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タイトル:Daily Drama Express 2003/11/05 共犯者 (4)  2003/12/01


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/11/05 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 共犯者
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 冬川美咲(浅野温子)
          男   (三上博史)
          高杉亮 (池内博之)
          坂下舞 (奥菜恵)
          小林浩介(吹越満)
         中尾文彦(佐野史郎)
脚  本 秦建日子

あらすじ  −−まるで長い長い悪夢を見ているようだ。最初に男.....次に
女.....

 冬川美咲(浅野温子)は駒沢本町にタクシーで向かう。

 坂下舞(奥菜恵)が、高杉亮(池内博之)に、小田広海(乙葉)の
20万のキャッシング履歴が消えている件を報告。だが高杉は残業を
あまり続けると人事からにらまれる。その件は今度ゆっくり話そう、
と電話を切る。

 タクシーに乗った美咲と、徒歩の高杉がすれ違ったが、お互い気付
かない。

 タクシーを降りた美咲は中尾家を訪問。
 チャイムを鳴らしても出ない。扉に手をかけると、開くので、美咲
はそのまま玄関へと入り、「中尾常務」と声をかけながら応接室へと
入る。
 応接間のテレビでは、あの防犯ビデオが一時停止状態になっている。

 「きちんと説明して貰おうか。君と行方不明の小田広海くんの間に
何があったか。何もかも奇妙だ。だが、いくつかのシグナルが君を指
している。二次会に行かなかったのは君だけだ。奥多摩山中で小田君
の社員証と共に見つかった女性は、うわごとで『もうすぐ時効成立』
と言っていた。15年前の関係者は君だけだ」と中尾文彦(佐野史郎)
常務。
 「そうではありません。中尾常務、あなたもです」と美咲。
 「君はあの日の翌日も、あの日と同じ服で来た。君からは考えられ
ない。何があったんだ?」と中尾。
 「わたし、恋人ができたんです。あの夜は、彼とホテルに行ってま
した。自分の部屋ではイヤだったので。小田さんのことは、わたしも
上司として、心配です。でも、彼女の私生活は何もわかりませんので」
と美咲。

 中尾は苛立たしそうにネクタイを外すと、「じゃあ、これはどう説
明する」と中尾はビデを再生。
 そこに映っている女性の左手首の腕時計。美咲は自分の左手首に右
手を添える。美咲は以前、その腕時計を外した時のことを思い出す。
 「このビデオを持ってきた人物は、映っているのが、冬川美咲課長
に似ていると言ってたぞ」と中尾。


 小林浩介(吹越満)は担当の大村いずみ(はしのえみ)に、10月
16日、東京周辺で起きた刑事事件を、どんな些細なものでも調べて
欲しいと依頼。
 その時、小林は窓から、美咲がタクシーから降りてくるのを見る。

 美咲は部屋に飛び込み、家の中を見る。
 窓に、『また来ます。カーテンは開けておいてね。 希』とメッセ
ージが貼ってある。
 美咲はそのメッセージをはがすと、カーテンを閉める。
 そして、腕時計がないことを確かめ、クローゼットの赤いワンピー
スに気付く。塔山紗江(中山忍)が美咲に赤い服が似合うと言ってい
たことを思い出す。

 「財布でも、落としたの?それなら、まず、クレジット止めなくち
ゃ」という男(三上博史)に、美咲は自分の服を着て、時計をした女
は誰かと問う。

 高杉は中尾から、「同期で最初の課長代理というのはどうだ?」と
持ちかけられていた。

 高杉は清水深雪(有坂来瞳)と一緒にいる。深雪がビデオ、中尾常
務にあげたんじゃ?と聞くと、高杉は、「ダビングだよ。それぐらい
の保険かけないと」と言う。

 美咲は赤いドレスを床に放る。
 「どうして?折角ボクが選んだのに.....」と男。
 「何が『共犯者』よ!わたしを警察に売るなら、こんな回りくどい
ことせずに、さっさとしたらどう?」と美咲。
 「ボクは共犯者だよ」と言うと男は、美咲の唇にキスをして、美咲
の言葉を封じる。


