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タイトル:Daily Drama Express 2003/12/10 共犯者 (9)  2004/01/15


===================================================== 発行部数   10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/12/10 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 共犯者
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 冬川美咲(浅野温子)
          男   (三上博史)
          高杉亮 (池内博之)
          坂下舞 (奥菜恵)
          小林浩介(吹越満)
         中尾文彦(佐野史郎)
脚  本 秦建日子

あらすじ  冬川美咲(浅野温子)と男(三上博史)は激しくもみ合う。
 美咲は男に、「紗江の恋人だったんでしょ。あなたの好きなのは紗
江でしょ。紗江の復讐のために」と迫る。
 男の上に馬乗りになった美咲が男に包丁を振り下ろそうとした時、
北岡希(加賀美早紀)が飛び込んできて制止。

 故・中尾文彦(佐野史郎)常務の家に木場圭一郎(石橋蓮司)達が
来て床下の鞄を止めているワイヤーを遺品のカギで外す。

 美咲が振り下ろした包丁が、希の顔のすぐ脇の床に突き刺さり.....
美咲がハッと我に返ると、男はいない。

 美咲は床に仰向けに寝て、「彼は?」と聞く。希はゆっくりと起き
あがりながら、「逃げちゃったよ」と言う。

 男は夜の街を、腕を押さえながら歩く。男の携帯が鳴り、男が出る。

 木場が床下から取り出したアタッシュケース。アタッシュケースに
もカギがかかっていて、木場は鑑識に開けて貰うという。
 編集長の船田吾郎(宇梶剛士)は、自分たちにも中身を見せてくれ
るのかと食い下がるが、逆に木場は、アタッシュケース発見のいきさ
つを聞きたいと、2人を署に連行する。

 男は中尾が殺された公園に現れ、そこには、高杉亮(池内博之)が
いて、男の腕の怪我を問う。男は答えない。
 高杉は例のアタッシュケースが警察に発見されたが、自分を売らな
いように言い、自分は例のものを持っているんだから、と言い足し、
今月の振り込みもよろしく、と言う。


 −− 冬川美咲。殺人の時効成立まで、あと6日。


 希が美咲の腕の怪我の手当をし、美咲は希のおかげで、取り返しの
つかないことをしなくてよかった、と礼を言う。
 希は、自分は死にたがっていたけれど、いざ死にそうになった時、
自分はまだ死にたくないのだとわかったと言い、「殺してくれてあり
がとう」と言うと、自分にはもういらないから、と双眼鏡を渡して出
ていく。

 美咲が携帯を取ると、木場が中尾の家の床下から見つかったアタッ
シュケースを一緒に見て欲しいと言う。美咲が中身を聞いても、木場
は警視庁で、と言うだけ。

 木場が船田と坂下舞(奥菜恵)をパトカーに乗せ、中尾邸の前を出
ようとした時、中尾の家から爆発音。
 木場は中に飛び込み、斉藤茂(川端竜太)を探す。

 中尾邸の中では斉藤が倒れている。

 男はブランコに腰掛けて、爪を噛んでいたが、やがてカッと目を見
開く。


 警察発表。斉藤は命に別状はないが、骨折と広範囲のやけど。
 爆発物はあのアタッシュケース。

 木場は鑑識の報告に愕然とする。アタッシュケースの中にあったの
は、爆発物だけだったからだ。

 高杉は会社の机の中の手提げ金庫の中の新しいカードのサンプルを
見る。
 「新しいカードですか?」と沢井恭子(松尾れい子)。高杉は「あ
あ、提携カードが出るんだ」と答える。

 美咲と舞が一室にいる。舞はあのビデオを見たことを言う。美咲も
中尾に呼び出されて見たが、自分では無いという。
 舞は美咲ではないと信じたいが、美咲でないなら誰だろうという。

