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===================================================== 発行部数 12 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ ☆☆ 2004/01/19 (Mon) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 1.月曜日の連続ドラマ 2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1. 月曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル プライド 局 名 フジ系 放映日時 月曜21時 キャスト 里中ハル（木村拓哉） 村瀬亜樹（竹内結子） 堀田大和（坂口憲二） 池上友則（市川染五郎） 兵頭雄一郎（佐藤浩市） 安西容子（石田ゆり子） 相澤百合（中越典子） 島村真琴（佐藤隆太） 脚 本 野島伸司 あらすじ 終業時刻。 鐘と共に、石川知佳（MEGUMI）は、村瀬亜樹（竹内結子）を引っ張 って飛び出す。 ロビーではすでに相澤百合（中越典子）が待っている。 三人がタクシーを降りる。ホッケーの試合が行われている体育館の 前。 だが、いつもと雰囲気が違う。 怪我をした選手が、担架で運び出される。知佳と百合は、それぞれ 自分の彼ではなかったとホッとするが、亜樹は怪我の瞬間を思い浮か べて、首をすくめる。 中のリンクでは試合が続行されいてる。 里中ハル（木村拓哉）が激しくぶつかり、口から血を流す。 試合が終わり、バー『フェイスオフ』でどんちゃん騒ぎ。 池上友則（市川染五郎）は、知佳から一夜限りの関係だったけど、 楽しかったと囁かれて、まんざらでもなさそう。 ハルはインタビューを受けている。 亜樹は、チームメートが救急車で運ばれたというのに、この騒ぎは 信じられない！と言うが、それを聞いた堀田大和（坂口憲二）は、 「オレ達は、サッカーや野球みたく、大金貰うわけでもないし、ファ ンが多いわけじゃないけど、すぐに熱くなっちゃうから。特にハルは ね」と言う。 友則が、「大和も家、金持ちなのにね」とフォローし、そっと愛車 のキーを握らせて、「今夜、決めちゃえ」と囁く。 その時、怪我をして救急車で運ばれた選手が左手を吊って帰ってく る。 「右手は大丈夫だな」とハル。 インタビュアーに、恋人は？と聞かれたハルは、亜樹の所へ行き、 「はーい、注目！発表します。彼女がボクのママでーす！」とふざけ る。 付いていけない亜樹。 大和が百合を友則の車の助手席に乗せる。 心配する百合に、ハルも自分も、シーズン中はノンアルコールビー ルを飲んで、酔った振りをしているという。 百合は、大和は自分を大切にしてくれそう、と舞い上がり、大和が、 「この車は.....」と告白しようとした時、百合からキスをする。 二人の唇が離れた時、大和はもう、車の持ち主を言えず、「この車、 ２００キロ出るんだ！」とはしゃいでごまかす。 そんな大和を、友則と島村真琴（佐藤隆太）が見守っている。 亜樹はハルに車で送ってもらいながら、むくれている。 ハルは、あそこで恋人なんて言ったら、騒ぎになるだろ、と弁解。 亜樹は、実はハルの方がこの関係、都合がいいんじゃないか？必要 なくなったら、ティッシュみたいにポイッて、と抗議する。 「ちゃんと避妊するから」と言うハルに、亜樹が驚くと、「冗談！ 何もしない」と言う。 「じゃあ、何で恋人に？」と聞く亜樹に、「じゃあ、する？」とハ ル。 亜樹のアパートの前。 亜樹は車を降り、「何もしなくていいから、もっと自分を大切にし て！」とハルに言う。 ハルはアイスホッケーは激しいスポーツだから、と言う。亜樹は、 血の出るようなスポーツは怖い、と言う。 ハルは、できれば見てきて欲しい。でも、流血を見て、キャーキャ ー言う女の子よりもいいけど、と。そして、また、亜樹の部屋に泊め て欲しいという。 亜樹はウンと言わない。 プレゼントすると言って、ハルは自分の折れた奥歯を、亜樹の手に 載せる。 亜樹は怖がって、返そうとするが、ハルは、「それ、オレの魂、こ もってるから.....PRIDE by Haru Satonaka」と言うと、車に乗って、 帰っていく。 亜樹は部屋へ入り、その歯を座卓に載せるが、やがて、はじくと、 歯は、ゴミ箱の縁に当たる。 