メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2003/07/10 高原へいらっしゃい (2)  2003/07/16


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/07/10 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  0.お詫び
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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0. お詫び
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 7日に配信しました、「14ヶ月」のメルマガで、キャストその他の情報が、
「僕だけのマドンナ」となっておりました。
 間違えてしまいましたことを謹んでお詫び申し上げます。
 これから気を付けますので、今後も「日刊ドラマ速報」をどうぞよろしくお
願いします。

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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 高原へいらっしゃい
局  名 TBS系
放映日時 木曜22時
キャスト 面川清次(佐藤浩市)
 若月誠 (西村雅彦)
 本間さおり(井川遙)
 石塚章一(堀内健)
 山村久美(市川実和子)
 中原友也(平山広行)
 貫井明夫(入江雅人)
 五十嵐俊彦(高知東生)
 関麻美 (純名りさ)
 関峰子 (大山のぶ代)
 矢野謙作(竹脇無我)
 面川祐子(余貴美子)
 小池雄一郎(菅原文太)

脚  本 前川洋一

あらすじ  「わたし、コックなんです。シェフをさがしていると聞きまして」
と小池雄一郎(菅原文太)。「フランス料理を作るんですか?」と支
配人の面川清次(佐藤浩市)。「何でもやります。わたし、小池雄一
郎と言います」「シンガポールのオリエンタルホテルの.....」「昔
のことですよ」

 「それはいい」と乗り気の副支配人・若月誠(西村雅彦)を面川は
裏へ呼び、シェフはホテルの顔だ。すぐ信用するなんて。もし偽物な
ら、どうするんですか!?と止める。そこに関峰子(大山のぶ代)が来
て、偽物かどうかは料理を作ってもらえばすぐわかる、と言う。

 今夜の夕食を小池が作ることになり、みんなフランス料理のフルコ
ースを期待して、ワクワクしている。本間さおり(井川遙)が一緒に
食材の買い出しに行く。

 道中、さおりが小池に、どうして来たのか問うと、小池はいつもの
放浪癖かな?と答え、逆に面川の誘いを断ったはずのさおりがなぜ心
変わりしたのか聞く。そして、面川はさおりが本間の娘だと気づいて
いるのか?と。「気づいてないんじゃないですか?」とさおり。

 小池は途中の農家で、トマトとハーブを試食し、そこから、野菜を
買い入れる。

 慎重になり、理想を追う面川に対して、若月はオープンまで時間が
ないし、こんな山奥まで来てくれるシェフがいるのか、と言い合いに
なる。

 社長の矢野謙作(竹脇無我)からの電話に若月がシェフが来ました
と、小池のことを言うと、矢野は何か言いかけてやめる。


 小池の料理ができる。一品だけ。『フランス式チキンライス』

 みんな食べてみて、おいしさに驚く。「ハーブを入れると、肉の臭
みが取れるんですよ」とさおり。「どうして知ってるの?」とさおり
は聞かれるが、何か言う前に若月が、シェフは小池で決まり。社長命
令で1週間後にプレオープンだと伝える。面川は、何も準備ができて
いないと慌てるが、若月は、社長命令は絶対だと言う。

 面川は小池に、なぜ、有名ホテルのシェフまで勤めた人が?と聞く
が、小池は、「山奥にどんなホテルができるかと思って。もう年です
から、引退前の花道と思ってもらえませんか?」と答える。「じゃあ、
仮採用と言うことで」と面川。


 さおりは小池の片づけを手伝いながら、チキンライスはおいしかっ
たけど、もう食べたくない、と言う。実は、さおりが父親が亡くなる
前に最後に会った時、父親はだいぶ具合が悪くなっていたが、さおり
の好物のチキンライスを作ってくれた。

 「同じ味だから、思い出してつらくなったんでしょ」と小池。「い
え、不味かったんですよ。塩辛くてベチャベチャで。もう、味もわか
らなくなってたんでしょ」とさおり。「わかった。当分、チキンライ
スは作らないことにする」


 若月は、自分のいた部屋は小池に使って貰うからと、面川の部屋に
越してくる。そして、なぜ小池は仮採用なのかと聞く。面川は、昔と
違うことをしたかった。昔は経験によって採用したが、今回は個性を
重視したと答える。そして、料理については自分に従って貰うという
面川に、若月は、「そんなことしたら、もめますよ」と忠告する。

 若月は面川に経費を使いすぎだという。プレオープンを急ぐ理由を
尋ねる面川に若月は、一日も早く利益を上げないと、維持費だけで資
金が底をついてしまうからだと答える。しかし、プレオープンの招待
客は、若月も知らない。


 翌朝、若月は矢野に呼ばれて東京へ行く。

 面川は、予算がないので、壁紙の貼り替えも自分たちでやることに
するといい、貼り替え方法を教える。峰子は娘の関麻美(純名りさ)
を連れてきたという。面川は電車の中で麻美親子に会っていた。麻美
は出戻り。亭主はリストラされたとたん酒浸りになったため。だが、
出戻ってきても5歳の息子を抱え、ここでは仕事もないので雑用係に
使って欲しいと面川に頼み、面川は頷く。

