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タイトル:Daily Drama Express 2003/09/01 14ヶ月 (9)  2003/09/08


===================================================== 発行部数   10 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/09/01 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜
局  名 日本テレビ系
放映日時 月曜22時
キャスト 五十嵐裕子(高岡早紀)
     井上悟 (中村俊介)
 藤本晴美(戸田恵子)
     堀川美弥(酒井若菜)
     堀川千鶴子(丘みつ子)
     綿貫潤一(羽場裕一)
 ナツキ (伊藤沙莉)
 神田勉 (石黒賢)
脚  本 瀧川晃代

あらすじ  病院で目の検査を受ける悟(中村俊介)を、9歳の裕子、美弥
(酒井若菜)、神田(石黒賢)の三人が待合室で待っている。
 「放っといてほしかった。せっかく幸せに暮らしているのに、何し
に来たのよ!あなたのせいよ!」
 裕子は、悟の視力が低下したのは、突然訪ねてきた美弥や神田のせ
いだとなじる。
 「早く手術しないと、合併症を起こしているから失明の危険がある
の」
 裕子は美弥からそのことを初めて聞き、悟が隠していたと知る。

 医者の話では、手術後1〜2週間入院になるらしい。美弥は「短い」
と言うが悟はたったそれだけでも自分にとっては長いと言う。

 神田の車でアパートに戻る裕子は眠ってしまい、寝言で「おかあさ
ん…」とつぶやく。それを聞いて、神田の瞳がキラリと怪しく光る。

 「裕子って呼んでたわよね」
 アパートに美弥とともに戻った裕子は、美弥にそう聞かれてドキッ
とする。
 「裕子さんのことを待つつもりなら、あの家を出ることはないのに。
分からないことばかりね。――どうして警察に行かないの?ユミちゃ
ん、何か知ってるのね?」
 問い詰める美弥の勢いに、裕子はついに秘密を口にする。
 「私が、裕子なの」
 しかし美弥は、冗談としか受け取らなかった。
 「悟君の一番は裕子さん。どんなに待ってても私は1番にはなれな
い。いつも心の中に裕子さんがいる。心の中にしかいない人が、現実
の彼に何が出来ると言うの?」

 その頃神田は、車内から研究室のナツキに電話をしていた。
 「若返りを促進するという愛情を感じる時に出る脳内物質は、例え
ば、親子間の愛情でも分泌されるのだろうか?」
 「いいえ。恋愛感情を感じる時だけよ」
 「恋愛対象以外に気をとられて、その分泌量が減る可能性はあるの
かな?」
 可能性はあるというナツキの答えにニヤリと笑う神田。

 神田は病室の悟を訪ねる。
 「五十嵐に後悔が残らないように、ご家族と会わせてあげたらどう
でしょう。お母さんと彼女に、幸せな思い出を残してあげて下さい」
 「何を、考えているんです?」
 「さっき五十嵐は、寝言で『おかあさん』と言ったんです。お願い
します」
 ガーゼで目をふさがれた悟には分からないが、神田の目つきが怪し
い。神田の本意はどこにあるのか…。

 翌朝、悟は神田の言った言葉を思い出していた。そこに裕子がやっ
てくる。
 「裕子、昨日寝言言ってたって、『おかあさん』って。前にも言っ
てた。どこかでお母さんのこと、思ってるんじゃないか。3日後の目
の手術の前に会いに行こう。仲たがいしたままじゃ、つらすぎるよ」
 それでも裕子はかぶりをふる。
 「自分のことしか考えられない、勝手な人なのよ。父さんがガンに
なった時もお葬式の時も何もしないで、全部高校生だった私に押し付
けて!そんなの、絶対許せない…。それにこんな姿になってしまった
のに、どうやって会えばいいの?」
 「遠くから見てるだけでもいい。行ってみよう」

 裕子と悟はバスに乗り、母が裕子の妹と住んでいるという街へ急ぐ。
 「悟、どんなことがあっても私を裕子だと言っちゃだめだよ。若返
りのことなんて説明付かないでしょ?」

 家の前に到着した2人は、玄関を訪ねるわけにもいかず、こっそり
庭をのぞきこむ。と、そこに、ホースで水撒きをしている母(大谷直
子)の姿があった。母親は気づかず、2人に向けて水を撒いてしまう。
 「ごめんなさいね!お嬢ちゃん、大丈夫?」
 母親は2人をタオルで拭きながら、ふと裕子の顔に目が留まる。
 「裕子!?――裕子にそっくり!こんなに似てるなんて!」

 ほとんど無理やり家に上げられてしまった裕子と悟。縁側で、裕子
が母親に、体を拭いてもらっているのを、悟はちょっぴり嬉しそうに
見ている。悟が家庭菜園のことを誉めると、母親は食事まで準備して
くれる。
 裕子は久しぶりに食べる母親の食事を「おいしい」と喜んで食べる。
 「あの、ご家族は?」
 「2年前まで次女夫婦と同居してたんだけど、出て行ったのよ。
――子供なんて、大人になると一人で大きくなったような顔してさ。
――長女はね、私のこと怒ってるの。根に持ってるのよ、昔のこと」
 裕子のことだ。
 「でも私だって、どうしてるかなって、思う時あるもん」
 母の言葉に、裕子は胸が詰まる。

