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タイトル:Daily Drama Express 2003/11/26 共犯者 (7)  2004/01/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/11/26 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 共犯者
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 冬川美咲(浅野温子)
          男   (三上博史)
          高杉亮 (池内博之)
          坂下舞 (奥菜恵)
          小林浩介(吹越満)
         中尾文彦(佐野史郎)
脚  本 秦建日子

あらすじ  男(三上博史)は手袋をはめると、中尾文彦(佐野史郎)常務の
家へ入る。そして、懐中電灯の灯りをたよりにしずしずと進む。

 男は以前中尾に、「自分1人だけ助かろうとしないで下さいね。あ
なたはわたしの共犯者」と脅して、赤い紙袋を渡していた。

 男は中尾の家の床下収納を開ける。
 その時、電気がつく。高杉亮(池内博之)だった。「そこで何して
るんですか?」と高杉。

 坂下舞(奥菜恵)は高杉に、ビデオを警察に届けるとメールを打つ。
そして、部屋を出る。
 その時、舞の後頭部を誰かがスパナのようなもので殴り、舞の鞄か
らあのビデオを抜き取る。

 「やっぱり、あなただったんですね」と高杉。
 「どうしてここに」と男。
 「同じですよ。自分を守るために。取引しませんか?」と高杉。

 冬川美咲(浅野温子)は笑みを浮かべながら橋の上を歩いていた。


 −− 殺人の時効成立まで、27日。


 男はニヤリとする。


 目覚ましが鳴る。
 美咲はベッドの上でウトウトしていたが、テレビのニュースの音で
起きあがる。
 中尾の死体発見とそのそばに倒れていた小林浩介(吹越満)が発見
されたことを伝えるニュースだ。

 男が中尾を殺した後、美咲はその包丁をハンカチでくるんで抜き、
倒れている小林の手に握らせたのだ。

 −− 奇妙なことばかり次々起こる。

 男は「美咲、ごはんできたよ」と呼ぶ。男は自分の作った和食の朝
食を説明。「テレビ消して」と美咲。

 −−あれから二週間。警察の手は私たちに伸びてこない。隣人の小
林は逮捕以来黙秘を続けている。まるで自ら逮捕を望んだように。
時々わたしは自分が幸せなのではないかと思う。

 男は美咲に弁当を持たせる。今日の降水確率は0%。いつも陰気な
社員食堂でなくて、たまにはお日様の下で食べれば、という。


 中尾のマスターテープは、中尾が燃やしていた。
 舞が持っていたダビングテープは、何者かが持ち去り、見つからな
い。
 美咲に変装していた人物も、その時の腕時計も、服も見つからない。

 美咲はいつも通り出社。
 12月17日にマークのついたカレンダーを見る。
 −−わたしが自由になるまで、あと14日。

 高杉が欠席者を報告。清水深雪(有坂来瞳)、沢井恭子(松尾れい
子)、舞の3人。

 杉並総合病院。
 舞は頭に包帯を巻いて、ベッドの上に寝かされていた。薄れる意識
の下で、2人の男の足を見たことを思い出す。


 中尾の家に、多数の小林の指紋。小林の家からも中尾の指紋。一課
長は、部下からせっつかれてもまだ、小林の逮捕状を取らない。

 木場圭一郎(石橋蓮司)はあの病院にウエヤという男が入院してい
るか聞くが、いないという。見舞客でも、と聞くと看護師はウエヤの
特徴を聞く。だが、木場は知らない。
 木場は美咲が発見された海岸に行くが、潮の流れが速くて、どこか
ら海に入ったかわからない。発見された時、倒れていたのは美咲だけ。


 大村いずみ(はしのえみ)が小林の面会に行く。
 小林が黙秘しているのは、日本中がこれだけ騒いで、誤認逮捕だと
わかった時、自分が今回の事件をモデルに新作を発表したら.....と
教える。そしていずみに、一つヒントを教える。

 いずみは部屋からこちらを覗いている北岡希(加賀美早紀)を確認
し、希の部屋へ行く。


 美咲は弁当を会社の前のベンチで食べる。


 「その部屋に何か用ですか?大村いずみさん、でしたっけ。確か小
林浩介さんの担当の編集者さん」と男。いずみの目が見開かれる.....


 河中出版。
 編集長の船田吾郎(宇梶剛士)がいずみに電話するが、携帯は通じ
ない。
 いずみは小林のところから14時戻りの予定であった。

 編集長は木場と一緒に、小林がイライラと待つ取調室へ行き、いず
みと何を話した?いずみはどこへ行った?聞く。
 だが小林は、「ウソだー。オレをはめようったって、そうはいかな
い!」と暴れ、刑事に押さえられる。


 高杉は花束を持って舞を見舞う。
 「仕事忙しいのに、毎日来なくていいよ」という舞に、「オレが来
たいんだよ」と高杉。

 舞は高杉の靴を見て、あの、殴られた後見た男たちの靴を思い出す。
 そして高杉に、殴ってビデオテープを奪った男たちは自分の知って
いる人かもしれない、という。


 深雪は中尾の家の前にいる。
 「ここにいたんだ。本気だったんだ」という男に、一回り以上下の
自分と本気になるわけないじゃない、と深雪。
 「じゃあ、何でずっと会社休んでいるの?」と男。「有休余っちゃ
って」と深雪。
 男は笑う。

