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タイトル:Daily Drama Express 2003/09/26 TEAM4  2003/10/06


===================================================== 発行部数  10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/09/26 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.特別ドラマ
  2.編集後記
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1. 特別ドラマ
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タイトル TEAM4
局  名 フジテレビ系
放映日時 金曜21時
キャスト 風見勇助(草なぎ剛)
 丹波肇(西村雅彦)
 丹波綴(水野美樹)
 丹波綴(水野美樹)
 丹波郁恵(黒木瞳)
 神代  (大杉漣)
 前田季織(戸田菜穂)
 吉村栄太(内博貴)
脚  本 君塚良一

あらすじ  丹波綴(水野美樹)は、風見勇助(草なぎ剛)の部屋にいた。
 遅くなった綴を風見は駅まで送っていく。終電を心配する綴。
 風見は一緒に駅まで走るが、途中、17,8歳の少年とぶつかる。

 綴は無事終電に間に合い、風見は帰途、血まみれの男性が息絶える
のを目撃してしまう。

 丹波肇(西村雅彦)たちは現場へ急行。
 第一発見者の風見は、捜査本部へ連れてこられて、取り調べを受け
る。そんな遅い時刻に歩いているとは残業か、大変だなと問う丹波に、
風見はつい、綴を駅に送っていったことを言ってしまう。
 綴と二人きりでそんな遅い時刻まで一緒にいたことに逆上した綴の
兄・丹波は風見を取調室にぶち込み、綴まで呼び出して尋問。

 風見と綴は駅までの道で、怪しい雰囲気の17,8の少年とすれ違
ったことを思い出す。

 駅前のゲーセンで万札をわしづかみにして暴れていた、17,8の
少年も目撃されていた。

 二人の目撃証言を元に、似顔絵が作成される。

 丹波郁恵(黒木瞳)が応援要請を一課長・神代(大杉漣)から受け
たが、みんな事件を抱えていて.....自分なら手伝うけど、と夫・丹
波に言い、綴に「夫婦デカ、難事件に挑む」と冷やかされる。
 綴の絵は、少年の顔を良く覚えている。カウンセラーになってから、
人の顔をよく見るようになって、と言う。
 風見は、少年の目だけをよく覚えている。恨んでいるような目で、
一度見たら、忘れられない、と。

 丹波は郁恵の冗談を無視して出て行く。
 「まだ、ボクの机、あるんですね」と風見は言うが、郁恵は、風見
に文科省(文部科学省)に戻るように言う。

 丹波達はあの似顔絵の少年の家へ行く。凶器に着いた指紋から割れ
たのは、吉村栄太(内博貴)17歳。
 だが、畑仕事をしていた父親は、息子の行方を知らないと言う。
 栄太の母親は、栄太が3歳の時、他の男と栄太を連れて3人で出て
行ったきり、連絡もない、と言う。
 「栄太君から連絡があったら、知らせてください」と風見。「息子
が人を殺して、お金を奪ったんですか.....」と父親は肩を落とす。
丹波は、3歳で別れたなら、父親のことなど覚えてないだろう、と結
論づける。

 丹波は家で郁恵に、捜査本部に大量に電話がかかってきて、その問
い合わせ内容が、犯人が自分の息子ではないかという確認だと言う。
「昔なら、うちの子に限って、といってくるのに」と郁恵も驚く。
 丹波は、犯人が未成年だから、指名手配をしても似顔絵を公表でき
ない、と悔しがる。

 丹波は、風見は犯人の顔を見ているから、と頼りにする。前田季織
(戸田菜穂)の根回しで、風見に3日間の捜査研修が命じられる。

 今朝、栄太の母親の家がわかり、丹波と風見が向かったが、留守。
二人は母親を職場に訪ねる。
 だが、母親は栄太の行方を知らない。栄太が新しい父親になつかな
かったので、よそに預けたという。
 預け先は母親の兄の家で、栄太が小学校に上がった時だという。だ
が、母親はそれ以来連絡を取っていないと言う。
 丹波は、栄太から連絡があったら、警察に連絡を、と言って、母親
の兄の米穀商を訪ねる。

