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タイトル:Daily Drama Express 2003/11/27 白い巨塔 (8)  2003/12/27


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/11/27 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 白い巨塔
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 財前五郎(唐沢寿明)
 里見脩二(江口洋介)
 花森ケイ子(黒木瞳)
 東佐枝子(矢田亜希子)
 里見三知代(水野真紀)
 柳原弘 (伊藤英明)
 東貞蔵 (石坂浩二)
 財前又一(西田敏行)
脚  本 井上由美子

あらすじ  東佐枝子(矢田亜希子)は、里見三知代(水野真紀)からの電話
を受ける。日曜日、里見好彦(片岡涼)の誕生日だから、というお誘
いだった。
 佐枝子は、日曜日は論文の提出が近いので、一日中時間がないと断
り、電話を切ってから、「ごめんなさい」とつぶやく。


 教授候補が三人と聞いた東政子(高畑淳子)は、菊川昇(沢村一樹)
が教授になれるのかと聞き、一番心配なのは、定年退官後の夫・東貞
蔵(石坂浩二)の再就職先だという。それを聞いた佐枝子は、「それ
がお父様にも菊川さんにもいいことならいいのですが」と言う。


 絶対教授になると言う財前五郎(唐沢寿明)に、妻・財前杏子(若
村麻由美)は、今まではどこかかっこつけだったが、やっと本気にな
ったなら、自分ももっと頑張らなければ、と言う。「何にだ?」と聞
く財前に、「花森ケイ子(黒木瞳)さんに会って来ました。教授選が
終わるまで、あなたに会わないでって」と杏子。びっくりする財前に、
女問題で足元を掬われたくない、「いい夫になって欲しいとは思わな
い。教授になって干しての」と杏子。
 財前は、何も言わずに出かける。

 夜の街を歩きながら財前は、「男なら誰でも思うだろ。偉くなって
大勢の人を従えて歩きたいと」と思う。

 鵜飼教授(伊武雅刀)、地区医師会長・岩田重吉(曾我廼家文童)、
財前又一(西田敏行)、財前が料亭に集まる。
 財前票が18票と聞いた又一は、そんな少ないのかとびっくりする
が、岩田は、講座で16人、基礎で15人の合計31人が教授会を構
成していると説明。そして、講座では、財前10票、菊川4票、葛西
2票。基礎は大河内教授(品川徹)が握っているので半分と見て、
18票。
 8票が確実か、と又一。だが、基礎の15票全部を菊川に取られた
ら大負けだと。
 そんな極端な、という岩田に、鵜飼は、大河内は財前をよく思って
いないので、全部取られることもあるかもしれない、と釘を刺す。
 先日大河内に会ってきたという財前に、もう動かない方がいい。大
河内が堅物だから、自分はこんなに苦労しているのだと、鵜飼。財前
は、やれることはやっておきたい。もし破れれば、地方の小さな研究
室。もしそんなことになったら財前は、医者をやめるという。

 今津(山田明郷)は東に、教授陣に、菊川の功績と、財前を推せな
いため東が悩んでいると宣伝したと報告。基礎の教授たちは大河内に
従うと言っているので、2、3票取りこぼしてもいい。そして、大河
内は菊川の功績を公平に見ていると報告。

 鵜飼は基礎も大河内でまとまっているように見えて、大河内の強引
なやり方についていけない教授たちもいると教える。又一は、葛西を
推す2票も何とかならないと鵜飼に泣きつく。

 今津は整形外科の野坂耕一郎教授(山上賢治)が葛西を推している
のは財前を嫌ったからであり、財前に流れることはないと言い、東は
2票ぐらいはいい、と答える。

 又一は鵜飼に、裸の万札の束を出すが、岩田が品位あるように依頼
するよう注意し、鵜飼は葉山によろしくやるよう、指示。


 財前は、医局のみんなを連れて、クラブ・アラジンで飲ませる。佃
友博(片岡孝太郎)は金井講師(奥田達士)の動きを心配する。財前
は、医局の全員が同じ方向を向くなんて、あり得ない。それより日々
のオペを確実に行い、ミスの無いように、と言う。


 紅会のゴルフコンペ。
 最後にやってきた会長の鵜飼典江(野川由美子)の後ろから、典江
の分のゴルフバッグと鞄を担いだ杏子が現れる。杏子は大学時代ゴル
フ部だったから、お手本に、と典江。「ちょっとかじっただけなので。
こちらこそお手柔らかに」と謙遜する杏子。


 里見脩二(江口洋介)好彦の誕生日にもかかわらず、講演会の講師
で出かける。三知代は、佐枝子にも断られてしまったことを告げる。

 鵜飼、葉山の妻は野坂の妻の懐柔にいそしむ。

 船尾教授(中原丈雄)と菊川が東を訪ねる。船尾は菊川は秘蔵っ子
だから教授選に敗れるわけにはいかない、と念を押す。船尾は菊川に
は、浪速大は研究費が潤沢だから、存分に研究するように、と言う。
 菊川は東が弟子の財前を推さないとなると、財前に同情票が集まる
のでは?と心配する。東は、そんなことはないので大船に乗ったつも
りで、と請け合う。

