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タイトル:Daily Drama Express 2004/01/16 奥様は魔女 (1)  2004/01/22


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/01/16 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 奥様は魔女
局  名 TBS系
放映日時 木曜21時
キャスト 松井ありさ(米倉涼子)
 松井譲二(原田泰造)
 佐々木倉子(冨士眞奈美)
 佐々木周三(マギー司郎)
 野茂詩織(石川亜沙美)
 長谷川洋美(青木さやか)
 ダリア(夏木マリ)
 鈴木一夫(竹中直人)
脚  本 後藤法子

あらすじ 魔界・・古めかしい城から、真っ黒な空のもとへ黒いマント黒い帽
子をかぶった魔女が出て来る。
「魔女は魔女ですよお嬢様。人間にはなれません。魔女はずーと魔女
のまま」魔女に黒猫が話しかける。「大丈夫」そして魔女は、赤い鞄
から箒を出し「しばらく戻らないってママに言っておいて」と明るく
言い、箒へまたがり空へと消えた。

『彼女の名前はありさ(米倉涼子)。12月のある日のこと、彼女は
こうして飛び出しました。やがて運命のダーリンに出会うとは知らず
・・』

人間界・・ありさは鏡を通して人間界へ降りてくる。箒の調子が悪い
のか、ふらふらと高層マンションのベランダへ不時着。その様子を、
双眼鏡で向いのマンションを覗いていた奥さん(冨士眞奈美)が「あ
ーた大変だよ。お向かいから人が飛んで来て消えたよー」見られてい
るとは知らず、ありさはマンションの下で何かをやっているのをみつ
け「おもしろそー」と下へ降りて行く。

半被を着た曙不動産のスタッフが「金の球を出せば、30階のモデル
ルームがなんと無料!」と宣伝をして、やって来たお客さんへくじを
ひかせていた。ありさの前のお客がくじをひいているとき、奥で座っ
ている聞こえるはずがないスタッフの声がありさの耳だけに聞こえる。
「金の球なんて最初から入ってないしー。最後には社長の女のものさ」

ありさの番がやって来る。ありさが口を動かすと、くじをひくレバー
が高速に廻りだす。すると…・金の球が・・驚くスタッフを尻目に去
ろうとすると、前にいたおばさんが「あんた当たったよ。部屋はあん
たのもんだ」と金まで鳴らして祝福してくれる。

モデルルームにやって来て中を見学するありさは「まっいいか。必要
だったし」とあっさりもらうことを決める。すると何所からともなく
声が聞え、肌色のカーテンに向って注文をつける「やだやだヒキガエ
ルの背中じゃあるまいし。趣味が悪い」言うが早いかカーテンの模様
を変えてしまう。「ママ止めてよ」ママのダリア(夏木マリ)の仕業
とわかったありさは姿を表さないダリアに向って叫ぶ。「おや?気に
入らないのかい?」ダリアが姿見から出てくる。ありさが突然下等動
物である人間の世界に住むと姿を消したので追いかけて来たのだった。
ありさは小さい頃からおばあちゃんの話しを聞いて育ち、おばあちゃ
んのように人間とせつない恋がしたい、ロミオとジュリエットも魔法
が出て来ないから二人はあんなに悲しい恋が出来たと思っていた。
「おばあさんは聖徳太子とのせつない恋が全てだったから、まぁ魔法
使いの男も最近はロクなのがいないし」そして、気にいらないという
理由で壁にかけていた絵もテーブルもどこかへ移動させてしまう。お
向かいのマンションからはカーテンは変わるし、机や椅子が飛ぶ様子
を奥さんがずっと見ていた。

「お手並み拝見と行きましょうか」ダリアは「魔女の引越し便」と称
し、ダンボールに入ったありさの荷物を全て部屋に入れうずたかく積
む。


譲二(原田泰造)は朝の日課の缶コーヒーを買っていた。「あたり」
運の良いことに自販機であたりが出る。もう一本をどれにしようかと
悩んでいると、同僚の長谷川洋美(青木さやか)が「契約をとれるの
が先か私の肝臓がやられるのが先か」と譲二に倒れかかってくる。一
緒に倒れそうになるが、「おまえさぁ、仕事の中身でぶつかったら?」
とアドバイスされる。自販機に背を向ける形になった譲二だったが、
ありさがとおりかかり、自販機のボタンを押し、あたりの分のコーヒ
ーを出して飲んでいる。振りかえった譲二はありさがあたりの分を飲
んでいるとわかり「俺の貴重なあたり・・」と驚く。「ごめん」とあ
りさは飲みかけの缶コーヒーを譲二に渡し、お金で払おうとする。
「ラッキーは金じゃねーんだ」譲二は怒るが、倒れていた長谷川がそ
の会話を遮り「NOMOフーズの新しい宣伝部長との約束10時です
よ」と譲二と共にありさの前から去って行く。「あたり二ヶ月ぶりな
のに…」譲二は未練を残す。

