メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2003/10/07 ハコイリムスメ! (1)  2003/10/21


===================================================== 発行部数   10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/10/07 (Tue) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 火曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル ハコイリムスメ!
局  名 フジ系
放映日時 火曜22時
キャスト 古森花 (飯島直子)
 古森灯 (深田恭子)
 高村徹郎(吉沢悠)
 小泉純平(玉山鉄二)
 田久保健(勝村政信)
 山田十郎太(古田新太)
脚  本 中園ミホ

あらすじ  −− 「自分を幸せにできるのは自分だけ」それを教えてくれた
のはお姉ちゃんだった。

 12年前、1991年初夏。
 古森灯(深田恭子)は、どうしてこんな寂しいところに住んでいる
んだろう、と嘆くが、古森花(飯島直子)は、灯に東京の灯りを見せ
て、自分で白馬の王子を探しに行くのだと言い、山を下りた。


 現在、2003年初秋。
 灯の家は、代々高尾山で茶店を営んでおり、父・古森吉太郎(地井
武男)が5代目。
 灯は恋人の高村徹郎(吉沢悠)にメールを送る。徹郎は徹夜明けだ
と大変そう。
 灯の朝は、吉太郎が薪を割る音で目覚める。

 灯は一限から授業があるからと、朝食を食べずに家を出る。


 花が高尾山に戻ってくる。4年たったということだ。
 花が初めて家を出たのは12年前。美大を卒業し、アパレル会社に
就職した時だ。
 それから4年後、恋に破れて帰宅。でも、またすぐにデザイナーに
なれることになり、「女は仕事よ!」と家を出る。
 その4年後、また恋に破れ、帰宅。妻子ある男性との恋で、何かあ
ったらしい。だがすぐに、「女は結婚よ!」と立ち上がり、家を出た。
 そして、4年後の今。

 吉太郎と母・古森朝子(吉田日出子)は、東京で何があったのか聞
きたがる。花は東京を卒業して、長女の自分がこの茶屋を継ぐと言い
出す。
 花はさっそく店を手伝う。

 だが昼過ぎ、花がロープを持って家を出たということから、大騒ぎ
.....でも、駆け付けてみれば、なんのことはない。そのロープはハ
ンモックで、花はその上で寝ていた。


 灯は就職活動のためのスーツを着ている。
 花は灯にも帰ってきた理由を言わない。
 「わたしは、お姉ちゃんのようにならない。幸せはここじゃない、
どこかにあるはず。絶対見付けてみせる!」と灯。

 灯が就職の面接で聞かれるのは、自宅が高尾山の上であることと、
東京まで何分かかるか、ということばかり。

 花は仏頂面でお客に食事を出している。見かねた朝子は「山を下り
て、美容院へ行ってきたら?」と言う。そして、自分の髪に止めてい
た吉太郎からもらったクリップを花の髪に止めてやる。
 花は猿山に向かって、「畜生ー!バカ親父」とどなって、すっきり
して戻ろうとすると、外人がいた。

 灯は実家のせいで就職が決まらない。友達は、「医大生の彼がいる
んだから、焦る必要、ないじゃない」と冷やかす。
 灯はその彼・徹郎と3ヶ月前、インターネットの掲示板の書き込み
で知り合った。ショパンのノクターンに対する感じ方が同じで.....
 二人はオフ会で初めて顔を合わせる。住所を聞かれた灯は高井戸と
ごまかし、父親は会社社長と言っていた....
 今日こそは本当のことを言わなければ、と思っても、やはり言えな
い。

 花は歌を歌いながら森の中をブラブラと歩いている。だが、何者か
に追われ、懸命に走るが、遂に腕を捕まれ、顔面パンチ!

 その人はさっきの外人・キース・コーベット(マーク・コンドン)
だった。キースは花の落としたあのクリップを拾って、渡そうとして
いたのだ。キースは何も言わずに立ち去ろうとするが、花は殴ったわ
びを言うと、ビアホールに無理矢理引っ張っていって、殴ったお詫び
を言うと、ビールを1杯だけおごる。
 キースは、1年前に仕事で日本に来た.....と自己紹介しようとす
るが、花はこんなところを家人に見られるとうるさいから、早く飲む
ようせかす。
 でも、椅子の陰から、山田十郎太(古田新太)が見ていた。

 灯は徹郎に、門限が厳しいと言って、いつも早く帰っている。徹郎
は、それなら灯の父親に挨拶に行くと言うが、とても忙しくて、特に
日曜日は忙しいと言って断る。
 そして、今日もあわただしく京王線に飛び乗る。5時45分の最終
ケーブルに間に合うためだ。


 ゆうべ、花が外人とビールを飲んでいたことは、たちまち噂に。そ
して、吉太郎の耳にも入る。吉太郎は怒って帰ってくる。
 花はビールおごっただけだと、取り合わない。


 グローバル・コレクト証券。
 なんとキースは、そこのエリート・トレーダー。何千万、何億ドル
という取引をして、過労死が危ぶまれるほどの忙しさ。
 花から貰ったドングリを見つめて、ホッとする。

