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タイトル:Daily Drama Express 共犯者 (8)  2004/01/07


===================================================== 発行部数   10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/12/03 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 共犯者
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 冬川美咲(浅野温子)
          男   (三上博史)
          高杉亮 (池内博之)
          坂下舞 (奥菜恵)
          小林浩介(吹越満)
         中尾文彦(佐野史郎)
脚  本 秦建日子

あらすじ  冬川美咲(浅野温子)が帰宅するのを、張り込みの刑事たちが見
る。部屋の近くにも斉藤茂(川端竜太)がいる。

 自宅に入った美咲は、カギとチェーンをかけると、「ただいま」と
声をかけ、部屋の中を探す。

 その頃、男(三上博史)はコンビニの店員・竹田元(佐藤二朗)に
依頼をしていた。

 −− 偶然なんてことが、あるだろうか.....

 美咲はウエヤマサトが遠山紗江のアナグラムであることを考えてい
た。
 紗江の親友を自認していた美咲は、紗江には恋人がいなかったと確
認するために、アルバムを開く。

 「随分徹底してるんだね。彼女との写真は全部なくすはずなんだ」
と男の声がして、美咲が振り返ると男が居る。
 「どこにいたの?」と美咲。
 「ベランダ.....たばこ吸おうと思って、禁煙していたこと、思い
出したんだ。その写真処分したのって、殺す前?後?」と男。
 「どうしてそんなこと聞くの?」と美咲。
 「純粋に犯罪心理学からの興味で」と男。
 「あなた、紗江とどういう関係?」と美咲。
 「またそんなこと?そういう会話がなくなって、やっといい感じに
なったのに.....」と男。
 「まじめに答えてよ!」と美咲。
 「遠山紗江は知らない。声も聞いたことがない」と男。
 「ウソ」と美咲。
 「君だけにはウソは言わない。ボクは君の共犯者だ。それ以上でも
以下でもない」と男。
 「もしウソなら、あなたのこと殺していい?」と美咲。


 −− 冬川美咲。殺人の時効成立まで、あと13日。


 バーで高杉亮(池内博之)の隣に木場圭一郎(石橋蓮司)が座り、
坂下舞(奥菜恵)の持っていたビデオテープについて聞く。
 高杉は、そんなテープ、中尾文彦(佐野史郎)常務に渡しただけで、
ダビングしていないという。
 木場は、どうして高杉がこんな非協力的なのか、と問い、大村いず
み(はしのえみ)が美咲の身辺を嗅ぎ回っていて行方不明になってい
るという。

 高杉が席を立つと、木場は高杉が高価なワインに手も付けないこと
を問い、今の部署では営業経費では落とせないでしょうと言う。
 自分は営業員の時、成績がダントツだったと高杉が虚勢を張っても、
木場は、今は異動になったと言い、15年前、GSカードでは今と同
じ金にまつわる殺人事件が起きていて、規模は高杉の約200倍。中
尾と美咲が怪しかったが、嫌疑不十分でお咎め無し.....と語る。


 美咲と男は1つのベッドで寝ている。
 男は美咲が寝入っているのを見ると、そっとベッドを抜け出し、台
所の包丁を手にする。
 「マサト」と美咲の声。
 「あれ?起こしちゃった」と男。
 「何してるの?」と美咲。
 「喉乾いて、水飲んでた。何しているの?」と男。
 「別に」と美咲。
 男と美咲は抱き合う。


 美咲は、12月11日まで塗りつぶされたカレンダーを見てから出
勤。17日にポイントが付いている。

 美咲は中吊りポスターを見る。いずみの失踪が出ている。


 木場は上司に、美咲のマンションの向かいのマンションの5階廊下
に、わずかに人が争った痕があるという。


 男は病院で、お酒と併用してはいけないという薬を貰う。

 公園でお弁当を広げている美咲の前に、私服の清水深雪(有坂来瞳)
が現れ、退職届を出す。今日で有休終わりだから、と。
 美咲は、舞たち、仲良しの女子社員とよく話し合ったか聞くが、深
雪は女の友情なんて、男が絡めばもろいもの。女友達なんて信じてな
いと言う。


