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タイトル:Daily Drama Express 2003/08/20 幸福の王子 (8)  2003/08/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/08/20 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 幸福の王子
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 鳴川周平(本木雅弘)
          安元海 (菅野美穂)
          与田良介(渡辺篤郎)
          光石繭 (綾瀬はるか)
          光石桃子(井森美幸)
         見城則子(坂下千里子)
脚  本 遊川和彦

あらすじ    「永遠の眠りが終わり 訪れる究極の裏切り」
 ナレーション〈 これは、王子様の悲しい恋のお話。 出逢った頃
は とても幸せだったのに、王子様が愛したお姫様は もうこの世に
無く、王子様は まだ目覚めていない。 〉


 階段から落ちた周平と海について 繭に問われ 良介が答える。 
海は 足の骨折と 脊椎を損傷し、周平は 右耳の聴力を失った。 
その後、海は 愛を誓った周平ではなく 何故か良介と結婚した と。

 良介「恋と戦争は 手段を選ばない。 真実さえも歪めてしまう。」

 良介の告白、今から4年前。
 海は、脳に軽い出血もあり 半年も入院している。 海にとってつ
らいのは 周平に会えない事だった。 海を見守るのは、研修医にな
った良介。 投資がうまくいかなくなったからだと 冗談めかしてい
るが。 

 海の母は 医師を辞めた周平が会いに来ない事を薄情だと 海に話
す。 しかし本当は、百日草の花束を抱えて 見舞いに来ている周平
を 海の両親が追い返していたのだ。 海の父は未だ 海の亡くなっ
た子の父親が周平だと思い、母も 周平がいると海が不幸になると考
えていた。 そして、良介に海と結婚して欲しいと持ちかける。

 クラブのピアノ弾きをしている周平は、拾った『チェロ』と名付け
た犬と 以前のアパートで暮らしている。 そこへ則子が、今の恋人
の機嫌が悪くなるから真平の位牌を持っていて欲しいと 訪ねて来る。
 その額に傷がある事をみとめた周平は 手当てを施す。

 リハビリに専念する海は、周平への手紙を良介に託す。 手紙には
「周平が会いに来られない理由は 自分の両親のためだとわかってい
る。 早く周平に会いたくて リハビリに頑張っている。 真の秘密
は二人だけのものにして、今度こそ一緒に どこかへ行こう。 明日
の朝、いつもの所で待っている。」と、記されていた。 魔がさした
良介は手紙を読み 二人の秘密を知ってしまう。 そして、手紙は 
周平の手に渡らずに 捨てられてしまった。

 翌朝、海は 思い出の木の下で 来るはずも無い周平を待っている。
 迎えに行った良介は、心配した両親に 周平が呼び出しすっぽかし
たのだと 嘘をつく。

 海の面会を求める周平に、海の父は 土下座して頼む。
 海の父「あきらめてれ。 君と同じように 私だって あの子を愛
している。 これ以上 海が不幸になるのは 耐えられない。」

 居合わせた良介が 弟を死なせた秘密を海から聞いたと話す。
 良介「お前に海は渡せない。 俺が幸せにする。 海を苦しめるの
はやめてくれ。」
真の事を まだ自分の両親に話していない周平は、迷い苦しむ。 

 周平は、恋人の暴力に悩む則子を訪ねる。 たいしたこと無いと 
痣だらけの体を隠す則子に、幸せになって欲しい、力になると周平が
励ます。 しかし、則子は言い放つ。 
 則子「その優しさがいろんな人を傷つけるのよ。」 

 良介に金銭援助を受けている事を 母に告げられた海は、松葉杖を
ついて病室を抜け出す。 見つけた良介は、周平が海を忘れてしまっ
たと 偽りを言う。 確かめさせようと、海を周平のクラブに連れ出
す良介。
 半年ぶりに会えた周平に 海は、『愛の挨拶』をリクエストする。
 しかし、周平の胸には、海の両親や良介・則子の言葉が突き刺さっ
ていた。 再び 同じ過ちを繰り返そうとする周平。

