メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2004/01/12 プライド (1)  2004/01/18


===================================================== 発行部数   11 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2004/01/12 (Mon) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 月曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル プライド
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 里中ハル(木村拓哉)
 村瀬亜樹(竹内結子)
 堀田大和(坂口憲二)
 池上友則(市川染五郎)
 兵頭雄一郎(佐藤浩市)
 安西容子(石田ゆり子)
 相澤百合(中越典子)
 島村真琴(佐藤隆太)
脚  本 野島伸司

あらすじ  実業団アイスホッケー部『ブルースコーピオンズ』の花形・里中
ハル(木村拓哉)に、テレビの取材が入る。ハルはクールに質問に答
えていたが、試合となると熱く燃える。
 相澤百合(中越典子)と石川知佳(MEGUMI)は、村瀬亜樹(竹内結
子)を強引に連れて、その試合を応援。観客席も選手と一体になって、
熱い応援。

 試合後、『ブルースコーピオンズ』一同、バー『フェイスオフ』で
祝勝会。

 池上友則(市川染五郎)の前に女がやってきて、自分から乗り換え
たいってどういうこと、と文句を言うが、ハルはそんな友則を茶化す。
 どうしてハルは恨まれないのかと聞かれ、ハルは、あらかじめ言っ
ておくから。でも、その代わり、付き合っている間は最高に楽しませ
る。と答える。

 その店に、友梨、知佳、亜樹が来ている。
 その3人を見て、ハル、友則、堀田大和(坂口憲二)、島村真琴
(佐藤隆太)たちは、誰を誰が引っかけるかで盛り上がったが、本当
に声をかけたのは、友則と大和で、ハルは行かない。
 行きそびれた真琴に行かないわけを聞かれてハルは、「オレはここ
で分析」と答える。
 ハルは亜樹を見て、「古き良き時代の女かもな」とつぶやく。

 亜樹がバーを出ると、ハルは亜樹を追いかけたが、店を出たところ
で、もみ合いになる。
 友則が駆けつけ、ハルは助かるが、なんとハルが友則に目配せをす
ると、友則に自分を殴らせる。

 亜樹はその様子をずっと見ていて、唇を切ったハルに、ハンカチを
差し出す。
 ハルはそれを断り、亜樹に、「お願いしていいですか?」と聞く。
 亜樹は立つのを手伝おうとするが、ハルは違うという。薬局を探す
のかと聞いても、違うという。
 なんと、携帯のアドレスを教えて欲しいというのだ。
 びっくりする亜樹に、親切にしてくれたお礼を言いたいけど、「女
子苦手で」と言う。


 すみれ総合病院。
 ハルは安西健吾(時任三郎)を見舞う。
 病床の傍らには、妻・安西容子(石田ゆり子)と息子がいたが、彼
らが出て行った時、安西は、女にまじめに惚れて、子供ができたら最
悪だ。輝いていた自分がみすぼらしくなり、世間では働き盛りの年な
のに、つぶしがきかず、何をするか途方に暮れている。そして、容子
には男がいる、と言う。
 ハルは、自分は安西に憧れてアイスマンになった。怪我してコーチ
になっても、バカみたいに酒飲んで体壊しても、と言う。

 容子はハルが来た後、安西の期限がいい。弟のように思っているん
でしょ、と言う。
 ハルは容子にお金を渡す。容子は断るが、自分は独身なんで、渡し、
自分からだとは言わないように、と言う。容子は、会社からの功労金
だと言って渡していると言う。「プライドだけは高いから」と容子。
「エベレストよりもね」とハル。

 亜樹にハルから、デートのお誘いのメール。
 知佳は、あの後ホテルまで行っちゃったという。「結婚します!」
と喜ぶが、百合は、軽い女は軽く扱われる、と釘を刺す。
 メールに返信していないと言う亜樹に百合は、海外へ行った彼は帰
ってこないんだから、デートぐらいしないと、と勝手に返信してしま
う。
 百合は、高級車に乗った男から誘われたけど、あの車なら、家も金
持ちだろう、と言う。

