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タイトル:Daily Drama Express 2003/11/25 あなたの隣に誰かいる (8)  2003/12/22


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/11/25 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル あなたの隣に誰かいる
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜21時
キャスト 澤村数馬(北村一輝)
     澤村愛子(白石美帆)
          草間五郎(いかりや長介)
          松本梓 (夏川結衣)
          松本欧太郎(ユースケ・サンタマリア)
          柏木里美(佐藤藍子)
脚  本 坂元裕二

あらすじ  「本日はお忙しい中多数の方にご出席していただきありがとうご
ざいました。」式で言う挨拶文を読みながら、式場の階段を上がった
欧太郎(ユースケ・サンタマリア)は花嫁控室に入ると、純白のウエ
ディングドレスを着た梓(夏川結衣)が振り返る。「綺麗だよ」欧太
郎はドギマギして応える。

 欧太郎は家族が持てる不思議を梓に言う。梓も両親がいなかったか
ら家族が持てるか心配と言う。「梓、幸せの見本みたいな家族作ろう
な」


 そんな夢を見ながら、欧太郎は寝室のベットの上で滝のような汗を
流す。


 家に着いた梓は鈴(山田夏海)を抱き上げ家に入ろうとすると、梓
に良く似た女の人と小さな男の子が立っていたが、一瞬で消えてしま
う。鈴は家の落書きなどは樹里がやったと梓に教える。


 樹里(戸田奈穂)は寝室で欧太郎におかゆを食べさす。玄関の音が
樹里の耳に入る。

 梓は鈴をソファに座らせ、二階の寝室へ上がって行く。寝室をノッ
クしても誰も出なく、何度も叩くと樹里が土鍋を手に部屋から出てく
る。欧太郎のことを聞く梓に「欧太郎くんは私がいなきゃダメなの」
と叫び、その声に志摩子(梶芽衣子)が出て来る。樹里は手にしてい
た土鍋をお盆ごと投げ出し、寝室に誰も入らせないようにする。志摩
子は強引に寝室に入って行くと、欧太郎が苦しそうにベットに横たわ
っていた。

 すぐに救急車を呼び、志摩子も梓も乗って行く。


 「くどい」井伏(児玉謙次)の家を再び訪れた里美(佐藤藍子)は
一枚の写真の男のことを聞く。松本邸の隣にこの男とうり二つの男が
住んでいることを言うと井伏は驚愕の顔をする。


 運ばれた病院で欧太郎が目を覚ます。梓は志摩子と鈴を呼んでくる
と告げ、部屋を出ようとするが、欧太郎が数馬(北村一輝)のことを
聞いてきた。梓は、数馬は愛子(白石美帆)によって燃やされ殺され
た。その愛子は警察に自首したと告げる。

 欧太郎は鈴の赤ん坊の頃、部分部分は似てないけど雰囲気がお父さ
んそっくりだと言われて、本当に嬉しかった。それなのに、突然親子
じゃないと言われても、信じることが出来ない。「鈴はおまえと俺の
子なんだろ?」と聞く。しかし、梓は応えることが出来ない。その会
話を鈴を連れて戻って来た志摩子は廊下で聞いていた。


 家に戻って、鈴が言った庭を掘ってみると、スプレー缶や錠剤の入
れ物が出てくる。はだしで出て来た樹里が梓のそばへ来て「あなたが
欧太郎くんと付き合ってるって知って、嬉しかった。だから、駿介を
殺すのも手伝った。だけど、梓は2回も欧太郎くんを裏切った。あな
たは彼を幸せには出来ない。なぜなら、あなたは呪われているんだか
ら。」そして、梓に納戸の下に地下室がある。その眼で確かめるとい
いわ。と言う。


 梓は家に入って、納戸を調べる。床をコツコツ叩くと一箇所空洞が
ありそうな音がする。その場所の荷物をどかすと地下への入り口が顔
を出す。志摩子に名前を呼ばれ、元の位置へ荷物を戻す。

 「DNA鑑定してもらうことにしました」志摩子の手には鈴の髪の
毛が入っている。10日もあれば結果が出るからそれまでは鈴は梓の
アパートで暮らすことになった。
 欧太郎が良くなるまでは一緒に暮らそうと梓は鈴をアパートへ連れ
て来る。


