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タイトル:Daily Drama Express 2003/09/04 高原にいらっしゃい (最終回)  2003/09/10


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/09/04 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 高原へいらっしゃい
局  名 TBS系
放映日時 木曜22時
キャスト 面川清次(佐藤浩市)
 若月誠 (西村雅彦)
 本間さおり(井川遙)
 石塚章一(堀内健)
 山村久美(市川実和子)
 中原友也(平山広行)
 貫井明夫(入江雅人)
 五十嵐俊彦(高知東生)
 関麻美 (純名りさ)
 関峰子 (大山のぶ代)
 矢野謙作(竹脇無我)
 面川祐子(余貴美子)
 小池雄一郎(菅原文太)

脚  本 前川洋一

あらすじ  面川祐子(余貴美子)が父・矢野謙作(竹脇無我)のところへ行
くと、高木秘書が、たった今、売却契約が成立したと伝える。
 祐子はまだ中にいた沖(宅麻伸)に、買収した後、面川清次(佐藤
浩市)とスタッフはどうなるのかと文句を言う。

 若月誠(西村雅彦)が面川に、ユナイテッドホテルで、買収したホ
テルのスタッフを残した例はないと言う。

 祐子は面川は夫なのだが、どうなるのか聞くと、沖は、面川と小池
雄一郎(菅原文太)には残って貰うと言う。小池は総料理長、面川は
総支配人で。意外だったのは面川で、一度失敗しているのでどうかと
思ったが、彼は立派だったと、沖。

 祐子が帰宅すると息子の大(だい)が、「お父さんのホテル、行っ
ちゃダメなの?」と聞く。

 祐子は面川に電話し、状況を伝えた後、「父は言ってたわよ、ホテ
ルマンはあなたの天職だって。どうするのか決めるのはあなた自身よ」
と言う。

 面川は深夜のホテルを見回り、バーでウィスキーを乱暴に注ぐと、
一瞬迷った後、一気に煽り、崩れる。


 朝になり、スタッフは出立するお客様を見送る。
 その後面川は若月と小池を事務所に呼ぶ。

 沖がホテルへ来て、「今日は客で来た訳じゃない」と言う。
 「事務所へ」と言う若月に、小池と面川と3人で落ち着いて話した
いから部屋を貸して欲しいという。

 沖は昨日買収し、来月からこのホテルも傘下に入る。そして、全世
界で同室のサービスを提供できるように、必ずマニュアルを理解した
スタッフしか配置しないのだが、面川と小池は特別。報酬も50%ア
ップ。家具も一流品にして、内装も変えれば、世界のVIPに泊まっ
てもらえる高級リゾートホテルになると言う。
 面川は、スタッフ全員残して欲しいと頼む。
 沖は彼らは、彼らなりに一生懸命やっているが、マニュアルを身に
つけるには一年かかる。それは待てない。
 彼らを残して欲しいと頭を下げる面川。
 面川に同感だという小池に対して、「残念だがあなた方の条件をの
むことはできない」と沖。
 小池は、まだ仕事が残っていると出ていき、面川はスタッフを残せ
ないのなら、自分も辞める、と言う。
 ホテルマンとして最高のポジションを用意したのになぜ?と聞く沖
に、面川は、自分の夢はあのスタッフとホテルをやることだと答える。

 支配人室に戻ると、若月はスタッフをどうするのかと聞く。全員解
雇だと面川。
 それを山村久美(市川実和子)が立ち聞きしてしまう。
 小池まで呼ばれたのはなぜかと聞く若月に、面川は自分と小池はと
どまるように言われた。だが、二人とも断ったと答える。
 若月は憤慨する。ユナイテッドホテルが残してくれると言うことは、
面川を認めたと言うこと。ホテルをここまで再建したのは面川の力だ
し、面川からホテルを取ったら、どうするのだ、と。
 だが、面川はこれでいいんだと言う。

 面川が支配人室を出ると、スタッフたちが並んでいる。買収された
ことを今まで黙っていたなんて、水くさい、と。
 若月がスタッフに、面川がスタッフを残したいと頼んだが無理だっ
たため、残れるはずの面川も小池も、辞めることにしたのだと言う。

