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タイトル:Daily Drama Express 2003/09/03 ひと夏のパパへ(最終回)  2003/09/08


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/09/03 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル ひと夏のパパへ
局  名 TBS系
放映日時 水曜22時
キャスト 望月まりも(上戸彩)
 井上麻美(桜井幸子)
 桐島薪平(北村一輝)
 岡本章介(柳沢慎吾)
 細野一作(松重豊)
 安西わか菜(北川弘美)
 ラン  (つぐみ)
 柴田ジュン(松田悟志)
 外古葉修二(小日向文世)
 寺沢タマミ(江波杏子)
 佐戸井秀樹(渡辺いっけい)
 小成大五狼(小林稔侍)
脚  本 樫田正剛

あらすじ  燐太郎(市原隼人)が饒舌にまりも(上戸彩)の前で薪平(北村
一輝)のことばかり話す。「私と会う理由があの人の話しがしたいか
ら・・最悪」タマミ(江波杏子)に愚痴るまりもだったがタマミはま
りもの薪平の呼び方で「言ってあげなよパパって、薪平喜ぶよ」

 鞄に荷物を詰め、薪平は麻美(桜井幸子)と温泉に行く準備をし
「あばよ!」と言い残し部屋を出ていく。「私と行くって言ったじゃ
ん。あんたなんか嘘吐き!」まりもは薪平に悪態をつく。

 麻美がまりもを揺り起こし、「まりもちゃん…薪平が・・死んじゃ
った・・」

 霊安室の薪平の廻りに、まりも、麻美、タマミ、細野(松重豊)、
外古葉(小日向文世)らが取り囲む。細野が「薪平のバイクぐちゃぐ
ちゃで、あれじゃー一発だよ。薪平やっぱりまりもちゃんを温泉に連
れてくって言って、それでひっくりかえったらしいんだ。」タマミは
「悲しい?どうしてパパって呼んであげなかったの?薪平必死でやっ
てたのに、それじゃあ薪平死んだって死にきれないよ」と言われてし
まう。

…・という夢を見た。まりもは涙を拭って起き、ソファで寝ている薪
平を眺め「私、この人のために泣いたの?うっそー」


 不吉な夢を見たまりもは神社で手を併せ“交通安全”のお守りを買
う。タマミもなぜかやって来て手を併せまりもの夢の話しを聞く。タ
マミは夢と同じように「薪平をパパって呼んであげた?」と聞く。
…これ、夢で見た。


 『まねき猫』へバイトへやって来たまりもは、入り口で外古葉に会
う。一緒に店に入ると、後から薪平もやって来る。丁度店長(柳沢慎
吾)は電話中で、電話を切った店長は「ポン太(平沼紀久)、ちょう
子(豊川栄順)、菊五郎(山中 聡)、コージ(金原泰成)おめでと
う。外古葉、ジュン(松田悟志)、ミッチー(津乃村真子)次をめざ
そう」と先日行われたミュージカルの結果を報告する。喜ぶダンサー
らと対象に、選考にもれたダンサーらは、何も言わずに店を出て行く。
薪平は「おめでとうぐらい言ってやれよ」と言うが、ジュンとミッチ
ーは「牛丼食べて来る」と言い残して二人で出掛けていく。外古葉は
自分も落ちたので「くやしいに決まってるじゃん、俺達三人落ちたん
だよ」まりもは薪平の言葉に「冷たいよ、人の痛みをわかる人だと思
ったのに」と店を後にする。

 走って行くまりもをみつけた麻美は声をかける。麻美に先ほどの薪
平との会話を話す。麻美は薪平は意地悪言う人じゃない。友達の成功
は誰よりも喜んであげようと言っているだけ、とかばう。ただ、言葉
が足りないだけ・・とつけ加える。

 『まねき猫』に戻って来たまりもは薪平に自分が言い過ぎたことを
謝る。

 店長は4人の新しいダンサーを紹介する。ミュージカルに受かった
4人の変わりに来週から働いてもらう連中だと紹介する。しかし、ダ
ンサーらは店を辞めたくないと言う。店長はダンサーらに、「おまえ
達の夢はここで働くことじゃないだろ?こんなところへ戻る人間じゃ
ない。卒業生として恥ずかしくない生き方しろよ」とエールを送る。
ジュンや外古葉らも「俺達も必ず後を追うよ」と激励する。お互いの
健闘を祈って抱き合う。その様子を、薪平、まりも、麻美、細野が温
かく見守っている。