 真琴は友則に車を返し、女の名前すら聞かなかったという。
 ハルは、亜樹は彼氏持ちだという。

 『ブルースコービオンズ』の部室に、兵頭雄一郎(佐藤浩市)が来
る。カナダで鍛え、今までのやり方では全然ダメで、スケート靴を履
いたサラリーマンになりたくないなら、自分の言うとおりのメニュー
で練習しろ、と言う。
 ハルは今までの安西のメニューでいくというが、「君は何か勘違い
してるんじゃないか?オレは会社から全権を委任されている。オレの
やり方が気に入らなければ、放出してもいいんだぞ」と兵頭。

 ハルは部室を出て行き、「まずいっすよ」と追いかけてきた真琴に、
「ごれはどっちが(ハートが)熱いかって勝負なんだ」と言う。

 亜樹が立っているそばにハルが車で来て、乗るように言う。亜樹が
とまどっていると、後ろからバスが来て、クラクションを鳴らす。亜
樹はとりあえず乗る。
 ハルは、自分が『春』で、亜樹が『秋』でちょうどいいと冗談を言
う。
 ハルは亜樹に、「彼氏いるでしょ」と聞き、亜樹は、「いるといえ
ばいるし、いないと言えば.....」と答える。
 「オレと付き合うのに、罪悪感ある?」とハル。
 「そういう彼ですから、それほど」と亜樹。
 「じゃあ、オレのこと、嫌い?」とハル。
 「そういうわけでは。でも、すっごい自信」と亜樹。
 「自信は臆病の裏返しかも。高い山には登れるけど、下は見られね
ぇって」とハル。
 「どこ行くの?」と亜樹。
 「ラブホ」とハル。

 でも、ハルが連れてきたのはスケートリンク。亜樹は滑れず、「ず
るいよ」と言うが、ハルは午後の練習の代わり、と言い、転んだ亜樹
を抱き上げて滑る。いつも60キロ近い防具を付けているから、平気、
と。
 「女の子には、みんなこうしているの?」と亜樹。「いや、60キ
ロ以下限定」とハル。

 亜樹が下ろして、と暴れ、二人は重なって倒れる。

 亜樹とハルはレストランで冗談を言いながら食事をしていたが、ハ
ルがふと窓の外を見ると、容子が誰かの車の助手席に座っている。


 見てしまった、というハルに容子は、相手はパート先の部長さんで、
ハルがいない時、時々安西は手が付けられないぐらい暴れ、お酒も隠
れて飲んでいるのだ、と訴える。自分もまだ女で、どうしょうもない、
と。
 ハルは、安西にも憧れているけど、容子も古き良き時代の女性とい
う感じで、子供もいるし、いいと思っていると言う。


 日曜日、亜樹が橋の上にいる。
 そして知佳に、この橋は彼の事務所が設計した。日曜日のこの時刻、
この橋の上で会おうというのが、彼との約束で、この橋で待つのは、
最初は信じていたけれど、今はただの日課になっているという。
 百合はどうしてお金持ちの男性ばかり狙うのか?と問う知佳に、百
合はお金に困っていたお母さんを見て、ああなりたくないと思ってい
るのだと教える。
 「あー、みんな過去に縛られてばっかり!新しい彼氏見付けようっ
と」と知佳。
 「知佳はポジティブだね」と亜樹。

 百合は大和に手作りのクッキーを渡し、またあの車でデートして、
と言う。
 大和が、「あの車は.....」と本当のことを言おうとするが、見て
いた部員達に冷やかされて、百合は行ってしまう。
 友則は大和に、車ならいつでも貸してやる。女だって整形してるん
だから、これは男と女の化かし合い、と軽く言う。


 『ブルースコービオンズ』の試合。
 乱闘になり、ハルは手を痛くする。

 ハルが夜、1人、リンクにいる。そこに亜樹が1人来て、「乱闘、
初めてみました」と言う。
 ハルは亜樹に、一度食事を一緒に食べただけで、なれなれしくする
ナ、好きになられちゃ、困るんだよ!と言い、亜樹は今でも彼は戻っ
てくると信じているから、ハルは最低だと言って、リンクを大股に後
にする。
 ハルは、亜樹の落としていった社員証を拾う。

 ハルと真琴が安西の見舞いに行くと、安西は病院を抜け出し、ハル
の練習を見たいという。
 安西はハルに次々と過酷な練習をさせ、「ハル、誰にも負けるな。
誰にもひれ伏すな。それがアイスマンの誇りだ」とつぶやく。

