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タイトル:Daily Drama Express 2004/01/21 それは、突然、嵐のように・・・ (2)  2004/01/28


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/01/21 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル それは、突然、嵐のように・・・
局  名 TBS系
放映日時 水曜22時
キャスト 小川こずえ(江角マキコ)
 深沢拓馬(山下智久)
 小川日出男(柳葉敏郎)
 上島ゆきえ(木村多江)
 石倉喜代子(加藤貴子)
 臼井加奈(山田優)
 牧野佐保(綾瀬はるか)
 中村光三(竜雷太)
脚  本 金子ありさ

あらすじ  小川こずえ(江角マキコ)は朝から年下男への文句を思いっきり
しゃべりながら、方々掃除している。
 でも、夫・小川日出男(柳葉敏郎)がカフスのボタンが取れかかっ
ていると訴えても、全く気付かない。

 妹・上島ゆきえ(木村多江)は朝食の席で携帯をいじっていて、父
・中村光三(竜雷太)に怒られる。

 こずえは、由梨子(?)にメールを出す。「わたし、白状すると、
あいつのこと、なぜか思い出している。何度も何度も」と。そして、
シャネルの香水を取り出し、つけてみる。そして、「でもね、素直に
言えないのよね、わたし」とメールを続ける。

 こずえは会社で、石倉喜代子(加藤貴子)のパソコンを消してしま
って、文句を言われる。だがこずえは、電源を入れたままだと、地球
温暖化がすすんで.....と理由を言い、謝らない。
 吉沢和美(濱田マリ)がこずえを呼び、先日の企画書を読んでみた。
着眼点は面白いけど、自分の考えに固まるのではなく、出版している
雑誌をよく考えるように、とアドバイスする。

 こずえは帰り道、女子高生を見て、「時々懐かしくなるの。あのこ
ろは素直だったな」と思う。

 こずえは深沢拓馬(山下智久)に、あの信号で声を掛けられる。ア
イスであたりが出て、二つあるから1つどうぞ、と。
 こずえは、自分が高校生の時には、冬にアイスを食べるなんて習慣、
無かった、と言う。
 そうこうするうち、信号は点滅をはじめ、今日は拓馬がこずえを引
っ張って、渡る。

 拓馬がアイスを差し出すと、こずえは、「苦手なの」と言う。
 拓馬がアイスのことだと思うと、こずえが苦手なのは犬。拓馬は知
り合いに頼まれて、小型犬の散歩をしていたのだ。

 こずえは、アイスを靴の上に落とし、おまけにその犬−−信長−−
の糞まで踏んでしまう。この靴はこずえがOL時代、一生ものと思っ
て、高い者を思い切って買ったと拓馬に文句を言い、逃げようとした
拓馬のマフラーを押さえて、弁償するように言う。

 拓馬は、信長の飼い主の開いているダンス用具店へ行き、ピンクの
ダンスシューズを半額に値切ることに成功。
 こずえは店内を見回し、こんな衣装を着て、ダンスを踊る人たちが
わからないと言う。
 その店の女主人も昔はそう思っていたが、ある時、駅の階段から落
ちてひどい骨折をし、リハビリのためにダンスを始めてからはまり、
今ではこうして夫まで引っ張り込んで、ダンス用具店を営んでいると
いう。

 こずえは拓馬に、本当には払わせる気はなく、自分で払うという。
すると拓馬は今度はちゃっかりと、自分のダンスシューズの修理代ま
で、こずえに払って欲しいと言いだし、こずえは断る。

 店の主人が拓馬の靴を持ってきて、大会二連覇を目指して欲しいと
いう。拓馬は大きな大会で、去年優勝しているのだ。
 「アマだけどね」と拓馬は謙遜。
 この時初めてこずえは、ダンスに、プロとアマがあるのを知る。

 こずえがダンススクールにいると、加瀬啓介(勝地涼)が生徒たち
に、プロへの道を教えている。加瀬自身も、プロに転向したばかり。

 プロになるためには、試験に受かることだが、そのためには三つの
前提条件がある。
 「高卒以上」
 「一年以上指導を受けていること」
 「試験の保証人がいること」
 拓馬はまだ、高校を卒業していないので、プロにはなれないのだっ
た。
 そしてプロになると、世界三大大会がある。
 「ブラックプールダンスフェスティパル」
 「ロンドンインターナショナル」
 「UKオープンダンス選手権」