 「夢叶えっていいなぁ〜夢かぁ」まりもがそうつぶやくと、「人生
長いんだし、ゆっくりでいいよ」と薪平が応える。


 9月新学期が始まる、制服を着て学校に急ぐまりもは麻美の病院の
前を通り、麻美に挨拶をして行く。麻美は「今日から学校っていうこ
とは・・」と喜び薪平の元へ急ぐ。

 卵焼きと肉じゃがを作った麻美は薪平の横に座る。美味しそうに食
べる薪平は手をとめ麻美といちゃつき始める。と、そこには見知らぬ
女が…

 「まりもちゃんとはどういう関係ですか?女と戯れている部屋で年
頃の娘と同居するのは問題だと思いますけど。この問題は教育委員会
に報告させてもらいます」まりもの学校の先生が、まりもの家庭訪問
でやって来たのだった。苗字が違うことを指摘された薪平は、「区役
所行って来る」と家を出て行く。

 「区役所では必要な書類を提出して下さい」と言われてしまい、ま
りもを娘として籍を入れることを拒まれてしまう。薪平はその足で小
成法律事務所へやって来る。

 事務所では先客がいて、その大声が店長の声でそれに小成(小林稔
侍)が応え「この状況では店を閉めるしかない」と言われているのを
耳にする。

 外に出て薪平が店長に話しを聞くと、『まねき猫』のオーナーがギ
ャンブルにはまり、店を担保に金を借りて借金が…ダンサーらのこれ
からを思いくやしい店長の気持ちを痛いほど薪平は感じていた。

 小成法律事務所に戻り、小成から『まねき猫』の借金の額が一千万
と聞く。外古葉らのことを思い、何とかならないか詰寄る薪平に、
「おまえはまりもちゃんのために生きればいい」と言われる。薪平は
友達が困っているのを見て見ぬふりはできないと飛び出して行く。

 家に戻った薪平はいろいろ探す。まりもの母親の生命保険の証券が
出て来る。額面は一千万…

 まりもが帰って来ると、燐太郎が入って来た。今日から新学期でま
りもの将来を心配した燐太郎は気になって来たのだった。まりもは目
的もなく大学へ行くことに意味があるのかなぁ、私のやりたいことっ
てないかなぁと今の気持ちを素直に話す。燐太郎は「まりもってカッ
コいいなぁ抱き締めたくなって来た」とまりもを抱き締めようとする。
と、そこへ細野が「薪平ちゃ〜ん」と飛び込んで来る。『まねき猫』
で踊っていたことが、副業をやってると誤解されてる。と薪平に助け
を求めて来たのだった。

 一千万の工面のために薪平はらん(つぐみ)の元へやって来る。で
っかい仕事紹介してよ。という薪平の願い通りにランは怪しい男を紹
介する。
 仕事内容は企業のマイクロチップを盗んで来てほしいという依頼だ
った。早い話が産業スパイ、前金は五百万、残りは成功報酬として五
百万渡す。と言う。薪平の目の前に前金の五百万を積む。それと拳銃
も。

 薪平は家に帰って来て、懐中電灯を探す。引き出が荒されていたこ
とを感じたまりもが母親の生命保険のことを薪平に問い詰める。使っ
てもいいけど、理由が知りたいというまりもに理由を説明しようとす
ると、外古葉と麻美が入って来る。外古葉を気にして、店が無くなる
かも?という本当の理由が話せない薪平はおちゃらける。まりもは本
心を教えてくれない薪平に怒る。麻美は今日薪平が区役所へ行って籍
入れようとした。話をするが「大事なこと相談なしにしないでよー」
とまたも怒る。薪平は家を出て行く。その後を麻美が心配して追いか
けるが、理由は語らずにバイクに乗って行ってしまう。