 美咲はいつものコンビニでひものを二枚と野菜を買う。

 サイレンを鳴らして木場たちが到着し、希に話を聞きたいという。
 木場は、小林の家を知ってるか、いずみが今日訪ねてきただろう、
と聞くが、希は今日一日誰も来なかったという。

 木場が希の家から外を見ると、美咲の部屋の電気がつく。そして、
窓を開ける。
 男は、電気を点けないまま、ソファーに寝転がっていたのだ。
 木場は希の双眼鏡を手に取ると、美咲を見る。美咲は室内の人と話
しているように、口を動かす。

 木場は美咲の部屋に走っていく。

 その頃美咲は、男にお弁当の礼を言っていた。
 部屋のチャイムが鳴る。覗き窓から見た美咲は、「刑事さん.....」
とつぶやく。

 美咲は、チェーンをかけたまま、木場と会う。木場は、「中で話を」
というが、美咲は「話なら外で」と断る。
 木場は、「ウエヤさんと一緒にいるんでしょ」と聞く。美咲は一瞬
だけ驚く。男は室内に座っていた。
 美咲は木場を断り、「令状、無いんでしょ。一歩でも入ったら、住
居不法侵入で訴えます」という。
 美咲はドアを閉め、木場は声をからして、「ウエヤさん、あなたと
話がしたい。いるんでしょ」と叫び、ドアを激しく叩く。
 男は家の中で薄ら笑いをしている。

 翌朝、美咲は用心してドアを開けるが、誰もいない。
 階段のそばを通った時、一晩中いた木場と斉藤茂(川端竜太)が立
ち上がる。
 「会社に行きますので」という美咲に、木場は付いてくる。

 木場は一緒に通勤電車に乗り込み、「いつからウエヤさんと暮らし
ているんですか?」と聞く。
 「一人暮らしです」と美咲。
 木場は二ヶ月くらい前から今まで、美咲がコンビニ弁当ばかり買っ
ていたのに、急に2人分の食材を買うようになったと指摘。「多めに
作って作り置きした方が経済的なので」と美咲。
 「妙だと思いませんか?小田広海さんが殺され、渡辺由梨(さとう
珠緒)さん、有田巡査が殺された」と木場。

 斉藤たちは美咲の部屋を見張っているが、動きはない。

 木場は、刑事は一番ウソをつかれる職業だと思う。だから、夫婦仲
が上手くいかないと話しながら、会社について入ろうとして、チャイ
ムが鳴る。
 飛んできた警備員に木場は警察の身分証をかざす。そして、そのま
ま美咲に付いていく。
 「ここ、女子更衣室なんですけど」と美咲。「じゃあ、後で」と木
場。

 美咲は業務開始。

 恭子が長い間お休み頂いて、と挨拶。「これからがんばってくれれ
ばいいわ」と美咲。
 木場が深雪に連絡が取れない、海外旅行では?という。

 舞は、明日最後の検査で結果がよければ退院となる。「それは良か
った」と気がなさそうな美咲。
 深雪は舞が入院している病院の前に立っている。

 美咲に社長秘書から電話。後ほど社長室に恭子を連れて来て欲しい
という。

 木場は社長室の机の上の、社長と遠山紗江と美咲が写っている写真
に興味を示す。
 「姪の紗江が誕生日の祝いに作ってくれました」とGSカード取締
役社長・池澤俊郎(黒部進)。1988年と紗江の名が入っている。

 木場は中尾の遺品の、カギが、何か聞く。美咲は即座に知りません
と答える。
 恭子は、どうして自分が呼ばれたかわからないという。
 「あなた、中尾さんの恋人だったんでしょ」と木場が言い、捜査本
部に昨日指輪が届いたと言って、恭子に見せる。
 事件の前日、中尾自身が注文し、内側に、恭子の名が彫ってある。
サイズもピッタリ。
 恭子は涙ぐむと、社長室を飛び出し、その時、紗江の写真立てを壊
してしまう。
 片づけようとする社長に代わって、美咲自身が片づけると言って、
「そんな」とつぶやく。
 なんと、ローマ字で書かれた紗江の名前が細かく割れ、"UEYA"と並
んでいた.....

 美咲の部屋に動きはない。

 男は紗江の墓に手を合わせていた。紗江のことを思い出す。
 「ピンチになったら、わたしのこと助けてね」と紗江は言っていた。
「紗江.....」と男はつぶやく。

 『ウエヤマサト』は、遠山紗江のアナグラムだった。


寸  評  やっぱり、男は偽名だったんですね。ウエヤマサトというのが、
遠山紗江のアナグラムだったとは、指摘されるまで気付きませんでし
た。普段から、推理小説、大好きなんですがねぇ.....これはやられ
ました!
 中尾の恭子に対する気持ちが本物だったのは、なんか嬉しいです。
でも、中尾は滅茶苦茶怪しい人物ですからねぇ、結婚できなくなった
ことは、良かったのか、悪かったのか。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 またまた、失敗をしてしまいました。
 最終回の「共犯者」の録画を失敗してしまいました。今までの失敗の時、毎
回助けて下さる方が現れ、とても助けられたのですが、度重なる失敗となって
しまいました。もう、絶望でしょうか。
 冬ドラマは失敗しないよう、対策を考えなければ。(鈴木)

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