 −− 殺人の時効成立まで、1ヶ月と28日。


 美咲が朝起きると、男がカレンダーの昨日の日付を黒く塗っている。
 「玉子二つ」と言う男に、「わたし、あなたの家政婦じゃないの」
と美咲。
 「ごめん、一つ.....」と、美咲の言葉をわかっていない男。そし
て男は、「彼女、見ているよ」と言う。
 美咲がカーテンの開いている窓から見ると、向かいの窓から、北岡
希(加賀美早紀)がまた覗いている。
 男が手を振ると、希も手を振る。
 美咲はカーテンを閉め、男に、なぜ希を殺さなかったのか聞く。
 「君が望んでいなかったからだ。ボクは殺人がばれるより、君に嫌
われたくないんだ」と男。

 美咲が出かけようとすると、男が「行ってらっしゃいのキスはない
の?」と聞く。
 美咲が男を無視して出ると、小林が美咲に、「おはようございます」
と声をかける。
 美咲は小林も無視。
 そして美咲は頭の中では、朝、誰かにご飯を作るのが少し楽しくな
っている。朝、話をする相手がいるのが、少し嬉しくなっている。そ
してあたしは気付く。人を疑う気持ちと、人を恋する気持ちと似てい
る。人を恋する気持ちは、人を殺したい衝動に似ている。そしてあた
したちは、安全と衝動の狭間で、つかの間の停滞を楽しんでいる.....

 美咲が朝礼をしているところに、高杉が入ってきて美咲が咎めると、
高杉は中尾常務に呼ばれていたと言う。
 朝礼を終えた美咲は、「あたしは矛盾している」と繰り返し思う。
矛盾する二つのことを、同時に望んでいる。そして、さのどちらも叶
えられることなく数日が過ぎる。

 男は美咲の腕時計を、どぶ川に投げ捨てる。

 美咲はコンビニで、卵や牛乳を買う。


 渡辺由梨(さとう珠緒)につきまとっていて、当日車に乗せて山へ
行った自動車整備工が判明。捜査本部は、これで一気に事件解決かと
色めき立つが、木場圭一郎(石橋蓮司)だけは、懐疑的。

 美咲は悪夢で目覚める。
 カーテンを開けると、また希が覗いている。美咲が部屋の中を見回
すと、男がいない。
 『本日は晴天なり。たまには太陽の下で、君を見たい。マサト』と
いうメモがある。
 「ウエヤマサト」と美咲は口に出す。

 男は外を歩き、太陽を見上げていた。

 美咲は1人部屋で、『ウエヤ』とは、どういう字を書くのか考えて
いた。

 整備工は木場たちの尋問を受けていた。整備工は必死で由梨を置き
去りにしただけで、殺していないと訴える。

 美咲は今度は、『マサト』の字を考える。

 男は墓の前で手を合わせていて、そこに初老の男女が現れ、初老の
男は、「来てくれて嬉しいよ。こうして15年たってもかわいい姪の
ことを忘れないでいてくれる」と声をかける。
 「忘れるわけないですよ」と男。
 「そうだな。少なくとも、君、わたし、そして犯人はな」と初老の
男。
 その墓には、紗江が入っていた。


 舞が休日、高杉の家に向かいながら電話すると、高杉は中尾常務の
仕事で家を出ていると言う。舞はそれは広海の件?それをずっと警察
に言わないのって.....と話すが、美咲を見かけた高杉は、いきなり
電話を切り、美咲を尾行。
 そんな高杉を希がまた、双眼鏡で見ていた。

 美咲は休日出社。
 高杉が美咲を伺っていると、何者かが背後から来て、高杉の頭を殴
って気絶させる。

 舞は高杉の昇進祝いをした店へ行く。まだ開店前だったが、あの時
の幹事だと気付いた店員は、舞を物陰に呼ぶと、刑事が何度も聞きに
来たが、何があったのかと聞く。
 舞は、財布とかクレジットカードとかの落とし物がなかったか聞く。
 店員は絶対に無かったと答える。
 舞はあの時、高杉と広海がメール交換していたことを思い出す。

 美咲はISS会員簿から、『ウエヤマサト』を調べる。
 『植谷正人』1965年8月15日生(38歳)。福岡県北九州市
槍田6−19−2。

 その時、男の笑い声。
 「そいつはボクじゃない」と男。
 「どうやって入ったの?ウチのビルは社員証がなければ絶対入れな
いはずよ」と美咲。
 「しっかし、この天気がいいのに、休日出勤して楽しい?」と男。
 「ゆっぱり共犯者はこの会社の人なのね」と美咲。
 「ボクの共犯者は君岳だけだよ」と男。
 そして男は、IDとパスワードをスラスラと入力すると、美咲のク
レジットカード利用履歴を表示する。15年間利用履歴無し。
 「何やってるの?」と美咲。「デートのおちゃちょい」と男。「デ
ートなら、変装のお上手な共犯者と行ったら?」「また一歩前進した
ね。やきもち焼いてくれるのなんて、キスの力は偉大だね」

