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タイトル:Daily Drama Express 2003/12/09 ハコイリムスメ! (最終回)  2004/01/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/12/09 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ハコイリムスメ!
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 古森花 (飯島直子)
 古森灯 (深田恭子)
 高村徹郎(吉沢悠)
 小泉純平(玉山鉄二)
 田久保健(勝村政信)
 山田十郎太(古田新太)
脚  本 中園ミホ

あらすじ  2004年二月大安吉日。
 白無垢に身を包んだ古森花(飯島直子)。
 「花、きれいね」と母・古森朝子(吉田日出子)。
 父・古森吉太郎(地井武男)は、「花のこんな姿、オレ、死ぬまで
見られねぇと思っていたよ」と涙ぐむ。
 でも妹・古森灯(深田恭子)は、「今ならばまだ、止められるよ」
とむくれている。そして、「間違っているよ!」とも言う。
 「わたし、今、最高に幸せよ!」と花。
 「これ、わたしからのお祝いよ」と灯は花に平手打ち。


 −− でも、2ヶ月前には、こんなことになると思ってなかっ
た.....


 2ヶ月前。
 花は病院のベッドに寝ている吉太郎と付き添っている朝子に、田久
保健(勝村政信)と結婚すると報告。吉太郎は、式は2月だと言い、
花も、「2月ならお客さん、少ないから、山のみんな呼べるね」と賛
成。

 猿山の前の花に、キース・コーベット(マーク・コンドン)が声を
かける。
 「ニューヨークじゃ!?」と驚く花。
 「帰ってきました」とキース。
 「会社は?」と花。
 「辞めました」とキース。
 「今頃、何やってるのよ!勝手に帰って、勝手に来て、もう遅いの
よ!」と花。
 「花さん、健さんと結婚するんですね」とキース。
 「そうよ!今頃ノコノコ来ても遅いわよ!!」と花。
 「ノコノコ.....花さん....お幸せに」とキース。

 花は、「バカ、キース!」と1人怒りながら歩く。

 山田十郎太(古田新太)が健や灯に、キースが会社を辞めて戻って
きていることを話す。そこに花が戻ってくる。健は、「花ちゃん、こ
んなことなら一晩でも結婚したかった」と崩れる。
 でも花は健と結婚すると宣言。

 −− その日からお姉ちゃんはドンドン結婚の準備を進めていた。


 吉太郎も退院してきた。
 結婚式は2月19日高尾山の勝福寺でと決める。方角も2人の相性
もピッタリ、と。

 −− 式の時に、花と対立したのは、灯にも責任があって.....


 クリスマス。
 灯は小泉純平(玉山鉄二)とデート。

 灯は、リハビリセンターの実習生として働いていた。
 その時、徹郎の兄(袴田吉彦)に声をかけられる。そして兄は、高
村徹郎(吉沢悠)はこれから自力で生きると、マンションも引き払い、
寝る間も惜しんで受験勉強しているという。

 −− こうしてわたしたちの2003年は終わり、新しい年を迎え
た。

 2004年2月。常啓大医学部合格発表。

 花と吉太郎が席順を考えていると、電話が鳴る。徹朗からで、合格
したので真っ先に灯と花に報告したい!と言う。
 花と朝子は灯に、「おめでとう。徹朗君、頑張ったね 」と言う。

 灯は展望台で、「徹朗おめでとう。本当によかったね」と1人つぶ
やき、純平が近づいてくるのも気付かない。

 朝子は花に、山中の人に祝福されて良かったね、と言う。朝子自身
は、まわり中に反対されても吉太郎のとこへ走った。でも、恋愛は人
のためでなく、自分のためにするものだから、それでもいいやと思っ
たという。


 式前日、健は花にこの二ヶ月、いつ花が結婚辞めた、と言い出すか
ビクビクしていた、と言う。花は健に、「キースは?」と振られても、
忘れた、と答える。

 浮かない顔の純平。「どうした?」と言われて、「無事、結婚式、
挙げられそうですね」と言う。
 その時吉太郎は二ヶ月前にキースが仕事を辞めてこちらに戻ってき
ていることを知った。吉太郎は花が病気の自分を安心させるために、
健と結婚しようとしているのでは?と心配する。

