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タイトル:Daily Drama Express 2003/11/24 ビギナー (8)  2003/12/17


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/11/24 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル ビギナー
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 松永鈴希(奥菜恵)
     桐原勇平(堤真一)
 羽佐間旬(オダギリジョー)
     楓由子 (ミムラ)
     森乃望 (松雪泰子)
     崎田和康(北村総一朗)
 黒沢圭子(横山めぐみ)
 田家六太郎(我修院達也)
脚  本 水橋文美江

あらすじ 楓由子(ミムラ)の刑裁修習が始まり、担当裁判官の星野聡(若林
豪)の元を訪れる。これまでもらっていた仮名での資料とはうって変
わって、実名入りの裁判記録を手にしてその重みを感じながら再び事
件について自分なりに考え始める。

被告及び被害者に同情をどうしても感じてしまう楓は事件現場を見た
いと星野に申し出るが、裁判官の立場でそれはしてはいけないことだ、
とおだやかに、でもきっぱりと止められる。楓が修習生席で見学する
中、公判が始まった。

裁判後、いつもの仲間が教室で裁判により新たに分かった事実を含め
て起案作りの議論をするために集まっていた。前回の会議で桐原勇平
(堤真一)ともめた羽佐間旬(オダギリジョー)は沈んだ気分のまま
議論は始まった。

今回新たに分かった事実は二つ。一つは夫婦の全財産が入った唯一の
持ち物であるバッグを上京してすぐに公園でなくしていること、もう
一つは本来なら不当解雇に対する賃金として25万円程度のお金が解雇
された工場からもらえたはずだが、男Aには連絡が付かずに受け取る
ことが出来ていなかったこと。

それらの事情を加味して、桐原の提案で決を採った。その結果、同意
殺人支持が多数となり、早く話を終わらせたい桐原によって話が無理
矢理まとめられた。

その晩二人で食事に行った桐原と森乃望(松雪泰子)。その別れ際森
乃は、”同意殺人”の結論に納得していないのなら男Aの最終弁論を
聞きに行くように、と桐原に勧めた。

桐原と別れた森乃は、同じレストランで桐原の過去を知る猪瀬久美子
(森下涼子)と偶然出会った。彼女から、かつてスキャンダルで財務
省を辞めざるを得なくなって奥さんも出ていったとき、桐原は自殺を
考えるほど落ち込んでおり、それを一人で乗り越えてきたんだ、と聞
かされる。

一方、森乃と別れた後桐原は、野佐木教官(石橋凌)と会っていた。
男Aの気持ちを理解できない自分はこの仕事に向いていない、と愚痴
る桐原に野佐木は「理解しようとすることこそ傲慢」と一蹴する。

翌日、女B子が殺された公園に手をあわせに行った桐原はばったり羽
佐間と出会い、二人は食事をする。

自分の過去の経験から人の気持ちを考えられる人間になりたいと思っ
ている、と聞かされた桐原は、また考え込む。しかしそれを悟られた
くないために強がる桐原と羽佐間は再びケンカ別れしてしまう。

羽佐間と別れた桐原は、早朝逮捕されるまで被告人男Aが座っていた
ベンチに座り、あのとき男Aは何を考えていたのか・・・?と考えて
いた。

楓は松永と共に寮の食堂で殺害方法の検証をしていて、その方法では
被害者の協力もないと殺すことは出来ない事に気付く。

最終弁論前、楓は星野裁判長に法廷で泣きそうになることはないのか?
と質問した。裁判官は「泣きたくなることがあっても冷静さと公平さ
が求められる裁判官はそれは絶対にしてはいけないことなのだよ」と
諭してくれた。

最終弁論の終わりに、裁判長が男Aに最後に言いたいことは?と尋ね
た。すると男Aは泣きながら心残りな事を語りだした。

自分は最後のお金を使って妻のためにアンパンを買ったけれど、妻は
その気力も残っていず、ただの水を「おいしい。ありがとう。」と飲
むだけだった。こんなことならジュースを買ってやれば良かった、と
逮捕されるまでただひたすらベンチに一人座って後悔していた、と。

その話を聞きながら、楓はひたすら涙をこらえ、傍聴席で聞いていた
桐原は無言で涙を流していた。

桐原が裁判所を出ると森乃が待っていた。昔の思い出話をもらしたこ
とから、最終弁論で涙を流したことを森乃に見破られた桐原は、いつ
ものように強がりを言う。

その晩、寮の食堂で一人座り込む楓に羽佐間が声をかけた。楓は明日
までに判決と量刑を書いて提出するという課題を受けていた。羽佐間
がその内容を尋ねると、楓は涙ながらに今書き上げた「殺人罪、懲役
6年」の判決文を読み上げるのだった。

「殺人については同意があったと思われるが、そう希望したときの被
害者は極限状態で正しい判断が出来ていたとは思えず、情状酌量の余
地はあるものの被告人には明らかな殺意があった。殺人はどのような
事情があろうとも犯してはならない罪である。」泣き崩れる楓を羽佐
間は共に涙しながら抱きしめた。

翌日、楓は星野達が出した「殺人罪、懲役7年」の判決をみんなに報
告した。楓は、最終弁論での桐原の話を匿名で話した。その人物が桐
原だとすぐに気付いた面々、そして涙を流していたと聞いた羽佐間は
買い出しに行った桐原を迎えに行った。

いきなり現れた羽佐間に驚く桐原。羽佐間は「法廷で泣いたらだめで
すよ」とニヤッと笑った。全てを悟りカーッとなった桐原に、楓はひ
たすら頭を下げていた。


寸  評 以前担当していた「ランチの女王」の時にも書いたのですが、若林
豪さんはうまい!今回はある意味ちょい役ですが、穏やかな中での存
在感は本当に素晴らしいと思いました。男の人はほんと歳を取ってか
らが勝負ですよね。

執 筆 者 井村(beginner_mon9@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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ついに私の妊婦生活も妊娠8ヶ月に入りました。やはり二人目ともなると一人
目の時のように玉のようにお腹をナデナデするような時間はなかなかとれずあ
っと言う間にお産の日を迎えてしまいそうです。でも正直、この大きなお腹を
抱えて上の子の相手をするのはしんどいので、早く出てきて欲しい気持ちです
でにいっぱいです。とはいえ、やはり早産になっては困るわけで・・・女心は
複雑です(^o^)(井村)

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