 裕子と悟が帰ろうとすると、母親が家の中から何やら持ち出してく
る。
 「裕子が子供のとき、大好きだったものなの」
 古いウサギのぬいぐるみだった。所々縫って直してある。

 「相変わらず。ほんと、自分勝手なんだから」
 裕子はそう言いつつも、ぬいぐるみを大事に抱えている。去ってい
く2人の姿をさびしげに見送る母親のもとに、今度は神田が現れる。

 翌朝、雀荘に裕子の母が突然やってくる。
 「どうして本当のこと、教えてくれなかったの?道理で似てると思
ったわ。あんた、裕子の娘だっていうじゃない、つまり私の
“孫”!!」
 驚く裕子と悟に、母親は「神田がそう教えてくれた」と言う。悟は
“裕子の再婚相手”なのだそうだ。
 「ユミちゃん、おばあちゃんと一緒に帰って、ちゃんと小学校に行
こうね。大体あなたとこの子が一つ屋根の下にいるなんて、おかしい
わよ!」
 嫌がる裕子だったが、悟は何も言い返せない。

 悟は店の外に出て、神田に詰め寄る。
 「どういうことですか?」
 「彼女の気持ちがお母さんに向けば、若返りが止まるかもしれない。
もしあなたと離れて、お母さんと暮らす方を選んだとしても、それは
それで幸せだと思いませんか?」

 裕子はアパートに母親を連れて行く。しきりに悟のことを気にする
裕子に母親が言う。
 「忘れちゃいな。彼はまだ若いし、やり直しが出来るの。彼にとっ
てはそれが一番幸せなの」
 「いつも一方的なのよ!そういうとこ、大嫌い!!他人の生き方も
考え方も全部無視して、自分の考えが正しいと押し付けるから、みん
なに逃げられるのよ!!…ってお母さんがそう言ってた」
 早く行こうと急かす母親を拒絶し続ける裕子は、昨日もらったあの
ぬいぐるみを乱暴にぶつける。とうとう母親はあきらめ、部屋を出て
行く。
 しばらくして裕子は、母が昔、いつもこのぬいぐるみを直してくれ
たことを思い出し、ぬいぐるみを抱いて探しに出て行く。いつしか
「お母さん!」と泣き出していた。

 港の公園で母の姿を見つけ、2人は抱き合う。悟が遅れて走ってく
る。
 「さっきから私のこと、お母さんって言うのよ」
 その夜はアパートに泊まることになった。母親から片時も離れよう
としない裕子を見て、心配になった悟が裕子に陰で聞いてみる。
 「俺のこと、分かる?」
 やはり、裕子は悟が誰なのか分からなくなっていた。

 一方ダモーレでは、オーナーの千鶴子(丘みつ子)が久しぶりに顔
を出し、美弥を叱り付けていた。
 「やっぱり本店のマネージャーは、あなたには無理ね。従業員に特
別な感情を持ってたんでしょう?それが店に悪影響を与えている。彼
を辞めさせても、気持ちに整理をつけてない!」
 「仕事は仕事でやってるつもりです。私がいない時に直接指示した
り、勝手に味を変えたりしないで下さい!」
 「私の言うこと聞けないなら、ここを辞めてもいいのよ」

 深夜、悟は暗くなった店で一人考える。裕子が俺を分からない、ど
うすればいいのか?
 そこに美弥が入ってくる。車を飛ばして来たと言う。
 「お店、辞めちゃおうかな…」
 気弱に涙ぐむ美弥に、悟が優しく声をかける。
 「お母さんの作った大切なお店じゃないですか。手放さないで下さ
い。守りたいものってそう何度も出会えるもんじゃないから…。でも、
いつかは手放さなくちゃならないんですかね、離れたくなくても…」
 悟の薬指に、今なお光る結婚指輪を見つめる美弥。
 「裕子さんのことだ。そんなの手放しちゃってよ」
 「俺はずっと裕子を好きだけど、裕子は忘れるかもしれない…とし
たら、何をしたらいいんだろう」
 悟は泣いていた。

 研究室では、ナツキが写真の人物を一人一人指差して、神田に分か
るかどうか確かめている。28歳の時出会った人物に覚えがない神田。
 「大丈夫だ。君のこと、忘れるはずないじゃないか」
 神田は手に持った写真に話しかけている。それが17歳の裕子の写
真とナツキは知る。
 「五十嵐は彼を忘れ始めているんだよ。彼への愛より、母への愛が
強かったんだ」
 「あなた、まだ二人の間を邪魔するつもり?」
 「若返りが止まるんだ。素晴らしいことじゃないか」

