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タイトル:Daily Drama Express 2003/07/14 14ヶ月(2)  2003/07/18


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/07/14 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル 14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜
局  名 日本テレビ系
放映日時 月曜22時
キャスト 五十嵐裕子(高岡早紀)
     井上悟 (中村俊介)
 藤本晴美(戸田恵子)
     堀川美弥(酒井若菜)
     堀川千鶴子(丘みつ子)
     綿貫潤一(羽場裕一)
 ナツキ (伊藤沙莉)
 神田勉 (石黒賢)
脚  本 瀧川晃代

あらすじ  夜が明けた。カーテン越しの朝日に手をかざしてみる裕子(高岡
早紀)。医者からもう子供が産めないと宣告された裕子を元気づけよ
うと思ってか、悟(中村俊介)が作った、結婚して最初の朝食はすご
く豪華だ。
 「あれ?なんか調子よさそう。いつもと違う」悟は裕子の顔をマジ
マジと見つめる。
 鏡にうつる自分の若々しい顔にうっとりしながら、今ではしわもし
みも見えなくなった頬をさわってみる。
 職場に向かう2人は途中、むかし悟が生まれ育った、今は売り物件
のあの廃屋に立ち寄る。
 「もう子供は持てないけど、夢を持って行こう。この家を買い戻し
てここに悟のレストランを開こう」
 寄り添う2人。だが悟はまだ、裕子の変化に気づいていない。

 その頃、出掛けた2人と行き違いになって、ナツキが裕子たちのマ
ンションを訪ねていたが、留守にがっかりして外に出ようとした時、
大学病院の医師神田勉(石黒賢)とすれ違う。神田は失踪中の共同研
究者、原島千夏の家から裕子の住所をメモして持っていたのだ。ナツ
キはまさかの神田に驚く。一瞬分からなかったようだが、すぐに神田
は気づいて、 「…千夏、なのか?」
 「ようやく気がついたのね。2本目を飲んだらこうなったの」
 「まさかこんなに…。!”クスリ”はどこにある!?」小さな子供
に激しく問い詰める神田。
 「もう研究はやめて!この”クスリ”はこの世にあってはいけない
の。若返ることは決して幸福なんかじゃない!!」
 振り切って逃げるナツキの後ろ姿を、神田は目で追うだけ。

 事務所に着いた裕子は、きれいだとスタッフたちから注目され、い
い気分だ。テレビショッピングの収録スタジオでも、みんなから「い
つもと違う」の声。マネージャーの晴美(戸田恵子)はこれがチャン
スと考え、報道番組キャスターの綿貫潤一(羽場裕一)に裕子を売り
込み始める。オンエアされた番組を見た綿貫は、以前会った裕子の姿
とは違う若々しい美しさに、画面にくぎ付けになる。

 ダモーレでは厨房で長谷川(乃木涼介)に邪険にあつかわれながら
も、悟は懸命に働いている。ふいにケータイが鳴り、”公衆電話”の
表示。ナツキからだった。
 「あれ、だいじょうぶよね?3本あるはずだから、確認して」あわ
てて厨房に戻ると、長谷川が悟の仕事をやっていた。
 「あ、僕、やりますから」
 「もういいですよっ!」
 「待って下さい!」悟は、長谷川を追いかけようとしてつまずき、
調理台のかどでめがねごと左眼を強打してしまう。
 美弥(酒井若菜)に付き添われ、悟は眼科で診察を受けるが、どう
やら目に傷もなくたいしたことないらしい。帰宅すると、裕子が待っ
ていた。裕子に初めて会った美弥は、本当にきれいなことに驚き早々
に立ち去る。この気持ちは…嫉妬?

 裕子は、ついこの間まで確かにお腹のなかにいた赤ちゃんの超音波
写真を大事に持っているが、悟に知られるのがイヤで、宝石箱の中に
慌てて隠す。
 さっきのナツキの電話を思い出し、悟はスペアのめがねをかけてナ
ツキの置いていったポシェットの中身を確かめる…足りない、2本し
かない。3本あったはずなのに。
 「これ、知らない?」悟がナツキから電話があったことを言うと、
裕子はなんでもないように
 「飲んじゃった。たぶん、サプリメントでしょ」突然、頭を抱えて
苦しみだす裕子。熱っぽい。
 すぐに医者に行くが、不思議なことにあの子宮筋腫がなくなってい
た。当然子供も産める。 昼間事務所で、ある女性スタッフの赤ちゃ
んを抱かせてもらった裕子は、とてもうれしかったと言う。また悟の
子供が作れると喜んでいるが、悟はいぶかしげだ。その夜も悟は、眠
る裕子の横顔を見つめながら、心配で眠ることが出来ない。
 真夜中だというのにナツキは一人、あの廃屋の軒下で、例の研究フ
ァイルを眺めている。白衣の女性が神田とともに写っている写真。こ
の女性は…?

