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タイトル:Daily Drama Express 2003/07/03 Dr. コトー(1)  2003/07/11


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2003/07/03 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル Dr.コトー診療所
局  名 フジテレビ
放映日時 木曜22時
キャスト 五島健助(吉岡秀隆)
 星野彩佳(柴咲コウ)
 原剛利 (時任三郎)
 西山茉莉子(大塚寧々)
 原沢咲 (石田ゆり子)
 内つる子(千石規子)
 安藤重雄(泉谷しげる)
 和田一範(筧利夫)
 星野正一(小林薫)


脚  本 吉田紀子

あらすじ  東京の大学病院で外科医として活躍していた五島健助(吉岡秀隆)は、
あるきっかけから離島勤務を志すことになり、南の島の「志木那島」役場
職員星野(小林薫)に請われて、「志木那島診療所」に迎えられることに
なった。
 定期便のエンジントラブルのため、漁船に乗り換え、ひどい船酔いに悩
まされながらもなんとか島に到着するが、まず最初の仕事は、心筋梗塞で
亡くなったばかりの老人の死亡診断書を書くことだった。島の人々の自分
に対する目も冷たく、携帯電話は”圏外”表示、古ぼけた診療所内の設備
といったら、手術もまともにできないありさまだった。
 
 診療所には、星野の娘である看護士の彩佳(柴咲コウ)と、カメラが趣
味の役場職員兼診療所事務長の和田(筧利夫)が勤務する。診療初日、患
者が一人も来ず、手持ち無沙汰の五島に、彩佳は、「この診療所がするこ
とは応急手当だけ。本当に具合の悪い人は、船で6時間かかっても本土の
病院に行く。誰もこんな診療所には来ない!」と、島の医療の現実を突き
つける。そして、この時初めて五島は、これまでに星野が苦労してこの島
の診療所に呼び寄せた医師たちがみな、長続きしなかったり、いいかげん
だったりひどい状況で、来てくれる医者が見つからずどうしようもなくな
って、台湾人の医師を招いたこともあったことなど、同じ医師である自分
に対する島民の不信感の訳を知る。だまして島に連れてきた事をわびる星
野だったが、五島は、死亡診断書を書くためにここに来たわけではないこ
と、そして東京に帰るつもりもないことを告げる。
 
 一方、島の漁師、原(時任三郎)の息子タケヒロは、同級生のクニオた
ちに「漁師の息子なのに泳げない弱虫」といじめられていた。タケヒロは、
以前から右腹部に痛みを感じていたが、誰にも言えずにいた。ある晩、タ
ケヒロはクニオたちとの約束で、”光る石”を探しに行ったが、海辺の洞
窟内で腹部の痛みと高熱のため倒れてしまう。何となくタケヒロを気にし
ていたクニオが発見し、五島に知らせる。
 昼間和田が修理した自転車に飛び乗り、診察に駆けつけた五島は、”腹
膜炎を併発した虫垂炎”と診断、すぐに手術を、と原に頼むが、「妻を殺
した島の医者は信用できない。絶対に本土の病院に連れて行く」と、むり
やり自分の漁船に息子を連れて乗り込む。五島は、医療器具一式を持って
来させた彩佳、和田とともに付き添いとして同行する。
 
 苦しむタケヒロ・・・。絶対に本土までは持たないと判断した五島は、
船上で手術する決意をし、船のキーを海中に投げ捨てる。つかみかかる原、
今にも五島を船べりから落としてしまいそうな勢いだ。必死の思いで五島
が説得を続けると、原は、4年前妻が死んだのは、島の診療所の医師が心
臓病をただのカゼと誤診し、何の検査も行わなかったせいだと告白する。
五島は絶対にタケヒロを助けると約束、かくして船の上で手術が始まる。
 危険な状態をきりぬけ、縫合、手術は終了し、夜がしらじらと明けてく
る。五島がポケットから鍵を原に差し出す。「さっき投げた鍵は診療所の
鍵です。」いきなり船酔いに襲われる五島の頬を、朝日が照らし出す。
 本土に到着し、原父子は救急車で病院へ向かう。それを見送る五島たち
診療所スタッフ。彩佳は、「医師として正しかったけれど、もう二度とこ
んなのはイヤだ」と微笑む。充実感に包まれる五島だったが、帰りの船が
8時間かかると聞き、まだ乗ってもいないのにまたもや吐き気をもよおし
てしまう。
 
 数日後、退院してきたタケヒロに、クニオはいじめていたことを謝り、
手術中泣かなかった勇気のしるしとして、例の”光る石”を手渡す。
 一方診療所では、五島が、必要な設備、器具の膨大なリストを星野に依
頼していると、タケヒロ、クニオの2人がやってきてプレゼントを作った
と言う。外に出てみると、診療所の屋根には、「ドクターコトー診療所」
と白地にハデに大きく書かれた旗・・・五島は”コトー”と聞き間違えら
れていたのであった。この先まだまだ難題だらけに違いないと、困った顔
をしながらも五島・・・いや、コトーは、もう一度、誇らしげに海風には
ためくその旗を見上げるのであった。


寸  評  初回1時間半、つかみとしてはよい内容だったと思います。この先コ
トーは、さまざまな難題を、苦労しながら、或いは誰かの助けを借りなが
ら、克服していき、最終的にはこの島になくてはならない存在になってい
き、当初多少頼りなさげな感じだった彼が、人間として、また医師として、
成長していくのでしょう(ちなみに原作マンガは読んだことがありませ
ん)。
 また、今回のあらすじには書きませんでしたが、「居酒屋まり」のママ、
茉莉子(大塚寧々)、漁労長の安藤(泉谷しげる)、島の老婆(千石規子)
など、ひとくせありそうな島民も、後々深くカラんでくるはずです。初回
は登場人物紹介って感じの出演でしたが。
 時折この島の美しい風景が映し出され、ひょっとして「北の国から」の
南の島版、「南の国から」を狙っているのかも、と制作側の意図が見える
ような見えないような・・・、と思ったのは私だけではないと思うのです。

執 筆 者 三森(anponhana@mail.goo.ne.jp)

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2. 編集後記
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 ワイシャツにアイロンかけをしながら、ペン片手にあらすじをメモしました。
(初心者なのに無謀?)もうすぐ終わると思いきや、なんとっ!!1時間半の初回
スペシャル版じゃあないかあ〜!!・・・フジテレビ今期イチオシなんでしょうか。
 時任三郎さん、テレビで久しぶりにお見かけしました。あんまりフケた感もなく
(失礼!)、すてきでした。
 文章を書くのは決して嫌いではない私でしたが、初めてのことでちょっと心配で
す。いかがでしたでしょうか。(三森)

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