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タイトル:Daily Drama Express 2003/10/21 あなたの隣に誰かいる (3)  2003/11/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/10/21 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル あなたの隣に誰かいる
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜21時
キャスト 澤村数馬(北村一輝)
     澤村愛子(白石美帆)
          草間五郎(いかりや長介)
          松本梓 (夏川結衣)
          松本欧太郎(ユースケ・サンタマリア)
          柏木里美(佐藤藍子)
脚  本 坂元裕二

あらすじ  フライパンで目玉焼きを作り、食パンを焼いているとあわてて欧
太郎(ユースケ・サンタマリア)が起きて来る。梓(夏川結衣)は止
めるが、欧太郎は慌てて出ていく。その時に、顧問として隣の澤村数
馬(北村一輝)を欧太郎が社長をつとめている会社へ招いたと教えて
もらう。


 「おはようございます」バス停に着いた欧太郎はゴミ箱を漁ってい
た、三好卓朗(木下ほうか)に挨拶される。昨日の文子(山口香緒里)
の行ないを「ああみえても悪い女の子じゃないんです」とわび、小さ
いファイルを欧太郎にみせる。「家内との夜の写真なんですけど、よ
く投稿してるんです」と嫌がる欧太郎に自慢げにヌード写真をみせる。

 バス停に一台のジープが停まり、「欧太郎くん乗ってかない?」と
向いの車田行生(火野正平)が声をかけてくれた。乗せてあった水滴
のマークがついたダンボール箱をどかした助手席へ、欧太郎はありが
たく駅まで乗せてもらうことにした。後部座席にはなぜか三好卓朗
が・・


 幼稚園バスが来る場所で、お母さん方が自転車で転んで全治一ヶ月
と診断されたタクママの事故原因が悪質な悪戯じゃないかと警察が言
っていた。と噂していた。「おはようございます」梓が鈴(山田夏海)
の手を握りやって来るが、一同無視をする。

 欧太郎の会社“ヘルパーズネット”では、経営コンサルタントとし
て澤村数馬を欧太郎が社員へ紹介する。一人喜ぶ欧太郎は社員に強引
に拍手させる。

 ナオママグループが歩きながらタクママの事故は自業自得と噂して
いると、黒ずくめの男とすれ違った隙にナオママの鞄が燃え出し洋服
にも火が飛び移る。


 有島樹里(戸田奈穂)に頼まれた原稿を書こうと梓がネットを閲覧
していると、希里ヶ丘の掲示板に目が止まる。そこには、
>悪質な悪戯が続行中…
>みんなで気をつけよう…
>疑惑発覚犯人はあの人・・
>松本梓松本梓松本梓松本梓松本梓松本梓松本梓松本梓松本梓…・・

 「なにこれ?」驚いた梓は思わず声をあげる。“ピーンポーン”・
・チャイムが鳴る。
玄関の扉を開けると警察官が。その後ろにはパトカーと近所の住人
が・・


 梓と鈴が帰って来ると、家の前に町内会長(鷲尾真知子)や近所の
主婦そして、車田美佐江(久保田磨希)がいた。梓が挨拶をしても一
同無視をする。町内会長が帰った後、美佐江が寄って来て、梓の家に
警察が来たことを噂していたと教えられる。

 欧太郎の母、松本志摩子(梶芽衣子)が来ていて、悪戯のことで梓
が疑われたことを話す。「悪戯なんてしていない」と警察にもわかっ
ていただいた。と志摩子に説明するが、志摩子は疑われること自体ど
うかと思う。本当にそうだったら、籍のことも考えてもらわないと困
る。とまで言う。


 琴音(高樹マリア)と目が合い、欧太郎は携帯で「ごめん、行けま
せん」と断りのメールを送る。


 梓が風呂場を覗くと鈴が一人で上履きを洗っていた。梓の方を向い
て「ごしごししたけどとれないの・・」そういう鈴を梓はぎゅっと抱
き締める。鈴の上履きには“ばか!”とたくさん書かれていた・・

 夜、いじめのことを梓から聞いた欧太郎は鈴に「くよくよするな」
と励ます。鈴は「お母さん元気ないからかわいそう」と自分のことよ
り梓のことを心配する。そんな鈴に欧太郎は「やさしいな」と言う。

 寝室で洗濯物をたたんでいる梓に「明日さぁ遊園地行こうか」と欧
太郎はいきなり提案する。外に出たくないと梓は乗り気じゃないが
「気にしたほうが負けなんだし、俺がついてるから」と力強く言う。
梓も嬉しそうにうなずく。

 翌朝、「はやくはやく」と喜んで鈴は車に乗る。欧太郎も梓も出て
来ると家の前で近所の主婦が噂している。「いこっ」いつものことと
梓は車に乗るが、欧太郎は主婦たちの方へ近付いて行き、「こそこそ
噂話して楽しくないじゃないですか?うちは平凡に暮らせばいいし、
誰かと争おうとしてません。何を根拠でそんなこと言ってるかわかり
ませんが、止めて下さい、そんなくだらないこと」主婦たちは帰って
行く。


