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タイトル:Daily Drama Express 2003/07/31 高原へいらっしゃい(5)  2003/08/07


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/07/31 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 高原へいらっしゃい
局  名 TBS系
放映日時 木曜22時
キャスト 面川清次(佐藤浩市)
 若月誠 (西村雅彦)
 本間さおり(井川遙)
 石塚章一(堀内健)
 山村久美(市川実和子)
 中原友也(平山広行)
 貫井明夫(入江雅人)
 五十嵐俊彦(高知東生)
 関麻美 (純名りさ)
 関峰子 (大山のぶ代)
 矢野謙作(竹脇無我)
 面川祐子(余貴美子)
 小池雄一郎(菅原文太)

脚  本 前川洋一

あらすじ  みんな掃除にベッドメイキングにと忙しい。関麻美(純名りさ)
は、また失敗。山村久美(市川実和子)が、「ドンくさいな」と言う。
小池雄一郎(菅原文太)が久美に、お客様の数に変わりがないか聞く。
玉子は産みたてが一番だからと毎日仕入れているからだった。


 今週の予約はすべてキャンセル。面川清次(佐藤浩市)は、お客様
は予約のお客様だけではない。フリで泊まられる方もいらっしゃると
元気づける。

 関峰子(大山のぶ代)は、「きっとこれのせいだよ」と、1枚のパ
ンフレットを見せる。八ヶ岳ニューブライトンホテルが、通常1泊
3万円を7月21日から9月10日まで、ディナーも付いて1泊
2万円にするサマーキャンペーンを展開しているのだ。パンフレット
が駅に山積みになっていたという。八ヶ岳ニューブライトンホテルは、
八ヶ岳高原ホテルから5キロのところに建つ大きなホテル。プールも
ある。

 面川は、小さくてきめの細かいサービスを受けたい。プールが無く
てもくつろぎたいというお客様もいる。小さなホテルが生き残るため
には、大きなホテルのできないことをすべきだ、と言う。「理屈だけ
では経営は成り立ちません。お客がいないホテルをホテルと言えるの
か!」と若月誠(西村雅彦)。

 面川は東京に営業に行く。代理店回り。駅で貫井明夫(入江雅人)
に会う。貫井は自分のところは夏休みは常連客でまかっているので影
響がない。折角顔見知りになれたんだから、頑張って、と貫井。

 本間さおり(井川遙)は、八ヶ岳ニューブライトンホテルは満室に
近いという。若月は面川にノルマがあることを教える。


 面川が旅行代理店を訪ねても、八ヶ岳ニューブライトンホテルの方
が推薦しやすい、と断られる。


 矢野謙作(竹脇無我)と娘の面川祐子(余貴美子)と孫のまさると
で会食。孫は矢野に対して、とても行儀がよい。祐子は、自分に元気
がないと息子のまさるが励ましてくれるという。矢野は祐子に八ヶ岳
ニューブライトンホテルのキャンペーンのことを教える。神崎三千男
(杉浦直樹)の記事に、八ヶ岳ニューブライトンホテルが刺激された
のかも知れない、とも。だが、面川のノルマを見直すつもりはない。
ホテルマンならば当然予期していてもよい事態だからだ、と言う。


 みんなボーっとしている。やがて、みんなでお客様を呼ぶ方法を考
え始める。自分たちでも何か出来るのでは?と。だが久美はお金が無
くては八ヶ岳ニューブライトンホテルのようなキャンペーンはできず、
わたしたちには何もできない、と消極的。


 ある代理店は面川に食べ放題のような目玉はないのかと聞く。


 麻美は息子を連れて、五十嵐俊彦(高知東生)の店で食事。五十嵐
も八ヶ岳ニューブライトンホテルがお客を集めては、自分のところに
食べに来るお客もいないとぼやく。

 貫井も食事に来たが、携帯が鳴る。なんと、あさって4泊5日の学
生団体をダブルブッキングしてしまったというのだ。他のペンション
オーナーと交流のない貫井は、片方の団体を預けるあても無ければ、
今は夏休みでどこも満室。貫井は慌てて五十嵐の店を飛び出していく。