 木場は小林浩介(吹越満)に面会し、取引を持ちかける。小林が
15年前、漫画家を目指して上京したが、マンガで食べられず、GS
カード社の近くの喫茶店でバイトしていて、中尾のよからぬ企みに荷
担。美咲が小林を知らないことをいいことに、15年間、美咲を見張
っていた。だからいつ、美咲にどういう男ができたのか知っているで
しょ、と木場は問う。
 小林は見返りは何か聞き、木場は小林の生命の保証−−今、小林が
警察の警護無しに釈放されたら、生命がないでしょ、と言う。


 男は、先日高杉と木場がいたワインバーで、特別な日にふさわしい、
誰も味わったことのないワインは何かと相談。

 高杉は美咲に書類を渡したついでに、「ご友人の命日まで、あと6
日ですね」とささやく。

 美咲がGSカード社長・池澤俊郎(黒部進)に会う。大阪支社との
統合の稟議書を持って。
 美咲の視線に気付いた池澤は、壊れたままでは紗江とも縁が切れそ
うで、直したという。
 美咲は池澤に、紗江に恋人がいたか、聞く。


 美咲は、男に知られたくないから、と北岡希(加賀美早紀)を橋の
上に呼び出し、美咲のいない間、男があの部屋で何をしているのか、
人が訪ねてきたり、電話したりしていないかと問うが、希は、何も答
えない。


 夜道を歩く舞が、近づいてくる足音におそれを抱いて振り返ると、
高杉。
 高杉は、舞が自分を避けている気がするけど、と言い、キスしよう
とする。
 それを舞は拒み、気持ちの整理が付かないと言う。
 舞がテープを持っているのを知っているのは高杉だけのはずなのに、
と。
 高杉も、自分にも何もわからないと否定してみせるが、舞は約束が
あるからと、行ってしまい、高杉は舌打ちする。


 男は、小林の部屋の呼び鈴を鳴らしている宅配便の配達員に、隣は
留守で、いつ帰ってくるかわからない、と言う。
 そして、荷物が冷凍品であることを見る。

 男は美咲の部屋へ入ると、カギとチェーンを掛け、カーテンを開け、
希が向かいのマンションからこちを見ているのを確認すると、手を振
る。

 希は携帯をかける。男にだ。
 「ウエヤさん?」と希。
 「はい」と男。
 「これから、どうするつもり?美咲さんにウエヤさんのこと、しつ
こくきかれたよ。わたし、どう答えればいい?本当のこと?それとも
何も知らずにいることが美咲さんの幸せなの?」と希。


 美咲が警視庁に木場を訪ねる。そして遠山紗江に恋人がいたか聞く。
 紗江がずっと美咲に、好きな人はいないと言い、それを信じていた
のに、紗江の伯父・池澤社長は、紗江には婚約者がいたという。だか
ら15年前、紗江の人間関係について調べたはずの木場に、教えて欲
しいという。
 「まさか、ウエヤが!?」と木場。
 「ウエヤになんて知りません。わたしはただ社長の言葉が気になっ
て」と美咲。
 だが木場は、「まさか」と繰り返す。
 美咲の重ねての問いかけに、木場は紗江に恋人がいた。高校の同級
生で、お互い一目惚れ。同じ大学の同じ学部に進み、まわりの誰もが
2人は結婚するものと思っていた.....

