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タイトル:Daily Drama Express 2003/10/21 ハコイリムスメ! (3)  2003/12/05


===================================================== 発行部数   10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/10/21 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ハコイリムスメ!
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 古森花 (飯島直子)
 古森灯 (深田恭子)
 高村徹郎(吉沢悠)
 小泉純平(玉山鉄二)
 田久保健(勝村政信)
 山田十郎太(古田新太)
脚  本 中園ミホ

あらすじ  古森花(飯島直子)のスケッチブックが風に吹かれ、キース・コ
ーベット(マーク・コンドン)から貰った絵画展のチケットが地面に
落ちる。

 古森灯(深田恭子)は、夕方になっても、ケーブルの駅で高村徹郎
(吉沢悠)を待っていた。もう、3時間以上も。

 父・古森吉太郎(地井武男)は、約束の時間を疾うに過ぎても来な
い徹郎に苛つく。

 母・古森朝子(吉田日出子)は、店番をしている花に、灯を見に行
かせる。

 灯が電話しても、徹郎の携帯はつながらない。
 「もう来ないよ」と言う花に、「最終で来るかもしれない」と灯。
 花は灯に、朝子に子供のことを言ったか聞く。
 「言えるわけないじゃない!」と灯。
 「じゃあ、お父さんの爆弾が落ちるのも時間の問題か。4時間も待
たせるなんて、つくづく男運ないね」と花。
 だが灯は、もうケーブルがないにもかかわらず、徹郎の所へ行くと、
歩いて山を下りる。

 徹郎は救急処置を受けるが、意識が戻らない。

 灯は徹郎の部屋のチャイムを鳴らすが出ない。携帯の電源も入って
いない.....

 花は子供のことをどう打ち明けるか悩んでいた.....

 花は朝子に、「1人で産むから。5月に産まれるの。来週から母親
学級、始まるから行くよ!」と叫ぶ。
 朝子はかけていた音楽を止め、「あたしは止めも勧めもしないわ。
産むのは花だもの。赤ちゃんの父親とは結婚できないの?その人のこ
と、愛してるの?」と聞く。「.....」答えられない花。「それでも
産むのね」花は頷く。
 朝子はまた音楽をかけ、「女は子供を産んだって、一人前にはなり
ないわ!」と言う。

 最終で戻ってきた灯を山田十郎太(古田新太)が捕まえ、バーに連
れてくる。そこでは、吉太郎が酔っていて、灯を叱る。


 朝食、灯と吉太郎は口をきかない。朝子が吉太郎に、花とちょっと
あるの、と言い、花と灯はビクッとする。
 「来週から、この子、週に一度、東京に行きますから。お料理の勉
強」と朝子。吉太郎もこの年なら、顔や外見を磨いても男は寄ってこ
ないと賛成。

 徹郎のマンションを訪ねた灯に、管理人が、徹郎が事故で入院した
ことを教える。

 灯は病院に飛んでいったが、会わせてもらえない.....

 灯はフラフラと街を歩きながら、「何でみんなあんな楽しそうに歩
いてるんだろう。わたしには、空も街も色を失った.....」

 灯は肩を落として帰宅。
 徹郎に会えたか問う花に、徹郎が事故にあって、意識が戻らない、
と灯。

 花は灯の着替えをバッグに詰め、意識が戻るまでついているよう命
じる。
 家族が付いているだろうと反対する吉太郎に、「恋人なんだから、
離れちゃダメよ」と花は行かせる。

 小泉純平(玉山鉄二)が送ると言うが、灯は断って1人で行く。

 徹郎に会わせて欲しいと懇願する灯に、「君に何ができるんです
か?」と徹郎の兄(袴田吉彦)。
 「ただそばにいたいんです」 と灯。

 灯は徹郎のベッドサイドに立つ。「徹郎.....」とつぶやく。

 バーに、吉太郎と朝子が連れ立って来る。
 「あたしの時は、病院でなくて、留置場ですよ」と朝子。学生運動
している奴にロクな奴はいないと、部屋にカギをかけられたが、二階
から脱走したと朝子。今の花も灯も、同じ状況だから、閉じこめても
無駄と、朝子。

