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タイトル:Daily Drama Express 2003/07/16 ひと夏のパパへ(3)  2003/07/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/07/16 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル ひと夏のパパへ
局  名 TBS系
放映日時 水曜22時
キャスト 望月まりも(上戸彩)
 井上麻美(桜井幸子)
 桐島薪平(北村一輝)
 岡本章介(柳沢慎吾)
 細野一作(松重豊)
 安西わか菜(北川弘美)
 ラン  (つぐみ)
 柴田ジュン(松田悟志)
 外古葉修二(小日向文世)
 寺沢タマミ(江波杏子)
 佐戸井秀樹(渡辺いっけい)
 小成大五狼(小林稔侍)
脚  本 樫田正剛

あらすじ  荷物が運び出された部屋でまりも(上戸彩)は座りこんでいる。
「ママ この部屋ともお別れです。私は今日からあの人と暮らします。
ママの愛したあの人と…」


 「置くな!」まりもが母親愉希乃と写っている写真をリビングに置
こうとすると、薪平(北村一輝)が「自分の部屋に置け!ここには置
くな!」と言い出す。『まねき猫』の店長(柳沢慎吾)らも引越しの
手伝いに来ていて、そんな薪平をたしなめるが、「生活くさいの置く
な!あっち置け」と注意する。

 「おい。アレどうした?チュウした友達の彼氏どうした?」薪平に
関係ないと、つっぱねるまりもを指差して、店長らにまりもがキスさ
れたことを薪平は言いふらす。

 「最悪だ。この引越しは失敗だ」まりもは一人ごちる…


 薪平が呼ばれて小成事務所に来ると、机の上に一枚の写真が置いて
ある。聞くとその男は、仙頭ケン吉(夏八木勲)今日刑務所から出て
来る。薪平の仕事はその男、暴れ馬仙吉を見張ること。10年前7人
を半殺しの目に合わせた仙吉を小成先生(小林稔侍)が弁護。刑務所
に入る前に出て来たら「お礼参りをする」ともらしていたらしい。嫌
がる薪平に佐戸井(渡辺いっけい)は「先生からの命令だ。言われた
ことをすればいいんだ」と冷たく言う。


 刑務所から出て来た仙吉を追う薪平。仙吉の歩き方がよぼよぼして
いるため、薪平が見下していると、仙吉が若い男二人に絡まれる。ナ
イフを出した男二人を仙吉は背負い投げし「お兄ちゃん、素人がこん
なもんチラツかせてはいかんなぁ」とナイフを取り上げ去って行く。
一部始終を見ていた薪平は「かっこいいーー」と感激し、また追跡し
て行く。

 狭い路地に入って行く仙吉の後を追うと、「なんなんだ?おめぇは
よぅ。誰に頼まれた?」薪平は仙吉に腕を捻られて捕まってしまう。


 「誰なの?」まりもがいるアパートに薪平は仙吉を連れて来る。台
所に立つまりもに、「青椒肉絲」作れ。と命令し、仙吉にそそくさと
お酒をつぎに行く。

 「小成さんが俺を守れって?」薪平が仙吉の後をつけて来た経緯を
聞いた仙吉は「馬鹿いっちゃーいけねーよ」刑務所に戻るのはこりご
りだよ。と薪平にあかす。「私はあんたのお手伝いじゃねーの」青椒
肉絲はできないとまりもは仙吉の前で薪平に言い放つ。二人のやり取
りを聞いていた仙吉は「俺はおめーがなさけねーよ。おまえも親に向
かってなんて口の聞き方だ」と二人を諭す。「言っておきますけど、
3週間前までこの人の存在も知りませんでした。今でも戸籍上は他人 ですので」まりもが去ると、不適な笑みを浮かべて薪平は「まぁいろ
いろありまして…」と口を濁す。


 SHOW PUB『まねき猫』で酒を飲みながら、「なるほどそう言う理由
があったのか。おまえ男だ。良く踏み切ったなぁ。そういう状況の中
で一緒に住むなんて出来ねーよ」仙吉が薪平を誉めていると、麻美先
生(桜井幸子)が声をかけて来た。友達か?と聞くがはっきりしない
薪平の態度をみて、「惚れた女の娘がいながら、どういうことだ!?」
と薪平を叱りだす。麻美先生はその場の雰囲気を察して「お邪魔しま
した」と出て行ってしまう。ドアの外へ出ると、外古葉(小日向文世)
と店長の岡本(柳沢慎吾)が「麻美ちゃん帰るの?」と声をかける。
外古葉は紙を見せて「ミュージカル受かった。今日からレッスン行っ
てるし」と嬉しそうに麻美に報告し、店長は「薪平の女の写真、薪平
の部屋で見つけた」と知らせる。


 まりもが部屋で「一人暮しかぁ」とつぶやいていると物音がする。
部屋から出ると麻美先生が「部屋、間違えちゃった」と部屋の中に上
がっていた。出て行こうとする麻美に「あの。保証人になって下さい」
といきなりまりもは言う。

