2人には、治る見込みのない膝の故障や、もう年齢が高いという、
納得できる理由があるが、真琴はまだ若くて、可能性もあるし、そも
そもハルに憧れてこのチームに入ったのではないか、と抗議する。
 だが、ハルは冷たく、その夢ならもう叶ったじゃないか。実業団と
いうのは、選手の数にも限りがある。才能がないなら辞めて、その席
を力のある奴に渡すべき。まだ若いというなら、普通のサラリーマン
に戻って、営業でも頑張ればいいじゃないか、と言う。

 ハルの冷たい発現に、他の部員たちは、本当は追い出されるはずは
ハルで、裏で兵頭と手を組んで、真琴を身代わりにしたのでは?と言
う。
 真琴は必死に努力すると訴えるが、ハルはそんな真琴を殴り、倒れ
た真琴に、「やる気見せるんじゃなかったか?」と立たせ、なおも殴
り倒し、友則の制止も振り切り、「オレとどっちが怖いんだよ!」と
真琴を責める。そして、ハルは店を出て行く。
 そのハルを亜樹が追う。

 亜樹はハルを責める。選手を守る立場じゃない!と。
 ハルは、「それじゃ普通じゃない」と言う。
 「普通とかじゃなくて、がっかりよ」と亜樹。
 「がっかりってことは、今までイケてるって、思ってたんだ」とハ
ル。
 「あんなに慕ってるのに、殴ること、ないじゃない」と亜樹。
 「オレ、男子にももてるからね。それに慰めたりしたら、歯が浮く
じゃん」とハル。
 「やっぱり、百合の言うとおりだった。ゲームでしか恋愛のできな
い、氷のように冷たい人だって。お母さんのことがあるから、少し臆
病になっているだけで、もっと優しい人だと思ってた」と亜樹。
 「女子の言う優しさって何?車道側歩くこと?荷物持ってくれるこ
と?何でも買ってくれること?オレ、自分が優しいなんて、一言も言
ってないよ」とハル。
 「冷たいって、認めるんだ」と亜樹。
 「そりゃ、アイスマンだからね」とハルは茶化す。

 亜樹は帰る。ハルが食べ終わるまで待ってと言っても、「タクシー
拾うからいい」と出ていく。

 亜樹が戻ってくる。家にお財布忘れた、と。
 そして、ハルが食べるところを見ていたが、「頭来たから、食べて
やる」と言って、「一番高いもの!」と言う。


 兵頭は安西容子(石田ゆり子)に、家に上がったと言ったら、ハル
に怒られたと言って、何社かの案内を渡す。
 容子は、ハルが自分と息子のことを養ってくれると言っていたとい
う。安西健吾(時任三郎)のことを思って、ずっと1人でいて欲しい
から、と。そして、安西の後のコーチじゃ、大変でしょ、と。
 兵頭は、そんなことはないと言う。
 「強がりじゃない?」と容子。
 「オレから強がりを取ったら、何が残る。そして、オレも1人でい
て欲しいと思う」と兵頭。
 「安西のこと思って?」と容子。
 兵頭は何も答えず、去る.....


 大和がコインランドリーの乾燥機を開けると、中から女物の下着が
出てくる。
 なんと間違って、亜樹の方を開けてしまったのだ。
 大和は亜樹に詫び、そして、ハルのことの礼を言う。そして、高校
の時の事件を語る。

 高校の時、インターハイでいいところまで行けそうだったので、部
長のハルの指導のもと、合宿して特訓していた。あまりにハードな練
習のため、病院に運ばれる者までいた。
 それがPTAにばれ、ハルは退部になった。でも、誰もハルに同情
しなかった。ハルの特訓に付いていける者など、いなかったからだ。
 でも、大和は夜、みんなが熟睡している時も、1人練習しているハ
ルを見て、ハルの目標は、ベストエイトなどではなく、1人、優勝し
たかったのだと知ったという。
 だが、ハルが退部し、試合どころでなくなったことを、ハルは恨ま
なかった。だから、真琴のこともきっと何かわけがあるのだろう、と。

 亜樹は、本当はもう1人退部した人がいるのでは?と、大和もハル
の後を追って退部したことを当てる。
 大和は、「オレには、違う理由があったんです。本当はホッケー、
嫌いなんだ」と言う。
 「ウソ付いたままでいいと思う。わたし、堀田さんのこと信じる。
百合の価値観、変えてあげて」

 兵頭は、安西は本当はハルに嫉妬していたと言う。ハルの方が才能
があったために。だからハルにある手を使うことを禁じ、自分の猿ま
ねをさせた。
 ハルは自分がまねたのだと反論するが、安西のまねをしている限り、
安西は超えられない、と言う。

 部員たちはハルが抗議しないなら、自分たちで直訴すると、真琴が
まだやれると言う。
 園田冴子(滝沢沙織)マネージャーは、会社の決定事項だと止めよ
うとするが、兵頭は今度の試合で、一本でもアシストを決められたら
考え直すという。

 息子の相手をするハルに容子は、また兵頭ともめたのか聞く。
 ハルはもめたわけではないが、生理的に兵頭を好きになれないと言
う。
 容子は、ハルは自分が嫌いなんだと言う。なぜなら、ハルと兵頭は
似ていて、似ていることを嫌いなのは、自分が嫌いと言うことだから、
と。
 ハルは、兵頭と似ているのかはわからないが、自分が嫌いなことは
当たっているという。

 亜樹はいつもの橋にいて、「亜樹.....」と呼ぶ声を聞く。
 亜樹が振り返ると、そこにいたのはハルで、「いつもと声、変えて
みました。恋人が帰ってきたと思った?と言う。
 真剣な亜樹に、「ごめん、冗談過ぎたね」とハルは謝る。