 明日の準備をしていた花は、ふと、絵の道具を手に取る。
 灯は、それはキースからのプレゼントでしょ、と聞くが、花は邪魔
だからと捨てようとし、キースのことは削除したという。
 「そんな簡単に?」と灯。
 「灯は?」と花。
 「純平といると明るくなるから。でも、いつも忘れようとしている
のは、忘れられないからでしょ」と灯。
 「灯は、徹朗さんのこと好きなんだね」と花。
 「お姉ちゃん、無理に健さんと結婚しようとしてる?」と花。
 「あんなソバアレルギーの外人と結婚したら、店継げるわけないで
しょ!」と花。
 「お店なんて継がなくてもいいじゃない」と灯。
 「これでいいの!」と花は乱暴に画材をゴミ箱に捨てる。

 そして花はお風呂で1人、自分に、「これでいいの」と言い聞かす。


 −− そして結婚式の朝を迎えた。

 式が始まる直前、健は花が逃げたのでは?キースが来ているのでは
?と心配で ウロウロしている。
 灯は花の前に立ちふさがろうとするが、花は灯に構わず、式場へ入
る。
 「こんなんじゃ、幸せになれないよ!お姉ちゃんの好きなの、キー
スさんでしょ」と灯は言い、花と灯は互いに平手打ちをし合う。
 健が花を止め、灯の言うとおりだ、花が自分のために白無垢着てく
れただけで充分と言う。純平もその気持ちはよくわかる、と言う。
 「早く結婚しようよ」と言う花に、「こんな性格の曲がった奴と結
婚しなくてよかったよ。幼なじみでなけりゃ、面倒見てないよ!」と
健。
 怒る花に吉太郎が平手打ち。「健の言うこと、よく聞け」と。
 朝子も、「健さんに謝るのは、今のうちだよ」と言い、健も、「早
くキースの所へ行け」と言う。そして十郎太がキースの居場所を教え
る。キースに仕事を紹介したと言って。

 花は健に謝り、「みなさん、ご迷惑をおかけしました!」と頭を下
げると、飛んでいく。
 吉太郎と朝子は皆に礼を言い、頭を下げる。


 徹朗の兄は、徹朗が一発で合格したことを褒め、でもこれからが大
変だと言う。人生いくら回り道をしても人を助ける仕事に就きたいと
いう徹朗に、「お前は両親に愛されて楽勝の人生送ると思ったのにな」
と言う。

 灯からのメールが届く。
徹朗、もう一度会って下さい。
あの分校で待ってます。
徹朗が来るまで待ってます
 と。
 「もう一度会って渡さなければならないものがあるだろ」と徹朗の
兄。


 花はキースを捜し、動物園で掃除中のキースを見付け、「キー
ス!!」と呼びかける。「花さん」とキース。

 分校で待つ灯。
 そこに徹朗が飛び込んでくる。
 「徹朗が来たら話したいこと、いっぱいあったのに忘れちゃった。
合格おめでとう。会えて嬉しい」と灯。
 「オレも、ずっと渡したいものがあるんだ」と徹朗はあの指輪を灯
に渡し、「これ、半年前、君のために買ったんだ。でも、これを買っ
たことも、プロポーズしようとしたことも思い出せないんだ。しかし
君のこと、また好きになったんだ。君といると暖かい気持ちで、産ま
れる前から探している女の子に会えたような」と徹朗。
 「もう、会えているよ。半年前と言ってることが同じ。徹朗は変わ
ってないよ。半年前と今と、二回徹朗に言って貰って、わたし、あの
時の二倍ドキドキしている」と灯。
 徹朗は、「灯」と言うと、灯を抱きしめる。


