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タイトル:Daily Drama Express 2003/11/18 あなたの隣に誰かいる (7)  2003/12/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/11/18 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル あなたの隣に誰かいる
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜21時
キャスト 澤村数馬(北村一輝)
     澤村愛子(白石美帆)
          草間五郎(いかりや長介)
          松本梓 (夏川結衣)
          松本欧太郎(ユースケ・サンタマリア)
          柏木里美(佐藤藍子)
脚  本 坂元裕二

あらすじ  欧太郎(ユースケ・サンタマリア)が寝ようと寝室に入ると懐中
電灯を持った志摩子(梶芽衣子)が何かを探している。部屋に入った
志摩子は樹里(戸田奈穂)も眠る部屋で30年前の3億円事件の新聞
を読む。


 朝、梓の代わりに鈴(山田夏海)とのジョギングを欧太郎はする。
淋しさを紛らわせようとお弁当を持って遊園地に行こうと鈴へ提案す
る。しかし、出掛けている間に梓が帰ってくるといけないので行かな
いと鈴は言う。
 梓はもう帰って来ないと欧太郎は鈴に説明するが、鈴は自分のこと
が嫌いになったのか?と聞き、涙を流す。欧太郎は絶対鈴を幸せにし
てやる。と言う。

 ジョギングから帰って来ると、隣家の澤村邸が“売家”となってい
る。

 その様子を梓(夏川結衣)は見守っていた。


 家に入ると、志摩子と樹里は樹里の検査のため病院へ出掛ける準備
をしていた。志摩子は鈴がさらわれる夢をみたから気をつけて。と欧
太郎にいう。2人が出掛けると、買って来たりんごで鈴の大好きな、
アップルパイを作ろうと鈴に言う。

 梓のレシピを元に、なれない包丁を使い、りんごを切る。 粉をこ
ね、鈴も手伝いやっとレンジへ入れる。二人でじっとレンジをみつめ
ていると、突然レンジの中が爆発して、アップルパイは大失敗となる。


 台所で樹里が手伝っていると、志摩子が樹里に“秘密の部屋”の場
所を聞く。「わかりません」樹里は応え、酷く怯える。欧太郎が樹里
の声に驚いて入って来る。明日から夜の仕事で居ないんだから心配さ
せるなと志摩子にいう。志摩子は「お金さえあれば、仕事なんかしな
くてもいい」という。


 樹里の出したビールを欧太郎は飲む。机の上には家の見取図が。見
取図の隅に志摩子の癖の渦が書いてある。電話をしたり、考え事をす
ると渦巻きの模様を書く癖があると欧太郎は樹里に説明する。出した
ビールを全て飲み干すのを樹里は不安そうに見ている。


 「鈴、今日から新しい幼稚園だ」梓が選んで来た幼稚園に新しく通
うことになった鈴の部屋に欧太郎は起こしに入る。すると鈴の部屋の
壁一面にスプレーで書かれた渦巻き模様がある。

 一階に下り、変な落書きがあると欧太郎は志摩子に言うが、一階に
も渦巻き模様が壁に書かれている。志摩子は外を覗いていて「梓さん
が居る」という。しかし、欧太郎も覗くが梓の姿はない。「出て行け
と言ったから疑心暗鬼になってるんだ」と欧太郎は言う。食事の用意
をしている志摩子の手が黒いことを欧太郎が指摘するが、志摩子は壁
の落書きは梓がやったと言い、自分じゃないと言う。

 鈴が新しい幼稚園の服に着替えて、外を見ていると袋を持った樹里
が庭に出て行く。欧太郎が部屋に入って来て、赤いくまの飾りに鍵を
つけて鈴の首から下げてあげる「友達が出来るおまじないだよ」と。


 欧太郎は、藤城(高知東生)と昼食を一緒にとる。志摩子が夜中に
うろうろして壁に落書きをしている。ボケる歳じゃないし・・と愚痴
るが藤城は欧太郎の顔色が悪いと心配する。鈴のことも聞くと、欧太
郎が鈴を幼稚園に迎えに行くという。藤城は何かを言おうとするが・
・ためらう。


 夜、欧太郎が仕事へ出掛けるとき、玄関に送りに来た樹里に志摩子
が変なことをしたら携帯に連絡くれるかな?とお願いする。欧太郎を
送るまでしっかり鈴の手を握っていた樹里は、欧太郎が出て行くと鈴
の手を“ぱっ”と離す。