 木場が美咲と舞の前に、焼けこげたアタッシュケースを置く。
 美咲はあの事件の後、中尾がアタッシュケースをしまったことを思
い出していた。
 美咲は中身はどうしたのか?燃えてしまったのか、聞く。
 木場は、「燃えるものだったんですか?」と美咲に詰め寄るが、美
咲はそんなこと知らない、爆発したから、燃えたのかと聞いただけだ
と逃げる。
 木場は空だったと言い、美咲と舞は驚く。

 男は小林浩介(吹越満)の部屋のドアに挟まれたクール宅配便の不
在票を抜くと、手で丸めて、嬉しそう。その宅配便は男自身が、あの
竹田元(佐藤二朗)が店員のコンビニから送ったのだろうか。

 男がエレベーターを待っていると、中から小林が出てくる。
 「もう疑いは晴れたのですか?」と聞く男に、小林は「それより警
察はあなたがわたしを殺すと思っていますよ」と言い、お互い笑い合
う。

 街には、大村いずみ(はしのえみ)を探すポスターが貼られている。

 美咲は舞と一緒にいたが、男の姿を認めて、舞と別れる。

 男は美咲に、あと5日。ここまで来てすべてを無駄にすることはな
い、と言う。
 2人の姿を舞が見ている。
 男は振り向き、笑うと、横断歩道を美咲と渡っていく。

 男は美咲の部屋で、あと5時間でもう一日塗りつぶせる。そうすれ
ば、あと4日、と言う。
 美咲は、時効が成立して乾杯した時、自分を殺すのか、それとも時
効直前に警察に密告するのか?と聞く。男は自分は美咲の愛で動く、
と言う。
 「あなたのその自信はどこから来るの?」と美咲。「1人より2人
の方が、人生は楽しい」と男。


 小林は中尾から、「口座を貸してくれるだけで、大金が転がり込む」
と取引を持ちかけられた時のことを思い出した。
 その後、小林には大金が振り込まれ、女が訪ねてくる。


 現在。
 小林の部屋のチャイムが鳴り、ドアを開けると、舞が立っていた。

 ウエヤは、GSカード社長・池澤俊郎(黒部進)と電話をしてい
た!?

 小林は舞に、高杉は15年前の自分に似ているという。
 自分は人より優れていると思っているのに、世間は半分も認めてく
れない。そこで人より優れていると思えるものが欲しくなる。手っ取
り早くは金。そして、もっと頭のいい奴に利用される。

 高杉は夜、無人の会社で、懐中電灯の灯りの下、あの新しい提携カ
ードを手元に置いて、パソコンに何か打ち込んでいる。

 美咲は部屋に落ちているGSカードの社員名簿を拾い、その中の一
ページが切り取られていることに気付く。

 男は夜の街を狂ったように、「オレの勝ちだ!」と叫んで歩く。

 美咲はカレンダーに向かい、「あと二日」とつぶやく。

 出がけに、「マサト」と声をかけたが、男はいない。

 チャイムが鳴り、ドアを開けると木場が立っている。そして、令状
が無くても、美咲の部屋を見せて欲しいと言う。
 美咲は断るが、木場は断るなら小林が偽証して令状を取れることに
なってると脅す。
 「そこまでして何も出なかったら?」と美咲。
 「刑事を辞めます。あなたへの15年間の非礼をお詫びして」と木
場。

 美咲は木場を中へ入れ、気の済むまで調べるように言う。
 木場は中を調べはじめ、美咲は会社に休むと電話する。

 恭子は舞に、ビデオテープをデジタルデータに変換すれば、あると
ころに隠せる、と言う。


 希が登校すると、船田が、自分は希の部屋を訪ねると言って、行方
不明になったいずみのことを聞く。そして、希が美咲の部屋を覗いて
いたことを言う。
 でも希は、「どんなことを聞かれても、友達のことは売りません」
と言い、何も答えない。でも最後に、「冬川さんの恋人、わたしもよ
く知っている人なんです。わたしにも二年前、そういう人がいました
から」と言う。