 百合は大和に、自分のこと、さけていた?と聞く。
 「オレのこと、あまり好きじゃないんだよね」と大和。
 「わたし、一目惚れとかないの。そういう衝動があったとしても、
すぐ疑うの」と百合。
 「お母さん、お金で苦労したって言ってたね。でも、お金があった
ら幸せだって言ってた?」と大和。
 「わたしのこと、嫌いになったんたならいいよ。もう追い掛けたり、
電話したりしないから」と百合。
 「君は何かを真剣に好きになるべきだ」と大和。
 「価値観の違いね」と百合は帰ろうとする。
 大和は、「それでもいいんだ!」と百合に背を向けたまま言う。

 ハルは亜樹の部屋で、亜樹の手料理ができるのを待っていた。
 優しくする亜樹に、ハルはまた大和が何かしゃべったな、と気付く。
 亜樹は、ハルには高校生の時にひとりぼっちになってしまったつら
い経験があるのだから、真琴のこともきっと何か理由があるはずだと、
食い下がる。
 でも、ハルは理由はないと言う。「ただオレは、ぬるい奴と狡い奴
が嫌い。一番目指さない奴、許せないんだ。頑張ったって自分を許し、
一番になった奴をねたみ、適当に酒飲んでたばこ吸う」とハル。
 亜樹は、一番になれない人もいると言うが、ハルは、「一番になろ
うと本当に頑張った奴だけが、一番になった奴を認められる」と言う。
 「それがあなたのプライド?そんなの、誰にもついていけない」と
亜樹。

 真琴はやけ酒を飲んでいたが、途中で帰る。

 大和は百合と高級ホテルのスイートにいた。

 ハルが部室に行くのを亜樹が付いていくと、部室では、真琴が1人、
泣いていた。
 ハルは部室に入らず、亜樹はハルの手を、そっと握る。

 亜樹は会社で知佳に、昨日のことを話し、声の主がハルだとわかっ
た後、一瞬、彼がもう少し帰ってこない方がいいと思ったと告白。知
佳はゲームなんてしているから、心が壊れちゃうよ、と心配する。

 ハルが、試合を始めよう、と立ち上がるが、誰もハルをキャプテン
だと認められない。新キャプテンは少し頼りないが、友則にする、と。
 ハルは素直に友則に、「よろしく」と言う。

 だが、それに真琴が反発。
 真琴の本当の気持ちを知っていたのは、兵頭とハルだけ。半年前、
あばらを折ってから、相手が突っ込んでくるのが怖い。だからホッケ
ーが好きだけど、選手としてはダメなんだと。そして、ハルの自主ト
レを見たことがあるか?普通の人なら、壊れてしまうくらいハードに
やっている。その人がキャプテンにふさわしくないなんてことはない、
と。

 亜樹と知佳が応援していると、百合が遅れてくる。「昼までぐっす
り寝ちゃって」と言って。
 百合が、「大和ー!」と叫ぶと、大和がチラッと百合の方を見る。

 いよいよ真琴が出場。
 だが、一度目は相手に抜かれる。
 ハルの、「オレとどっちが怖い?」という言葉を思い出し、がむし
ゃらに突っ込む。
 真琴が取ったパットをハルが受けるが、まわりに味方がいない。
 ハルは自分でパットを運ぶ。
 そして、真琴にパス。

 真琴は口から血を流しながらもハルにパットを返し、ハルがゴー
ル!
 点が入り、ハルのゴール、真琴のアシストとアナウンスされる。

 試合後、部室で真琴は退部届けを握りしめているが、ハルと友則が
来て、冗談を言いながら真琴を連れ出し、部室には退部届けだけが残
される。

 亜樹は1人、体育館に残っているハルに、フェイスオフでみんな待
っていると呼びに来る。
 ハルは、みんなが自分をキャプテンとは認めないと言った、と言う。
 亜樹は1人にしておいて欲しいのか聞くが、ハルは、「いや、みん
なのところ、行こうか」と言う。
 「本当?」と亜樹。
 「何?」とハル。
 「ディフェンスの動きって、目でわかるのよね」と亜樹。
 「うん」とハル。
 「じゃあ見て」と亜樹は言い、2人はじっと見つめ合う。
 「もう少し2人でいたい.....」とハル。

 そしてハルは、「ドライブでもする?」と言い、亜樹と2人、リン
クの上を、氷をならすマシン(?)で回る。


寸  評  やはり、野島脚本ですよね。ハルの陰の部分が段々見えてきまし
た。陰と言っても、別に犯罪とかじゃないんですけどね。陰と言うよ
りは、悲しい体験、と言った方がいいでしょうか。
 でも、ハルだけではないはずですよね。まだ、序盤だし。きっと、
亜樹のすごい過去が出てくるだろうと、期待しているのですが。海外
に行ってしまって帰ってこない恋人を待っているだけなんていうのは、
ちょっと軽すぎますよね。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 ディズニー映画の「ファインディング ニモ」。
 これのCMのコピーに、「きっとお父さんが助けに来てくれる」というフレ
ーズがあります。
 知り合いで、このコピーが大変気に入っている人がいました。
 最近、影が薄いと言われている日本のお父さんたちも、「いざという時はお
父さんだよな」と自身を持った人たちもいるのではないでしょうか。
 わたしは映画を見てはいないのですが、さわりを聞くと、どうもニモの身内
は、お父さんしかいないからのようですが。

 因みにわたしは、「魚にお父さんは識別できないよね」と言って、夢を壊す
と嫌がられましたが。(鈴木)

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