 3人で久しぶりに遊園地へやって来る。メリーゴーランドに乗った
り、イルカショーを見たり、ぬいぐるみを買ったり・・店に寄って鈴
の上履きを買ったり、オルゴールを作ったり・・
 遊園地からの帰り道、梓と欧太郎は土手に座り昔話をする。鈴の小
さかった頃のこと・・病院へ行ったこと「今じゃ、こうやって笑い話
に変わってるんだなー」鈴がお風呂で自分のことじゃなく梓のことを
心配して感動したと梓に話す。梓は優しいのは欧太郎譲りと言う。梓
は鈴が作ったオルゴールを鳴らす。「鈴がお嫁さんになって、俺たち
がおじいさん、おばあさんになって、辛かったことが全部笑い話にな
って、そういうのが幸せだと思うよ。・・人生は納豆のようだと思わ
ない?時間をかけて、ゆっくりゆっくり美味しくなって行く。今日の
教訓!“納豆”」欧太郎は笑顔で梓を元気づける。「おとうさーん。
おかあさーん」鈴が四つ葉のクローバーをみつけてくる。

 梓は嬉しそうにオルゴールのそばにコップにさした四つ葉のクロー
バーを置く。電話が鳴り出ると「奥さん、あなたのご主人浮気してま
すよ」・・梓は悪戯電話と思う。

 「もう少し様子みたほうが・・」梓は心配するが、欧太郎は「逃げ
てちゃ何にも解決しないから」と鈴を勇気づけて幼稚園に送る。

 欧太郎の会社が入っている建物でエレベータを待っていると後ろか
ら琴音がやって来る。「別にいいわよ。別れましょう。その変わり
200万」

 お昼、藤城と食事をしながら、琴音のことを話す。お金が返って来
る見込みはないから渡すな。と藤城(高知東生)は助言をするが、来
週返って来るなら、会社の金でなんとかなる。それに渡さないと梓に
言いつけると言われたことを話す。

 幼稚園で鈴が乗っている遊具を他の園児がぐるぐるぐるぐる回
す・・落ちた鈴の上履きを園児が蹴る。


 会社の建物の非常階段部分で、琴音が数馬を叩き怒った顔で数馬の
前から去る・・

 「間違いありません。ここです」希里ヶ丘の“ホテルカリフォルニ
ア”に柏木里美(佐藤藍子)と草間五郎(いかりや長介)がやって来
る。里美の父親がここを最後に蒸発し、その後にラブホテルになった
とわかる。五郎は里美に帰るように促すが、里美はうれないフリーラ
イターだし、父親の蒸発理由もわかるかもしれないと一緒に泊まると
いう。


 鈴を梓は寝かす。後ろには志摩子もいる。鈴を寝かせた梓に志摩子
はいじめられているのになぜ幼稚園に行かせたか説明するように迫る。
欧太郎と決めたことと言うが、欧太郎の責任にするのかとまた責めら
れる。鈴にもしものことがあったら困るから、青山のマンションのそ
ばの幼稚園に鈴だけ預かって通わせると志摩子は言い出す。


 琴音に「本当に来週返してくれるんだな?」と200万入った封筒
を喫茶店で渡す。琴音は欧太郎に「これで最後だから握手ぐらいしま
しょうよ」と握手を求める。手を握りながら「簡単に他人を信用しな
いほうがいいですよ」200万円のことかと驚く欧太郎に「私じゃな
いですよ。でも、そういうとこが好きだったんですけどね」と欧太郎
に辞表を渡し帰って行く。席を立った欧太郎は後ろの席に梓の友達の
有島樹里がいたことに驚く。樹里も驚いた顔をして、梓に原稿をお願
いしたことをわび、今度遊びに行きます。といい別れる。その後、欧
太郎の携帯が鳴る。

 鈴の部屋に閉じこもった梓を家に帰った欧太郎は「出てこなきゃ話
しも出来ないだろ」と扉を叩く。欧太郎に「引っ越そう、公団は狭か
ったけど楽しく暮らしていた」と訴える。欧太郎は簡単に引っ越そう
なんて、母さんだって反対している。と。とりあおうとしない。欧太
郎が不倫をしていると悪戯電話がかかってきていることを打ちあけ、
「何を信じていいのかわからない」と梓は言う。志摩子も来て「引っ
越したいのなら、あなた一人だけ引っ越しなさいよ!」と言い放つ。
 
 梓は家を飛び出して行く。「ほっときなさい!」という志摩子に
「鈴をみてて」と欧太郎は追いかける。梓は目的もなく歩き続ける。
途中気配を感じ、後ろを降り返るが誰もいない。高架下を抜けると黒
づくめの男と鉢合せそうになる。すると、誰かが火を放たれ燃えてい
る。驚いた梓はその場を去ろうとすると、全身黒づくめの男に襲われ
る。必死で逃げるが、追いこまれてしまう。男が発火物を手にしたと
ころを誰かに突き飛ばされる・・格闘の末黒づくめの男が逃げて行く。
助けてくれた人は隣の澤村数馬だった。「こんばんは」「こんばんは」
お互い切れる息を整え挨拶をする…