 母親の兄は、栄太は、「家族だった」と言う。小学校入学から卒業
まで面倒を見たが、出て行ってから、かれこれ5年、一度も連絡がな
いと言う。なぜ出て行ったかもわからない。学校の友達と出て行った
まま、捜索願を出しても、見つからなかったと。

 二人は捜査本部に戻る。

 風見は、栄太がその寂しさから自棄になっているのかなぁ、と推測。
だが丹波は、小さい時、親と別れても、立派にやっている人も大勢い
る。犯罪と育った環境を結びつけるな、と怒る。

 捜査本部に、栄太の友達が来る。昨日、栄太から人をやっちゃった
という電話を受けたから、と。それがマジっぽかったから、と。
 彼と栄太は、13の時から建設会社の寮で、仕事をしながら暮らし
ていたが、去年栄太は、彼女と出て行ったという。

 二人は、その栄太の彼女・美代子を仕事先に訪ねる。だが、栄太は
彼女の家も出て行っていた。
 一緒にいても栄太が何もしてくれないから、楽しくない。愛してく
れないみたいだったから、先月出て行って貰ったという。別れる時、
「オレはどこでも1人で生きていける」と栄太は言ったという。風見
は美代子の持っていた写真で、栄太があの少年であることを確認。

 二人は美代子を尾行する。栄太をかくまっているかも知れないから
だ。「ガキは嘘付くんだ」と丹波。「すごい偏見」と風見。

 二人は美代子の向かいのアパートの一室を借りて見張る。
 栄太は現れずに二日目の夜になる。風見は家裁から逆送されて厳罰
を与えられても、効果はないのではないか。ちゃんと育ってないから
大切なことを学んでいないのでは、と言う。
 丹波は新入りの刑事に両親が無く、施設で育ったが、その逆境をバ
ネに、警察官になった者もいる。犯罪は本人のせいだと主張。

 3日目、期限の夜になり、風見は荷物をまとめて、張り込みのアパ
ートを出る。
 風見の背後を若者が通る。そして、美代子の部屋の消えていた灯り
が一瞬ついて、すぐ消えた.....


 季織は、戻ってきた風間に、明日の委員会に出ないと、ここにはい
られなくなると釘を刺す。


 丹波は、美代子のアパートの浴室の換気扇から湯気が出ているのを
見付け、踏み込み、栄太を逮捕。栄太は素直に、「やりました」と認
める。

 風見と綴が面通しに呼ばれる。二人は目撃した時と栄太の顔つき、
目つきが全然違うという。風見は丹波に帰れといわれても、栄太の答
えを聞きたがる。
 そして風見は取調室に飛び込むと、栄太の腕を見ると、そこには傷。
風見は服を脱ぐようにいい、栄太が脱ぐと、上半身一面に無数の古傷。
−−虐待。
 だが、栄太は誰にやられたか、言わない。

 栄太は事件については、自供しているが、虐待については、何も言
わない。
 風見は虐待と今度の犯罪には関係があるのではないか。同棲してい
た彼女が言った、愛されていない気がするという言葉に引っかかると
言う。
 「どうしたいの?」と郁恵。「栄太の17年を歩き直したい」と風
見。
 「丹波君は?」と郁恵。「何も思わない奴がいたら、くそ野郎だ」
と丹波。

 郁恵は丹波に、風見と一緒に歩き直すことを命じる。「事件には厳
しく、子供には優しく。約束したでしょ」と郁恵。
 「いいか、あいつは関係ない奴を殺したんだ」と丹波は釘を刺す。
 送検まで48時間。

 季織の活躍で、綴がカウンセラーとして栄太に話を聞くことに。

 綴は栄太との雑談の後、美代子が『愛されていない気がした』と言
ったが、どういう意味か聞く。
 「どうしたらいいんですか?」と栄太。「デートの時、手をつなぐ
とか、キスをするとか.....」と綴。「やりましたよ、テレビでやっ
ているような.....へーえ、それが愛するってことですか」と栄太は
冷めたように言う。

 逮捕後48時間が経ち、神代一課長は栄太を送検しようとする。
 神代の前に丹波と風見が現れ、「栄太君と話をする」と言う。神代
は、丹波を2日間も何をやっていた!と叱責するが、丹波の顔に何か
を見た神代は、栄太を取調室に戻し、検察が拘置の延長を認めていな
いので、オレがトイレへ行っている間だけだ、と言う。
 綴は、栄太が誰からも愛されていなかったことを伝える。

