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タイトル:Daily Drama Express 2003/07/09 幸福の王子(2)  2003/07/15


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/07/09 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 幸福の王子
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 鳴川周平(本木雅弘)
          安元海 (菅野美穂)
          与田良介(渡辺篤郎)
          光石繭 (綾瀬はるか)
          光石桃子(井森美幸)
         見城則子(坂下千里子)
脚  本 遊川和彦

あらすじ  幸福の王子 第2章
  「最愛の女性を一人ぼっちで死なせた理由」

 ナレーション 〈これは、王子様の悲しい恋のお話。 出逢った頃
は とても幸せだったのに、王子様が愛したお姫様は もうこの世に
無く、王子様も もう目覚める事は無い。〉

 植物状態の周平を見守る繭が、自分を入院させ心臓の手術もしてく
れるという医師良介に訊ねる。
 繭 「どうして、先生はこんなに親切なの?」
 良介「あいつに借りがあるんだよ。 ・・・借りというより もっ
とひどい事をしたんだ。 ・・・もし親友の恋人を愛してしまったら、
君はその恋人を奪うかい? それとも 諦めるかい?」

良介の告白・12年前の回想
 平成3年 周平と海は、順調に交際を続けていた。 この年、周平
・良介・海は揃って卒業を迎える。 良介は、周平の答案を見て単位
を取るほど要領が良く、周平の父の紹介で研修先を決めていた。 ま
た、定食屋の娘 海は、音大出ではないというハンデを背負いながら、
オーケストラの入団試験に挑む。 受かったら 周平にプロポーズす
るつもりなのだ。

  海は、周平にも ウィーンへのピアノ留学を勧める。
 海 「周平、両親を裏切れないんだろうけど、本当は音楽やりたい
んじゃないの?」
周平は、海の心遣いを喜びながらも 悩む。 周平は、16年前弟が亡
くなったせいで両親を裏切れなくなっていた。 その他にも秘密があ
るのだが、海にも話せずにいた。 それでも信じてくれる海に音楽の
道に進む事を誓う。

 海と約束したピアノの受験日、トラックの前に飛び出した親子連れ
を救い、手に傷を負った周平。お金が無いために 病気の子供が手術
を受けられないという親子を 医師である父に助けて貰う。 その父
に 周平は 卒業したら 医師にならず音楽の道に進むと話す。 そ
して、良介にも 海にプロポーズする事を打ち明ける。

 2人の告白を聞き、それまで見守ってきた良介に 悪意が芽生える。
 周平同様 海が好きな良介は、実家が裕福で 頭も良く 何もかも
手に入れる周平が 妬ましかった。 良介は 周平の両親が望む良家
の娘見城則子に 周平を誘惑する様そそのかす。

 海と約束した謝恩会の日、周平は 則子からの助けを求める電話を
受ける。 しかし、その嘘に気付き振り切ろうとする周平に、すがり
付く則子。
 則子「私の親の援助が無ければ、あなたの家の病院は 潰れてしま
うかもしれません。」
 2人がホテルにいる所を 海が見てしまう。 ショックを受ける海
だったが、それでも周平を信じようとする。 良介に、2年前 周平
の告白を受けた約束の公園で待っていると 伝言を頼む。

 しかし、周平の所に来た良介は 海との約束を果たさず、自分も海
が好きな事を告白し ひざまずき譲ってくれるよう頼む。 良介や則
子の言葉に呆然とした周平は、戻った自宅で、ノートに書かれた『ひ
とごろし』という謎の幼い文字を見つめる。

 雨の中待っていた海は、公衆電話から周平に話しかける。
 海 「良ちゃんから聞いてくれた? 私は気にしてないから。 私、
オーケストラ受かったんだ、周平。」
告白しようとする海を 遮る周平。
 周平「・・・海、別れよう。」
周平の突然の言葉に驚き、ぼんやり歩き出す海。 ふと気付いた何か
に向かっていて、車に撥ねられてしまう。 赤い傘が宙を舞い、海を
見守っていた良介が 驚き駆け寄る。 
 良介「海ちゃん!」
雨に打たれ、路上に倒れている海。

 良介の告白〈こうして僕は、2人を引き裂いた。 そして、もっと
ひどい事を 僕は2人にしてしまうんだ。〉


寸  評  周平の行動には 何か理由があるようです。 おそらく、弟の死
と関係があるのですね。 良介もそうですが、しょく罪をするために
何ができるか、それもテーマの一つの様な気がします。 そして、
「悪い事をしたら、天国に行けない」と「好きな人には好きと言わな
くちゃいけない」という 2つのキーワードが、常に 周平に付きま
とってくるようです。

 CMで テーマ曲がかかる度に 頑張れ頑張れと応援したい気持ち
になります。 悲しい結末はわかっているのに、不思議に明るく 希
望を持ちたくなる曲です。

執 筆 者 飯塚(iizuka.g@infoseek.to)

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2. 編集後記
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 1回目は 読み返す度に、下手で反省するばかりでした。 申し訳ありませ
ん。 2回目を見て、だんだん言わんとする事が見えてきたように思います。
 これからも、テーマから外れずに お伝えできればと思います。(飯塚)

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