 数馬を殺したと自首をした愛子は、埋めた現場を掘っても遺体が出
て来ない…


 志摩子は欧太郎に落着くまでは鈴は梓と一緒に暮らすことになった
と言う。受け入れることが出来ない今の欧太郎と一緒にいても、子供
はすぐにわかるから今は離れた方がいいと説得する。その病室に藤城
(高知東生)がお見舞いに来る。


 “共依存”=相手に必要とされたいと思い、加害行為をしてしまう
症例がある。樹里の症状を藤城は説明する。「友人としておまえのカ
ウンセリングを受けるよ」藤城に言われた欧太郎は、前みたいに鈴の
ことを愛せるように戻してくれと懇願する。


 ホテルカリフォルニアに草間(いかりや長介)を訪ねて井伏がやっ
て来る。里美から北海道に行っているときき、当時の事件のことを語
り出す。秋月家には誰も知らないもう一人の家族がいた。そして、写
真の男は秋月の嫁の浮気相手だ。そんな証言をしたら頭がおかしいと
思われるだけだ。井伏は幼い頃にもこの男をみているからだ。


 欧太郎は梓から電話があったと看護師から聞き、電話をかける。梓
は鈴の幼稚園を休ませようと思ったが来週お遊戯会でお父さん来てく
れるかな?って言ってると欧太郎に説明する。何も言わない欧太郎を
察し、自分が行くから大丈夫と梓は応え、鈴に電話を代わる。しかし、
欧太郎は鈴にも何も言うことが出来ない。

 夕飯のとき、「鈴、お母さんの田舎に行こうか」欧太郎との暮らし
を思い、鈴と北海道へ引越そうかと梓は言う。

 お遊戯会の踊りを鈴は梓と公園で練習する。


 退院した欧太郎はお遊戯会のお知らせのパンフレットを読む。・・
家に帰り、一人寂しく食事をする。


 お遊戯会当日、梓は鈴と幼稚園へ行く。

 朝、志摩子がDNA鑑定の結果を見ずに、欧太郎に渡す。はさみを
取り出し、結果を見ようとするが、遊園地で作ったオルゴールと中に
入っている四つ葉のクローバーをみつける。そして、オルゴールを鳴
らし続ける。

 欧太郎はビデオテープを入れ、産まれたばかりの鈴を見る。
鈴が初めて寝返りを打ったとき
鈴が初めて立ったとき
鈴と一緒に遊園地へ行ったとき
たくさんのビデオテープをみる。
ビデオが終わっても、涙を流しながら欧太郎は画面をみつめている。

 DNA鑑定の結果を封を開けずにライターで燃やす。驚いた志摩子
が近付くと「梓と鈴を迎に行って来るよ」力強くいい、玄関から出て
行く。


 アナウンスが鳴り「もも組のキラキラ☆です」梓の隣に座っていた
鈴は舞台へ上がって行く。鈴が振り返り、その目線を梓が追うと“が
・ん・ば・れ・よー”欧太郎が鈴に向かって、声を出さずに応援して
いた。

 驚く梓の隣へ欧太郎が座り、「遅れちゃってごめん」そう言って、
梓の隣に欧太郎は座る。欧太郎は舞台の方を向きながら「鑑定の結果
が出たよ。鈴は俺の子だった。俺の子だったんだ。」欧太郎は隣の人
に舞台に上がっている鈴の自慢を始める。「ありがとう」と梓は涙を
流す。


 3人で家へ帰ると志摩子が「梓さん」と玄関で声をかけてくる。か
しこまって聞く梓に「晩ご飯作ってるから早く手伝って頂戴」と志摩
子も梓を受け入れてくれる。


 翌朝、面接に出かける欧太郎を笑顔で梓は送り出す。上空にはまだ
ヘリコプターが。鈴の部屋へ行くと鈴は黒い鳥居の絵を描いていた。
聞いても「わかんない」といいながらクレヨンを動かす。

