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タイトル:Daily Drama Express 2003/10/22 共犯者 (2)  2003/12/08


===================================================== 発行部数   10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/10/22 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 共犯者
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 冬川美咲(浅野温子)
          男   (三上博史)
          高杉亮 (池内博之)
          坂下舞 (奥菜恵)
          小林浩介(吹越満)
         中尾文彦(佐野史郎)
脚  本 秦建日子

あらすじ  −−あたしは、人を殺したことがある。15年前、会社の同僚だ
った。塔山紗江(中山忍)という女性を、この手で殺害した。

 「違うの。これは違うの。わたしがやったんじゃないの」と冬川美
咲(浅野温子)は、半狂乱で叫ぶ。

 −−過去の殺人の時効まで、あと2ヶ月。こんなことをするはずが
ない。過去の罪を逃れるため、ずっと地味に生きてきた14年と10
ヶ月。

 渡辺由梨(さとう珠緒)が、「キャー」と逃げる。それをボーっと
見送る美咲。「いいの?全部、無駄になるよ」と言うと、男(三上博
史)は、大笑いしながら由梨を追いつめ、転んだ由梨を捕まえる.....
が、間一髪、由梨はまた立ち上がって、逃げる。
 美咲は、「待って!止めて!!」と叫んで、2人を追いかける。
 森の中をドンドン逃げる由梨。

 だが、由梨は男に追いつめられる。男は由梨のクビを小田広海(乙
葉)の社員証のひもで絞める。
 「何事もポジティブに考えなけりゃ。死ねば年老いる恐怖も、男か
ら見向きもされなくなる寂しさも、深夜のコンビニで1人弁当を買う
こともない」と男。

 だが、男を美咲が殴り、男の由梨を絞める力が抜ける。「どうして
そんな簡単に人を殺せるの!?」と美咲。
 「君には言われたくない。人は簡単に殺せる。それをボクは君から
学んだ。殺人事件の時効は15年。今までの努力を全部無駄にしても
いいのか?」と男。

 その隙に由梨は走り出し、男は追うと、由梨のクビを絞める。美咲
が男を止めるが、由梨は足を滑らせ、深い谷底へと落ちていく。男は
由梨の脱げた靴を崖下に投げる。
 「死んでくれたかな?」と男。「あの娘にいったい、何の罪がある
の?」と美咲。「君の顔を見た.....それとも自首しようか?ボクは
狭く暗い部屋ですべてをしゃべらされる。なぜボクが君の部屋にいる
のか?ボクが君のどんな秘密を知っているか」

 男と美咲は穴を掘り、広海を埋める。
 「小田さん、ごめんなさい」とつぶやく美咲を、男は笑う。

 夜が明ける。「これでカレンダー、一日塗りつぶせるね」と男。


 −− 冬川美咲。殺人の時効成立まで、あと1ヶ月と31日。


 美咲はGSカード前の有料駐車場に車を入れる。車には泥はね。
 男は、「美咲!」と声をかけ、美咲の髪に付いたゴミを払う。「呼
び捨てもいいね」と言って。

 美咲が更衣室に飛び込むと、女子社員たちは、美咲が昨日と同じ服
のことに気付く。

 坂下舞(奥菜恵)が美咲に、中尾文彦(佐野史郎)常務が広海のこ
とで呼んでいると伝え、美咲は高杉亮(池内博之)に9時5分前まで
に自分が戻らなければ、朝礼を進めていて、と言う。

 男はGSカードの前に座っていた。

 中尾は誰かと携帯で、「同じ服」と話していた。

 中尾はやってきた美咲に広海のことを聞く。今まで無断外泊はなか
ったと言うことで、両親は半狂乱に。警察にも届けた、と。
 中尾は広海に変わったことが無いか聞くが、気付かなかったと、美
咲。そして、彼氏はいただろう、と続ける。
 「女って不思議だね。リアリストかと思うと、男のことでバカなこ
ともやる」と言って、中尾は美咲を下がらせる。