 「僕らは君の今日までの17年を歩いてきた」と風見。「お父さん、
君のやったこと、心を痛めているぞ」と丹波。「本当のお父さん、で
すか?」と栄太。「3つの時だったな。覚えているか?」と丹波。
「顔も覚えていません」と栄太。
 「お母さんとは、何年会ってない?」と風見。「7歳の時からだか
ら。元気でしたか?」と栄太。

 風見と丹波は栄太の実母と、その再婚相手に話を聞く。栄太の義父
に、栄太に対する虐待について聞く。近所の人は栄太の悲鳴を聞いて
おり、病院のカルテには、栄太が4年間に19回も大けがをして運び
込まれた記録があった。
 「なんのためにあんなこと」と風見。「しつけです」と義父。「し
つけ?しつけの域を超えている」「自分の子供をどうしてもいいでし
ょ」「子供にも人権があります。虐待は犯罪です」
 栄太の母親は、必死で夫をかばおうとする。
 「10年前とは違います。虐待は傷害罪です」と風見。

 風見はその、栄太の義父との話をして、栄太に虐待されていたこと
を認めるように言う。
 だが栄太は、暴力をふるったのは、何か父親と違う人のようだとい
う。なんだか、全部ぼんやりしていて.....と。

 二人は、実母の兄(伯父)にも、話を聞く。伯父に呼ばれた息子
(いとこ)は、小学生の時、よく遊んでいただろうと言われてもよく
覚えていないと逃げる。

 二人は、小学校6年生の時、一緒に家出をした少年にも話を聞く。
彼は家に帰ったが、栄太は戻らなかった。
 実はそのいとこに栄太は陰でバットで殴られたり、ライターで火を
付けられたり、カッターで斬りつけられたりしていた。伯父に言った
ら、言われなくするぞ、と脅して。

 栄太がいつも空き地で落ち葉を集め、ライターで火を付けてると、
燃え尽きるまでずっと見ていたことをよく覚えていた友達は、なぜそ
うしていたかは知らなかった。

 風見は必死で栄太に不利にならないから、話すよう促したが、栄太
は話さない。

 季織が来て、小さい時の虐待なら、傷害罪の時効・5年が過ぎてい
て難しい.....だが、とことんやりなさい、と風見を元気づける。

 今度は丹波が栄太に、義父といとこ自身のことを話す。
 義父の体も傷だらけだった。虐待を受けていたのだ。だが、友達に
は喧嘩の勲章と言っていた。義父の父は酒を飲んで暴れると義父に暴
力をふるった。
 いとこは、伯父が栄太をひいきにしてたから、栄太をいじめた。彼
は父親である伯父に殴られたことはなかったが、サッカーコーチから
暴行を受けていた。しかも親にばれないようにお腹を蹴っていた。だ
から、憂さ晴らしに小さくなっていた栄太に暴力をふるった。

 栄太は遂に、義父といとこの政文に暴力を受けたことを話す。
 義父かわからないと言ったのは、暴力を受けた時、それは義父では
ない、誰か宇宙人だと思わないと耐えられなかった。伯父の家に預け
られた時はホッとした。最後に去っていった母親の背中を覚えている。
 一度、母親の住んでいるアパートへ行ったことがある。だが、大雨
が降っていたのに、母親は、「ここへ来ちゃいけないって言ったでし
ょ」とピシャッとドアを閉めた。見捨てられたのだと、その時は思っ
た。でも、今は母親は、自分ではなく義父を取った。自分のためだっ
たとわかる。
 栄太は、母親の悪口を言われることだけは許せなかった。父親は覚
えてないから、たった1人の肉親。母親に会ったら謝らなくちゃ、と。
 「お母さんと会ったらどうしてほしい?」と風見。「だっこして欲
しい」と栄太。
 義父の家で我慢できたのは、学校の先生から、「根性あるな」と褒
められたことだった。その頃は、もう何も感じていなかった。同時に
笑うことも忘れてしまった。
 その頃から、人が近づくと、暴力を受けるのでは?と体がビクッと
するようになった。そして、ある日一晩で上が真っ白になった。