 それを聞いた美咲は、紗江がそんなこと、自分に一言も言わなかっ
たと怒る。

 木場は話を進める。その彼は大学4年の夏、海の事故で死んでいた。
紗江がGSカードに入社し、美咲と会う前年だった。彼のことを美咲
に話さなかったのは、紗江自身が忘れようとしていたからだろう、と。
 美咲は、本当のことがわかってすっきりした、と立ち上がる。
 木場は「こんな大きな一致に気付かなかったとは、焼きがまわった
ものだ」とつぶやく。
 「何が?」と問う美咲に、紗江の彼が事故にあった海は、あの美咲
が倒れていた海だという。

 編集長の船田吾郎(宇梶剛士)を舞が訪ねる。

 美咲は、あの男が車で突っ込んだ「危険」と書かれた崖へ行き、下
の海を見下ろす。木場はこのあたりは潮の流れが複雑で、遂に紗江の
恋人の遺体は見つからなかったと、言っていた。

 木場たちは、未解決の捜索願のファイルを調べる。目的の人物のフ
ァイルには、写真も挟まっていた。


 男はパスタを用意し、ワインを取り出す。

 舞の話を聞くと船田は、いずみの時と同じだという。
 舞は自分を襲ったのは男女の2人組で、男のことを最初、中尾常務
だと思ったが、その頃にはすでに中尾は亡くなっていた、と舞。
 船田は、どうして舞が中尾と思ったか聞き、舞は高杉がテープを渡
した相手は中尾だし、同僚が中尾と付き合っていたが、決して家に上
げないなど、中尾が秘密主義者だったから、と。


 美咲は崖から引き上げる。

 男は透明なカプセルを取り出すと、昼間、病院で貰った薬をそれに
詰め始める。

 船田は舞を連れて中尾の家に行くと、ピッキングして中へ入り、懐
中電灯で『何か』を探す。船田は何なのかわかっていたわけではなか
った。

 舞はペットボトルを落としてしまい、ペットボトルの口が開き、水
が床に流れる。
 舞は急いで拭こうとするが、船田は止め、水が流れるままにする。
 水はカーペットの下に吸い込まれていく。

 船田がカーペットをめくると、水は床の下に吸い込まれていく.....
 「この床、外せる」
 船田が力を入れると、床が開く?

 高杉が中尾の家の玄関ドアを開ける。

 薬をカプセルに詰めている男に、美咲が「何しているの?」と声を
かける。
 男が「美咲」と呼ぶが、「気安く呼ばないでよ!」と美咲は言い、
包丁を取り出す。
 「なるほど、そういう顔だったんだ」と男。
 「何が?」と美咲。
 「ずっと考えていたんだ。遠山紗江を殺した時、君がどんな顔をし
ていたのか?その疑問が今、解けた」と男。

 船田は床をはがし、できた穴の中を懐中電灯で照らす。

 「信用させて、油断させて、そして殺す。それがあなたが考えた残
酷な復讐」と美咲。
 「考えすぎだよ」と男。
 「全部わかったわ。何でわたしの秘密を知っているか。あの崖から
飛び込めば、あの砂浜に打ち上げられると知っていた」と美咲。
 「ボクの言っていた『誤解』は、そうじゃない。君はボクを殺せな
い。ボクは君を殺せるけど、君はボクを殺せない。何なら試してみる
かい?」と男。

 中尾の家の床下を覗く船田と舞を、高杉がそっと見ている。
 舞がその穴の中で指輪を見付ける。

 美咲は、男を包丁で刺そうとするが、男に押さえられてしまう。


寸  評  男の正体とは、紗江の恋人!?
 最後まで、男の正体の謎は続くのですね。
 でも、最初、なぞは男の正体だけでしたが、なんと、中尾も小林も
高杉も怪しいとは。
 どこまで仕組まれているのでしょうか?最初、舞が高杉と付き合っ
ていていい感じ、と思っていたのですが、高杉が危険な人物だったと
は。舞に無事でいて欲しいです。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 昨日より、冬ドラマが始まりました。皆様は、どのドラマをご覧になるか、
決められましたか?
 今回のドラマ、なかなか魅力的に感じられるものが多いですが、いかがでし
ょうか?
 最近、ドラマ不振が盛んに議論されますが、ここで盛り返すことができます
でしょうか?(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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