 携帯のメールをよく見ている高杉に舞は、「誰から?」と聞くが、
高杉は、迷惑メールとはぐらかし、朝礼を開始する。

 −−大丈夫。あの子とあそこを結びつけるものは何もない。目撃者
もいない。両親も中尾常務も、原因は彼女の男関係だろうと推測して
いる。

 美咲がふと窓から下を見ると、男が手を振っている。驚いて退く美
咲。
 そこに、高杉が通りかかり、朝礼が終わったと報告。

 −−大丈夫。誰にも気付かれていない。大丈夫。誰からも疑われて
いない。大丈夫。わたしは大丈夫。

 ある計算課の女子社員が、中尾からの、美咲について何か気付いた
ことがあったらまた知らせて欲しい、というメールを受け取る。


 17時15分、終業の鐘。
 みな、ピタリと仕事の手を止め、美咲は席を立つと、走っていく。

 「昨日、珍しい車見ちゃって」とコンビニの店員・竹田元(佐藤二
朗)。

 北岡希(加賀美早紀)は、美咲が小林の車で戻ってくるのを見る。
 美咲は車を降りるが、それを大村いずみ(はしのえみ)が目撃。

 キーを返す美咲に、「車も嬉しかったのでは」と小林。そして、美
咲をディナーかランチに、と誘う。
 迷った挙げ句、美咲は今度車をお借りしたお礼に、と答える。


 帰宅した美咲は暗闇の中で、「食事行くんだ」と男。
 「立ち聞き?いい趣味じゃないわね」と美咲。

 美咲は食卓の上の赤いデイジーの花を捨てる。
 美咲は、紗江がデイジーを持って、「美咲」と声をかけたのを思い
出していた。

 いずみは小林に、泥だらけの車を見せ、「彼女の会社って、どんな
山奥なんでしょうね。変な女に騙されて、仕事も手につきませーん、
てなことになったら、編集長に怒られるのはわたしなんですから」と
言うが、その時雨が降ってきて、小林はマンションに戻る。


 雨は倒れている由梨の上にも降りしきる。

 美咲は男が見て大笑いしているテレビを消す。「雨の音が聞こえな
いでしょ」と美咲。
 「君も雨が好きか」と男。
 美咲はカーテンを開けて、雨を見る。

 希は、ずっと双眼鏡で外を見ている。
 「希ちゃん、ここ、開けて。先生も卒業ぐらいした方がいいって。
学校のお友達も謝りたいって」と希の母親が希の部屋のドアの外から
声をかける。
 「友達ならいいの。新しいの、見付けたから」と希。「え?」と希
の母親。

 雨が小林の車の泥を落とす。

 美咲はまた、カレンダーの日付を塗りつぶす。


 由梨が目を開ける。
 そして、裸足でよろよろと歩き出す。
 その由梨の前に車のヘッドライト.....

 由梨は救急車で病院に運び込まれる。何かをしっかりと握りしめて
いる。看護師が手を開かせて取り出す。


 青梅中央署から木場圭一郎(石橋蓮司)に電話が入る。
 木場は大雨の中、覆面パトカーに乗り込む。

 翌朝美咲は、いつも通り出勤。
 だが、会社の前にパトカーが止まっているのを見て、一瞬、足を止
める。

 美咲が計算課へ行くと、美咲の椅子に、中尾が座っている。
 「このところ、毎日君と話している気がするよ」と中尾。
 「わたしの方から、お伺いしましたのに」と美咲。
 「今日は社長室だ」と中尾。

 社長室の前には、高杉や舞いたちがいた。

 −−GSカード取締役社長・池澤俊郎(黒部進)。事件当時は41
歳。部長になったばかりの頃だった。遠山紗江をことのほか気に入っ
ていた.....