 今月一杯はまだ自分たちのホテルだと言う小池に、みんな力づけら
れて、また、頑張る。

 石塚章一(堀内健)、本間さおり(井川遙)、久美、中原友也(平
山広行)は川原で話している。
 石塚はもう一度ホテルで働ける機会なんてないだろう、元アメリカ
でホテルマンをしていた中原と違って、と言う。
 中原は、本当はホテルマンの経験なんてない。アメリカでは、ポー
トスクェアホテルの向かいのハンバーガーショップで働いていた。そ
こで憧れたホテルマンは面川のように笑顔にウソが亡くて、本当にお
客様のことを考えているのがわかったと言う。石塚は、中原のような
短気なホテルマンがいるはずがないと思っていたと笑う。

 今日のお客様は、あの初日にお泊まり頂いた老夫婦。

 矢野が初めてホテルに来る。
 そして、どうして面川がユナイテッドホテルの誘いを断ったのか聞
く。
 条件をのんでくれなかったから、と面川。
 矢野は再度面川の辞意を確認するが、面川はやはり残らない、と。
 小池が顔を出し、20年ぶりに料理を食べていきませんか?と聞く。

 矢野は小池の料理を食べる。
 一緒にダイニングで食事を食べていた老夫婦は、お正月にも来たい
と言って、食事を終わる。

 矢野は小池に、オリエントホテル最後の料理と同じ料理を食べると
は思わなかった、と言う。
 「20年前の味を思い出すのに苦労しました。でも、料理を作るの
は、コックだけど、仕入れから何からあってこその料理だ。あなたは
ビジネスマンとしては優れている。でも.....」と小池。
 「人としては最低だ、か。面川君、君はよくこのホテルを再建した。
君は勝ったんだよ」と矢野。
 「わたしはそうは思いません」と面川。

 帰り際矢野は、若月にもしかるべきポストを用意してあると言う。
 スタッフ一同頭を下げて、矢野達を見送る。

 その後みんなでお茶にする。

 支配人室で若月は面川に、自分は経理畑に20年。人は嘘を付くけ
ど数字は嘘を付かない。最初はスタッフを扱うのに苦労した、と言う。
でも、ある時からホテルマンになろうとしているのに気付いた、と言
う。
 「ホテルマンじゃなかったのかい?」と面川。
 若月は面川にコーヒーを持ってくると言う。小池の焼いたクッキー
を無性に食べたくなったから、と。


 矢野は、娘・祐子に面川が総支配人を断ったことを伝える。だが、
面川には本社でしかるべきポストを用意するので、心配することはな
い。面川は自分の右腕になれる人材だと言い、大にも、もうすぐお父
さんが東京に帰ってくる、と言う。


 いよいよ、ホテル最後の日。
 面川は居並ぶスタッフに、「何も言うことはありません。今日も頑
張りましょう」と挨拶。

 表にタクシーが止まり、降りてきたのは、祐子と大。
 「すてきなホテルね。最後でしょ、今日で。大がここで働くあなた
の姿を見たいと言うから」と祐子。
 「よく来たね」と面川は息子・大に声を掛ける。
 「しっかりしたお子さんですね、何年生ですか?」と若月。「6年
生です」と面川。

 大はフロントに立ってみる。
 出てきた若月を見て、決まり悪そうにするが、「ホテル、好きなの
か?」と若月。「ウン」と大。
 さこに久美が来て、夜は星を見に行くといいよ、と教え、食堂を見
せに連れて行く。

 夕食。大はじっと働いている面川を見ている。
 そして、小池の最後のメインディッシュ。大のだが、そのお皿にソ
ースで、『高原へいらっしゃい』と書く。

 来月の予約を入れたいというお客様に面川は、ここは来月から八ヶ
岳ユナイトホテルになるので、予約はユナイトホテルグループに入れ
て欲しいと言う。
 「あの、東京にもあるホテル?建物も変わっちゃうの?」と別のお
客様。「いえ、建物は」と面川。

 大は面川に、星を見に連れて行って欲しいという。面川は大を庭に
連れて行く。
 「小さなホテルで驚いただろう」と面川。「ううん、前のホテルよ
りお父さん、かっこよかった」と大。

 中原が石塚に、明日でみんなバラバラになっちゃうから、久美に声
を掛けなくていいのか?久美は今、ボイラー室で最後の点検をしてい
るよ、と教える。

 石塚はボイラー室に向かって、「東京戻っても会って欲しい」と言
う。
 でも、中にいたのは小池。
 だが、石塚は気付かずに、中には久美がいるものと信じて続ける。
「その辺、久美ちゃん、どう思ってるの?ぶっちゃけ、久美ちゃんの
こと、好きだよ!」と。