ハルは安西の息子にフレスビーをプレゼントし、安西容子（石田ゆ り子）を訪ねると、兵頭雄一郎（佐藤浩市）が、安西の仏前で手を合 わせていた。 ハルは兵頭に突っかかるが、兵頭は、「見ての通りだ」と言って、 出ていく。 亜樹が食べ物屋に入ると、大和がいる。大和を金持ちだと思ってい る亜樹と大和の話はかみ合わない。亜樹と大和はご近所同士だったの だ。 大和は、ハルは高校生の時の憧れの先輩で、ハルのことならなんで も知っているから、何でも聞いてみてください、と言う。 亜樹は大和に、ハルとゲームのような恋愛の契約をしたという。 顔の険しくなる大和に亜樹は、自分にも遠距離の恋人がいるから、 これでいいのだと言う。 「さびしいでしょ」と聞く大和に、「寂しいなんて、一度も感じた ことないわ」と亜樹。今はもう、恋人が帰って来るとも思わない、と。 容子は、兵頭は安西のライバルだったから、その安西の死に、手を あわせに来てくれたと説明。 ハルは、容子を巡ってもライバルだったのでは？と聞くが、容子は、 自分はそんなにもてないと否定。でも、今パートをしていると言った ら、就職の相談にものってくれると言っていたという。 ハルは容子に、容子は憧れの人なんだから、誰も好きにならないで 欲しいと頼む。容子は今は何も考えられない。安西を憎んでいるのか もしれない。最後の時に、自分ではなくハルを選んだから.....と。 大和は亜樹に、ハルのことを教える。ハルは子供の時、テレビに出 たことがある。 まだ幼稚園児の時、幼稚園から帰ったら、母親がいなかった。ハル と兄は尋ね人の番組に出た。その時、兄は何もしゃべれず、ハルがし ゃべった。そんな兄をハルは冷静ら分析する。 そんなハルが憧れたのが安西だった。ハルが真剣な恋愛をしないの は、安西に言われただけでなく、母親さえいなくなってしまうのだか ら、他人の女性なんて、簡単に自分から離れて行ってしまうと考えて いるからだった。 アイスホッケーの練習。 ハルは兵頭のシステマティックな方法に反抗して、ひたすらディフ ェンスにぶつかっていく。 練習後、兵頭はハルに、ハルのゴールまで最短距離を突っ走る方法 は、もう相手チームに読まれている。マークされてしまうだけだから、 もっと味方を信じて、と指示。 だがハルはデフェンスは力で突っ切ればいい。 ハルは、兵頭は安西のようにハートが熱くないからダメなんだ。兵 頭もこのチームにいたらしいが、安西と違って、覚えがない。外国に 勉強に行ったらしいが理論だけで、ハートがないんだよ！！と強く反 抗する。 そんなハルに友則は、もっと自分たちを信用しろと言うが、ハルは 友則にも、「あんたは安西さんに嫉妬してたんだよ」と突っかかる。 ハルはレンタルビデオ店に、亜樹と一緒に行く。 「わたしの部屋で見るの？」と亜樹。 「オレの部屋に女の子、入れたことないもん。ピンクのパジャマや 歯ブラシが並んで、洗濯や料理されたら、情が湧いちゃうじゃん。亜 樹の家だったら、楽しむだけ頼んで、痕跡すら残さない.....」とハ ル。 「寂しいじゃん」と亜樹。 「ダメだよ、ゲームなんだから」とハル。 「ゲームだったら.....」と亜樹。 ハルが選ぶ映画のヒロインは、皆、男を待っている..... 百合は大和と、高級レストランに入る。 大和は、「お任せで」と頼む。 百合は、メニューも見ないで頼むなんて、と感激するが、「わから ないだけ」と大和。 父親の職業を聞かれて、大和は思わず、「佐渡の田舎で獣医 を.....」と言ってしまって、「て、ゆうか、手広く商売を」と誤魔 化す。 将来は父親の仕事を継ぐのか？と聞かれ、「わからない」と答える。 兄弟は？と聞かれ、「一人っ子」と答えると、百合は父親の仕事を 継ぐものと思いこみ、質問攻めにしたことを詫び、その理由を話す。 百合は、母親は離婚して、お金に苦労した。だから自分は苦労した くない。男が最低限、ストライクゾーンにいてくれれば、いい。家事 全般得意だし、愛されている限りは愛するし、愛人作られても、生活 を壊されない限りは許せる、と言う。 ハルは借りたビデオを手に、橋の上で亜樹と話す。 亜樹は大和から、ハルの子供の時のことを聞いたが、自分を古き良 き時代の女とか思って、じっと待っている母親像と重ねられても、困 るという。 ハルは両親は健在で、恥ずかしいくらい仲いいと言う。 「なら、紹介してよ」と言う亜樹に、「ゲームなんだから紹介でき ないよ」とハル。なおも亜樹は、そんな仲のいい両親なら見てみたい と言う。 