 今日は悟と裕子の結婚パーティーの日だ。晴美がダモーレに予約を
入れてくれたのだ。
 悟はナツキのことが気になって、東京中央医科大臨床医学研究室の
神田を訪ねていた。ナツキの母という「原島千夏」のことを聞くため
に会いに来たのだったが、悟がナツキの名を出すと神田はあの裕子の
夫だと気づく。
 「原島さんはどんな研究をしていたんですか?」
 「…延命のクスリですよ」
 「あのー、クスリで若返るとか体がもとに戻るとかなんてこと
は…?」
 千夏の研究について悟は知りたがるが、うまく聞き出せず、名刺を
置いて帰っていく。大学の中庭を歩きながら、ナツキとケータイで話
す悟の後ろ姿を、じっと見つめる神田…。
 悟はナツキに会い、”クスリ”を裕子が飲んでしまったことを打ち
明ける。ナツキはそれを聞いて悲しそうにするが、決心してバッグの
中から例の研究ファイルを取り出し、悟の前に広げる。
 「…私が、35歳の”原島千夏”なの。あの”クスリ”は若返りの
くすりなの。1本なら効き目は2日で切れる。でも、2本飲んだら、
私みたいに若返りが止まらなくなる!」
 悟はファイルをパラパラまくって見る。最初の写真に、さっき会っ
た神田とともに写っている女性が本当の35歳の千夏で、だんだんと
幼く変化していくのが写真ではっきりと分かる。最後のページには、
今目の前にいるナツキの写真が…。早く帰らなければ、裕子が2本目
を飲んでしまうかもしれない!

 一方、裕子は昼間、廊下を歩いていて倒れそうになり診察を受け、
ショックを受けていた。ふらふらと帰宅してすぐ鏡を見て呆然となる。
そこには35歳そのものの本当の姿があった。しみもしわも、元どお
り。当然、筋腫も戻っていたのだ…。
 リビングに走り、ナツキのポシェットから2本目の”クスリ”を取
り出す裕子。ためらいもせずふたを開ける…と、その時 「飲むな!
!」悟がビンを取り上げる。はずみで、超音波写真の入った宝石箱が
棚から落ち、写真が外に出る。写真を手に「この子に会いたかった」
と涙を流す裕子に悟は
 「悲しい気持ちは同じだよ。だけど、約束しただろ。2人で一緒に
歳とって生きたい」

 夕方2人は、あの廃屋の庭に穴を掘り、そこに宝石箱ごと赤ちゃん
の超音波写真を埋めることに決めた。
 「いつか、ここでレストランやるんだから、また会えるよね」その
姿を、木立の中からナツキがこっそり見守っている。

 パーティーの始まる時刻だったが、裕子には店から電話があったと
嘘をついて、悟はナツキに会う。2本の”クスリ”が入ったポシェッ
トをナツキにようやく返すことが出来た。
 「これからどうなるんだ?どうやって生きていくんだ?」悟の問い
かけに、「心配しなくていい」と繰り返し、立ち去るナツキ。
 裕子はその頃、タクシーで移動中、月をぼんやり見ているうち眠っ
てしまう。同じ頃、あの廃屋の庭に埋めた宝石箱のところから、なに
やら輝く物体が飛び出して行く。裕子の体が、輝きだす。あの夜と同
じように。

 何もなかったかのようにタクシーはダモーレに到着、店に入る幸せ
そうな裕子の横顔を遠くから見ながら、ナツキは裕子の美しさに愕然
とする。悟の名刺から、レストランに現れた神田も、ナツキの様子か
ら何かが起こった事に気づく。
 一方、悟、晴美以下パーティー客、レストランスタッフが待ち構え
る中、裕子が入ってくる。誰もがすごくきれいだと驚くが、悟は何と
言っていいか分からない。
 ――なぜ?”クスリ”は1本しか飲んでないはずなのに…。どうし
て若返っているんだ?
 
 ナツキが神田につぶやく。
 「”クスリ”は1本しか飲んでない。…でも、私たちの知らない何
かが起こったのかも知れない…」そういえば、今夜も月がきれいだ。


寸  評  2回目はテンポもすこーし遅くなったようで、ちょっとだけ楽で
した。
 しかし、小さい子供の言うことをうのみにして、ようあんな訳のわ
からんもんを飲めるもんやと、あきれてしまいます。普通、飲みませ
ん、よね。いっくら若返ると言っても、ねえ。何の科学的根拠もない
し、みのさんも「お嬢さん、試してみてください」って言ってないし、
堺マサアキやヒロミも、武田鉄也だって…。
 とにかく、何が起こったのかは、たぶん神田や千夏(ナツキ)が解
明してくれるんでしょうが、科学ではもはや解明できないなにか――
あの、庭から飛んでいった光の玉――の力があるのかも。

執 筆 者 三森(anponhana@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 書き方のコツが、ようやくわかってきました。「」の話し言葉を1字下げな
きゃいけないんですね。読みづらくってすみませんでした。これでうまくいく
かな。
 除湿機が壊れてしまいました。DIYで部品を買えば、コンセントのところ
なのですぐ直るんですが、ほんとうにないと困ります。あらためて、毎日の除
湿機さんの功績を感じる、梅雨の日の午後…。(三森)

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