 ボイラー室から小池が顔を出し、「久美ちゃんなら、若月さんのお
使いで、コンビニへ行ったよ。伝えておこうか」と言う。
 石塚は、「いいえ!4名様、ご予約入りました」と訳のわからない
断り方をして、逃げていく。

 大は、星を見ながら寝てしまった。
 「大に言われたよ。前のホテルより好きだって。ダメだな、また同
じ失敗をしてしまった」と面川。
 「失敗?」と祐子は聞く。
 「スタッフのみんなを路頭に迷わせることになってしまった」と面
川。
 「わたしね、あなたにここに残って欲しかった。でもここに来て、
あなたの気持ち、わかった。あの8人のスタッフ、すばらしかった。
あの人達を残したいという気持ち、それを失敗だなんて、あの人達に
悪いわ。あなた、変わった。戻ってきてよ、わたし大の所へ」と祐子。
 面川は大の寝ているベッドの橋に腰を下ろし、祐子の手を握る。
「あなた、すてきよ」と祐子。

 スタッフ一同でお客様をお見送り。厨房では、調理台をピカピカに
磨いている。
 祐子と大もタクシーで帰っていく。
 見送った面川に、「戻られるんですね、奥様の所」と若月。「八ヶ
岳高原ホテル。ボクはこのホテルをホテルマンとしての最後のホテル
にしようと思っている」と面川。

 湖畔で八ヶ岳を眺める面川の隣に小池が来て、「八ヶ岳はいつもど
っしりしている。こいつに比べれば、人間の抱えていることなんて、
些末だ。短い間だったけど、楽しかったよ。別れもまた、楽し、だ」
と言う。

 さおりと久美も部屋で帰り支度。事務所の荷造りも出来、面川は最
後に、あの開業の日、みんなで写った集合写真を片づける。

 何か言おうとする中原に、「今度、君の焼いたハンバーガー食べた
いよ。石塚君から聞いたよ。ボクが欲しかったのは、君の経験じゃな
い。君という人だ」と面川。
 謝る面川に、みんな涙を流しながら礼を言う。
 一同外に出て、『八ヶ岳高原ホテル』の看板を外す。五十嵐俊彦
(高知東生)が記念にと、その看板を貰う。

 貫井明夫(入江雅人)がやってきて、「オレ、ここから何人も逃げ
出した人見てきたけど、あんた、認めてるから。あんた、これで終わ
る人じゃないよ」と言う。

 地元の関峰子(大山のぶ代)と五十嵐以外、駅へ向かおうとする。
「久美ちゃん、タバコ辞めるんだよ」と峰子。

 そこに黒塗りのハイヤー。顔を出した沖に、「一つだけお願いがあ
ります。いいホテルにしてください」と面川。

 そして、小池以外、新宿駅前に降り立つ。小池は、足の向くまま、
どこかへと旅立っていった。
 若月が去る。
 中原が去る。
 久美が去り......石塚が去る。
 さおりが去り、みんなを見送った面川も歩き出す。


 一年後。
 面川はホテルマンの養成学校で講師をしている。
 帰り際、1人の生徒が面川に声を掛ける。八ヶ岳高原ホテルで働い
ていましたよね、と。あのバスケの部活で泊まった青年。あの時、ホ
テルマンになろうと決心したと言い、ホテルマンとして一番大切なも
のは何かと聞く。「人だよ」と面川は答える。

 車を運転する祐子に面川はその青年の話をし、そういう青年が1人
でも出てくれればうれしい、と言う。「生まれるわよ、あなたが教え
ているんだもん」と祐子。

 祐子が矢野の所へ行く。矢野は面川が、ニューグランドホテルから
誘いが来ているのに、まだあのホテル学校にいるのかと聞く。「当分
ホテルで働く気になれないらしいわ。でも、生活には何の不満もない」
と祐子。
 「八ヶ岳高原ニューグランドホテルは八ヶ岳で、苦戦を強いられて
いて、1年前の半分にも満たない」と矢野。
 「面川のやり方が正しかったのね」と祐子。