 鈴は、庭に出て行く。今朝、樹里が何かを埋めた辺りを探し、手で
掘るとスプレー缶がたくさん出て来る。 「鈴ちゃん みっーけ」内
緒だよー。鈴は樹里に口止めされる。


 会社に籍が無くなった欧太郎は、道路工事の警備員の仕事を始める。
ふらふらしながら仕事をしているのを注意される。


 朝方、梓がアパートで寝ていると誰かがドアを叩く音で眼が覚める。
「愛子さん…」「あの男の居場所知りませんか?父と母が殺されまし
た…」愛子(白石美帆)の両親は火の始末だけはきちんとする人で、
火事で死ぬなんてありえない。数馬(北村一輝)は姿を消し、警察は
こんな話し信じてくれない。梓の家族だって危険。「だから、一緒に
殺しましょう」


 朝、欧太郎がふらふらになりながら帰って来る。家に入ると白と黒
の渦巻きが増えている。鈴は二階で樹里と遊んでいる。欧太郎は渦巻
きを書いているのを志摩子だと思い、一緒に藤城のところに行こうと
いう。この家には地下室は無いし、金なんてあるわけないという欧太
郎に「お父さんが隠したお金があるわよ。約束したのよ」と志摩子が
言う。

 そのとき、ついていたテレビから“まごころの泉の会”希里ヶ丘支
部前から中継が繋がっていて、全国的に被害が出ているとニュースで
取上げられていた。外から声が聞え、向かい側の家の車田邸の前に人
だかりが。欧太郎が窓からみていると、車田(火野正平)がこっちへ
向ってくる。扉を叩かれ慌てて出ると、車田が「裏口借りるよ」と子
供3人と美佐江(久保田磨希)が入って来る。美佐江は「家族さえ一
緒に居ればなんとかなるわ」と通り過ぎて行く。車田は家中に書かれ
て渦巻きをみて、欧太郎に同情し「俺はおしまいだ。後は戦うしかな
い」と欧太郎にいい、裏口から出て行く。


 樹里は白いものを砕いて粉々にする。


 欧太郎と鈴、志摩子、樹里と食卓を囲む。しかし、欧太郎は気分が
悪くなり倒れてしまう。樹里が看病しているが、欧太郎は梓だと勘違
いする。「樹里ちゃんがいてくれて助かる」と寝室で欧太郎が言う。
そこへ欧太郎の携帯が鳴る。樹里が取って切る。一階にある一般電話
も鳴る。樹里は残された梓のメッセージを削除してしまう。


 ゴミ屋敷のサキ(森康子)の家からゴミが運ばれる。その様子を三
好夫婦(木下ほうか)(山口香緒里)が見ている。そこへ、里美(佐
藤藍子)がやって来る。無くなる前に「蟲」の話をしていたと聞いて
調べに来たという。文子はこの村の生まれではないので知らないが、
卓朗はおじいさんから「蟲姫物語」を聞いて知っているという。

 蟲姫物語とは、この辺りに伝わる民話で、この村に一人の貧しい男
がお姫さまに恋をしてしまった。男は身分の差があり近付くことが出
来ない。お姫さまの祝言の夜、思いを遂げようと蟲に姿を変えて寝床
に忍び込むが、夫となる人にみつかって踏みつけられてしまう。

 ホテルに戻った里美は草間(いかりや長介)に電話でその話しをす
る。その草間は今北海道にいるという。


 幼稚園に鈴を送った欧太郎は、鈴にアップルパイを作って待ってい
ると約束する。その背後に数馬の姿が…

 りんごを買って帰って来た欧太郎は志摩子が廊下の床を壊そうとし
ているのをみつけ、慌てて止める。地下室があると必死になって床を
はがすが、そこにはコンクリートしかない。

 台所で10万円以上もするワインを飲んで志摩子は気を静める。心
配する欧太郎に地下室にお金があると言っていた理由を説明する。
1枚の古い新聞記事を欧太郎にみせ、その犯人は欧太郎の父親だとい
う。廻りの人間は他に女を作って出て行ったというが、実は一発当て
て家を買ってやると約束して出て行った次の日に3億円事件が起った。
欧太郎の父親は嘘をつくような人間じゃない。必ず楽をさせてやるか
らと約束してくれたと。しかし、この家は欧太郎の父親が残してくれ
た家じゃなかった。名義を調べたら、持ち主がころころ代わっている
不気味な家だと。

 志摩子は「まじめに働かなきゃね」と立ちあがり出て行こうとする。
壁に書いた渦巻きの落書きをまたも疑う欧太郎に「だから私じゃない
って言ってるでしょ」と叱って出て行く。

 その様子を二階から樹里がみていた。その樹里と眼が合った欧太郎
は目を回して倒れる。


 家にいた梓の携帯に“非通知”で電話がかかる。「もしもしお母さ
ん?」突然の鈴からの電話で驚く梓は、鈴が幼稚園で数馬から電話を
借りて電話をかけていることを知る。迎えに行くから誰にもついて行
ってはダメだと約束させ、梓はタクシーに乗り幼稚園へ向かう。欧太
郎に電話をするが、樹里が出て「どちらにおかけですか?ここはもう
あなたの家じゃないの」と欧太郎に連絡することも出来ない。