 落ち込んでいるまりもの部屋に麻美が入って元気づける。外古葉と
細野が薪平を待っていると小成が入って来る。おもむろに鞄から風呂
敷に包んだ一千万を机の上に出す「あいつに渡しておいてくれ。あな
たの夢への金だそうです」外古葉の方を向いて言い、部屋から出てい
く。
 続いてランが飛び込んで来る。「薪平は?薪平あの仕事断ったから
ね。ヤバイって。お金も返した。薪平は?薪平止めて!薪平どこ行っ
たの?」

 …そのころ、薪平の乗ったバイクが転倒し、薪平は飛ばされる…

 「まりもちゃん…薪平が…」麻美と共に病院へ向かう。

 外古葉と店長が自分のせいと責めるのを、小成が制する。手術室の
前で看護婦にお守りを薪平の体のどこかにつけてくれるように言って、
まりもは「助けて下さい」とお願いする。

 「私のために生きてよ!謝んなきゃいけないことあるんだから、私
のために生きてよ!まだ、パパって言ってない!」小成もまりもを抱
き締め「戻ってこい!」と力強く言う。『まねき猫』の店長やダンサ
ーらも「薪平――――」と呼ぶ。


 「お忙しい中ありがとうございました」『まねき猫』の送る会の受
付嬢が挨拶をする。そこへ喪服を着た佐戸井(渡辺いっけい)が飛び
込んで来る。「どうして薪平が・・」

 『まねき猫』に佐戸井が入ると、松葉杖を傍らに置いた薪平が麻美
楽しそうに喋っている。佐戸井に気がついてタマミが抱きつく。「は
い退院祝い」まりもはいつか薪平が用意した温泉ペアチケットを麻美
先生とどうぞ、と薪平へ渡す。タマミは「他に何か言うことないの?」
と病室の前で言っていた言葉をまりもへ促す。

 店長のMCで卒業する面々の『まねき猫』最後のオンステージ、夢
は叶えるためにある。と踊りが始まる。
 ♪ であいはいつもぉ ♪  ♪ あ〜るいてゆこぉう ♪

 薪平の隣に座ったまりもは「退院おめでとう。パパ」突然のことで
もう一回という薪平に「だーめ」と言い、“パパ”と聞えたタマミは
まりもをちゃかす。

 音楽にのって、細野が舞台に上がって踊りだす。店長もランも燐太
郎も舞台に上がる。
薪平が舞台に上がり、隣に来た麻美にまりもは「私ねー夢みつけちゃ
ったんだ。私、看護婦になります。ママと同じお仕事します」嬉しそ
うに麻美が「そのときはうちで働いてね」とやさしく言う。

 まりもも麻美もタマミも舞台のそでに行き一緒に踊り出す。


 “入学案内 博愛看護士専門学校(全寮制)”のパンフレットをま
りもは手にしする。

 私は自分の夢をみつけました。今日でこの家を出て行きます。「ね
え私がいなくなったら寂しい?」荷物を手にまりもが薪平に聞く。薪
平はいつものようにまりもをちゃかす。「夢、絶対に叶えるから。今
までありがとう」


 私の夏は終わりに近付いている。パパあなたに出会えたからです。


寸  評  ??小成さんの一千万はなんでしたんでしょうね??誰かからの
お金だと思うんですが、誰でしょうね?いきなりあらすじで霊安室と
あったので、おやっ?死んじゃうのか?と思ったけど、まりもが夢で
見た。っていうおちだったみたいですね。今回のドラマの主人公はま
りもっていうよりかは、『まねき猫』のダンス。っていう感じのよう
に思えました。
 踊ってるときの皆さんは楽しそうでしたね。

執 筆 者 田村(doramakakikaki@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 報道では視聴率が悪いので“打ち切り”って言われていましたが、最初から
10話と思っていた私は特に残念ではありませんでした。HPでも10話まで
のスペースがありましたし。現実でも短い夏が終わりに近付き風が秋の風にな
ってきたように思います。夏の始まるに鳴くミンミン蝉と夏の終わりに泣くツ
クツクボーシが同じ時期に鳴いてるのに違和感を感じてはいますけど。冬はど
うなるんでしょうね?また異常気象だったら嫌かな?(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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