 生徒は拓馬に、今年も「全日本大会に出るの?」と聞く。しかし拓
馬は気がない。実は拓馬のパートナーは、留学中なのであった。

 楠本藤一郎(井上順)はこずえの靴を見て、「入会するの?」と聞
く。
 こずえは、「これにはわけが」と説明しようとするが、楠本はショ
ールを羽織らせ、回らせる。
 でもこずえは、やめたという。
 「自分見るの、イヤなの。それにダンスなんて.....」とこずえ。
楠本は惜しそうな顔をする。

 帰るこずえに拓馬は、無料チケットを渡し、「気が向いたら、いつ
でもどうぞ」と言う。
 「気が向いたら.....」とこずえ。
 「いいね、香水。似合ってる」と拓馬。

 帰宅したこずえは、由梨子に、「知ってたでしょ、高校生の時、わ
たしがSサイズのあの子たち、うらやましかったの」とメールを打つ。

 こずえに、風呂上がりの日出男が声を掛ける。
 こずえは香水のこと?と期待するが、日出男が見付けたのは、こず
えの白髪。

 ゆきえがこずえと日出男を呼びに来る。

 加瀬は拓馬に、こずえは教室に来るだろうな、と言う。拓馬は牛丼
にわさびをかけている.....
 加瀬の話題は、拓馬が大会に出るかどうかに移る。
 加瀬は、自分が剣道の試合に負けた日、拓馬のダンスを見て、最初
はバカにするつもりだったのが、気付いたら拍手していた、という話
をする。

 ゆきえの話とは、明日、別居中の夫に会いに行く、ということだっ
た。夫は娘・上島菜之花(遠藤由実)の実の父親だし、それにまだ愛
していると、と。でも、父・光三は反対なので、こずえに明日早く帰
ってきて、光三を誤魔化して欲しい、と頼む。


 こずえが出社すると、杉浦克己(小橋賢児)がデータを消したこと
により、社員は復旧のため、残業。こずえは、「家でごたごたがあっ
て、残業は.....」とおずおずと言うと、「あんたはいいわ。時給制
だから、残業されると困るの。定時で帰って」と和美に言われる。

 菜之花が光三に、ゆきえが父親の所に行っていてると言ってしまい、
ばれる。

 加瀬が拓馬に、牧野佐保(綾瀬はるか)の足に殴られた痕があると
言うが、拓馬はあまり気にしていない。

 光三がゆきえを呼び戻す。
 光三は、「あんなギャンブル男!」と怒るが、ゆきえは、「今はも
うやめている」と反論。2人は口論になる。

 「まだ、下、もめている」と言うこずえに、日出男は、「オレは最
初からあの男、嫌いだった。家庭を持つ資格がない。ゆきえさんが会
いに行くのにも反対だった」と言い出す。
 「それなら最初から言ってよ!」とこずえ。
 「聞かれなかった」と日出男。日出男は、こずえが言っても洗濯物
を片づけない。


 こずえは、あのダンスシューズを履いて、ダンスを習いに来る。
 最初、楠本のリードで踊るが、途中で楠本の足を踏んでしまい、楠
本は拓馬と交代。
 拓馬は、女性がスカートでないと、やる気が出ないと言う。
 こずえは、それはジェンダーロールに縛られていると指摘。
 そして自分はダンスに向いていないと言う。
 拓馬は一瞬でも女の子はかわいいと思われた方がいいという。
 それに対してこずえは、こうしていると、高校生の時、ブカブカの
体操服を着るのが流行った。でも、こずえは元々Lサイズだったから、
Lサイズのまま。流行なんて気にしなかったけど、ある日鏡を見て、
大きな体操服を着るのは、華奢に見えるための演出だと気付く。Sサ
イズの女の子達はかわいい。
 拓馬は、ダンスをしていると、どんな女性でも男性にリードされた
いと思っている。もちろん、こずえも、と言い、ポーズを決めると、
「やればできるじゃん」と言う。

 日出男は職場で、「由梨子様、幸せを願って.....」とメールを打
ち始めるが、削除する。

 日出男は光三とこずえの母・中村はなえ(白川由美)と晩酌しなが
ら、自分の父親は無口だったから、自分は結婚したらしゃべろうと思
っていた。でもゆうべ、こずえに言えずに背を向けた、と言う。
 はなえは、それは日出男が優しすぎるから。これを言ったら、こず
えがどう思うか、考えてしまうから、と言う。