 「アパートの保証人?ここ出るの?」麻美先生の問いかけに、17
年間違う人生歩んで来た人といきなり住むのは無理。と薪平との暮ら
しに限界を感じていたまりもは言う。


 『まねき猫』では、薪平が仙吉に男親というのはここ一番でガツン
と言うんだ。と諭されていた。突然仙吉は外古葉の胸ぐらを掴んで
「ところでおまえ誰だ」聞けば、仙吉の弟分で裏切り者の「まさ」っ
ていう男が外古葉の顔にうり二つというのだった。そこへ細野(松重
豊)も混じり、「お兄ちゃんぐっといけよ。自分の金でよ」と和気あ
いあいの雰囲気となる。

 「薪平ごめんねー」仙吉と外で待っていると、ラン(つぐみ)がや
って来た。ランの胸の谷間に万札を入れて仙吉をランに紹介するが、
仙吉は気持ちだけもらっとく。と帰ってしまう。お金をランから抜き
取り薪平は後を追う。


 翌日まりもは不動産屋を覗いていた。「高っか」家賃があまりにも
高い。橋の下を見下ろすと、外古葉がスーツ姿の女の人と話しをして
いる。「ようこはOL一年目か、たつおは?」「今月の養育費まだな
んですけどね」その女の人は外古葉に養育費の催促をしていた。

 「まりもちゃんには見られたくなかったなぁ。会社をリストラされ
たときに思ったんだ。会社が一生を保証してくれる場所じゃなかった
ら、好きなことやって生きて行こうって」「そっか外古葉さんの謎が
解けました」SHOW PUBに一人だけおじさんがいるのが不思議に思って
いたまりもは、謎が解けたと嬉しそうに話す。そこへ外古葉の携帯が
鳴り、お金を払ってレッスンに通っていたミュージカルに落選したと
いう報告の電話だった。電話の向こうでは「契約書読みました?」と
外古葉に問いかけていた。


 小成法律事務所に佐戸井が帰って来る。先生の部屋には仙吉が挨拶
に来ていた。そこへ薪平と外古葉が一枚の紙を持ってやって来る。薪
平は仙吉を見て「家に居て下さいって言ったじゃないですか?」と事
務所に居ることに驚く。

 佐戸井が「失礼しました」と電話を切る。電話をした先は外古葉が
持って来た契約先。「ミュージカルに仮合格しました。レッスン料納
めて下さい。レッスンしました。素質ありません。不合格です。いわ
ゆる詐欺。だけど、契約書にはそれが書かれているので書面上は詐欺
ではない。人生いい勉強だと思ってあきらめろよ」聞いていた仙吉は
「法律が守ってくんねーのなら、目には目をじゃねーの?」といらぬ
ことを言い、小成にたしなめられる。パソコンで調べていたアシスタ
ントのわか菜(北川弘美)は「そこのプロダクション後ろに黒磯組が
います」暴力団の関係を知らせ、佐戸井は「最悪だ」と言う。


 雑誌を見ながら「10万高っいなぁ」とつぶやいていると、前から
「話しがあるんだけど…」と燐太郎(市原隼人)が話しかけてくる。
私はないからとつっぱねるが、燐太郎はしつこく話しをしようとして
くる。

 「嫌がる女に何しようとしてるんだ?」通りかかった仙吉が、まり
もを助ける「この人痴漢なんです」まりもは仙吉の陰に隠れる。

 喫茶店で燐太郎のことを仙吉に打ち明ける。燐太郎の態度に「犬や
猫じゃねーんだ。人間には理性っていうものがあるんだ」とまりもに
同情する。「で、何を悩んでるんだ?」

 「ママは幸せだったのかなぁって。ママはどんな恋をしてどうして
一人だけで私を産んで、あの人はママのことどう思ってるのかなぁー
って。わかんないことが多すぎて・・」


 薪平が部屋に戻って来ると廊下に麻美と外古葉がいる。「薪平話い
い?」そう切り出し、麻美はまりもが一人暮しを希望していることを
伝える。

 その部屋に仙吉が帰って来る。仙吉が薪平と話始めたので、麻美と
外古葉は部屋から出て行く。仙吉は「今までまりもちゃんと一緒だっ
たんだ」とまりもが悩んでいることを薪平に伝える。「同情から一緒
に住み始めたんならそいつは罪だなぁ・・抱きしめてやれよ。ぎゅー
とよぅ」「関係ないでしょ、わかんないんですよ、突然ガキいるって
言われて、アイツ死んでるんですよ。好き勝手言ってるんじゃねーよ」
薪平は仙吉にあたり出す。


 まりもが不動産屋を覗いていると、「こらっ」とタマミ(江波杏子)
が顔を覗かせる。まりもが一人暮しをしたいと望んでいる気持ちを知
り、「そりゃそうよねぇいきなり仲良くは暮らせないよねぇ」引越し
の費用とかは、母の貯金と保険が少し・・とお金の心配はない様子。