 面川家に八ヶ岳から小包が届く。峰子が野菜を送ってくれたのだ。
 大がまたあのホテルに行きたい、星も見たいという。

 3人は、野辺山高原駅に降り立つ。
 ホテルにたどり着くが、看板がない。

 中から若月が出てきて、「このホテルは営業していません」と言う。
 「どうして君が!?」と面川。
 「ユナイテッド社から我が社が買い戻しました。支配人はもちろん
あなたです。スタッフも揃えました。もう一度働いてくれませんか?」
と若月。

 そこに、中原、石塚、久美、さおりたちが荷物を持ってやってくる。
峰子も、看板を抱えた五十嵐も。
 「あなたのスタッフです。あなたと働きたい一心で、今の仕事も辞
めて、集まってくれました」と若月。
 「面川さん、久しぶりです」と中原。
 「面川さん!」とさおり。
 「夢みたいです」と峰子。
 「持ってきましたよ、お返しします」と五十嵐が看板を渡す。
 「みんな、チキンライス、できているよ」と小池が厨房から出てく
る。
 「誰も欠けていません。でも、山村はもういません」と若月。
 なんと久美と石塚が結婚していたのだ。
 「八ヶ岳がみんなを呼んだんだ」と小池。
 「わたしは副支配人に逆戻りだ。あんた1人に任せておけない」と
若月。

 そこに矢野から電話。面川が出ると、「10月までに開業しろ。冬
場には売り上げをなんとしてでも上げろ。何であのホテルを買い戻し
たか、わかるか?」と言う。「いえ」と面川。「ビジネスマンとして、
初めて汚名を残してしまった。あのホテルには君が必要なようだ。ノ
ルマは若月君に伝えてある」と矢野。
 電話を終えた面川が10月開業を伝えると、みんな張り切る。
 そして、八ヶ岳高原ホテルの看板を掲げると、みんな拍手する。

 開業。そして、大勢のお客様をお迎えする。予約も順調。
 厨房では五十嵐が、今度はコック服を着ている。
 支配人室の面川の机の上には、家族写真。

 祐子の家の今には、ホテルの写真。
 大も中学生だった。


寸  評  もともと、この「高原にいらっしゃい」とその前の「愛するため
に愛されたい」は、全11回のはずでした。それが、10回で完結に
なってしまいました。
 視聴率、悪かったのでしょうね。「愛するために愛されたい」の最
後は、唐突な感じでしたね。疑問だらけです。途中、あんなにダラダ
ラとエマージェンシー訓練していたのに、最後、いきなりの制御不能。
そして、機長は、国および協賛企業の大切な財産であるべきシャトル
を勝手に宇宙の藻くずにして。あんな無責任な「自殺」はない......
 11回目があれば、もっと納得のいく、ストーリーだったのでしょ
うか?
 「高原にいらっしゃい」は、このドラマ自体の責任で10回になっ
たのでしょうか?それとも、「愛するために愛されたい」を10回に
したから、これも10回にして、木曜日に2時間枠をあけた?
 「高原にいらっしゃい」も、最後、原作のストーリーがあるから、
時間を延長して、押し込んだ!と言う感じに終わりましたね。もしあ
と1回あったら、ドラマにありがちの、あのホテルが人手に渡ってか
らの1年間、面川以外のスタッフが何をしていて、そして、その間の
八ヶ岳高原ホテルまの様子を映すはずだったのでしょうか?
 最後、シンプルはシンプルでいいのですが、普通、予約してから、
ホテルへ行くでしょう。若月は1人あのホテルの支配人室にいて、面
川の予約を、さも営業中のように受けたと言うことですか!? 最後が
不自然すぎて、ドラマの中に入って行けませんでした。

 このドラマ、リバイバルするなら、もっと時代の変化についてきて
欲しかったですね。
 結局最終回まで、このドラマに対する文句で終わってしまいました。
ごめんなさい。
 いままでお読み頂き、ありがとうございました。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 寸評にも書きましたが、夏ドラマ、結構意欲的と思っていたのですが、視聴
率は一部を除いて低迷していたようですね。
 もっとも、一番視聴率の低下が激しいのが大河でしょうが。

 ドラマ、最近は平易なのが人気があるような気がします。
 マニアが喜ぶような仕掛けとか、ストーリーの展開とかは、あまり一般受け
はしないような.....
 最近友達の話を聞いてて思うのですが、「ドラマを見るぞ!」とテレビの前
で集中することが減り、何かをしながら、たまたまテレビではドラマをやって
いて、それをながらに見る、ということが多くなったのではないでしょうか?
 だから、複雑なストーリーではついていけないのかも知れません。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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