 「花さん、どうしたんですか?今日、結婚式じゃないですか?」と
キース。
 「やめて来ちゃった」と花。
 「どうして?」とキース。
 「二ヶ月前のこと、謝りたくて。ひどいこと、言っちゃった」と花。
 「ボクこそ、黙ってアメリカに帰っちゃって」とキース。
 「でも、戻ってきてくれた」と花。
 「花さんに会いたくて、仕事辞めて戻ってきました。ボクは数年し
たら、メリーランドに帰ります。もっと早いかも知れません。その時
花さんを連れて行ったら、かわいそうです」とキース。
 「どうして?」と花。
 「花さんは英語がしゃべれません。だからボクの家族や友達と話で
きません。その点、健さんなら花さんをそんな目に遭わせません。健
さんと太郎君と幸せな家庭を築いて下さい」とキース。
 「ありがと。ちゃんと振ってくれて」と花。
 「さよなら」とキース。


 灯は花に、徹朗の婚約指輪、徹朗がお医者さんになるまで、受け取
らないと言う。
 灯に聞かれて花は、キースにちゃんと振られた。追いかけても捕ま
らない者を追いかけてもしかたない、と。


 −− こうして古森家の一番長い一日が終わった。


 花は相変わらずお団子を売りながら、似顔絵を描いている。

 2004年夏。
 花は花火を見ながら、耳からイヤフォンを外さない。徹朗に、何を
聞いているのか聞かれて、「カラオケの新曲、覚えているの」と答え
る。

 2004年秋。

 2004年冬。

 花と灯は絵画展を見に行く。
 その後、ラーメンを食べに行こうという花に、「これからデートな
の」と灯。

 向こうからアメリカンスクールの生徒たちがやってくる。
 その生徒たちを引率しているのが、なんとキース。
 キースは生徒たちを向こうに行かせ、「花さん、お久しぶりです」
と言う。
 「まだ日本にいたんだ」と花。
 「アメリカンスクールの先生、やってるんです。みなさん、お元気
ですか?」とキース。
 「元気よ」と花。
 「花さん幸せそうです。ご結婚、おめでとうございます」とキース。
 「ありがとう」と花。
 「みんなによろしく」とキース。

 キースが行く。
 灯がそんな2人をはらはらしながら見ている。

 遂に花はキースを呼び止め、自分は独身だという。
 なぜ?と聞くキースに花は英語で、「どうしてもあなたに英語で伝
えたかったことがあります。あなたと過ごした日々はわたしの宝物で
す。決して消えません。人生で一番楽しい日も美しい日も、あなたは
わたしのそばにいてくれました。キースコーベットはわたしの中から
消えることはありません。決して」と言う。
 「花さん、Thank you.あなたの英語はとても美しい。とても心がこ
もってます」とキース。そして花をしっかりと抱きしめる。
 灯の顔がほころぶ。

 そして雪が舞いおりる.....


 十一丁目茶屋に、キースと花が揃って座り、花を連れてアメリカへ
帰るという。
 「花を幸せにしろよ」と言う吉太郎に、「わたし、充分幸せだから、
わたしがキースを幸せにする」と花。
 朝子が、「花、元気でね」と。みんな口々におめでとうという。
 灯の隣には徹朗もいる。

 −− 翌朝、お姉ちゃんは山を下りていった。キースさんと2人、
しっかりと自分の足で歩いて。

 灯は花が残していったMDを聞く。それが英語のMDだということ
を知る。

 −− 幸せは誰かが運んできてくれるものではない。自分を幸せに
できるのは、自分だけなんだ。


寸  評  花と灯姉妹にとっては、相思相愛の相手とそれぞれカップルにな
れて、ハッピーエンドでした。ドラマを見ていると、やはり主役に自
分の気持ちがどうかしてしまうので、「ああ、よかった」と思います。
 でも、健と純平にとっては、散々ですよね。幸せそうな愛している
女性の姿を見て、満足している?ちょっと倒錯的。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 最後まで、やっとたどり着くことができました。ありがとうございました。
そして、大変遅くなってしまったこと、申し訳ありません。
 来週から全面的に冬ドラマが始まります。引き続き冬ドラマを配信致します
ので、よろしくお願いします。(鈴木)

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