 祐子は面川に電話する。面川は丁度団体旅行の打ち合わせで東京に
てきていたと言って、祐子に会う。そして、ホテルは順調だと強がる。
祐子はまさるが学校で先生にほめられたこと、来年は中等部に進学の
こと、サッカー部のレギュラーになれたことを話す。そして、「行く
わ。あなたの理想に近づくといいわね。お客様がもう一度いらしてく
れるホテル」と祐子は励ます。「あのホテルを成功させること、それ
がオレの再生への唯一の道なんだ」と面川。


 ホテルでは面川以外がみんな夕食を食べている。

 食後、若月は面川に1人もお客様がいないかったことを電話で報告。

 その間に麻美は若月以外のみんなに、貫井がオーバーブッキングし
たお客様をこの八ヶ岳高原ホテルで泊めてあげられないかと相談。お
客様は20名ぐらいで4泊5日。これがとれれば、キャンセル分が埋
まる。若月がいない間にこの話をしたのは、若月は何でも頭から否定
するからだった。面川に連絡を取っている間に貫井がお客様をお断り
するかも知れないと急ぐ。意見を求められた小池も、何事も経験だ、
と賛成。


 みんな貫井のところに飛んでいくが、ホテルとペンションの間でお
客様の貸し借りはしない、と断られる。


 面川が帰ってきた後に、貫井のところに行っていたかおり達が帰っ
てきた。若月は自分に黙って勝手に出歩くな、と怒る。

 中原友也(平山広行)が面川に話しがあるという。

 貫井の件を知った若月が怒る。貫井のペンションは1泊1万5千円。
八ヶ岳高原ホテルとの差額8千円を埋めるのはオーバーブッキングし
た貫井だが、8千円×20人×4泊もの金額を貫井は負担出来ないだ
ろう、と。

 関峰子(大山のぶ代)が、東京の人は冷たい。数字並べられてもわ
からないが、目の前に困っている人がいたら、助けるものだろう、と
言う。

 中原と石塚章一(堀内健)が、1泊1万5千円でやってみたいと言
う。料理を落とすことになるが、小池に頑張ってもらえないかと。頭
から否定する若月と違い、面川はこの件を小池と相談。

 しばらくの間の後、「やれますよ」と小池。面川は明日、貫井に会
ってくると言うが、最後にみんなを怒る。面川の状況を確かめずに貫
井のオーバーブッキングを引き受けて、もし面川がお客様を取れてい
たら、こちらがオーバーブッキングだった、と。


 若月に対して、面川は赤字の覚悟はできている。スタッフがここに
来た頃のバイト感覚の顔つきではなく、プロの顔つきになってきたか
ら、彼らの思いを叶えたい、と。

 小池は心配するさおりに、面川なら大丈夫だろう、と言う。「昔な
らペンションの客を預かるなんて言わなかっただろうけどな」と付け
加えて。

 面川は予約簿を見ながら自筆で手紙をしたためている。結局徹夜に
なってしまった。

 石塚が面川を呼ぶ。食堂ではバイキングの用意が整いつつある。こ
れが学生団体を引き受ける時のレシピ。しかもシェフは峰子。若月は、
ここはホテル、田舎料理を出すんじゃないと否定するが、小池に、
「わたしのはフランスの田舎料理ですよ」と言われて、慌てて、「フ
ランスはいいんだよ」と言う。

 食材の量に慌てる若月に、さおりが原価表を見せる。黒字。今回に
限って、小池も食費をケチってくれたのだという。肉は五十嵐が安く
仕入れられるように協力してくれ、野菜は周辺の農家に峰子と麻美が
頭を下げて回って入手。

 面川が小池に、前々からコスト削減を考えてくれていたのですか?
と聞くと小池は全員が考えてるよ、と答える。バイキングを提案した
のは久美。「沢山食べるの好きだから」と。小池もバイキングは八ヶ
岳らしい。「八ヶ岳の恵だよ」と言う。

 貫井は、1万5千円でオーバーブッキングしてしまったお客様を引
き受けてくれた面川に感謝する。五十嵐もバイキングを手伝うと申し
出る。


 面川はさおりに封書の束の投函を頼む。徹夜して書いた手紙で、キ
ャンセルしたお客様への案内状だった。

 久美は準備しながらさおりに、満室は未知の世界。でも、助かった
と思っている。また死後土佐ガスの大変だから、と言う。


 学生団体到着。ウェルカムドリンクを出し、お部屋にご案内。

 スタッフ一同、大忙しでバイキングの準備。お客様はバスケット部
の部員でみんな背が高い。さっそく練習に出かける。

 夕食。みんな大盛りを平らげる。予算をオーバーしたら.....と心
配して眺めている若月に、「余計なこと、考えている暇があったら、
これ、運んでください」と中原は若月にお皿を渡す。


