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タイトル:Daily Drama Express 2004/01/20 ファイアーボーイズ (3)  2004/01/27


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/01/20 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ファイアーボーイズ 〜め組の大吾〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜21時
キャスト 朝比奈大吾(山田孝之)
 園田まひる(内山理名)
 近藤純(ミムラ)
 甘粕士郎(塚本高史)
 赤星みつる(葛山信吾)
 落合静香(小西真奈美)
 平茂(石黒賢)
 五味一(鹿賀丈史)
脚本  吉田智子

あらすじ ある日、め組の隊員たちは、めだかヶ丘幼稚園で園児達と消防訓練
を行なっていた。大吾(山田孝之)は消防庁のマスコットキャラクタ
ー「キュータ」の着ぐるみを着て訓練に参加するが、途中、疲れて園
児の前でマスクを外し、園児の1人、耕太(當間廉生)に「マジメに
やれよー」と言われる。

出張所に戻ると、救急隊員の病欠により救急が2名だけになってしま
うため、ポンプ隊からヘルプを出すことになった。甘粕(塚本高史)
らは「それなら大吾だよなー」と言い合い、大吾は嫌がるが、五味
(鹿賀丈史)は取り合わない。

そこへ出火報が入り、ポンプ隊の隊員達は駆け出す。つられて大吾も
走り出すが、五味に襟首を捕まえられ、「お前は救急だ」と言われる。

救急車両の説明をする純(ミムラ)に、大吾は「救急も大変な仕事だ
けど、炎の中に突っ込むわけじゃねえし、少しは肩の力抜いてできる
かな」と言い、純はムッとした顔をする。

そこへ救急出場の指令が入り、公園で泥酔し倒れている中年男性を介
抱していて、大吾は嘔吐物をかけられてしまう。「マジッスか…」と
顔を歪める大吾。

出張所に戻り、隊服を洗濯していると、タイヤ工場の火災現場から隊
員達が帰ってくる。甘粕の活躍を隊長の平(石黒賢)らが誉めている
のを横目に見ながら、大吾は疎外感を覚える。

夕飯を食べる間もなく、救急出場の指令が立て続けに入る。救急隊は
ポンプ隊と違い、1日に20回以上の出場があり、一時も休むヒマは
ないのだ。

その夜、餅を喉に詰まらせたとの通報に駆け付けると、老夫婦が平気
な顔で食事をしており、掃除機で吸ったら取れた、と言う。救急車に
戻りながら、大吾が「だったら呼ぶなよ!」と文句を言うと、純は
「何もなくて良かったじゃない」と言う。救急の仕事に無駄なことな
んて1つもない、自分達が行くことで安心してくれるならそれで良い
と思う、と救急隊員としての誇りを見せる。

深夜、め組の隊員達が布団で仮眠をとっている時、大吾が1人で食堂
にいると、まひる(内山理名)が入ってくる。夕飯を食べていない大
吾におにぎりを作りながら、まひるは純が救急救命士の資格を取るた
めに非番の日も遅くまで勉強している、と話す。純は救急隊員になっ
たばかりの頃、救命士の資格がなかったために心肺停止状態の女の子
に必要な処置をすることができず、助けられなかったことで苦しんで
いた。だからどんな時も手を抜かず、常に真剣勝負なんだ、と聞き、
大吾は「そうだったんだ…」と驚く。

そこに甘粕が「なんで2ショットなの!?」と入って来、大吾にちゃ
んと救急をやっているか、どうせ火消しが一番だと思ってるんじゃな
いのか、と言う。大吾は「んなことねぇよ」と言い返すが、「お前は
いつだってそうだ。何もわかってないくせに一人前づらしてさ。とに
かく純ちゃんにだけは迷惑かけんなよ」と言われ、大吾は「わかって
るよ!」と言い捨てて食堂を出て行く。

非番の日、改めて救急の勉強をしようと、大吾が書店で救急の本を読
んでいると、偶然純に会う。純はこの近所にまひると一緒に住んでい
るという。大吾の持っている本を見て、「その本、私持ってるから貸
してあげる」と笑い、苦笑いをする大吾に、アイスを食べに行こう、
と誘う。

その帰り道、2人は喘息で苦しんで座り込んでいる耕太を発見。耕太
の持っていた薬を吸わせ、「お母さんは?」と訊くと、仕事だと言う。

2人で耕太を家に送り届けると、家にはキュータのグッズや消防車の
ミニカーがたくさん並んでいる。「なんだ、お前キュータ好きなんじ
ゃん」と大吾が言うと、耕太は「お前がキュータやるなんて100年
早いんだよ!」と言う。

そこへ耕太の母親が帰って来、本当は耕太の送り迎えをしたいが、離
婚をしたので自分が働くしかない、と言う。母親の話によると、耕太
は昨年の消防訓練で平が演じたキュータを見てすっかりファンになり、
消防士になるのが将来の夢なのだという。

帰り道、幼稚園の避難訓練の話を聞き、純はキュータのマスクを取る
なんて、耕太が怒るのは当たり前だと言う。自分だって仮面ライダー
が仮面取っちゃったら嫌でしょ、と言われ、大吾は初めて耕太の気持
ちに気が付いた。

翌日、空には雷鳴がとどろき、ニュースで関東地方はまもなく暴風雨
に見舞われると報道している。五味は平に、甘粕とまひるを連れて増
水箇所と地盤のチェックに行け、と言う。