 花はお風呂に入りながら、灯がちゃんとご飯を食べたか、心配する。

 灯りはずっと徹郎の手を握りしてめいた。

 花は母親学級に出かけるついでに、灯にお弁当を持っていってあげ
るという。

 花が覗くと、灯は徹郎の手を握ったまま、寝ていた。花はそっとお
弁当を置く。

 花はキースの会社に電話するが、キースは今日は外出したまま、帰
社しないと言われる。花は絵画展のチケットを取り出す。

 キースは絵画展の前で花を待っていた。
 そこに花がやってくる。笑みを浮かべるキースに、「はい、この間
の画材代。配達代は払わないからね」と花。

 花はあの時殴ったお詫びに、と、キースの似顔絵を描く。
 キースはポケットからドングリを取り出す。「高尾山の思い出」と。
 そしてキースは、小さい時、好きだった人に花が似ているという。
すぐに怒るところも。その彼女から蛙を貰った。キースは蛙が嫌いで
さわれなかったのだが、そのプレゼントは、一番大切なもの、勇気を
くれた、とキース。
 「そんなすてきな彼女がいるんじゃ、わたしみたいなおばさん、ナ
ンパしてちゃ、ダメじゃない。山なら、高尾山以外にもたくさんある
でしょ、もう来ちゃダメよ」と花。
 「また、怒られました。花さんの一番大切なものって、何ですか?」
とキース。
 「わたしも勇気出さなくちゃ。今まで一生懸命やっても、中途半端
だった。でも、この子のためにも、頑張らなくちゃ」と言い、花はで
きた絵をキースに渡し、「これで貸し借り無しね」と言う。
 キースは花と握手する。
 キースの絵には、キースの顔の周りに蛙が5匹、踊ってた。


 花が本屋で、妊娠・出産の本を見ていたのを見られた。
 たちまち、花の妊娠は、山中の噂になり、知らないのは、吉太郎だ
け。

 灯は、花が持ってきてくれた弁当を、涙ぐみながら食べる。そして、
花に電話する。弁当の礼と、今日帰らないことを。花は灯を応援。

 キースの会社に田久保健(勝村政信)が会いに来る。
 二人は居酒屋で話をする。
 健は、花のお腹の子の父がキースだと決めつけ、キースを責める。
だが、キースは何も言わない。
 「このことは、いずれ吉太郎の耳に入る。あんたがこのまま逃げる
なら、母ちゃんもお腹の子も、どうなるかわからないゾ」と健。

 キースは1人激しく、バスケットのシュートを繰り返す。

 花は、安定期に入ったら、吉太郎に言おうと決心。

 灯の手の中で、徹郎の指がわずかに動く。
 灯は慌ててナースコール。
 徹郎の目が開く。灯は、必死に徹郎に呼びかける。

 花は展望台からの風景を描いていた。

 もみじ祭の実行委員長は吉太郎に決まる。みんな、花の妊娠のこと
を隠すが、健の息子が、「もうすぐ、おじいちゃんなんだよな」と言
ってしまう。
 朝子は、もうここまで、と、花が5月に出産予定であることを告げ
る。

 徹郎の両親と兄が、徹郎に、自分たちがわかるか聞く。徹郎は、両
親と兄がわかっても、灯のことは「知らない」と言う。記憶喪失!?
 半狂乱になる徹郎の母。兄は、逆行性健忘症−−事故の時からさか
のぼって、しばらくの間の記憶が消えた。すなわち、灯の記憶がなく
なってしまった。
 「徹郎.....わたしのこと、わからないの?でも、目を覚ましてく
れた。それだけであたし、充分。徹郎、よかったね。本当によかった
ね」と灯は、言い、涙ぐむ。


 絵を描いていた花を、健が呼びに来る。遂に吉太郎がぶち切れた、
と。

 花は帰宅し、吉太郎に反対されても、産む。父親の分と、二人分頑
張る、と。
 吉太郎は、父親は誰だと聞くが、花はどんなに反対されても産む、
と。吉太郎は、父親のわからない子供は産ませない、といきり立つ。
 そこにキースが現れ、挨拶する。
 「どちらのキースさんですか?」と朝子。
 「花さんのBABYのパパです」とキース。
 外人だと、吉太郎は半狂乱。


寸  評  徹郎が記憶喪失になってしまうとは。
 最近のことから忘れていくというのは、アルツハイマーではよくあ
るらしいですが、事故で頭を強打した場合もそういう忘れ方があるの
でしょうか?
 花の妊娠もついに、吉太郎の知れるところとなってしまいました。
 いままで、ある程度気ままに生きてきたはずの姉妹に、難問が発生
していまいました。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 1ヶ月以上の前の放送でしたが、録画を見せてくださった方がいらっしゃり、
無事、このあらすじをお届けすることができました。感謝、です。

 ところで、先週末は「流転の王妃・最後の皇弟」を見ていました。確かに開
局45周年記念ドラマということで、力を入れていい作品にはなっていたので
すが.....
 戦前のドラマに比べて、日本の敗戦後、浩が「流転」するところ、また、慧
生の天城山心中がさらりとしか描かれておらず、「流転の王妃」部分はどうな
ったんだろう.....という印象をいなめません。
 ここまで力を入れるなら、3夜とか、4夜連続にして、10時間ぐらいかけ
ればよかったのでは?と思います。5時間半では、中途半端。まるで、最初は
力を入れていたけど、途中で打ち切りが決定して、先を急いでいる連ドラのよ
う。もったいないです。(鈴木)

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