「部長遅いなー。ちょっとおまえ見て来いよ」部長が現れないのを長
谷川に迎えにいかす。自販機へ譲二が近付くと、ありさは口を動かす。
すると、自販機のあたりが点滅して、缶コーヒーがあふれだす。「ね
え?嬉しい?」自販機の裏に隠れていたありさは譲二に言う。譲二は
「絶対当たるっていうくじひいたらつまんないでしょ?大吉だけのお
みくじ誰がひくの?」すると、鈴木部長(竹中直人)を連れて、長谷
川が帰って来る。鈴木部長はありさをみて「わお」とちゃかし、譲二
と長谷川と3人で建物の中に入って行く。

「はずれが面白い?」自販機の前でありさがつぶやく。

「イラブ広告の部長をやっている鈴木一夫と申します。鈴木一郎と一
字違いです」もたもたしていた長谷川以外の、鈴木部長と譲二の名詞
は秘書の木田(塩谷 瞬)に回収される。夕食でも食べながら・・と
すぐに接待へ持ち込もうとする鈴木部長のやり方を、NOMOフーズ
の新しい宣伝部長の詩織(石川亜沙美)は「接待は全てお断りしてお
ります。古い体質は一掃したいのです。前の部長が銀座のクラブで口
約束したことはお忘れください。契約はコンペ形式で企画を提出して
もらうことになります」とぴしゃりという。そして、詩織は長谷川の
酒の匂いに気がつき、木田に消臭スプレーをまかせ、会議を理由に
3人を部屋から追い出す。

ありさは自販機の前で缶コーヒーを買い続ける。「ぜんぜん面白くな
いんだけどー」


「おはようございます」コンペへ出品させてもらおうと、譲二は
NOMOフーズへ出向く。秘書の木田に宣伝部長の誕生日や好きなも
のを聞き出そうとするが「プライバシーに関する質問にはお応えでき
ません」と冷たくあしらわれる。ランチの予定もとりつけられず、一
日終わってしまった。夜、暗くなってから鈴木部長へ連絡する。鈴木
部長は、新しい宣伝部長の詩織は、社長令嬢で誰も逆らえられない。
クリスマスも家族サービスし放題、それ以前に失業なんていったら…
と絶望している。

「“魔法のレシピ”?3枚おろしの何所が魔法なのよ?」とありさは
外で本を読んでいる。すると、二人組の男が近付いてきて、ありさの
赤い鞄を持って行こうとする。「お金なんか入ってないわよー」必死
にありさは抵抗するが、鞄を持っていかれてしまう。おいかけて行き、
魔法でなんとかしようとすると、鈴木部長と電話が終わった譲二がち
ょうど帰るところに出くわし、ありさの様子から二人組から鞄を奪い
取る。そして、二人を投げ飛ばし、一人を池に落とす。譲二がありさ
に「一人で何やってるの?ここら辺りは物騒だよ?」と言っていると、
譲二の背後に男がナイフを持って襲いかかろうとしていた。ありさは
口を動かし、魔法で男を猫に変えてしまう。

「俺、松井譲二」ありさは譲二の名前を聞いて、お礼したいし、引越
して来てずっと一人だから家に来ない?と誘う。

ありさの部屋のマンションの大きさと立派さに驚いていると、譲二の
携帯が鳴る。ありさはキッチンで料理を作ろうとする。長谷川からの
電話で、新しい宣伝部長の詩織が好きなのは「オペラ」だという情報
を得て、長谷川にオペラの一番高いチケットを取っておくように言う。
すると、ありさの悲鳴が。

電話を切ってキッチンへ行くと、ありさがキッチンへのぼっていた。
下には大きな魚一匹なり、包丁が刺さったまま落ちていた。譲二はキ
ッチンへ行き「何するつもりだったの?」と腕まくりする。