 美咲が社長室に入ると、中に木場と斉藤茂(川端竜太)がいた。
 木場は、由梨が重体で見つかったが、意識不明。由梨とGSカード
とは直接の関係はないが、由梨が広海の社員証を握りしめていたため、
木場たちは、やってきたのだった。美咲は息をのむ。
 木場は犯人は広海の社員証の鎖で由梨の首を絞めた、と言う。
 問題は、広海がなぜ、社員証で由梨のクビを絞めたのか?そして、
由梨はなぜうわごとで、「15年」、「無駄」、「殺さないで」と言
っているのか?
 警察関係者は、「15年」と聞くと、殺人の時効を連想する。そこ
で、木場がこの事件を担当することになったという。
 沙江の件と何か関係があるのか問う中尾に、「わかりません」と木
場。
 斉藤が、まず飲み会に参加した社員全員の話を聞きたいと言う。

 −−あの女は今、病院のベッドで意識不明だが、やがて目覚める
.....

 高杉は事情聴取で、自分は主賓だったので二次会に参加したいとい
う。
 清水深雪(有坂来瞳)は、広海が帰ったのは8時半ごろ、と。
 矢野沙織(小野真弓)は、よくわからない、と。
 沢井恭子(松尾れい子)は、広海の教育係。
 舞は朝、広海が腹痛で遅刻してきたという。

 −−やがて目覚める。

 美咲は木場に、「まっすぐ帰ったのに、間違いないね」と聞かれ、
上の空で「はい」と答える。


 美咲は帰宅して、男にものを投げつける。
 「いいの?そんな大切な日に早退して来ちゃって」と男。
 「何もかもめちゃくちゃ。あんたのせいよ!あと2ヶ月なのに」と
美咲。
 「大丈夫だよ。ボクが何とかするから。お風呂にでも入ってきなよ」
と男。

 頭を抱えてうずくまる美咲に、「ボクは知ってる。君がこの15年
自分にいろいろな罰を与えてきたのを。恋もしない、セックスもしな
い、新しい服も買わない。たかだか100円の入浴剤も買わない
.....」と男。
 美咲は、「黙れ!それ以上言ったら、ブッ殺す!!」と怒鳴る。
 「いいぞ!だんだん調子が出てきた」と男。

 その時、チャイムが鳴る。
 ビクつく美咲。

 だが、訪ねて来たのは小林。美咲が苦手な食べ物を聞き忘れたから、
と聞きに来たのだ。電話番号もあわせて聞く。美咲は、「取り込んで
いるから」と言って、小林を追い出す。

 美咲が室内に戻ると、男がいなくて、開いた窓に、カーテンがひら
ひらしていた。


 木場はずっと由梨に付いていて、「殺さないで」とつぶやく。

 由梨発見の現場は、100人体制で捜索されているが、遺留品が出
ない。

 由梨の病室から引き上げる木場たちは、1人の医者とすれ違った。

 由梨の病室の前では、巡査がウトウトしながら座っていた。

 美咲は、夜の街を走っていた。

 医者は、後ろ手にメスを握ると、由梨の病室の前の巡査の前で、歯
を剥く。

 由梨の病室の外で、ドサッという音がして、病室のドアが開くと、
あの医者が入ってくる......


 −− 冬川美咲。殺人の時効成立まで、あと1ヶ月と30日。


寸  評  このドラマ、実現可能な状況だけで構成されているのか、それと
も、現実には不思議な、「超能力」とでも言いたい力も使って構成さ
れているのか、不明です。
 男は、どうやって、美咲の部屋に自由に出入りするようになり、な
ぜ、広海を殺したのでしょう?男はなぜ、美咲が広海を殺したいと思
っていると、おもったのでしょう?
 ハテナだらけなのですが.....

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 これも配信が大変遅くなって済みませんでした。
 「ハコイリムスメ!」と共に、読者の方に助けて頂きました。ありがとうご
ざいます。サスペンスが中抜けのままにならずに済みました。
 東京は、急にこのところ、冬らしい気温になってきました。12月になりま
したので、コートを着ることにしました。みなさんは、いつからコート解禁に
されていますか?
 町中では、11月のうちから冬物のコートを着ている人を見かけることがあ
りますが、そういう人たちは、2月になってもっと寒い時、何を着るのでしょ
う!?(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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