ハルは、自分のどこがよかった？と聞き、亜樹は他の女の子と同じ ように、リンクの上のハルが輝いて見えた、と言う。 「なら、リンク下りたら、みすぼらしく見えるんだ.....」とハル。 亜樹は答えられない。 ハルは、もう、ビデオを見る気がしなくなったと言って、亜樹に、 「返しておいて」とビデオを押しつけて、去る。 亜樹は後ろ姿に向かって、「わたしは、古き良き時代の女じゃない ！"Now on sale."の女よ。人並みに合コンにも行くし！」と叫ぶが、 ハルは聞いていない。 亜樹は１人帰宅し、パジャマに着替えると、そのビデオを見る。 大和が珍しくビールを飲んでいる。 あの店は、友則にとって貰ったもので、代金を払い、百合をタクシ ーに乗せたら、所持金は４０円になってしまった、と言う。真琴はも ともとらなかったのか、とあきれる。大和は、ハルも飲んでいるんだ からいいじゃないか、と言う。 ハルは、大和が自分の子供の頃のことを話したから、亜樹が引いて しまったと文句を言う。 「恋愛はゲームじゃない」と言う大和とハルは対立し、遂に円卓を 持ち出して、腕相撲。 その店に友則が、知佳と来る。友則は、知佳が「ポップで面白い」 と言う。 腕相撲の勢いが余って、テーブルを壊してしまう。 ハルと大和は友則に弁償しておいて！と言い、２人は拳を合わせる と、「オレ達、４０円しか持ってないもん」と言う。 そして、友則のおごりで飲むことに。 試合。 百合と知佳は見に来るが、亜樹はいない。今日は日曜だから橋に行 っているのか.....？ ハルがチラチラと観客席を見る。今日のハルは精彩を欠いている。 兵頭が、「面白くないな」とつぶやく。 亜樹は、ハルの言葉を思い出していた。 ロビーでは、大和が膝を怪我して、病院へ行くのを待っている。 そこに亜樹が走り込んできて、最初は彼のことを待っていたが、そ のころの自分は生き生きしていたが、彼のことを待つうち、自分まで みじめになってきた。でも、ビデオを見ているうち、自信を取り戻し たと言い、「それがわたしのプライド！」と言うと、チケットも持た ず、観客席へ駆け込む。 ハルは亜樹を見付ける。 亜樹は拳を突き出し、拳を開く。そこにはあのハルの歯。 ハルは猛タックルでゴールを決め、逆転！！ ハルはガッツポーズを取ると、「サンキュー！！」と叫ぶ。 寸 評 やはり、ハルには暗い過去がありました。なんと、幼い時に母親 に出て行かれてしまっていたとは。 ハルの求めている、「古き良き時代の女性」というのは、ハルの心 の中の母親像なのでしょうか？ 今まで、一般の言葉として、「古き良き時代の女性」と言われると、 編集子は、戦前、あるいは、小津安二郎の映画・「東京物語」のヒロ インとかを思い浮かべてしまい、竹内結子は、違いすぎるだろう、と 勝手に思っていたのですが、「古き良き時代の女性」が、ハルのイメ ージするハルの母親像だとすると、竹内結子でもありかな、と思いま す。特に、安らげる給油所のようなもの、と言っていましたから、そ ういうイメージなら、「母親」というキーワードと結びつくのも、理 解できました。 執 筆 者 鈴木（sumire_@anet.ne.jp） ---------------------------------------------------------------------- 2. 編集後記 ---------------------------------------------------------------------- ドラマを見ていると、竹内結子が、松たか子とダブって見えてしまいます。 キムタクと共演.....えっ、「ラブジェネ」と同じ？と、勝手に頭の中で連 想してしまいます。 どこが似て見えるのでしょう。今まで、特に似ていると思わなかった２人な のですが。もしかして、キムタクの扱い方が同じ？ そういえば、竹内結子の演じる役は、いままでいつも、目的は違っても、ひ たむきに頑張る！というものでしたね。今回はどうでしょう。（鈴木） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv/ url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。 （http://www.mailux.com/) ====================================================================== |