 美咲の携帯が鳴る。小林からで、今晩食事でも、というお誘い。
 男は、「いい年して、脈のありなしもわからないのかねぇ」とそば
で言うが、美咲は快諾し、男は意外そうな顔をする。

 小林の手元には、いずみが持ってきた資料が置かれている。

 いずみはどうして小林が由梨の事件に興味を持っているのか、不思
議がる。編集長の船田吾郎(宇梶剛士)は、マンガの前には週刊誌の
事件記者をやっていて、警察にコネがあるから詳しく調べてやろうか、
と言う。

 木場は斉藤茂(川端竜太)を連れ、由梨を置き去りにした場所を確
認。
 そして帰途、整備工は1台の車とすれ違ったという。最近発売され
たイギリスのスポーツカー。整備工は車好きだから絶対だという。

 倒れている高杉を警備員が起こす。高杉はトイレの個室に倒れてい
て、起きあがる時、ポケットの携帯をトイレの床に落とすが、気付か
ない。
 不審がる警備員に、ただの休日出勤という。

 舞は高杉に電話するが、高杉の携帯はトイレの床の上。

 小林は愛車で美咲を迎えに行く。

 木場の現場検証は続く。由梨の歩く速度と、すれ違った車の速度を
仮定し、両者が赤霞の森で遭遇したと推理。
 もう日没で明日にしよう、という仲間の声を振り切って、木場は赤
霞の森に分け入っていく。

 小林は美咲を愛車に乗せ、車は運転しやすかったかと聞く。美咲が
適当に相槌を打っていると、小林は木場という刑事が来て、美咲にこ
の車を貸した夜のことを、しつこく聞いたという。

 木場は、地面が微妙に掘り返された後を発見。

 小林はどうしましょうかと聞く。車が土埃をかぶっていたこと、メ
ーターが進んでいたことから、美咲のドライブ先は、奥多摩か秩父で
は?と言う。

 木場と斉藤は必死に手で地面を掘る。

 小林は刑事に言ってないと言う。美咲に迷惑がかかるといけないか
ら、と。そして、「そんな、黙り込まないで下さいよ、初めてのデー
トなんだから。本当に好きですよ、悪魔でも。今夜、わたしが美咲さ
んをホテルに誘ったらどうしますか?」と続ける。

 木場たちは死体を発見。

 小林は美咲に結婚を前提としたお付き合いだという。
 「わかりました。お付き合いします」と言う声.....喜ぶ小林。き
ょろきょろする美咲。
 声の主は、「バーカ」と言う。
 「いつからいるの!?」と美咲。
 「君のことが心配で、先回りしてマンションの駐車場から.....そ
れでこいつは殺していいの?」と男。
 「ダメ!」と美咲。
 小林は車を急停車。
 男は身を乗り出し、小林の頭を押さえると、小林の下唇に、目をむ
いて噛みつく。
 恐怖にゆがむ小林の顔.....

 木場が掘り出したのは、広海の死体.....

 −− 殺人の時効成立まで、1ヶ月と22日。


寸  評  途中で数日たったことがきちんと反映されて、冒頭と最後で、
6日が経過していました。
 きっと最終回が時効成立日?それとも、その前に犯罪が暴かれる?
きっと最終日の最後の1秒までドキドキを継続させるのでしょうね。

 ところで、今回、男は『ウエヤマサト』というフルネームを成立さ
せましたが、これって、全くの偽名なの?それとも、本名!?
 また、沙江のお墓参りに行き、しかも沙江のおじさんから信頼され
ていると言うことは、どういう関係?沙江の関係者なのに、なんで美
咲の共犯者?

 いろいろハテナだらけになりました。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 今回、若手の俳優、女優さんが複数のドラマに出演していることが多いです
ね。
 ビデオに撮って見ていて、途中から続きを見た時、奥菜恵が歩くシーンがあ
り、「あれ?このテープ、『ビギナー』だったっけ?」と思ったら、『共犯者』
でした。
 また、池内博之は、去年『ファーストラブ』で、木場という役をやっていた
ため、木場が石橋蓮司ではなく、池内博之と結びついてしまって、困っていま
す。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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