 周平の連れた犬の名が『チェロ』と聞き 安心する海。 冗談めか
して 両親が良介との結婚を勧めている事を話す。 しかし、周平は
 止めるどころか あいつの方が俺より幸せにしてくれると 結婚を
勧める。 その上、追い討ちをかけるように ひどい言葉を投げかけ
る。
 周平「俺は、家族が欲しいんだ。 君には無理だろ。」  

 良介が秘密を知っている事を知らず、海は 周平がまた一人で真の
事を抱えていくのかと 訴える。 秘密を話したことを後悔している
と言う周平に、決別する海。
 海 「あなたはまた人を殺すのね。 あなたとの思い出は宝物。 
・・・でももう 自信が無い。私は 良ちゃんと結婚する。」


 良介の告白をさえぎる繭。
 繭 「先生 最低!」
海を自分のものにする誘惑に勝てなかったと 懺悔する現在の良介。
 繭 「私も同じ事をしたかも。 先生はうれしかった?幸せだっ
た?」
そこまで言いかけた時、繭の様態が急変し、救命措置が必要となる。
 桃子「先生、繭を助けて。 まだ話さなければいけないことがあ
る。」
 良介「繭ちゃん、目を覚まして。 俺を最低だと責めてくれ。」


 再び、良介の回想。
海と良介が結婚式に臨んでいる頃、思い出の公園で 海の写真を捨て
る周平。 しかし、大事な物だと知っているように 捨てても捨てて
も拾ってくるチェロ。 海が好きでたまらないと今更ながら思い知っ
た周平は チェロに後押しされる様に 結婚式を止めるため駆け出す。
 その周平の携帯電話が 突然鳴り出す。

 電話で悲鳴をあげていた則子の部屋に 駆けつけた周平。 嫉妬で
バッドを振り回す男から 則子をかばう。 修羅場と化した室内で 
男は執拗に周平の左足を叩き、踏みつける。 周平を昔の夫と知り、
殺意を持った男の振り下ろしたバッドから チェロが周平をかばい倒
れる。 パトカーのサイレンを聞き 逃げる男。 またしてもかけが
えの無い命 チェロを失い、周平は泣き崩れる。


 病院で横たわる現在の周平。 チェロの夢を見ていたのか 閉じた
目から涙をこぼす。 最近は自発呼吸し いつ目覚めるかと思われた
周平だったが、ついに指を動かし 目を開いた。


寸  評  運命という言葉で展開されるこのドラマは、今回 同じようなパ
ターンが繰り返されました。 結婚式を止めに行く周平(以前は海で
した。)、大事な時に 携帯で呼び出される周平(海と駆け落ちしよ
うとした時 ポケベルで呼び出され中断しました。)。
 良介に手紙を託して 嘘をつかれた海(学生の頃 周平への伝言を
遮られた海。) 海は同じ事をされて ちょっとお馬鹿さんでした。
 仕方の無い面もあるけど、良介は騙したり ひどい事をしたりした
のですから 信用しない方が・・・。 でも、ここ数年の良介を見て
いると、信用しても仕方がないのでしょうか。 私も、いい人になっ
たのだと 先週は思っていましたから。
 「決して好きでない人と結婚しない」と言っていた海が、生き方を
曲げてしまいました。 年を重ねるって そういう事なのでしょうか。

執 筆 者 飯塚(iizuka.g@infoseek.to)

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2. 編集後記
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 仙台市の夏休みは、25日までです。 何とも短い夏でした。 やっとちょ
っと暑くなったかなと思ったら、もうおしまい。
 今年の高校野球。 東北の学校が頑張っていたようです。 それは冷夏のせ
いじゃないかって 勝手に思っています。 東北人(特に宮城県人)って 関
西のうだる様な暑さって 経験が少ないと思うのです。 東北も 空気にくも
りが少ないせいか 日差しが強く ジリジリと暑い日もあります。 例えれば、
宮城の暑さはグリルの様で、関西や関東の暑さってオーブンのようだって 気
がします。 小さいけど、いろんな気候がある日本です。 (飯塚)

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