 落ち葉を燃やしていたのは、落ち葉というゴミを燃やすと安心する。
自分もゴミのようなものだから。そして、火の粉があがると安心した。

 建設会社の社員寮で栄太は喧嘩ばかりしていた。にらまれたり、お
金を取られたりしたら、体が熱くなり、傷がうずき、暴力をふるった。
暴力は最高の武器。
 「悪いことをしたら殴られるの当たり前でしょ。ボクが悪かったか
ら、殴られたんでしょ」と栄太。
 「君は悪くない。君は暴力をふるわれた人の痛みもわかるだろ」と
風見。「わかりません」と栄太。
 「人って、大切なものだろう」と風見。「そうなんですか?」と栄
太。「お前はわからなかったから、やったと?」と丹波。「悪いこと
したと思ってます」と栄太。「どうしてやったんだ?」と丹波。
 「あの時、公園で寝てたんです。その人はそばのトイレに入って、
出てきた時、『金くれる?』と言ったら、『ふざけるな』と背中をむ
けて、それが別れたお母さんを思い出させて。それからは、覚えてま
せん」と栄太。
 「その金でゲームセンター行っただろ」と丹波。「お金なんてあっ
てもしょうがないし、一度やってみたかったんです。お小遣いもらっ
たこと無いし、給料安かったし。お母さんに会いたかったな」と言う
と、栄太はサメザメと泣く。

 神代一課長が、「時間だ」と来て、栄太を連れて行く。

 みんな少年課で暗い顔をしている。
 郁恵が丹波と風見に、栄太の送検を母親に伝えるように言う。「気
持ちは心の中にしまえるね」と付け足す。
 綴には、被害者家族のケアを、季織は、虐待防止を見直すという。
「わたしたちにできることをしましょう。お疲れ様でした」と郁恵。

 丹波と風見は、栄太の実母に栄太の送検を伝える。
 今の生活が大切だからと母親は家の中に入ろうとする。
 風見は実母を引きずり出し、「栄太は誰からも大切にされていない
と感じていた17年間だったんだ。被害者を殺したのは栄太君だが、
お前も殺したんだ!! 」と怒鳴る。丹波が風見を引き留める。


 被害現場で手を合わせ、丹波は栄太はもう遅いかな、と言う。
 「いえ、そんなことはありません。誰かが思っていれば」と風見。
「『誰か』でいいんだよな」と丹波。「呼んでくれてありがとうござ
います」と風見。
 「それじゃな、エラ」と丹波。「また、ツル」と風見。「またはな
いと思う」と丹波。
 二人はそれぞれの家路をたどる。


寸  評 スペシャルでも3回目で、すっかり安定した「チーム」となりまし
た。
 今回のテーマは、虐待されて、人を大切にすることをわからなくな
った少年が人を殺してしまう。別に、そのことが、罪を阻却する訳で
はないのだが、送検ギリギリ(というか送検期限を過ぎていますが)
まで、必死に調べる。

 ただ、ちょっと引っかかるのは、虐待を受けた少年が犯罪をおかし
ても仕方がない、という印象が強くできあがってしまっていることで
す。虐待を受けたことについての心のケアは必要ですが、罪は罪とし
て罰される必要はあります。この点に対は、丹波の言葉、そして、規
定通り送検する神代一課長の姿勢によって書き表されていますが、印
象としては、弱いですね。

 これからも、頑張ってスペシャルでも、続編のシリーズでもいいで
すから、続けていって欲しいと思います。

 ところで、オープニングは1999年に作成されたものがそのまま
使用されているのですが、風見と綴のイメージは非常に変わりました
ね。それに対して丹波はほとんど変わっていない.....20代は、顔
かたちも年々変わっていくが、40代、あるいは、40近くなるとだ
んだん変わらなくなるのでしょうか?

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 いままで、レギュラーで放送されたドラマがスペシャル版で放送されたら、
それも配信しよう、と思っていたのですが、なかなか実現できずにいました。
 今回は夏ドラマと秋ドラマの間が1ヶ月近く空きましたので、実現できまし
た。
 ドラマとドラマの間に余裕があると、ちょっと楽で嬉しいです。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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