 お客様出立。お客様のうちの1人の学生は、冬に家族とここへ来ま
す。もちろん、正規の料金で、と言ってくださる。


 面川は一同に礼を言う。

 五十嵐がここで働かせて欲しいという。小池の下で料理を一から勉
強したい、と。店は友達に手伝って貰うから、と。「むさ苦しいのは
好みじゃないけど、体力ありそうだからいいか」と小池。

 予約の電話が入る。以前キャンセルされた武田様6名様で、丁寧な
手紙を貰ったので、今週土曜日に泊まりたいと言う。


 予約が沢山入る。でも、東京のお客様は少ない。貫井がお礼に地元
の観光協会に口をきいてくれたのだ。地元でもおいしい料理を食べて、
ゆっくりしたいと思っている人もいる。貫井は地元を大切にしている
のだと。


 面川はさおりに、みんなのおかげで、改めて仕事の楽しさを教えら
れた。今まで、自分が努力すればいいと思っていたが、ここで働いて
いるみんなが、ホテルのことを考えていて、お客様に満足してもらえ
た、と言う。そして、さおりの父親の話をする。「父を知っていたの
ですか?」と驚くさおりに、面川は首肯し、さおりの父はホテルを愛
していた。しかし、本社の方針で調理場の人員を減らすことになり、
さおりの父と対立。さおりの父はホテルを辞め、気付くと面川は1人
になっていた。「でも、面川さんはひとりじゃありません」とさおり。


 若月が矢野に、予約が入ってる。地元の観光協会から、冬のスキー
プランも打診されていると報告すると、「9月までにノルマを達成す
ることを考えろ。君は冬のことまで考えることはない」と言われる。

 若月は釈然としないものを感じながら、社長室を出る。


寸  評  このドラマ、1回毎にホテルが潰れそうだったり、上手く行った
りしています。予定調和のように。

 矢野のたくらみ、まだ、目的がわかりません。もしかして、面川を
再起不能にして、娘の祐子と離婚させること!?

 ところで、今のご時世、このホテル、こんなに経費節減できるなら、
さっさとやって、八ヶ岳ニューブライトンホテルに対抗しなよ!と言
いたいです。どうせ、超高級ホテルではないのですから、安くするこ
とは経営上の大きな課題だと思います。

 でも、逆に五十嵐まで雇ってしまって、人件費、どうするのかし
ら!?五十嵐はただ働き?

 前から思っていたのですが、フランス料理を出すペンションでも、
基本的には夫婦2人と掃除をしてくれるバイトの人1人で5部屋程度
をまかなっています。部屋が1つか2つしか埋まらないペンションで
は、夫婦のうちの一方は地元の企業や工場に勤めて、外からお金を稼
いで来なければならない位です。このホテル、人が多すぎないですか?
20人で満室と言うことは、1泊のあがりが46万円。30日稼働さ
せたとして1380万円です。ここから、いろいろな経費が引かれる
わけです。一方、久美の言葉からすると、アルバイトなんかよりもい
いお給料が出ているようです。食費に家賃がいらないから、アルバイ
トよりちょっといい給料だったとして、月に12万円だったとしても、
五十嵐が入らなくてもすでに9人が働いているのですから、それだけ
で108万円です。どう、黒字にするのでしょう。

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 関東地方は8月2日に梅雨明けでした。でも、梅雨明けと共に猛暑です。 
 しかも、湿度が高くて、よく雨が降る。雨が降っても思ったほど涼しくなら
ない.....
 暑いのは苦手なので、これから2ヶ月弱ぐらい、つらい時期です。
 あまりの暑さに、これは35度?とか思うのですが、天気予報では最高気温
31度とかいうんですよね。梅雨の間の気温が低めだったから、相対的にもの
すごく暑く感じるのでしょうか?
 ヨーロッパでは、記録的な猛暑だそうです。パリで39度とか。体温より高
い世界ですが、ヨーロッパはまだ、乾燥しているから、日本よりも楽でしょう
か?(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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