 その様子を薪平の部屋から出て来た麻美と外古葉は見ていた。


 SHOW PUB『まねき猫』では、夜のショーに向けて従業員が練習に励
んでいた。その開店していない店へ薪平がまりもを探しに入って来る。
まりもがいないと知ると開店前だというのに酒を注文しだす。その後
から仙吉も入って来る「逃げるのか?女から逃げたのにまた逃げるの
か?一生逃げてろこの馬鹿!」「好き勝手言ってるんじゃねーぞ。知
ったようなこと言ってるんじゃねーぞ。楽な人生生きてるの誰だよ。
手本見せてみろよ手本をよぅ」「話切りかえてるんじゃねーぞ」薪平
と仙吉は『まねき猫』で喧嘩をし始める。

 『まねき猫』に、タマミ・麻美・外古葉その後ろからまりもが入っ
て来る。「本当にわかんないの?」

 「俺の何が不満なんだよ。予備校に行きたいって金出したよなぁ?
住むとこないって部屋貸したよなぁ?何が不満なんだよ。何で俺責め
んの?なんで俺に言わないで、そいつらに言うんだ?」自分は精一杯
やっているのに、なぜ皆から責められているのかわからない薪平はあ
たりちらす。「言えるわけないでしょ?」麻美は薪平を叱る。「なぁ、
どういうことなんだよ」麻美らの後ろにいるまりもに薪平は問いかけ
る。麻美らの前にまりもは出て来て「聞いていい?ママのこと。知り
たいの。どうしてママの写真置いたらいけないの?私は、私はどうし
て産まれてきたの?遊びで出来た子なの?教えて」

 「俺は、愉希乃の写真は見れないんだよ。アイツがどんな思いで
17年間…どんな思いでおまえのこと育てたかと思うと辛いんだよ。
けどよ、最高の思い出の人だよ。まりも、おまえは俺と愉希乃の愛情
の中で産まれた子だ」


 部屋に戻ったまりもは薪平の言葉をかみ締めながら母親の写った写
真を眺め「ママ…」とつぶやく。


 外に出た薪平は仙吉に頭を下げる。「帰って来なかったんですよ。
田舎の母ちゃんが病気だって、東京離れて帰って来なかったんですよ。
妊娠してるって知らなかったんですよ」「あの子んとこへ帰ってやれ
よ?」頷く薪平だったが、その前に「目には目を」と意味深なことを
言う。


 黒磯組の前に一人で行くという薪平の後を仙吉がついて来る。事務
所の前には剣道の防具に身を包んだ外古葉がバットを手に乗込むかど
うか迷っていた。薪平達の顔を見ると「来てくれたの?仙吉さん
も・・嬉しいよ」と泣き出しそうな顔をする。

 「おらおらおらぁーー」三人で事務所へ乗り込んで、乱闘が始ま
る・・


 納めた30万を取り返した三人は神社まで逃げて来る。「どうもあ
りがとうございました」きっちり現金を確認した外古葉は、今日は踊
るから・・と言い残し、先に店へ帰って行く。薪平の働きっぷりを誉
めた仙吉は「俺もそろそろ行くかな」「行くって?」薪平が問い返し
た時、小成先生がやって来た「やはりここだったか。お稲荷さんに挨
拶していざ出発ってとこか」仙吉の行動を読んだ小成に「行かせて下
さい」と仙吉は頼み込む。小成は薪平のことを心配して、仙吉に薪平
の面倒を見てくれるように頼んだのだった。お参りして去ろうとする
仙吉の腕を強く小成は掴む。真剣な眼差しの小成に何も言わず。「薪
平いい父親になれよ」と仙吉は去って行く。去って行く仙吉の後ろ姿
をみながら小成は「今の言葉、しっかり胸にしまっとけ。アイツの遺
言だ」

 「仙吉さーーーん」薪平去って行く仙吉を見送る。


 『まねき猫』で、細野に店長が薪平が愉希乃さんへの想いを告白し
た状況をおちゃらけて再現していた。麻美の隣にタマミが座り、「私
は麻美先生の見方ですからね。相手は強敵かもよ?」麻美とタマミさ
んの視線はまりもに注がれていた。

 薪平が入って来る。まりもが近付き「仙吉さんは一緒じゃなかっ
た?」と聞くと、「仙吉さんは旅に出た。おまえ仙吉さんのこと忘れ
るなよ」


 SHOW PUB『まねき猫』でいつものように陽気な店長の声でダンスが
始まる・・♪♪♪


 ママありがとう。私は一人じゃないよ…・


寸  評  後半、薪平がまりもの母親への想いを告白する場面。言ってる内
容はとても感動する言葉ですが、私がもしあの立場だったら例え感情
が高ぶっていても、皆が見ている場面で告白するのはとっても赤面も
のだと思う。それだけ愉希乃さんへの愛情が深いといえばそれまでで
すが。。

執 筆 者 田村(tamura_d@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 『元カレ』でラーメンを食べ歩いている場面で、昔は「ラーメンなんて何所
も一緒じゃん」と思ってたけど、美味しいラーメンを食べるとラーメンって奥
が深い・・。と思いながら見てました。まぁお腹が減ってるときは何食べても
美味しいんですけどね。(田村)

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発行元:ドラマ研究会
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