 梓を探しに出た欧太郎は、近所の乾○低に琴音の携帯に貼ってあっ
たマークと同じマークをみつける。ふとみると、隣人の愛子(白石美
帆)の姿が・・
 最近数馬の様子が変で、本当に好きな人が出来たんじゃないか?と
疑う愛子はまだ帰って来ない数馬を探していた。愛子は自分は男の人
がいなかったら生きていきない。と欧太郎に言い、丁度橋の上まで来
ていた愛子は突然身を乗り出す。それを欧太郎が止める。その様子を
向いの車田邸の娘、真子(石田未来)が見ていた。


 数馬に助けてもらった梓は送るという数馬に、もうしばらくしてか
ら帰りますと別れる。梓が歩いていると、タクシーで数馬が通り、
「海を見に行きませんか?」と梓を誘う。数馬と同乗した梓は、梓を
探す欧太郎と、数馬を探す愛子の隣を通って海へ向う。

 海まで来た梓と数馬は真っ暗で何もみえないと、波の音だけを聞い
ている。
 「目を閉じて波の音だけを聞いていると、記憶の中の海が見えて来
る」と数馬が言いながら目を閉じる。梓も真似をして目を閉じて記憶
の中の海に心を預ける。「自然と心が安らぐんです」目を開けると数
馬がじっと梓をみていた。

 「引越せばいいじゃないですか。短絡的すぎますか?」数馬は梓が
ご近所のことで悩んでいるとどこからか聞いたらしく、梓に助言をす
る。「ほっとしたら急に…」梓は数馬にもたれかかる。そんな梓を数
馬はしっかり肩を持つ。
・・・倒れる梓に数馬はキスを…?…ふと気がつくと石を枕に梓は横
になっている、数馬は海を眺めて立っている・・(今のは夢?)

 梓はタクシーで一人で帰って来る。欧太郎は怒った顔で玄関前でず
っと梓を待っていた。タクシーから降りると、欧太郎は先に玄関まで
行き、梓が入って来るまで玄関の扉を開けて梓を待つ・・


 夜中・・酔った琴音が自分のマンションへ帰って来る。玄関の鍵を
閉め・・
 風呂に入ってシャワーを浴びる・・風呂場のビニールカーテン越し
に黒手袋がのび、琴音の首を締める。シャワーが流れながら、琴音は
宙吊りになり、犯人が右手で持ったスパナで殴りつけられる・・風呂
場に琴音の血が飛び散る・・ビニールカーテンに包まれ、琴音は息絶
える…


 「社長、ちょっと」欧太郎が辞表を出した琴音の名札を外している
と数馬が声をかけて来る。

 数馬に琴音が横領していた疑いがあると聞かされた欧太郎は、琴音
のマンションへやって来る。合鍵を使い中へ入り、留守を確認する。
そこへ数馬から電話が。欧太郎が出るが、何か不信に思い、風呂場の
扉を開ける・・

 「ぎゃーー警察警察110番に電話して・・」数馬と電話をしなが
ら、警察に連絡してと数馬に伝える。しかし、数馬は冷静にここで警
察沙汰になったら、信金の融資は確実に受けられない、そして、不倫
をしていたことが奥さんにばれる。「会社と家庭同時に無くなります
よ。僕の言う通りにして下さい。」

 欧太郎は数馬に言われた通りに、血が飛び散った風呂場を泣きそう
になりながら掃除し、自分の下着を片付け、琴音が飾っていた写真、
手帳や携帯に貼っていたプリクラのシール、を片付ける。

 その頃数馬は欧太郎に携帯で指図しながら松本邸の前まで来ていた。
「こんにちは」梓に欧太郎が帰宅していないことを知りながら、帰宅
の有無を尋ねる。戻って来たら連絡しますと数馬に伝え、昨日タクシ
ーで海まで行って、悩みを聞いてくれたことにお礼を言う。その時の
記憶がよみがえる・・キスをしたのは、夢なのか、現実なのか・・
「夢じゃないですよ」梓の心中を察したのか数馬は言う。

 「夢ですよ」梓は応える。玄関から降りかけた数馬は戻って来て、
梓をつかまえくちづけをする。

 「何するんですか!」梓は怒るが、数馬は「あなたのことが好きだ
からです。あなたは記憶の中の海で誰と会いましたか?」・・


寸  評  ひさしぶりに、ドキドキしながら見れるドラマに出会えました。
犯人探しをしていると誰もが怪しくみえ、誰も怪しくなくも思え・・
琴音役の高樹マリアのちょっとした表情が、松浦あやに似てるなぁと
思います。死んでしまいましたけど。

執 筆 者 田村(doramakakikaki@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 このドラマのテーマが「あなたは大切な家族を守ることが出来ますか?」と
問いかけられていますが、欧太郎(ユースケ)が家族を守るんじゃなくて、梓
(夏川結衣)が家族を守り抜くのかな?とちょっと思いました。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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