 容子は大和に、もう安西は長くない。でも、安西の最後に一緒にい
るのが、自分や息子ではなく、ハルなんて、と言う。

 真琴が寝ている安西を起こそうとするが、ハルはそんな真琴を殴り
倒し、安西を起こさないようにしようと言い、ホッケーのスティック
を握ったまま動かない安西に、「名コーチ、ありがとうございました」
と言う。


 安西の埋葬。
 ハルは安西の墓の前でじっとしている。
 友則は大和に、心配だから、今日は一日ついているよう指示。

 雨が降ってきても安西の墓前でじっとしているハル。
 だが、やがて大和に車戻しておいて、と言い、付いてこようとする
大和に、「コレのところ」と小指を立てる。
 大和は、ハルは最低だ、ハルが安西に憧れていたように、オレたち
もハルに憧れたのだ、とどなる。

 亜樹はパジャマに着替えている。
 亜樹の部屋のチャイムが鳴る。
 ハルが社員証を返しに来ていて、亜樹はチェーンを掛けたまま受け
取ろうとするが、ハルの様子がおかしい。
 亜樹がチェーンを外してドアを開けると、ハルがずぶぬれで、亜樹
に倒れかかる。熱を出している。

 亜樹はとりあえずハルを部屋へ上げ、リンゴのすり下ろしを食べさ
せる。

 取り巻きの女の1人?という亜樹に、弱った時は、「自分が!」と
言う女は思い浮かばない。
 ガソリンを補給してくれるような女のところへ行きたい、と。そし
て、彼氏もそういう貴重な女のこと、忘れていない、と。
 「彼もそんなこと、言ってたナ」と亜樹。
 「帰ってくるよ、彼氏」とハル。
 そしてハルは亜樹の部屋のソファーで眠る。

 翌朝、元気になったハルは、亜樹と亜樹の彼氏の事務所の設計した
橋に来て、亜樹は彼はニューヨークへ行ってしまっている、と言う。
 ハルは自分はある人との約束で、ホッケーやっている間は、真剣な
恋ができない。だからいつも茶化して、ゲームにしていた。そこで、
彼氏持ちの女と付き合うのは一番いいかも、と言う。
 「わたしにはいいかもしれないけど、あなたには?」と亜樹。
 「きのうぐっすり眠れた。亜樹のそばで」とハル。
 「そんなかっこいいこと言って、わたしのこと本気で好きになって
も、知らないわよ。寂しくなっても、知らないわよ」と亜樹。
 「オレ、寂しさなんて、感じたことないもの」とハル。

 ややあって亜樹は、「うん、いいよ。わたしは秋、あなたは春。ど
うせ季節はさながらないもの」と秋。
 ハルは、「契約書に、ハン押そうか」と言って、秋にキスしようと
するが、亜樹は、ハルが何度唇を寄せても逃げる。
 ハルは亜樹のまぶたにキスすると、去っていく。


 アイスホッケーの試合。
 ハルが遅れて登場すると、場内が沸く。兵頭はしばらく無言でいた
後、ハルに「入れ」と言う。
 ハルはリンクで準備しながら観客席を見回し、遂に遅れてやってき
た亜樹を見付けると、スティックを鉄砲に見立てて、撃つまねをする。
 「ハル!!」と亜樹が声援。
 ハルが滑り出し、試合開始。


寸  評  いよいよ、野島伸司のドラマが始まりました。「高校教師」
(93年)以来のファンなので、とても楽しみです。
 キムタクが主演ですが、どんな悲劇、あるいは暗い過去を用意して
いるのでしょうか?

 さて、フジテレビは、当ドラマは最高の布陣で作成された.....と
宣伝していますが、果たして、視聴率はどうなるのでしょうか?キム
タクということで、「GOOD LUCK!!」の時のような、すごいことにな
るのでしょうか?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 久しぶりの月九、久しぶりの野島脚本のあらすじを担当させて頂くことにな
りました。
 よろしくお願いします。

 ところで、ドラマの初回は、多くのドラマで、10分ないし15分ぐらい延
長となっています。
 これぐらいのことでも、視聴者を引きつけることになるのでしょうか?
 それとも、時間がずれることによって、他局にチャンネルを変えにくくなる
のでしょうか?(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。