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タイトル:Daily Drama Expressb 2003/10/29 共犯者 (3)  2003/11/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/10/29 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 共犯者
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 冬川美咲(浅野温子)
          男   (三上博史)
          高杉亮 (池内博之)
          坂下舞 (奥菜恵)
          小林浩介(吹越満)
         中尾文彦(佐野史郎)
脚  本 秦建日子

あらすじ  メスを後ろ手に持った医者が渡辺由梨(さとう珠緒)の病室に入
る。

 冬川美咲(浅野温子)は夜の公園のブランコに1人座り、考える。
 −− あたしはあの男(三上博史)のことを何も知らない。あの男
の名前も住所も電話番号も知らない。何よりもあの男があたしに近づ
く本当の目的もわからない。わかっているのは一つだけ。あの男はあ
たしの秘密を知っている。

 美咲が見つめる先に、あの男がいる。

 木場圭一郎(石橋蓮司)の携帯が鳴り、木場は出て「何!?」と言
うとどこかへ急行する。

 「あれー?驚かないんだ。どうして、オレがここにいるのか。ここ
があたしの秘密の場所だってわかったか、って」と男。
 「彼女を殺す必要はなかったわ」と美咲。
 「彼女は見た。あんたとオレが小田広海(乙葉)の死体を埋めるの
を。15年前、オレが君でも、塔山紗江(中山忍)を殺していたと思
う。法律がなんと言おうと、あの事件は君だって、被害者なんだ。オ
レは絶対君を守る」と男。

 パトカーが病院に着き、木場たちは霊安室に駆け込む。そこには由
梨の死体。
 「くそー!!」と木場は悲痛な声で叫び声を上げる。由梨のベッド
には、血が付いている。

 男は、「オレ、ブランコで回転ジャンプができるんだよ」と言って、
勢いよくこぎ出す。
 「子供みたい」と美咲は笑う。
 「その通り」と男。
 「あなた誰?」と美咲。
 「君の共犯者」と男。
 男はなおもブランコをこぎ続ける。

 −− 冬川美咲。殺人の時効成立まで、あと1ヶ月と30日。

 ニュース。
 由梨と一緒に、由梨の病室を警護していた警察官・有田栄一巡査も
殺されていたことが伝えられる。

 GSカード社長は、広海のことで15年前のようにマスコミが押し
寄せるのか、と中尾文彦(佐野史郎)常務に聞く。由梨が広海の社員
証を握りしめて発見されたからだ。
 「こんなことを言っては不謹慎だが、加害者よりむしろ被害者であ
って欲しい」と社長。

 捜査本部では、有田巡査殺しの犯人を、警察の威信をかけて見付け
るよう、大規模な操作が開始される。
 木場は、由梨が襲われた奥多摩の捜査について聞くが、もうすでに
二日探していて、人員が割けない。そして、捜査は由梨より有田巡査
を優先すべきだと、言われてしまう。


 美咲に受付から電話。約束はないが、ウエヤ様がお見えになってい
るという。美咲にはその名に心当たりがない。
 美咲は受付の手前まで行って、隠れる。なんと、ウエヤとはあの男。
 だが男は隠れている美咲を見付け、「やあ」と声をかける。
 美咲はさっさと近所の喫茶店に連れて行く。

 「なんで、受付脇のかっこいい応接スペースじゃないの?」と男。
 「会社であなたに会ってるとこ、見られたくないの」と美咲。
 「えー。折角できるビジネスマンのようにスーツ着てきたのに」と
男。

 男は注文を終えると、警察があの山の捜索を止めたので、小田広海
の死体が見つかる心配も、美咲と広海を結びつけるものも見つからな
い、と言う。
 そして裸の札束を出し、今日、豪勢な食事をしよう。15年間、お
いしいもの、食べてないだろう。そういう自分にご褒美を、と男。


 坂下舞(奥菜恵)は、広海が18日、20万円をキャッシングした
トランザクションを発見し、高杉亮(池内博之)に言う。
 そこに美咲が戻ってきて、高杉は舞を人気のない会議室に呼ぶ。
 同僚たちはチャットで、広海がいなくなって二人が元鞘?と言い合
う。

 高杉は舞に、オレがいいと言うまで、このことを黙っていろと言う。
 そして舞にキスするが、舞は高杉の体を引き離して、広海との関係
を聞く。
 「お偉いさんの娘だから、むげにできなかっただけで、心配するよ
うなことはない」と高杉。


 小林浩介(吹越満)は、鼻歌を歌いながら、泥だらけの愛車の洗車
にいそしんでいる。

 母親が北岡希(加賀美早紀)の部屋にはいると、部屋はもぬけの殻。

 美咲は、終業の鐘と共に退社。

 舞は、同僚からのマッサージの割引券も断り、もう少し仕事をする
という。
 そして折角残ったのに、高杉は融資部に行って、直帰と行ってしま
う。「夜、電話するよ」と言い残して。

 美咲は、今晩もいつものコンビニに行く。
 美咲は豚肉を買おうとして、男の、「自分にご褒美を」という言葉
を思い出し、牛肉のパックを手に取る。
 「お客さんですか?」と突然、木場が美咲に声をかける。