テーブルで譲二が作った料理を二人で食べる。譲二は柔道部の合宿で
料理当番だったため、料理は出来ると説明する。ありさは自分は料理
もしたことがなく、料理とかお菓子作りとか編物とかしたいし、勉強
しなきゃなーと言う。譲二は「編物は買ったほうが安い」というが、
なりたいものになるためには自分でやらなきゃだめ。「簡単になれる
と思っていたのに」とありさは楽しそうに言う。「仕事もうまくいっ
てないしー」と暗くなる話題を変え「さっ食べよう」と仲良く食べ出
す。

マンションの外へ見送りに出たありさへ「今日はありがとう」とお礼
を言う。去ろうとする譲二へ「仕事、楽しくなるといいね。仕事もコ
ーヒーのくじみたいに、はずれが続いてもいつか当たると思ってワク
ワクする缶コーヒーみたいに。私も缶コーヒーがんばるから。途中で
くじを引くのを諦めなければ」「つとむれば、必ず達す」ありさがそ
ういうと、自分の好きな言葉をありさが覚えていてくれたことに感激
する。「ありがとう、変わっているけど元気が出た」譲二は喜んで帰
って行く。

「まるで服着たチンパンジーだね、あれじゃあ」覗いていたダリアに、
部屋に戻ったありさは「やっぱり魔法はないほうがいいのよー」と今
日のこと報告する。しかし、魔法を使ったことをダリアに見ぬかれて
いた。ありさは、男を猫にしたままだったことを思い出し、猫から人
間へ戻す。「これで最後」


譲二は詩織とオペラ会場から出て来る。「今日はどうもありがとう」
秘書の木田が用意する車に詩織は乗り込む。本当の目的はコンペに参
加させてもらうことなので、譲二は粘り、自社の広告の素晴らしさを
熱心に説明する、そして、遮る木田を降りきり「チャンスをください」
と地面に土下座をする。


「本当仕事うまくいきそうなの?」譲二はありさの言葉で自信を持っ
て説明できたことを報告し、お礼の電話を入れる。「コンペが終わっ
たらまた連絡していい?」「勿論よ」電話を切って鏡をみると・・ダ
リアが…

コンペの準備のため、譲二は連日会議。ある日、ありさからサンドイ
ッチの差し入れが。同僚たちから冷やかされ、皆でサンドイッチを食
べる。・・しかし、マスタードがききすぎているのか、皆辛くて吐き
出してしまう。しかし、譲二だけは涙目で食べる。
徹夜明けの朝、鈴木部長から九州へ出張へ行くように譲二は言い渡さ
れる。コンペの準備がしたいから断るが、先方さんがぜひ譲二にと譲
らないらしい。

コンペの日「あたったー魔法なしでー魔法なしであたったー」自販機
の前で一人でありさは大喜び。

「雷に竜巻?」鈴木部長に帰れそうにないことを譲二は連絡を入れる。
電話を切ると、缶コーヒーが当たったと大喜びのありさから電話が入
る。譲二の状況を把握したありさは「ママね」とダリアの仕業と直感
する。

「魔法がつかえればこんなの簡単に解決できるのに。魔法で解決しち
ゃえば?どうせ、魔女だし」自販機の前でダリアはありさに魔法を使
うようにそそのかし、迷ったありさはとうとう魔法を使ってしまう。

九州の飛行場で飛ばない飛行機を待つ譲二はトイレに入る。すると、
そこには鈴木部長が・・「おまえ?飛行機が飛ばなかったんじゃ?」
驚く譲二はトイレを出る。しかし、そこは見知った廊下のイラブ広告。