 拓馬は、この間の靴をこずえに払わせてしまったので、「メシおご
る」と言う。
 こずえは、家に帰って、洗濯しなくちゃ、と言いつつ、でも「すん
なり洗うのも、腹立つから」と言う。
 拓馬は強引にこずえを引っ張っていく。

 着いた先はクラブ。ここでは、お金が無くても、誰かおごってくれ
ると、拓馬。

 佐保が拓馬に声を掛ける。佐保が「同棲.....」と言おうとしても、
拓馬が先に、「幼なじみ。妹のようなもの」と佐保をこずえに紹介す
る。
 拓馬が行った後、残されたこずえは佐保に、「よく、こういうとこ、
来るの?」と聞くが、佐保は答えずに行ってしまう。

 佐保は拓馬に、こずえはヤバイと言う。だが拓馬は、「これも営業
だから、理解求む」と手を合わせて言う。「今度はいくら搾り取る
の?」と佐保。
 二人の会話をこずえがきいてしまう。
 そしてこずえは、クラブを飛び出す。
 拓馬はこずえを追いかけ、「そういうの、かわいくないよ」と言う。
 こずえは、拓馬はダンスの期待のホープなのに、こんな安っぽいこ
とやっている。両親は知っているの?自分は34なんだから、そこら
の小娘のように思わないで!と言う。
 拓馬は、「オレの何、知ってんだよ。あんたは理屈ばかり。あんた
は大きいからもてないんじゃなくて、自分さらけ出していないから。
Sサイズの子たちは、自分さらけ出していた。年取っただけ、コンプ
レックスの固まりになってんだ。あんた、本当はオレに救いを求めて
るんだ」と言う。
 「その通り.....って言えば気が済む?」とこずえは捨てぜりふを
残すと、ズンズンと歩いていく。

 帰宅したこずえは、日出男に汚れ物片づけて、と文句を言うが日出
男は同居しているからって、はなえやゆきえにやって貰うのは悪くて
持っていっていない。「オレ、あしたやるから。できるだけのことや
るから。仕事がんばれ」とこずえに言う。そして嬉しそうに自分で付
けたボタンを見せる。

 由梨子さん、わたし、何やってるんだか、笑っちゃう。本当、笑っ
ちゃう
 とこずえ。

 拓馬の留守電には、佐保からの心配だからもう一度会って、という
伝言が入っていた。


寸  評  拓馬はこずえのこと、どう思っているのでしょう?ご飯をおごろ
うとしたのは、本当の気持ちなのでしょうか?佐保の前では、わざと
悪ぶっている?
 って、いい子だと思いたいんですけどね.....山下君が悪だって言
われても、イメージができないでしょ。
 こずえは、完全に拓馬にはまりはじめていますよね。
 不思議なのは、こずえは自分は働いていて、かつ家事もすごく負担
している、と思っているらしいですが、本当はそれほどやっていない、
ないしは、大事なことはやらずに、すみっこを掃除するとか、自分の
趣味の家事をしているように思えるのですが。こずえが自分で言うよ
うに洗濯していれば、日出男があんなこと、言いませんからねぇ。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 先日、松島菜々子ファンの人と、その他の人たちと、松島菜々子のどのドラ
マを見たことがあるかの話をしました。
 みんなが共通して見ているのが、「やまとなでしこ」。これには、ドラマの
中では松島菜々子は美人という設定になっているが、それほどには見えない。
あれなら、献身的な矢田亜希子の方がいいのでは?という意見も多かったです。
 ファンだという人は、NHKの連続ドラマ小説「ひまわり」を見て、いいな
と思ったそうです。
 「美女か野獣」は、これも大体の人が見ているのですが、あまりパッとしな
い、という印象のようでした。
 みんなが見ていないドラマとしては、「こんな恋のはなし」。松島菜々子は、
まだ主役ではありませんでした。
 「GTO」は、評価の分かれるところ。

 なぜ、松島菜々子ネタになったかと個人的に「魔女の条件」が好きだったか
らです。
 このドラマも、行き着くところまで行くのでしょうか?でも、こずえが結婚
しているところがネックになるか?(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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ID  :MM3E195F16414CD 
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