 翌朝、悟の手術の間裕子を晴美(戸田恵子)に預かってもらうこと
にしていたはずだったが、なぜか、晴美ではなく神田がやって来る。
その顔は嬉しそうだ。裕子は晴美のことも忘れた様子で、母親から離
れようとしない。
 「今日、お母さんと、一緒に帰るの!」
 「彼女の若返りが、止まればいいじゃないですか」
 と神田。裕子は母親に手を引かれ、出て行ってしまった。神田に引
き止められた悟は、何度も何度も裕子の名を呼ぶが、やがて肩を落と
して座り込む。
 「裕子が俺の元に戻らなくても、会えなくても、これで、いいん
だ…」
 「そうですよ。彼女にとって一番いいことなんですよ。あなたも本
音は、ほっとしてるんじゃないんですか?子供ですからね。持て余し
たでしょう」
 「俺は違う!!あなたは高校生の頃の裕子しか愛していない!でも
僕は、裕子が子供になったって、年取ったっていい。裕子そのものが
好きなんだ!!」
 しかし、神田は今度は悟を責める。
 「もう彼女に会わないで下さい!!あなたに会うだけで不幸になる。
大体あなたのせいでこうなってしまった」
 何も反論できない悟に、神田のとどめの一撃。
 「彼女に、あなたは必要ないんです!!」
 悟は神田に飛びかかっていくが、目がよく見えないため、神田によ
けられてしまう。悟は目を押さえたまま畳に倒れ、苦しみだす。そこ
にちょうどやってきた晴美とともに、悟は救急車で病院に運ばれる。

 裕子は何も知らず、母親と手をつないで楽しげに帰途に着く。
 「それ、裕子の結婚指輪でしょ?」
 と指輪のペンダントに気づいた母親が触ろうとするが、「だめ!」
と絶対に触らせない。
 夜になり、家の玄関の前についた裕子は戸惑っていた。ふと見上げ
ると北極星が。
 「いつもあの場所にいるのよ。昔こんなこと、裕子に話したなあ…」
 と母親。ずっとつないでいた裕子の手がはずれ、裕子は指輪を見つ
める。
 「お母さん、私行けない。その門をくぐったら、もう戻れない」
 怪訝な顔の母親に、話し始める昔の話。
 「子供の時、家族で行った花火大会の帰り道、北極星の話をしてく
れたの、お母さんよね。――私、お母さんの娘よ…」
 裕子は母親に事実を隠さずに話す。
 「そんな話、本当の話なら、裕子にずっと言っておきたいことがあ
ったの」
 「聞かせて」
 「寂しい思いさせたよね、裕子の北極星になれなかった。悪い母親
でごめんね」
 「私もごめんね、お母さん」
 涙ぐむ裕子に、母親は突き放すように言う。
 「悟くんのこと愛しているんだったら、すぐそばに行きなさい!!」
 裕子はくるっと後ろを向いて駆け出す。母親はまた、ずっとその後
姿を見ている。

 手術がちょうど終わった時、裕子が病院に現れ、驚く神田。
 「どうして!?お母さんの所へ戻ってくれ!ここに戻ってきたら、
消えてしまうんだよ!!」
 「それでも私は幸せなの!!」
 がっくりうなだれる神田をよそに、裕子は病室の悟の元へ向かう。
 「裕子。なんで戻ってきたんだ!?」
 裕子は悟の手をぐっと握り締める。目の見えない悟は、裕子の手の
ぬくもりを感じながら二度と離さないと誓った。


寸  評  お母さんが思ったよりいい人でよかったですね。もし、昔のよう
に自分のことしか考えられない勝手な人だったら、無理やり裕子を家
の中に押し込んでたかも知れません。
 次回は最終回となりました。神田さんはそのまま子供になっちゃう
んでしょうか。ナツキはやっぱり元には戻れないのでしょうか。予告
で、2,3歳位のかわいい女の子が出てましたが、あれはやっぱり裕
子なんでしょうね。
 初回冒頭で、星空の下、悟がひとりで写真を見ていましたが、結局
ひとりになるんでしょうね。さんざん悟を振り回した、クスリを飲ん
だ3人は最後どうなるのか、ハッピーエンドというわけにはいかない
ような気がします。

執 筆 者 三森(anponhana@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 このあらすじ書きをしている他の方が「アゲハチョウの幼虫が庭のサンショ
ウに沢山いる」と書いてますが、その後サンショウ、見つかりましたか?
 私はこの春、モンシロチョウをほんとに小さい幼虫から育てました。無農薬
のキャベツについていた、1cmくらいの糸くずみたいなものからです。早朝
羽化して飛び立っていくと図鑑に書いてありましたが、ヤツはお昼前でした。
その瞬間は残念ながら見ることができませんでした。
 7月の最初にはキリギリスの幼虫(こちらは完全変態ではないので、あの虫
そのままの形をしてます)を捕まえて1ヵ月半飼ってみました。毎日きゅうり
やナスばかりで「生きた虫」も食べたかろうと思い、小さな羽根が見えてきた
頃放してやったのですが、立派な羽のある成虫になるまで3ヶ月位かかるそう
で、ちょっと早かったかなと後悔してます。でも早く出してやんないと、今度
は自然の厳しさに負けてしまうだろうし。今頃、どうしてるかなあ。寒さで死
んでしまっただろうか。(三森)

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発行元:ドラマ研究会
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