 灯は面接に行った会社で、花の元同僚に会う。彼女は会社って、ひ
どいことするねと、灯に声をかけた。
 花は、仕事も恋も順調だったが、その恋人を社長の娘に取られ、そ
して、仕事もデザインルームから、一番きつい営業にとばされた。事
実上のリストラ。

 花が茶店の店番をしていると、キースがやってくる。
 花はキースに、一緒にいるところを見られたら、大騒ぎになるから、
すぐ帰って!と言う。キースは「帰ります。また、会いましょ」と言
う。
 「わかってない!」と花。「来てはダメ?」とキース。「ダメ!」
「ボクはこの山が好きです」「嫌い.....朝から晩まで、みんなにチ
クチク言われて、こんなとこ、帰ってきたくない。でも、ここしかな
い.....」「あなた、楽しそうでした。絵を描いていたあなた」「た
だの落書きよ!」「描いて下さい。治ったらボクの絵を」と殴られて
怪我をした鼻を指さす。「何、ノー天気なこと、言ってるの!もう、
絶対来ちゃダメよ」と言うと、花は後ろも振り返らずに、サッサと行
く。

 灯は徹郎の家にいて、今日は帰りたくない。一度ぐらい門限破って
も、と言う。
 徹郎は灯を実家に連れて行く。母親の誕生日パーティーがあるから、
と。

 灯を見た徹郎の両親はかわいいお嬢さん、と喜ぶ。

 灯の両親は、もうケーブルがない、と、灯の携帯に電話するが、灯
は出ない。吉太郎は派出所に電話する、と大騒ぎだが、朝子と花が、
慌てて止める。

 灯は、送るという徹郎を振りきって、京王線に乗る。
 そして、高尾山のふもとで、「これから山道一時間か.....」とた
め息をつく。
 灯は途中で会った小泉純平(玉山鉄二)に車で送ってもらう。純平
は内心喜びながら、酔って寝てしまった灯を送り届けるが、飛び出し
てきた吉太郎は純平を殴ろうとする。
 帰宅した花は爆睡していて、携帯が鳴っても気づかない。花が代わ
りに出て、お酒飲ませても送らなかったことをなじり、徹郎は、訳も
わからず、謝る。花には、徹郎の言う、『高井戸』、『父親が出張中』
の言葉がわからない。

 飛び起きた灯は、怒って携帯を切ると、飛び出していく。
 怒って追おうとする吉太郎を朝子が、「酔っている時に、何言って
も無駄よ」と止め、吉太郎は純平に送らせ、麓で飲む。

 灯のいるところに来た花は、自分もすごく好きな人に、見栄を張っ
たことがあるという。でも、一度ウソを付くとしんどいから、本当の
こと言えば、と。
 「恋をあきらめたの?」と聞く灯に、「お説教は、お父さんだけで
充分」と花は誤魔化そうとする。
 灯は、花の元同僚にフィアンセを取られて、リストラされたことを
聞いたと言うと、「ここにいれば、楽しいこと無いけど、しんどいこ
ともない」と言う。
 灯は、「幸せになるの、あきらめちゃったの?」と責め、そんなか
わいそうな花を見たくない、と言うが、「かわいそうなんて、言わな
いで。これから、何が起きても」と言い出す。
 「どうしたの?」と灯。「見えない扉があるんだけど、ずっと開け
る勇気なくて.....」と花。「何言いたいの?わたしには、関係ない
よ」と灯は、走っていってしまう。

 花は自室に戻ると、スーツケースの中から母子手帳を取り出すと、
自分のお腹に、「大丈夫だから、安心して生まれておいで」と声をか
ける。


 翌朝、花は猿山の前に行くと、猿の写生を始める。

 灯は徹郎に、「もう家に戻らない」と電話をかけ、ケーブルに乗る
と、
 −− できれば、誰かの人生と取り替えたいと思っていた。
 と灯は思う。

 花は、
 −− 自分を変えられるのは、自分だけ
 と改めて思う。


寸  評  会社に、高尾から通っている人がいます。とはいえ、もちろん、
山の上ではないですよ。駅が中央線の高尾で、そこからは、歩ける距
離だそうですが。
 確かに、編集子の時も、女子学生の就職は、自宅通学の方が有利、
ということで、編集しも片道2時間近くかけて通っていました。
 でも、徹郎という医学生と付き合っていて、就職を焦る灯は、どう
して?と思います。申し訳ないですが、短大に通っているということ
は、将来は結婚では?と思ってしまうのですが.....

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 録画を謝って上書きしてしまったことから、発行がすっかり遅くなってしま
って済みません。
 助けてくれる人がいまして、無事、発行することができました。ありがとう
ございます。

 ところで、今回、日本テレビは、「あした天気になあれ。」で、汐留・シオ
サイトを売り込もうとしていますね。
 でも、テレビ局の斜め向かいの喫茶店、という設定が、TBSの「マンハッ
タンラブストーリー」とかぶってしまっています.....(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。