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タイトル:Daily Drama Express 2003/07/03 愛するために愛されたい(1)  2003/07/11


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/07/03 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 愛するために愛されたい
局  名 TBS系
放映日時 木曜21時
キャスト 秋山元治(坂口憲二)
 山崎理沙(菊川怜)
 宮田哲史(柳葉敏郎)
 星野真二(武田修宏)
 樋口恭子(山田優)
 神崎裕未(曲山えり)
 北川亮介(遠藤直哉)
 水端万里子(斉木のか)
 蓮見考一郎(草刈 正雄)
 仁科玲子(黒木瞳)
脚  本 梅田 みか
 武井 彩

あらすじ  もし、 “出会い” が偶然ではなく、果てしない宇宙の仕組みの中で
何億年もの昔から神によって定められていたとしたら――。


 ホテルのベッドの上。秋山元治(坂口憲二)が目覚める。

 ソウルのオフィス。徹夜明けでプレゼンの資料をまとめる人々。作業が
終了する。完成した仕事を仲間達と喜ぶ間も惜しみ、仁科玲子(黒木 瞳)
はホテルへ戻ろうとする。「危ないからタクシーを呼ぶよ」と声をかける
同僚に「大丈夫。私は私の道を行くわ・・・」と返し、玲子はオフィスを
後にする。

 ベッドから起き出し、シャワーを浴びる秋山。パイロットスーツに身を
包んだ彼はセスナに乗り大空を自在に飛行する。

 ソウルの街中を走る玲子。暴漢に襲われたのだ。金と自分の体の危機を
感じ、必死に逃げるがビルの屋上に追い詰められた。暴漢ともみ合いにな
り、サンダルが脱げる。玲子はそのまま屋上から落ちてしまう。

 屋上から落ちて行く玲子とセスナで飛行する秋山が一瞬交錯する。


 玲子が目を覚ます。そこは公園の芝生の上だった。屋上から落ちたのは
夢だったのか?確かめてみるが、怪我も衣服の乱れもない。バッグもある。
だが、立ちあがって気づく。なぜか裸足だった。「私…一体どうやってこ
こまで…?」何も思い出せない。仕方なく、適当に見つくろったサンダル
を購入し、急いで会社に向かう。


 日本。JASDA(日本宇宙産業開発機構)に颯爽と入って行く気の強そう
な女性、山崎理沙(菊川 怜)。時間ぎりぎりの出社だが、全く動じてい
ない。

 訓練施設に行くと、パイロットの宮田哲史(柳葉敏郎)と星野真二(武
田修宏)はすでに席に着いている。宮田に遅れた事を咎められるが、あや
まらない。あきれる宮田。「さすが数学の天才。遅刻の言い訳も並みじゃ
ないなぁ」星野がフォローを入れる。

 だが、最悪な雰囲気の中、訓練が始まると…二人は淀みなく鮮やかに業
務をこなして行く。性格はさておき、理沙のパイロット資質は申し分ない
のだ。

 ソウル。日本投資銀行が手がける、日本人初の有人宇宙飛行計画。ディ
レクターである玲子がプレゼンを行い、重役達の確かな手応えを得る。資
金繰りは上手く行きそうだ。決め手はパイロットを1人減らし、代わりに
社長がシャトルに搭乗する、というもの。

 プレゼンが終わり、携帯で嬉しそうに結果報告をする玲子。相手は
JASDAの宮田だ。有人宇宙飛行計画は二人がプランを立て二年がかりで進
めて来たのだ。夜に再び話す約束をし、二人は電話を切る。

 朱色のドレスをまとい出かける玲子。これからオペラの鑑賞会があるの
だ。


 JASDAの図書ルームで必死に自習する理沙。傍にいて自分を見つめる星
野に全く気付かない。星野は黙ってその場を去る。


 オペラ鑑賞会の待合室。着飾った男女がグラスを片手に談笑している。
玲子は独りで壁際に立っている男(秋山)に眼を留める。


 JASDAのトレーニングルーム。宮田を突然の立ちくらみが襲う。「お疲
れですか?」後から来た理沙が声をかける。「いや」平静を装う宮田。
「宇宙飛行士の平均年齢は34歳。無理しないで下さい」理沙からキツイ一
言。星野がフォローを入れる。笑って星野に応えるが、宮田の顔が暗く曇
る。

 オペラの休憩時間。待合室に来た玲子は気になって、再び壁際を見る。
相変わらずうつむき加減の秋山が独りで立たずんでいる。

 視線に気付いた秋山がゆっくりと顔を上げ、玲子を見た。そのまま二人
は見つめ合う。沈黙を破り、玲子が秋山に話しかける。「期待はずれだっ
たわ…ソプラノ」。「期待はずれだった…チェロが」秋山が答えた。

 ソウルの市場をあてもなく歩く秋山。その後を玲子が尾ける。しつこく
絡む商人に捕まった秋山を、玲子が話術で助けてやる。

 その時、宮田から玲子へ電話が入る。宮田が言いたかったという、昼間
の話の続き。それは、宮田がシャトルのパイロットを辞退する、という内
容だった。動揺する玲子に、自分の後任としてNASAで一緒に訓練した男を
推薦する、と宮田は言った。納得できない玲子は、必死に宮田を説得する
が、とりつくしまもない。

 電話を切った玲子に秋山が先ほどの礼を言ってくる。我に返った玲子は、
自分の靴ずれに気付く。昼間、慌てて買った靴が合わなかったらしい。痛
みにしゃがみ込む玲子を見かね、秋山がホテルまで送る事になった。