 梓は納戸へ行き、地下へ降りて行く。

 階段を降りると、水がはってある場所へ着く。靴下を脱ぎ、水の中
へ入りながら先へ進むとほこりだらけの小さな部屋に一冊の「蟲姫物
語」が置いてあるのをみつけ、ページをめくる。


 面接を終えた欧太郎がラーメンを食べている。テレビでは犯人が美
津川光明会長ら数十人を人質に立てこもっているとニュースが流れて
いる。「車田さん…」欧太郎はつぶやく。

 駅につくと、パトカーがサイレンを鳴らして走り、上空にはヘリコ
プターが。「松本さん」空を仰いでいた欧太郎に、里美が声をかける。

 喫茶店で里美は欧太郎に小さい女の子と数馬にそっくりな男が写っ
た写真をみせる。小さい女の子は今松本邸があるところで産まれた奥
さんの梓で、この男は梓を北海道に連れ出した男。そして、安全な場
所に避難するように欧太郎へ促す。更に、一冊の本を欧太郎へ見せ、
亡くなった布部サキ(森康子)の家から出て来た「蟲姫物語」は、お
伽話ではなく、実際に起った話しかもしれないと、物語の続きを説明
し始める…

 恋に破れ踏み潰された蟲は再び人間の姿に戻り、しかし、蟲が人間
に戻ったときには既に長い年月が過ぎていた。蟲はあろうことか、姫
の娘を手にかけてしまうのです。娘は蟲の男の子供を宿しました。そ
れでも、娘の心は手に入らずあろうことか、娘を殺めてしまうのです。
そして、蟲の男は呪われ永遠に生き続けることになったのです。

 「数馬・・あいつは死んだ・・」しかし、遺体は出て来ませんでし
た。人間の遺体だったら消えたりしませんね。


 梓は、手にしていた「蟲姫物語」を置き、その先の部屋へ進んで行
く。薄暗い部屋には棺らしきものがたくさん安置されていた。ほこり
を手ではらうと“大栄元年 雪姫”とかかれている。梓が棺に触れる
と棺の足が折れ、その拍子にふたがづれ、中からミイラが…驚いた梓
が別の棺に倒れるとその棺も壊れ、ミイラが顔を出す・・
 悲鳴を上げ、もと来た道を引き返し、納戸から出ようとすると樹里
が納戸の入り口を閉め、荷物を上に置いてしまう。

 棺のある部屋まで戻った梓は、棺の部屋の奥に扉があるのをみつけ
る。電気をつけ、扉まで行くが外から鍵がかかっているのか開けるこ
とが出来ない。そばにあった新しい棺のふたが開いていたため、閉め
るとその棺のふたには“平成十五年 梓”と・・「君の場所は用意し
てある…」数馬の言葉が梓の脳裏によみがえる。

 梓を閉じ込めた樹里ははさみを持って鈴の部屋へ向かう。


 走って帰って来た欧太郎は、ソファに座っている樹里に「何やって
いるんだ、出てけよ」と叫ぶ。その時、欧太郎の足元へ樹里が倒れ、
うなじにはさみが刺さっているのを眼にし、「うぉおおおおおお」と
驚く。

あわてて、欧太郎は鈴の部屋へ上がって行くが、部屋には鍵がかかっ
ている。扉をたたき鍵を壊して欧太郎は部屋に入って行く。そこには、
ナタを持った傷だらけの数馬が立っていた。


寸  評  燃やされた数馬はやっぱり生きていましたね。彼は死なないので
しょうか。しかし、欧太郎は優しいですね。もしかしたら自分の子じ
ゃないんじゃないか?と思ったこともあったけど、それも全て受け入
れて鈴を我が子として育てて来て、それを他人に指摘されたら、それ
はもう動揺しても仕方ないと思います。しかし、世の中女の人がこの
男との子だと断言してしまえば、例え他の男の子供だったとしても、
鑑定するまでわからないとは…女は恐ろしいです。

執 筆 者 田村(doramakakikaki@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今日、甥と姪の「お遊戯会」を始めて見に行ってきました。恥ずかしそうに
踊ってる姿を見て、甥と姪なのに目頭が熱くなるのを感じました。終わってか
ら、いろいろ言いたいことはあったけど、「上手だったよ」と心にもないこと
を言ってしまう自分がいました。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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