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タイトル:Daily Drama Express 2003/09/04 愛するために愛されたい (最終回)  2003/10/05


===================================================== 発行部数   10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/09/04 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 愛するために愛されたい
局  名 TBS系
放映日時 木曜21時
キャスト 秋山元治(坂口憲二)
 山崎理沙(菊川怜)
 宮田哲史(柳葉敏郎)
 星野真二(武田修宏)
 樋口恭子(山田優)
 神崎裕未(曲山えり)
 北川亮介(遠藤直哉)
 水端万里子(斉木のか)
 蓮見考一郎(草刈 正雄)
 仁科玲子(黒木瞳)
脚  本 梅田 みか
 武井 彩

あらすじ  「さよならは、キスの後で…」

     JASDA(日本宇宙産業開発機構)では、ジョージ松岡(西岡徳馬)
    指揮のもと厳しい訓練が行われている。秋山(坂口憲二)、理沙
(菊川怜)、星野(武田修宏)らの訓練はすべて終了。完璧なクルー
    達に、松岡はすべての準備が完了した事と、シャトル打ち上げの成
    功を強く確信した。

     打ち上げまであと数日と迫った時、大きな変更がおきる。
    民間からの同乗者となるGMのCEO・ブラウン氏が急病の為、今
    回のシャトル搭乗を断念することになったのだ。搭乗人員に空席が
    ひとつできたことにより、当初の計画どおり、シャトル搭乗員はク
    ルー3名となった。
     松岡は、機長・秋山、パイロット・理沙(菊川怜)、ミッション
    スペシャリスト・星野(武田修宏)を搭乗者として決定する。3名
    は最終メディカルチェックを受けることになった。だが、とうとう、
    理沙の足が負傷している事が明るみにでしまう。

     松岡は理沙に、この足では理沙をシャトルに搭乗させることはで
    きないと言った。私はどうしても飛びたかった、と泣きじゃくる理
    沙。
    松岡は「今飛び立つことも大切だ。しかし、明日の時代を担うこと
    も重要な使命だ」と諭し、今回の搭乗を断念させる。

     星野は「俺が代わりたい」と、理沙をなぐさめる。理沙は「やさ
    しい星野は宇宙に飛ぶのにふさわしい。私はいつも自分のことしか
    考えてなかった。」と素直に反省する。
    「理沙の涙も、くやしさも、全部乗せて飛ぶから。待ってろ。」力
    強い星野の言葉を聞きながら、理沙はほほえむ。
    ふたりは青空を見上げる。


     玲子(黒木瞳)は、「もうすぐ命が燃え尽きるかもしれないけれ
    ど、周りの景色が輝いてみえる。私はとても幸せ」とほほえむ。
     秋山は、なぜ自分が玲子を愛するようになったのか、その意味を
    確かめるためにも宇宙へ飛び、神に会ってくると玲子に言う。
    ――必ず帰ってくる。
    ――待ってるわ。
    ふたりは確かな未来を信じ、再会を誓う。


     日本投資銀行では、重役たちによる玲子の進退に対する査問委員
    会が開かれた。「クリーンなイメージのシャトル計画に傷がつい
た」、と玲子と秋山のスキャンダル記事について、重役達から厳しい
意見が飛ぶ。 玲子が、責任を取って辞任を口にしようとした時、そ
    こへ秋山が訪れ同席する。

     今回の件について、見解を求められた秋山は、玲子を愛している
    ことをはっきりと告げる。さらに、パレスチナの誤爆の件について
    も、自分ひとりの痛みとして捉えるのではなく、人類すべての痛み
    として捉えたい、と隠すことなく意見を述べる。
     秋山と玲子の真摯な態度に重役達は言葉をなくし、このままの形
    での計画の実行を認める。


     シャトル打ち上げ前日、秋山と玲子は最後の面会を果たす。
    玲子の体を気遣う秋山に、昨日と同じだから明日もあさってもだい
    じょうぶ、と玲子はほほえむ。そして、これが別れではないといい
    ながら「さようなら」と言葉を交わしあい、ふたりは固く抱き合う。



     打ち上げ当日。いよいよシャトルが宇宙へ飛び立つ。点火!
    皆がかたずを飲んで見守る中…シャトルは無事発射する。玲子は、
    空に吸い込まれてゆくシャトルを見送りながら、心からうれしそう
    に微笑んだ。体がまばゆい光に包まれゆっくりと消えていく…!

     順調に飛行するシャトルは慣性飛行に入った。まもなく月周回軌
    道に向かおうとしたその時、機体が閃光に包まれたかと思うと、突
    然、計器類が停止してしまう。地上との交信が途絶え、シャトルは
    コントロール不能に陥る。
     緊急事態に地上スタッフはうろたえる。秋山は脱出用カプセルに
    星野を移動させる。星野が「待ってるぞ」と声をかける。「先に行
    って待っててくれ」と秋山は答える。

     秋山は、目の前に広がる閃光に目を奪われる。広がる光に向かい
    思わず、神の存在を問いかけた。答えるように光が瞬く。
     星野が早くカプセルに移れと秋山を呼ぶ。何かを決意した秋山は、
    「あなたには待っている人がいる」とつぶやき、脱出用カプセルを
    地上へ向けて発射する。
     ひとりシャトルに残った秋山の目の前、広い宇宙の中に、にっこ
    りと微笑む玲子が浮かぶ。

    『シャトル・ZERO1は無事宇宙へと飛び立ち月周回軌道までは順調に
    進んでいた。がしかし、その後シャトルは秋山機長を搭乗させたま
    ま月を遥かに越え、さらに果てなき銀河を飛び続けた』

     飛行を続けるシャトルの中、「玲子…」とつぶやくと、秋山は満
    ち足りたほほえみを浮かべる。シャトルは飛びつづける…。


     ある日、ある時の雑踏の中。仲睦まじく手をつないで歩くカップ
    ルがいる。ふと振り向いたふたりは、秋山と玲子にそっくりだった。


    ――離ればなれになったふたりは、いつかまた、神の手によって必
    ずめぐり合う――



寸  評 このドラマは残念ながら1回短い10回で最終回となってしまいまし
た。
その分、ストーリーも詰め込み状態になってしまったのだとは思いま
すが…それを差し引いても何もかもが「中途半端」でした。
フランス映画のような雰囲気を出したかったの?大人の恋愛ってちょ
っと違うんじゃ?結局、女は仕事より愛に生きろってこと?
最後も意味がわかりませんでしたし…。消化不良な感じが残るドラマ
でした。もうちょっとテーマを絞ったほうが、話がわかりやすくなっ
ただろうし、おもしろくなったような気がします。
毎回挿入される玲子のダンスシーンや秋山のチェロシーンも、申し訳
ないけどギャグに見えてしまいました。

執 筆 者 ごんた(gonta_tvdr@hotmail.com)

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2. 編集後記
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終了です!秋ドラマ前に終わってよかった…。
ドラマ放送に間に合わず、9月末に連続投稿になってしまい、すいませんでし
た…。
寸評でちょっと辛口なコメントを書いてしまいましたが、嫌いってほどでもな
く。「なんかもーちょいなんだよなぁ」という感じでした。
つたない文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。秋ドラマもが
んばりますので、よろしくお願いします。(ごんた)

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