 男は塔山紗江(中山忍)の墓に、明日ですべてが終わると語りかけ
る。

 木場は上司に辞表を出し、警察手帳も置いてきていた。

 木場の入念な捜索が進む。
 「納得して頂けますか?」と美咲。
 「いろいろと申し訳ありませんでした」と木場は詫びる。そして、
美咲の部屋を出て行く。

 高杉が席に戻ると、抽斗がわずかに開いていて、新しい提携カード
を入れた手提げ禁固が無くなっている。そして舞が席にいない。

 舞は特別な部屋へ入ると、カードのICチップの中身のファイルを
探る。

 木場はあのコンビニの前で、宅配便の運転手が、「三日後、三日後
って、いつ行ってもあの漫画家先生、いないんだよね」という会話を
聞いてしまう。そして急いでその車を追いかける。

 舞は遂にファイルを発見し、ビデオを再生する。

 高杉はその部屋へ飛び込むが、そこには舞はおらず、あの1枚以外
のカードが残されている。

 舞は警察署の前に駆けてくるが、中には入らない。

 会社を飛び出した時、高杉の携帯が鳴る。舞からで、自分を殴って
ビデオを奪ったのが高杉だとわかったという。
 高杉は、脅されていて、仕方なかったのだと言い訳しようとするが、
舞は証拠隠滅は罪なのだから、自首して、と頼む。「今夜中に高杉さ
んが自首しないなら、わたしが警察に行って話します」と舞。高杉は、
「オレの人生、台無しにするなよ。オレのこと下記なら.....」と言
うが、舞は電話を切ってしまう。

 雨の中、木場は配達員に連れられて、倉庫へ行く。

 「元気ないね。後少しで時効当日だって言うのに。今夜は前夜祭だ
よ。それともまだ、ボクのこと?」と男。
 「警察辞めるって、あの刑事さん。土下座されちゃった」と美咲。

 美咲の部屋のチャイムが鳴り、美咲が開けると、びしょ濡れの高杉。
舞にばれて、舞は制服のまま会社を飛び出した。舞の友達のところを
当たっても、どこにもいないと早口にまくし立て、美咲にはわけがわ
からない。
 今夜中に自首するよう言った舞の言葉を高杉が言うと、「じゃあ、
今夜中に見付けましょう」と男。美咲はいぶかる。
 「今夜中に見付けて、それでね、それしか助かる方法、ないんじゃ
ない?ね」と男。「マサト!?」と美咲。

 木場は、あの小林宛の大きな荷物を見せられ、勝手に中を開く。

 制服のまま濡れた舞が、誰かの家を訪ね、「わたし、舞。今夜、行
くところがないの。ここに泊めて」と頼む。

 男と高杉の出した結論は、坂下舞を今夜中に見付けて、そして.....
殺す というもので、美咲は息をのむ。
 小林がドアを細く開けて、外を見ている。

 舞の前の玄関ドアががちゃりと開く.....


 −− 冬川美咲。殺人の時効成立まで、あと24時間。



寸  評  いよいよ大詰めです。
 舞は高杉が犯人の一味だと知りました。そして、あのカードのIC
に隠されていたファイルとはなんでしょうか?ビデオの情報以外にも
何か入っていたから、ダビングの時と違って、高杉を疑っているんで
すよね。変装した人物の正体でしょうか?
 また、高杉は男を脅しているし、小林は、高杉は15年前の自分の
ミニ版のように言っています。どうなるのでしょうか?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 誠に済みませんが、次回、最終回はすでに書きましたとおり、録画に失敗し
てしまいました。
 今度、再放送、あるいはビデオが出ましたら、最終回を送らせ戴きます。
 サスペンスで最終回が特に重要なのは承知していますが、今しばらく、お待
ち下さい。

 ところで、システム関係の仕事をしていますが、あのICカードのIC部分
に、ファイルが搭載できると言うことは知りませんでした。ちょっと新しい知
識、吸収、といったところです。(鈴木)

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