メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2003/12/15 ビギナー (最終回)  2004/01/15


===================================================== 発行部数   10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/12/15 (Mon) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 月曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル ビギナー
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 松永鈴希(奥菜恵)
     桐原勇平(堤真一)
 羽佐間旬(オダギリジョー)
     楓由子 (ミムラ)
     森乃望 (松雪泰子)
     崎田和康(北村総一朗)
 黒沢圭子(横山めぐみ)
 田家六太郎(我修院達也)
脚  本 水橋文美江

あらすじ 楓(ミムラ)たちの卒業試験である二回試験が終わった。一人休憩
をする桐原(堤真一)の元に黒沢(横山めぐみ)が声をかけてきた。

森乃(松雪泰子)は野佐木教官(石橋凌)から、紹介された弁護士事
務所が森乃の過去を知って就職を断ってきたと聞かされていた。自分
で他を当たると前向きに森乃は話すが、野佐木は一旦噂が立つと就職
は難しいことで、君については特別な処遇を検討中だ、と申し渡され
る。

その晩楓と羽佐間(オダギリジョー)は、寮の食堂でおつかれさまの
祝杯を挙げた。楓は、偶然から司法試験を目指すことになったいきさ
つを羽佐間に話す。

併せて、自分が当初「気軽に訪ねられる誰に対しても親身になれる弁
護士になりたい」と思っていたのだから、やはり検察官ではなく弁護
士になる、と告白する。

翌日。残りの授業があるためにみんな研修所へ。試験の手応えが芳し
くなく落ち込む羽佐間を桐原は憎まれ口混じりで励ます。

それでも落ち込む羽佐間を誘って二人は授業をさぼる。桐原は、羽佐
間の目指す大手法律事務所の最近担当した事件資料を羽佐間に渡し、
この起案を自分なりに書いて提出してみろ、とアドバイスする。

田家(我修院達也)が裁判官の内定をもらい、みんなから祝福を受け
ていると、沢口教官(もたいまさこ)が来た。最後の課題は、マグロ
の不当表示事件。海外産のマグロを国産本マグロとして買った消費者
が、マグロを卸したY社を訴えた事件である。

いつものようにみんなで議論をしようと楓が放課後の教室へ向かうが、
そこには松永一人。みな事情があってこれず、松永ももう分かり切っ
ている結論だから、と帰ってしまう。

寮の食堂で楓が今日の課題の起案を作っていると、羽佐間が帰ってき
た。楓は議論に誘うが、羽佐間は大手法律事務所向けの起案をするか
ら、と言って断る。淋しい楓だが、羽佐間を応援する。

一方、バーで森乃と桐原が話していた。就職が内定したという桐原に、
森乃は自分は過去に邪魔されて就職がだめになったことを漏らす。心
配する桐原に向かって、あなたが心配する話じゃないわ、と森乃は言
い放った。

バーからの帰り道。桐原は森乃のかつての妹分である伊勢今日子(室
井滋)と偶然会い飲みに行く。今日子から桐原は森乃がその世界から
足を洗ったいきさつを聞き出す。

組が少年少女相手に覚醒剤を売り始めたことを知った森乃は、それを
機に法律を勉強し組の取引を密告して縁を切ってしまった、というこ
とだった。

黒沢は娘から、卒業したらまたいっぱい遊んでくれるんでしょう?と
笑顔で聞かれ、返答に困っていた。

その日も放課後の教室には楓一人。楓は一人で課題の検証を始める。

一方、桐原はいつものバーで森乃に誕生日プレゼントで渡せなかった
代わりのクリスマスプレゼントと称して指輪を贈った。理由を聞く森
乃に、桐原はプロポーズして指輪をはめた。喜びながらも困惑する森
乃。

どうしても他の人と課題を議論したい楓は、大手法律事務所への起案
を作成中の羽佐間を訪ねる。羽佐間は、明日みんなを誘って議論しよ
う、と提案する。それを聞いた楓は、羽佐間にクリスマスプレゼント
を贈った。

翌日。黒沢と森乃の所へ、松永が検察官の内定をもらったと報告に来
た。さらに松永は、森乃も検察官に任官された話を漏らす。

野佐木教官に森乃が確認すると、森乃が密告した覚醒剤の事件を担当
した検察官が森乃に興味を抱き、回りの反対を押し切って今回の異例
の抜擢になったという。

森乃が仲間にその話をすると、桐原は「過去に縛られるだけだから止
めろ」、羽佐間は「過去を持った人間が検察官になれるなんて、誇り
に思う」と正反対の意見を述べる。

沈黙する一同に、楓は自分の道は自分で決めるべきで、それより「マ
グロの不当表示」の課題をやろう、と提案する。しかし、乗り気でな
いみんなの態度に怒った楓は教室を出ていってしまう。

翌日。課題に対する起案を楓が発表する。沢口はその起案を誉めてく
れた。しかし、楓は名も無き消費者へ気を配った発言を追加し、沢口
からは「もう一度出直してらっしゃい!」と言われてしまう。

楓がどういう起案にするのか悩んで教室に戻ると、仲間のみんながも
う一度議論しよう、と集まってくれていた。

「Y社を消費者は詐欺罪に問うことはできず、民事で集団訴訟もでき
るが現実的には費用の面で不可能」というのが妥当な結論、と言う話
になる。

しかし、それでは消費者が泣き寝入りになりおかしい、という楓に、
羽佐間はそういう消費者の気持ちを楓が受け止めてあげればいいさ、
と助言した。この結論を期に自分のこれからとこれまでの気持ちをみ
んな話し出す。

黒沢はしばらく専業主婦に、崎田(北村総一朗)は少年事件専門の弁
護士事務所へ行くことに。崎田、田家、松永、黒沢らが、ここでの日
々を感謝する言葉を述べると、桐原は泣きそうになる。

さらに森乃は、検察官になることを宣言、羽佐間は大手法律事務所に
提出した起案が認められて内定を取れたことを発表する。

羽佐間の提出した起案でキーになっていたのは5年前につけた指紋。
それを検証しよう、と一同で教室の壁にある裁判官・検察官・弁護士
を象徴するマークに各々指紋を付けた。

楓が教室を出ると羽佐間がクリスマスプレゼントの万年筆をくれた。
「これからもがんばろうね。」と声をかける羽佐間に楓は笑顔で答え
た。


寸  評 このドラマを見るとまるで3ヶ月で司法修習が終わってしまうよう
で、実際は?と思ったので調べてみたら、やはり1年6ヶ月もかかる
とか。そりゃそうですよね、いくら司法試験を通ったとはいえ、普通
の人が3ヶ月くらいで法廷にいたらちょっと不安ですよね(^_^;)

執 筆 者 井村(beginner_mon9@mail.goo.ne.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
やっと”ビギナー”も最終回を迎えました。難解な内容を簡単に見せる工夫が
されていたりして楽しいドラマでした。それをうまく伝えられず、つたなくな
ってしまった文章を最後まで読んで下さったみなさん、ほんとうにありがとう
ございました。
今回のクールで、二年弱あらすじ書きをさせていただいてきたのですが、二月
の出産とその後の引っ越しに備えてしばらく担当はお休みさせていただきます。
これまで本当に読んで下さってありがとうございました。またいつかお会いで
きれば・・・m(__)m(井村)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :draken
このメールマガジンは、メールマガジン[Macky!]を利用して発行しています。
(http://macky.nifty.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。