 釘を打っているさおりに、「上手だね」と面川が声をかける。「う
ち、男手ないから」とさおり。面川は本間親子のことを思い出し、何
か言おうとするが、やめる。


 面川は五十嵐俊彦(高知東生)に、いい牛肉が仕入れられないか相
談し、五十嵐は甲府に知っている店があるから頼んでおくと請け合う。


 山村久美(市川実和子)は、すぐ仕事をさぼる。


 若月が戻ってきて、招待客は、神崎三千男(杉浦直樹)だと告げる。
面川は昔、神崎を特別扱いしなかったために、散々叩かれたのだった。
「逆に考えれば、そういう批評家に認められれば、すごいということ
でしょ。社長も言ってました。昔の借りは返せ、と」と若月。

 面川は小池に、招待客は神崎三千男、彼の好みは全部知っているか
ら、とメニューとワインを提示する。


 面川の別居中の妻・面川祐子(余貴美子)は、父である矢野に文句
を言うが、矢野は面川も神崎に認められたいと思うだろう、と答える。
「いじめにしか見えない。成功させたいの?」と祐子。「よりを戻し
たいのか?」と矢野。「面川が変われば」

 祐子が出て行った後、銀行から電話があり、矢野は、ホテルは夏の
間だけオープンし、秋になったら売るのでよろしく、と言う。


 小池は面川の注文した、神崎好みのフランスワインをキャンセルし
てしまう。小池は、地元の食材、地元のワインでいきたい。フランス
産だからいいとは限らないと言うが、面川は小池のことはチキンライ
スだけでは判断出来ない。神崎の件は失敗出来ないと言う。「そうい
われちゃあ、何も言えないな」と小池は頭をかく。


 久美は麻美を鈍くさいと非難し、他のスタッフは久美はさぼってい
ると非難し、お互いに言い争いになる。


 面川はスタッフ一同をロビーに集めて、プレオープンを成功させた
い。プレオープンまで、4日しかないとハッパをかけようとするが、
昔、酷評した神崎を見返したいという面川の個人的な願望だろうと、
反発されてしまう。

 「個人的な感情がないと言えば嘘になるが、ボクはホテルが好きな
んだ。他人が同じ屋根の下にいて、幸せを感じて欲しいんだ。お客様
の満足した顔を見たいんだ」と面川は力説。小池は、幸せになれるか
はわからないが、面川の気持ちはわかるとフォローし、スタッフ一同、
面川に協力することにする。


 小池はさおりに、神崎に酷評されたのは、本間がクビになった後だ
と教える。本間が、面川が自分の言うとおりにしていれば、あんなに
酷評されることもなかっただろうと言っていたことも。

 「小池さんは、面川さんの敵なんですか?味方なんですか?」とさ
おり。「君は?」と小池。「父は面川さんのことを恨んでました。で
も、面川さんと同じことを言ってたんです。ホテルは楽しいぞ、って。
レストラン断ってまで、死ぬまでホテルにこだわってました。ホテル
って何がそんなに魅力的なんだろうって、それが知りたくてここに来
たんです」


 久美は水道の出が悪いのも直す。ボイラーも水道も資格は沢山持っ
ているけれども、職が定まらない、と久美。


 小池は牛肉もキャンセルしてしまう。面川の注文した肉は、地元の
食材にあわないから、と。自分に従ってくれと言う面川に、「なんで
高級品にこだわるんですか?」と小池。「高級品ではなく、良い品に
こだわってるんです」と面川。「自分に任せてくれませんか?」面川
は小池に面川のメニューを作ってくれるのか問うが、小池は答えない。


 タクシーが到着し、神崎が現れる。「一日早く着いてしまいました。
いいですかね?」と神崎。

 面川は神崎を迎え入れる。


寸  評  「ホテルが好き」という台詞を聞くと、「ホテル」での高嶋の、
「姉さん、大変です」という台詞が頭の中でリフレインしてしまいま
す。

 フランス料理、このドラマが最初に放送された30年前は、フラン
ス料理って、一般的ではなかったと思うのですが、今では一般の日本
人が、フランス料理のフルコースを食べたことがあるでしょうし、ホ
テルと言っても、フランス料理だけでなく、イタリアンでも、中華で
も和食でもエスニックでもいいわけです。その30年間のギャップを
これから、どうしていくのでしょうか?八ヶ岳も、30年の間には、
パプルもあり、バブルもはじけ、清里駅前も夏休みには原宿並みの雑
踏と化しています。

 このドラマが惹きつける要素としては、矢野社長の陰謀ですよね。
どうするのでしょう。

 こんなホテルがあったら泊まってみたいと思いますが、でも、値段
次第ですね。どちらかといえば、「ペンション」と呼んで欲しいイメ
ージです。でも、あのマットレスを叩いているシーン、いくらシーツ
をかぶせるといっても、あんなに破れていては......

執 筆 者 鈴木(sumire_@anet.ne.jp)

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2. 編集後記
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 今、わたしのまわりでは、風邪がとても流行っています。「夏風邪引くXX」
とか、思い出してしまいます。
 かくいうわたしも引いてしまいました。最初鼻が出た時は、花粉症は終わっ
たはずなのに、なんのアレルギーが!?と思ったのですが、だんだん咳が出て、
のどが痛くなって、しまいに熱が出て......疑う余地もなく、風邪です。
 たちの悪い風邪を引いた人は、熱が40度出るとか、お腹を壊すとか言って
いました。
 皆様も、是非、お気を付けください。(鈴木)

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