 船尾は東の退官後を聞くが、東は患者の引き継ぎ等に追われ、それ
どころではない、と言う。
 船尾はそんなことだろうと、『国立阪神高度医療研究センター』の
パンフレットを取り出す。佐枝子が3人にお茶を出す。

 船尾は国立阪神高度医療研究センターは、日本一研究設備が整って
いて、このセンター長を東に、と言う。

 菊川が帰ると言い、東は佐枝子に送るように言う。菊川は辞するが、
佐枝子は送るという。

 佐枝子は菊川に、自分は父母とは違う生き方をしたいという。「わ
かってますよ。ボクは教授候補であり、あなたの結婚相手ではない、
でしょ。あなたは両親が古い考えだと思っている。その犠牲になって
いる、と。でもあなたこそ古い考え方ではないでしょうか。この先の
見えない時代、古さに身をゆだねる方がのびのびできると思ったので
しょう。自分の後継者と娘を結婚させる。まるで政略結婚ですが、そ
れはあなたが親元を離れて1人では生きていけないとわかってのこと
でしょう。もうボクは結婚は懲り懲りですから。それよりあなたから
見て、ボクと財前君とどちらが教授にふさわしいと思いますか?」と
菊川。「わたしにはお答えできません。なぜなら、教授というものが
どういうものかわからないからです」と佐枝子。「正直な答えをあり
がとう」
 菊川は行ってしまい、佐枝子はビラを受け取る。
 それは市民講座で、里見がガンについての講義をするという知らせ
だった。

 ケイ子が里見の講義を聞きに来る。財前も来ていた。
 「なんなの?こんなとこに呼び出して.....奥さんと何を話したか
聞きたいんでしょ?財前先生」とケイ子。
 「黙れよ。聞いてるんだ。あいつ、偉くなりたいと思わないんだと。
でも、サボりたいわけじゃない。患者や医学のために生きたいんだと。
ウソくさいな」と財前。
 「財前ちゃんは?」とケイ子。
 「オレは自分のために生きるんだ。他人のために生きるなんてウソ
じゃなくちゃならないんだ」と財前。

 そして、財前は講義が終わらないのに会場を後にし、ケイ子は必死
に財前を追いかける。「それで何を話したんだ?」と財前。

 講義が終わり、里見は主人のことできたという女性(かたせ梨乃)
の話を、スタッフが「保健所で相談を受け付けています」というのを
断って聞いてあげ、アドバイスしてあげる。女性はアドバイスを聞い
て、嬉しそうに帰っていく。


 浪速大学病院。先日の女性・佐々木よし江が夫・佐々木庸平(田山
涼成)を連れて来る。

 教授選開始。

 選ばれても落とされてもイヤですね、という柳原弘(伊藤英明)に
亀山君子(西田尚美)は、あと10年すれば、柳原も教授になりたく
なる。財前が教授になっても、菊川でも、彼らが定年退官する頃は柳
原がきっと頼むよ、と行ってるだろう、と。

 里見が佐々木の検査をする。
 佐々木が診察室を出て行った後、里見は佐々木が食道ガンだから、
財前に写真を早く持っていくよう、竹内医局員(佐々木蔵之介)に言
いつける。「今はまずいでしょ」という竹内を里見は無視。

 財前は母・黒川きぬ(池内淳子)に、今月分を送ったと電話。小さ
い時は大きくなりたいとお練ったことをよく思い出すという財前に、
きぬは「充分大きくなったんじゃない」という。財前は、屋上で自分
の手を太陽にかざし、医者になっても、助教授になっても、もっとお
おきくなりたいと思う。一生そうだろうな、と。

 投票用紙が配られた後、東は棄権すると言い出す。財前も葛西も愛
弟子。どちらを選ぶこともできないし、業績から他学の教授を推すの
も、愛弟子を見捨てるようでできない、と退席していく。
 残った教授たちに動揺が走る。


寸  評  東の棄権という作戦は、吉と出るのでしょうか、凶と出るのでし
ょうか。
 でも、佐枝子ではないですが、わたしには、「教授」という地位に、
そんなに投資し、血眼になるほどの価値があるのか、わかりません。
 教授を退官した後の仕事がセンター長。これも一種の天下りなので
しょうか?センター長の年収って、どれくらいなのでしょう?普通の
会社員をやっていると、そこがよくわかりません。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 もう、今年も1週間ありません。
 会社によっては、すでに年末休暇に入ってしまっているのでしょうね。
 わたしの会社は、30日から休暇なので、29日がまだ、残っています。
 今年分のドラマ、今年中に配信するぞ!と頑張っているところなのです
が....(鈴木)

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