その様子をダリアの左手に出された水晶を通してありさは見ていた。
「自分で魔女だってあいつに言えるかい?」「言えるわよ。今度会っ
たときに真っ先に言うわ」

譲二からの電話でコンペが上手くいったと報告を受ける。「会って話
したいことがある」「実は私も話したいことがある」

マンションへやって来た譲二は、ありさに「徹夜で仕事しながら君の
ことを考えていた。あの差し入れのサンドイッチは辛かったけど、僕
にはすごくおいしかった」「やっぱり私の話しを最初に聞いて」譲二
の言葉を遮り、ありさは自分には大きな秘密があると話し出す。「今
日の九州から東京への瞬間移動私がやったの。嵐はママの仕業。私は
魔女」そういって、目の前に置いてあったカップを右から左へ移動さ
せる。そのカップを空中へ飛ばし、停止させる。「嘘だろ?手品だ
ろ?」目をまるくして、譲二はありさの話しを信じようとはしない。
猫の姿にもなれるし、空を飛ぶことも出来る。「私がなりたかったの
は人間なのよ。あなたと同じになりたかった。魔女は人間になれない
のよ」突然赤い鞄を出し、そこから箒を取り出す。「行くよー」箒の
後ろに譲二を乗せ、ありさは空へと飛んで行く。「あーた飛んだよ」
お向かいのマンションではその様子を奥さんが見ていた。

「これで信じてくれた?」箒に乗りながら後ろを振り向くと譲二は気
絶していた。イラブ広告のソファへ譲二を寝かせ、帰ろうとすると忘
れ物をとりに来た鈴木部長と会う。「どういうご関係?」鈴木部長に
聞かれたありさは「もう会うこともない友達です」とせつなそうに帰
っていった。ソファに寝かされていた譲二の頬を叩き譲二を起こす。
譲二は鈴木部長に「彼女、魔女だったんです・・」ショックを隠しき
れずに言うと「女は結婚すると、たいてい魔女か鬼婆に変身するんだ」

翌朝、犬を抱いた鈴木部長がありさのマンションを訪ねる。「今夜の
接待突然キャンセルになりまして。イブは家族サービスです」ありさ
は犬の名前を聞きながら、自分のスカーフを巻いてあげる。「しかし、
大学時代から譲二を知る上司としましては、いろいろ心配なんですよ。
今のあなたのその表情まるっきり同じですわ・・」そろそろお暇しま
す。その前にトイレを・・鈴木部長は譲二の気持ちを代弁しにありさ
の家に来たのだった。鈴木部長がトイレに行っている間に、譲二がや
って来る。家に入れたのはいいが、ありさは譲二に会う勇気がなくキ
ッチンへ隠れている。譲二は、部屋にいたチワワを変身したありさだ
と思い、「俺が来たからこんな格好してるんだろ?コンペ受かったよ。
君のおかげだ。あの時きっと上手く行くって言ってくれたから。君の
秘密なんて関係ない。一生かけて君を人間に変えてみせる。だから、
ちゃんと聞いてほしいんだ・・鈴木さん鈴木さん」譲二が犬に話しか
けているのを鈴木はトイレから出て聞いていた。「俺の犬連れて行く
んだ。ありささんは?」鈴木部長の声でありさがキッチンから出て来
る。「あの私会社がありますからちゃんと話し聞いてあげてください。
ばいばい。」譲二の方を向いて「遅刻するなよ」鈴木部長は犬を連れ
て出て行く。

鈴木部長が帰ってから、譲二はありさに告白する「君とずっと一緒に
いたい。こんなこと思ったの始めてなんだ」「なれるかなー人間に」
「つとむれば、必ず達す。だから二度と魔法は使わないでほしい」あ
りさは、「約束するダーリン♪」


夜、心が繋がった譲二とありさがマンションから出て歩いていると、
「雪がふればホワイトクリスマスだったのにね」譲二がそう言うと、
空から雪が舞い降りて来る。「魔法使ってないよね?」譲二が確認し、
ありさが頷く「素敵なクリスマスねダーリン♪」魔法はこれが本当に
本当に最後。

『ありさはまだ知らなかった。強烈な姑二人がダブルで現れること
を…』ナレーション(中村 正)


寸  評  ありさの母親のダリア役の夏木マリがとってもいい味を出してい
ます。「おっ緑のゴム手袋・・」と思うとダリア登場。ありさの衣装
がとってもかわいく、米倉涼子の顔ではなく衣装ばかり目がいってい
ました。軽く笑えてほっとする週末になりそうで期待してます。

執 筆 者 田村(iizuka.g@infoseek.to)

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2. 編集後記
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 「アートクレイシルバー」なるものを作ってきました。簡単に説明すると、
紙ねんどを型を作って燃やして磨けば、シルバーそっくりなペンダントになる。
友達は指輪を作っていました。ペンダントを作った私はガタガタになってしま
ったけど、かなり愛着がわいています。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
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