 夜の舗道を歩きながら、二人は取り留めのない話をする。秋山はソウル
に来た理由を「飛行機…この街には空を飛ぶ自由がある」と答えた。ふざ
けた玲子が星空を指差し「宇宙に神様っていると思う?」と尋ねると
「・・・いる。宇宙に神様がいない事を知るのが怖い」秋山は真面目に返
した。

 二人はバーに行く。会話のはずみで、玲子は秋山にキスをした。そのま
ま膝の上で眠ってしまった玲子。秋山は玲子を抱き上げ店を出る。玲子は
ビルの屋上から落ちる夢を見ていた。リアルな夢から目覚めると、そこは、
自分が泊まっているホテルのベッドの上だった。

 JASDAでは理沙のサブ・パイロット訓練が行われている。EMERGENCYを見
事に切り抜けた理沙。星野のジョークへの返答も、自信と野心に満ち溢れ
ている。

 意を決した宮田は、理沙・星野・北川亮介(遠藤直哉)を別室に呼び、
自分はパイロットを辞退すると告げる。驚く三人。「じゃあ誰が代わりの
パイロットを?」星野が問いかけると、理沙は期待に眼を輝かせる。

 だが、宮田の口から出た言葉は「新しい人間を呼ぶ」。理沙は「自分が
一番適任だ」と宮田に食ってかかる。

 宮田は「パイロットは人間性・技術・経験を兼ね備えた者でなければな
らない」、理沙には時間が足りないのだ、と言う。理沙は唇を噛む。

 『秋山元治。NASAで宮田と共に訓練を積んだ男。』

 理沙には、秋元のミッションスペシャリストとして彼をサポートして欲
しい、と宮田が言う。理沙は、3ヶ月の訓練内に秋山ではなく自分こそが
パイロットにふさわしいと認めさせてみせる、と言い切る。


 その頃、秋元は両親が住む香港にいた。部屋の中でひとり、一心にチェ
ロを弾いていた。


 なぜパイロットを辞退するのか、星野が真相を尋ねるが、宮田は黙った
まま。

 理沙はセキュリティをかいくぐってセンターのデータベースから秋元の
経歴を盗み出す。その中にあった情報・・・「アメリカ空軍在籍中、パレ
スチナ紛争での編隊爆撃で子供二名死亡。彼の直接の攻撃であるのかは不
明」

 秋元はかつての戦闘の結果を今も引きずっていた。自分は宇宙を飛ぶ資
格がない人間だと。そして、宮田はそんな秋元をどうしても宇宙に飛ばし
てやりたいと考えていたのだ。


 玲子は日本に戻るなり、蓮見考一郎(草刈正雄)が経営するダンスフロ
アに直行した。玲子の帰国を祝い、シャンパンで乾杯する二人。

 目ざとい蓮見は玲子の変化に気付いていた。ソウルで何かあったのかと
聞かれ、「私は何かを渇望しているの。何かはわからないけど」と玲子。
「君は神に選ばれた人間だ。人は常に失われたものを探しているものだよ」
蓮見は答えた。


 JASDAの訓練センター。理沙は宮田に空港まで秋元を迎えに行くよう命
じられる。憮然とした表情の理沙。

 オフィスにいる玲子に宮田から電話が入る。これからそちらに向かう所
だと言う玲子に、自分の後任者の資料を送ったので見て欲しいと告げる。
ため息を付きながら宮田のメールをチェックする玲子。

 宮田の後任者、秋山元治の経歴書。一番下に写真へのリンクがあった。
何気なくクリックした玲子はハッと息を飲む。そこに表示された写真の男
は……ソウルで不思議な出会いをした、あの男だった。


 空港ロビー。資料の写真と人ごみを見比べ、必死に秋元を探す北川とそ
っぽを向いている理沙。「いた」という北川の声に理沙はそちらを見る。

 通路にチェロひとつだけ持った秋元が立っている。理沙達に気付いた秋
元が、まっすぐこちらに歩いて来る。秋元をじっと見つめる理沙。なぜか、
秋元から視線をはずせない…。



寸  評   冒頭のシャワーシーンを筆頭に坂口憲二のサービスショット満載でし
た(笑。
 思ったよりテンポがいいドラマですね。ソウルの美しい風景、活気のあ
る市場、美男美女。ダンスにチェロに宇宙旅行に豪華な鑑賞会。いろんな
意味で非日常的なドラマです。
 舞台は日本に移りました。大人のファンタジック・ラブストーリーとい
う事ですが、様々なパーツが一体どんなストーリで結ばれていくのでしょ
うか。

 濃い顔の主人公&宇宙飛行士・・・
 なぜか「ロケット・ボーイ」を思い出しました。内容全然違いますが。

執 筆 者 ごんた(gonta_tvdr@hotmail.com)

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2. 編集後記
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 楽しく見ちゃいました。っていうか、つっこみ所いっぱいです(笑。

 みなさん、はじめまして。
 今回、初めて執筆担当させていただきます、ごんたと申します(^^)。
 春クールでは「ぼくの魔法使い」にはまってました。クドカン最高!

 ・・えと、こんな自分が大人のドラマをきちんとお伝えできるのか一と抹の不安が残りますが、最後までよろしくお付き合い願います。
 わかりにくい部分・間違いなどありましたら教えて下さいね。

 #ミッション・スペシャリストってなんだろう?
 ##土曜日は「ぼくの・・」が最終回です。楽しみ!(ごんた)

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