救急出場の指令が下り、めだかヶ丘幼稚園で園児が喘息発作で呼吸困
難を起こし、倒れたという。大吾と純は顔を見合わせ、幼稚園に急行
する。

大吾達が幼稚園に到着すると、耕太が布団に寝かされ、真っ青な顔で
胸を上下させている。大雨の中、耕太は病院に搬送され、病院での手
続きを終えた純は、大吾に出張所に戻ろう、と言う。だが大吾は耕太
の胸に触れたとき、異様に膨らんでいた気がする、胸騒ぎがするので
次の出場指令まで病院にいたい、と言う。

純は自分達救急隊員にできることはここまでだ、と反対する。そこに
耕太の母が到着し、さらに耕太を診た医師が大吾らを呼び止め、耕太
は肺性心を起こしているため、この病院の設備では対応できず、急い
でCCUのある専門病院に移さなければ手遅れになると言う。

耕太は再び救急車に乗せられ、一番近くでCCUの設備のある、中央
町の病院に移されることになった。無線で報告を受けた五味は、「中
央町といえば山越えか、気を付けて行け」と言う。

救急車の中、耕太の容態はどんどん悪化していく。車を運転する隊員
の小野は、病院に着くまでに、40分はかかる、と言う。大吾は県道
ではなく、山を越える千国峠を通って行っては、と提案し、小野もそ
れなら20分で着くと判断する。

平の報告により山道は地盤が緩んでいると聞いていため組の隊員達は、
大吾らの報告に心配げな顔をするが、肺性心のショック状態では1、
2分の差が命取りになるため、選択肢はそれしかないという結論を出
す。

一方、峠の途中で道路横の地盤が緩み、倒れてきた木を避けようとし
て救急車はぬかるみにはまってしまい、大吾と純は、外に出て必死で
車を押すが、抜け出すことができない。無線もスリップした時の衝撃
で繋がらなくなり、純は悲壮な表情で、「私達だけで何とかするしか
ない」と言う。

耕太の肺はさらに膨張しており、純は泣きながらタイヤの下の泥を手
で掻き出し始める。「このまま見殺しになんかできない、絶対助ける
んだから…!」

そんな純を見て大吾は、耕太を背負って山道を降りることを決心する。
小野は真っ暗な中で、雨に滑ったり道に迷ったりすれば、却って遭難
する可能性がある、と止めるが、大吾は子供の頃よくこの山で遊んだ
から大丈夫、絶対に耕太を助けてみせる、と言う。耕太の母親はそん
な大吾の言葉を聞き、「お願いします」と大吾に耕太の命を託す。純
も大吾と共に山を降りることにした。

純が照らす懐中電灯の灯りだけが頼りの山道で、大吾は途中足を滑ら
せ、捻挫をしてしまう。それでも必死で耕太を励まし、足を引き摺り
ながら歩き続ける。

その頃、地盤の点検に出ていた平達は、無線が途切れたことを知った
五味の命令で、中央町側から消防車で千国峠に向かっていた。甘粕は
「何無茶してんだよ!」と怒るが、平は「俺はあいつらを信じる。必
ずその子を生きて連れて帰って来るって」と言う。自分も子供を持つ
平にとって、幼い耕太の命が危険に晒されていることは、あまりにも
つらいことだった。

その時、消防車の目の前の山道から、耕太を背負った大吾と純がよろ
けながら降りて来た。見なれた消防車を見て、大吾は安堵で倒れ込み、
平、甘粕、まひるが駆け寄る。

大吾が目を覚ますと、病院のベッドに寝かされ、点滴を受けていた。
傍らでは純、平、甘粕、まひるが見守っている。厳しい顔の平に、大
吾が「耕太は…?」と尋ねると、平は一転、笑顔になり「助かったよ」
と答えた。あと5分遅ければ助からなかったとのことで、最初から県
道を走っていても間に合わなかったという。

平の「お前の判断は正しかった」という言葉に、大吾は涙をこぼす。
甘粕は「始末書は覚悟しとけよ、本庁はカンカンらしいからな」と大
吾に笑いかけ、平、甘粕、まひるは病室を出て行く。純は泣きながら、
傍らで大吾を見つめていた。

翌日、め組の事務所で大吾は始末書を書き、病欠だった救急隊員も復
帰している。まひるから耕太が順調に回復していることを聞き、大吾
は「あいつが元気になったらもっかいキュータの格好して消防訓練に
行くよ。去年の隊長に負けないように」と言う。

そこに五味が入って来、大吾は平に促され、始末書を差し出して謝罪
をする。「こんなもので許してもらおうとは思っていません。どんな
処分も覚悟しています」と言う大吾の目の前で五味は始末書を破り、
丸めてごみ箱に放り投げた。唖然とする大吾と隊員達を尻目に、五味
はひとこと「茶〜」と言い、隊員達はニヤニヤと笑い出す。始めはポ
カンとしていた大吾も笑顔になり、「ハイ!」と答えた。


寸  評 大吾はなかなか成長している様子が見られません。いつも自信満々
で偉そうにしては、肝心なところが見えておらず、周りの人の言葉で
ハッと気付いて、反省、涙、ラストで笑顔、の繰り返しです。このパ
ターンはいつまで続くんでしょうか…。

執筆者  まめを(mico314@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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数年前にNHKのドラマ「六番目の小夜子」で初めて山田孝之を見た時、あま
りの可愛さにときめいたのですが、ウォーターボーイズで久々に彼を見て、シ
ョックを受けてしまいました(そしてドラマも2話でリタイア)。昔と髪型が
変わり、あの強そうなカッキリまゆ毛が露わになったことで、「可愛い」どこ
ろか「コワイ」と思うようになってしまったのです。もっかい前髪下ろしてく
れへんかなぁ…などと今回のドラマを見ながら思っています。山田好きの方、
ゴメンナサイ。(まめを)

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