 「ダメよ横になってなきゃ」寝室で横になっている欧太郎が起き上
がり、鈴のためにアップルパイを作ろうとするのを樹里が止める。そ
して、欧太郎の代わりに鈴の迎えを樹里にお願いする。

 タクシーで幼稚園に到着した梓は急いで園内に入り鈴がまだ一人で
居るのをみつけ抱き締める。

 欧太郎は脂汗を流しながら、鈴のためにアップルパイを作ろうとり
んごを切る。ふとみると、水が溜まっている。包丁を置き、水が漏れ
ている納戸の方へ行く。何事もないことを確認し、台所へ戻ろうとす
ると人影が・・振り返ると数馬が・・

 「どっから入った?」険しい顔で数馬を睨みつける。「今すぐ出て
け!!」数馬は鈴の首にかけてあった、赤いくまの飾りがついた鍵を
みせる。「あの子のことは僕に任せて下さい。あの子の父親は僕なん
だから…」「そんなくだらない嘘を俺が信じると思うのか?嘘にもな
ぁ!言っていい嘘と悪い嘘がある。おまえがついた嘘はこの世で一番
大切なものを踏みにじる嘘なんだよ」数馬は突然笑い出し「なんだ、
もうわかっているのか」欧太郎は数馬に殴りかかろうとするが倒れて
しまう。その欧太郎の横を数馬は通りすぎていく。・・倒れた欧太郎
は「アップルパイ作らなきゃ…」とつぶやくが立ちあがることが出来
ない・・


 幼稚園からタクシーで帰って来る。梓は家の扉が少し開いているの
をみる。鈴を梓の車に乗せ、鈴を安心させてから車の鍵をしっかりか
ける。欧太郎の名前を呼びながら家の中を捜すが、欧太郎が倒れてい
るのに気づかない。仕方なく車に乗り込み鈴に欧太郎が居なかったこ
とを言うと、後部座席から煙草の煙が…
 鈴を膝の上に乗せた数馬が「海にドライブへ行きませんか?」と。


 家の中で倒れている欧太郎を樹里がみつけ抱き起こす。鈴を心配す
る欧太郎に幼稚園には鈴はいなく、梓が連れてったという。「欧太郎
くんには私がついているから・・」と樹里は欧太郎を寝室へ連れて行
く。


 海辺のコテージについた数馬は暖炉に火を入れながら鈴に優しく語
り掛ける。鈴のために美味しい料理を用意するという。梓は鈴をしっ
かり抱える。

 庭で数馬は料理の準備をする。梓は「駿介。あの頃に帰りましょう。
あなたと一緒にここで暮らすわ。鈴だけはあの家に返してあげてお願
い」と数馬に懇願するが、自分の子を他人になぜ渡さなければならな
いんだ?「食事が済んだら、梓はあの家に帰っていい」梓には用はな
く鈴が必要なのだと。

 鈴を風呂場に入れ、絶対にここから出ないでと約束させ、バールを
持って梓は数馬の元へ戻る。肉を焼いている数馬は鈴が怖がるから笑
いなよ「また同じことを繰り返すのか?」梓の頭に5年前のことがフ
ラッシュバックする。手にしていたものを梓は落とす。すると、液体
の音が・・数馬が足元を見るとなぜか濡れている・・と思うと火のつ
いたマッチが…
 一気に数馬の全身が燃え上がる。 「地獄へ落ちろ!」 愛子がポ
リタンクを投げつける。ガソリンを浴びた数馬は全身炎に包まれても
だえ苦しむ。数馬に火を放った愛子は高笑いする。その様子を驚愕し
た顔をして梓はみている。

 愛子は、梓と鈴に先に帰るように促し、車に乗り松本邸へ帰って行
く。愛子は一人で数馬を埋める。


 松本邸に到着した梓は玄関の前に白い服を着た梓に良く似た女性と
女性と手を繋いだ小さな男のことをみる…


寸  評 志摩子が松本邸の中を調べていた理由がわかりましたね。やっと一
つ疑問が解決しました。
今まで梓が必要といっていた数馬=駿介?が、鈴が必要と言い出しま
した。今度は血?なんでしょうか?

執 筆 者 田村(doramakakikaki@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今日は勤労感謝の日の振替で3連休だった方も多いと思います。11月だと
いうのに去年より暖かく、今年は天候が変ですね。このドラマは事件のあった
12月9日に最終回を迎えます。テレビガイドには後半ホラー色が強くなって
来ると書いてありました。眼の錯覚かな?と画面にたまに男の子が写っていま
す。結構怖いですね。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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