 木場は美咲の後をついて歩きながら、由梨の捜査で、偶然ここに来
たという。
 由梨は、花屋の店員で、この近くにも配達に来ていたという。

 美咲はマンションの前まで来ると、木場に、話すべきことはすべて
話してあると、振り切ろうとする。
 だが、木場は美咲と同じエレベーターに乗り込み、「気になるんで
すよ。被害者のうわごとが、『15年』、『無駄』、『殺さないで』
ってね....でも、彼女は殺されてしまいましたが」と言う。

 美咲が部屋に近づくと、小林が美咲に、どのレストランがいいか聞
く。でも、木場の姿を見て、「お連れさんですか?」と部屋に戻る。
「違うの」と言う美咲の言葉も聞いていない。
 木場は小林は友達かと聞く。「ただの隣人よ」と美咲。

 そして美咲が部屋に入ると、何と男が料理している。しかも、あの
美咲が買わなかった牛肉を!

 木場は小林を訪ね、警察手帳を見せる。


 中尾がハイヤーを降りると、高杉が待っている。
 「役員の家に、夜討ちとは、君は常識がないのか!」と怒る中尾に、
高杉は、「小田広海のことで」と言う。

 舞は会社に残り続け、最後の1人になると、広海のファイナンス商
品利用履歴を検索する。

 高杉は広海が亡くなった10分後に、キャッシングされていて、そ
の時のビデオテープがあると、見せる。
 中尾は高杉を自宅に上げる。中尾は独身。
 さっそく、ビデオを再生する。


 担当の大村いずみ(はしのえみ)が小林を訪ね、小林の家から出て
きた木場とぶつかる。
 いずみは小林に「誰?」と聞くが、「なんでもない」と小林。
 木場は小林に形式的な質問、と断ってから、美咲が家にずっといた
か、尋ねていた.....

 小林は木場が出て行った後、「ボクは何も知らない」と1人、自分
に言い聞かせる。

 そっけない美咲に男は、「君はまるで幸せを求めていないようだ」
と言う。
 「求めてないもの」と美咲。
 「それは卑怯だ。人間、生きている者は、幸せを求めなきゃ。死ん
だ人の分まで」と男。
 「あたし、殺人者なのよ。15年前にすべて終わったの。味なんて
わからない。抱かれたいとも思わない。だって、ぬくもりとなんて、
無縁だもの」と美咲。
 「何で人殺しが幸せになってはいけないの?」と男は美咲を後ろか
ら抱きしめる。
 それを美咲は振り払い、「あなたからだけは、そんな言葉、聞きた
くない!」と叫ぶ。

 中尾から美咲に電話。
 広海が亡くなった後、近くのキャッシングコーナーで引き出した人
物の姿が映っているから、美咲の意見を聞きたい、と。
 美咲は男に、昼間のお金も、この肉を買ったお金も、広海から奪っ
た金かと問うが、男は、自分じゃない、と言うだけ。

 美咲の部屋のチャイムが鳴る。
 出ると希が、「向かいのマンションの.....」と言う。
 美咲は、今忙しいから、と断り、出がけに男に、この家から一歩も
出るな、と命じる。
 「ハハハ、出世したな、出て行けから、出ていくなに」と男。

 美咲が部屋を出ると、希が、向かいの部屋から、すべて見ていた、
と言う。

 高杉はウキウキと、夜道を歩いている。

 「わたし、あなたのこと、すべて知ってます」と希。
 美咲と希は、対峙。

 −− 冬川美咲。殺人の時効成立まで、あと1ヶ月と28日。


寸  評  男が広海のクレジットカードを奪って、キャッシング!?
 中尾常務から呼び出された美咲は!?
 と、男の不思議さというか、一種、スーパーマンのような能力は、
どこから出てくるのでしょう。所詮、作り話だから、面白くしている
だけ?
 また、常務からも疑われ、やがて、部下の高杉と舞からも突き止め
られそうな美咲。どうするのでしょう。
 また、希はなんで、自分が覗いていることを、美咲に打ち明けたの
でしょう。殺人事件を目撃してしまった。でも、覗きだから世間には
言えない.....そんな気持ちから?

 ところで、美咲はあのマンションの部屋を買ったのでしょうか?賃
貸でしょうか?
 ひっそりと生きていくのに、不動産(しかも結構広め)を所有する
のは難しそうですし、賃貸だとしたら、誰が保証人?紗江を殺害する
以前にすでにあそこに住んでいた?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 秋の夜長はドラマ.....というわけではないでしょうが、ドラマ好きとして
は、今回のドラマ、見たいと思うものが多く感じるのですが、世間ではどうで
しょう。
 ニュースでは、相変わらず視聴率操作の事件を報道していますが、視聴率低
迷で打ち切られるドラマ達は、きちんとした測定のもとに判断されているので
しょうか?
 個人的に好きなドラマの視聴率が低いと、いつ放送回数削減になるかと、気
になります。
 放送回数が少なくなっても、主役の病気のためだった「ロケットボーイ」な
どは、少ない回数でよくまとまっていました。それから考えると、早い時期に
回数が少なくなると、まだまとめようがあるが、最終回が1回早まってしまう、
とかいう形式だと、まとめようもないのでしょうね.....それとも、打ち切ら
れるぐらいだから.....という脱力感もある?(鈴木)

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